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「中卒は正社員になれない」は間違い!給料事情や就活方法を解説
更新日
この記事のまとめ
- 中卒から正社員になるには、自分に合った就活方法を見つけることが大切
- 中卒の就活では、マナーに対する意識を高めたり面接対策をしたりするのがポイント
- 中卒で正社員を目指すなら、学歴不問や未経験者歓迎の求人に目を向けると良い
- 中卒から正社員を目指す前に、「高卒認定試験」を受けてみるのも方法の一つ
- 一人での就活に悩んでいる中卒者は、若年層向けの就職エージェントを活用しよう
中卒で正社員にはなれない?」と心配な方へ
中卒の就活は高卒・大卒と比べて難しい側面があるものの、自分に合ったやり方で就職活動をすれば、正社員になることは可能です。仕事探しの際に「未経験歓迎」「学歴不問」などの求人を中心に選んだり、資格取得を目指したりすることで、採用される可能性は高められます。学歴にとらわれず、前向きな気持ちで就活に取り組みましょう。
「中卒は正社員になれない」「不利」といわれる理由
中卒から正社員としての就職が不利といわれる理由には、高卒・大卒と比べて求人の選択肢が減ることが挙げられます。応募要件を「高卒以上」「大卒以上」としている企業も多いため、中卒は応募できる求人が少ないと感じる可能性があるでしょう。
また、就職市場では学歴をもって応募者の学力・能力を測る企業もあります。同じ求人に高卒者や大卒者が応募している場合、中卒者はなかなか書類選考を突破できないこともあるでしょう。
ただし、中卒から正社員を目指す人自体が少ないというのも要因の一つなので、根気良く就活をすれば正社員を目指せます。中卒者は、志望企業に対して自分の強みや熱意をアピールするのがポイントです。
中卒から正社員になる人の割合
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況(14p)」によると、学歴別の正社員の割合は以下のとおりでした。
学歴 | 正社員の割合 |
---|---|
中卒 | 35.4% |
高卒 | 56.3% |
専修学校卒 | 66.6% |
高専 ・ 短大卒 | 66.2% |
大卒 | 80.9% |
中卒者の正社員の割合は35.4%で、およそ3人に1人が就職に成功していることが分かります。対して、高卒者は56.3%、大卒者は80.9%。学歴が上がるにつれ、正社員の割合が高くなるようです。
中卒から正社員を目指すことは可能であるものの、ほかの学歴の方と比べて難易度が上がることを理解しておきましょう。
中卒で正社員になるには企業が抱く懸念を解消しよう
中卒から決意して正社員を目指す場合であっても、「進学しないのには何か理由があるのでは」「社会人として頑張っていけるだろうか」など、先入観を持たれることもあるでしょう。
面接の場で企業側が抱く懸念を払拭するためには、「中卒ならではの強み」を伝えるのがおすすめです。高卒・大卒よりも早く社会に出た経験をもとに、自身の気づきや成長につながったエピソードを話しましょう。中卒だからこそ今の自分があるとアピールできれば、採用担当者にポジティブな印象を与えられるはずです。
「中卒から正社員を目指しても大丈夫かな」と不安な方は、「中卒ニートから就職できる?働くための4つの準備とおすすめの職種をご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
正社員就職を叶える!中卒就活における3つのポイント
中卒から正社員になるために就職活動でやると良いことは、「ビジネスマナーを身につける」「選考対策に力を入れる」「プロのサポートを受ける」などです。それぞれ以下で詳しく見ていきましょう。
中卒就活におけるポイント
- 仕事で必要な基本のマナーを身につける
- 就職活動の選考対策に力を入れる
- プロから就職活動のサポートを受ける
1.仕事で必要な基本のマナーを身につける
中卒の方に限ったことではありませんが、正社員になるためには仕事で求められる基本的なマナーを身につけておくことが大切です。具体的には、「挨拶は自分から行う」「相手に失礼にならない言葉遣いや振る舞いをする」「清潔感のある身だしなみを整える」などが挙げられます。マナーや態度は学歴に関係なく、すべての社会人に求められることです。日々の生活やアルバイト経験などを通じて、マナーを身につけていきましょう。
「仕事を任せても大丈夫そうだ」と採用担当者に思ってもらえれば、内定にぐっと近づけるはずです。「仕事での立ち振る舞いのマナーとは?就活に活かせるコツをご紹介」で就活に役立つ社会人としてのマナーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.就職活動の選考対策に力を入れる
就職活動の選考対策は怠らず、しっかりと準備して本番に挑みましょう。
履歴書は、誤字脱字がないように丁寧に作成するのがポイントです。正社員経験がなくても、アルバイトの経験がある場合は、職歴欄に雇用形態を明記したうえで記載すると就活でのアピールになります。業務で身につけたスキルと、可能であれば成果や実績も自己PR欄に記載しましょう。
また、面接では、「なぜ高校に進学しなかったのか」といった質問をされる可能性があります。中卒になった理由がやむを得ない事情なのか、それとも自身の問題だったのか、真摯に回答しましょう。たとえ伝えづらい事柄であっても、ポジティブな表現になるように工夫することが大切です。
面接でスムーズな受け答えができるよう、「面接でよく聞かれる質問集!想定されるものを状況別に紹介」を参考に、定番の質問への回答をあらかじめ準備しておきましょう。
3.プロから就職活動のサポートを受ける
「就職活動のやり方が分からない」「なかなか正社員就職が決まらない」と悩んでいる中卒の方は、ハローワークや就職・転職エージェントなどで就職支援を受けるのがおすすめです。「わかものハローワーク」や若年層向けのエージェントなら、就活事情に詳しい専門家に相談しながら、求人選びや面接対策といった必要なサポートが受けられます。
バイトから正社員を目指すのも方法の一つ
なかなか希望の正社員の求人が見つからないときは、いったんアルバイトや派遣で働きながら正社員を目指すのも一つの手です。企業によりますが、非正規雇用社員から正社員登用してもらえるケースもあります。
正社員登用については「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」で解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
正社員を目指す中卒者が挑戦しやすい仕事
中卒者が正社員を目指す際は、「学歴不問・未経験者歓迎の仕事」「資格なしで働ける仕事」などがチャレンジしやすくおすすめです。また、「人手不足の傾向にある仕事」も採用されやすいでしょう。
以下で詳しく解説します。
1.学歴不問・未経験歓迎の仕事
「学歴不問」とは、選考の際に学歴を問わないということです。そのため、中卒の方も応募ができます。また、「未経験OK」「未経験者歓迎」と記載されている求人は、未経験者の採用を前提としているため、教育体制が整っていたり人柄を重視したりする企業といえます。
学歴不問や未経験OKの求人が多い仕事の一例は、以下のとおりです。
- ・営業職
- ・工場作業員
- ・警備員
- ・販売/接客スタッフ
- ・公務員
営業職は学歴や経験を問われない正社員求人が多く、不動産業界やインフラ業界などあらゆる業界で活躍できる仕事といえます。そのほか、工場作業員やサービス業なども学歴不問・未経験者歓迎の求人が多い傾向です。
正社員
営業・ソリューション提案
-
年収 648万円 ~ 1,037万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
正社員
店舗管理職
-
年収 340万円 ~ 475万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,諸手当あり
公務員は試験の種類によって学歴制限がないため、中卒者も受験できます。ただし、受験の年齢制限には気をつけましょう。
なお、公務員は会社ではないため「正社員」の代わりに、「正規職員」「常勤」といった呼び方になります。
公務員に興味がある方は、「中卒から公務員を目指す!おすすめの職種4選やメリット・デメリットを解説」をぜひご覧ください。
2.資格なしで働ける仕事
無資格から就業できる仕事も、中卒者が正社員を目指しやすいでしょう。資格なしで働ける仕事の一例は、以下のとおりです。
- ・施工管理職
- ・事務職
- ・コールセンター(オペレーター)
- ・ウェディングプランナー
施工管理職は、建設現場において作業計画や労働者の安全確保などのまとめ役を担います。資格なしから挑戦した場合、一定の経験を積んだのちに「施工管理技士」の国家資格を取得するのがおすすめです。中卒から正社員を目指しやすく、キャリアアップも期待できる職種です。
詳しくは「施工管理の仕事」をチェックしてみてください。
事務職やコールセンターのオペレーター、ウェディングプランナーなども基本的には資格なしで働けます。ただし、事務職に応募する際は、パソコンやビジネスマナーのスキルを身につけておくのがおすすめです。
正社員
コールセンターオペレーター
-
年収 378万円 ~ 432万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
3.人手不足の傾向にある仕事
日本の高齢化が加速している影響もあり、業界や職種によっては深刻な働き手不足になっている例もあります。人手を増やすことを最優先としている場合は、学歴や経歴を問わず就業意欲や人柄を評価してもらえるため、中卒から就職しやすいでしょう。
人手不足の傾向にある仕事の一例は、以下のとおりです。
- ・介護職
- ・プログラマー
- ・システムエンジニア
- ・配送ドライバー
介護職は急速な高齢化に対して人材不足が問題となっており、学歴に関係なくやる気があれば正社員を目指せます。また、急速なIT化で人材供給が追いついていないとされるIT業界では、正社員のプログラマーやシステムエンジニアとして働けるチャンスがあるでしょう。
インターネットショッピングが普及している昨今、配送ドライバーも働き手不足の傾向にあります。自動車の運転免許を持っている方は、正社員のドライバーとして活躍することも可能です。フォークリフトや大型免許などを取得すれば、就職先の選択肢が増えるだけでなく、収入アップも見込めます。
正社員
訪問入浴オペレーター
-
年収 315万円 ~ 372万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
正社員
ルート配送ドライバー
-
年収 365万円 ~ 464万円
-
大手企業,未経験OK,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
中卒から正社員を目指しやすい仕事については、「中卒から就職を目指せるおすすめの職業9選!就活のコツや資格もご紹介!」と「中卒向けの就職先はある?学歴不問の職種15選と仕事探しのポイントを紹介」もあわせてご参照ください。
中卒者の給与事情
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 新規学卒者」によれば、一般労働者として働く中卒新卒者(男女計・企業規模計)の給与は18万5,400円でした。学歴別に新規学卒者の所定内給与額を表にまとめたので、ぜひご覧ください。
※企業規模計(10人以上)
学歴 | 新規学卒者の所定内給与額 |
---|---|
中卒 | 18万5,400円 |
高卒 | 18万6,800円 |
専修学校卒 | 21万4,500円 |
高専 ・ 短大卒 | 21万4,600円 |
大卒 | 23万7,300円 |
大学院 | 27万6,000円 |
参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 新規学卒者」
中学を卒業したばかりの新規中卒者の給与は18万5,400円で、高卒よりも1,400円、大卒よりも5万1,900円少ないのが実態です。高卒と比べるとそれほど差はないものの、専修学校、高専・短大、大卒、大学院と比べると約2〜9万円の差が生じています。
資格があれば給料アップも期待できる?
資格を取得すれば、より専門的な業務に従事できたり、手当がついたりする場合があるため、給料アップにつながる可能性があります。高収入を目指したい中卒の方は、次項を参考に正社員就職に役立つ資格をチェックしてみましょう。
また、「中卒者から取れる資格22選!取得するメリットや高卒認定の必要性も解説」もあわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
中卒者の正社員就職に役立つ7つの資格
この項では、中卒者が正社員を目指す際に、取得しておくと有利になるおすすめの資格を紹介します。学歴に不安のある方も、資格を取得すれば自信を持って就活に臨めるでしょう。
中卒者の正社員就職に役立つ資格
1.高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)
高等学校卒業程度認定試験とは、高校を卒業した方と同等、もしくはそれ以上の学力があるかどうかを認定する試験で、「高卒認定試験」と略されることもあります。中卒の方が試験に合格することによって、専門学校や大学の入試にチャレンジできるほか、応募条件が「高卒以上」の正社員求人に挑戦しやすくなるでしょう。
ただし、高卒認定試験に合格しても最終学歴は中卒のままなので、「高校を卒業したこと」が応募条件の場合は選考を突破するのは難しい可能性があります。そうはいっても、高卒認定を受ければ就職の選択肢が広がるため、試験を受けておいて損はないでしょう。
「高卒認定試験とは?高卒とは違う?試験費用や就活での活用方法を解説」では高卒認定試験について詳しく解説しています。
2.普通自動車免許
正社員求人のなかには、普通自動車免許の所持を応募条件としているものも少なくありません。たとえば、介護職であれば利用者の送迎業務に、営業職であれば取引先への移動手段として、自動車運転免許が求められることがあります。
また、「3.人手不足の傾向にある仕事」で紹介したドライバー職にも応募しやすくなるでしょう。そのほか、建設業や不動産業など多くの業種や職種で重宝されています。
普通自動車免許を取得するには、主に「教習所に通う方法」と「合宿にいく方法」があります。一般的に、通う方法では2〜3ヶ月、合宿では2〜3週間ほどで取得できるようです。自動車免許の受験には学歴を問われないので、年齢を満たしていれば中卒者も取得できます。
3.秘書検定
中卒者が正社員を目指すうえで会社側から懸念されやすいのが、社会人としてのマナーがあるかどうかです。秘書検定を取得しておくと、ビジネスマナーや一般常識を身につけている証明になります。受験資格に年齢や学歴の制限はなく、中卒者も挑戦できる資格です。
単にマナーや知識を覚えるだけでなく、なぜそのようなマナーが必要なのか、どのような場面で活用するのか、といったことも学べます。企業の中卒者に対する「マナー意識が不足しているのでは」というイメージを払拭することもできるでしょう。
4.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
正社員として事務系の仕事がしたいと考えている人は、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)を取得しておくと、WordやExcelなどのスキルを証明できます。事務作業では即戦力として活躍できることをアピールできるでしょう。
試験には一般レベルと上級レベル(エキスパート)があります。国際資格なので、世界中で通用する資格です。受験資格は特にないので、中卒者も受験ができます。
5.調理師
飲食業界に興味がある中卒者は、国家資格である調理師免許を取得しておくのがおすすめです。
調理師試験の受験資格は「中学校卒業以上、高等学校の入学資格を有すること」「飲食店で2年以上の調理の実務経験があること」などです。パートやアルバイトでの勤務歴(原則週4日以上、1日6時間以上)も実務経験になるので、飲食店で正社員を目指す人は取得しておくと良いでしょう。
6.介護職員初任者研修
介護業界に興味がある人は、介護職員初任者研修の資格を取得しましょう。介護職員初任者研修は介護資格の入門として、比較的取得しやすい資格です。一般的には、1〜4ヶ月ほどで取得できるといわれています。
無資格で介護の仕事に就くことも可能ですが、介護職員初任者研修を取得すれば仕事の幅が広がり、就職でも有利になるでしょう。中卒者が介護業界で正社員として挑戦する際におすすめの資格です。
7.宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産業界で正社員になりたい方におすすめの国家資格です。年齢や学歴を問わないので、中卒の方も受験できます。
具体的には、不動産取引に関する法律、税制、建築、金融など、幅広い分野の知識を学ぶ資格です。不動産取引の重要事項説明や契約書の作成など、宅地建物取引士の資格を持っていなければ担当できない業務もあるので、不動産業への就職を目指す方は取得を検討してみると良いでしょう。
資格の概要や仕事での活かし方は「ニートが宅建の資格を取れば就職できる?試験に受かる勉強法も紹介!」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
参照元
文部科学省
高等学校卒業程度認定試験 概要・パンフレット等
公益財団法人 実務技能検定協会
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公益社団法人調理技術技能センター
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厚生労働省
介護職員・介護支援専門員
一般財団法人不動産適正取引推進機構
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ハタラクティブを利用して正社員になった中卒者の体験談
ここでは、若年層向けの就職・転職エージェントであるハタラクティブを利用して、就職を成功させた方の体験談をご紹介します。「中卒から正社員になりたい」「就職活動の雰囲気を知りたい」という方は、参考にしてみてください。
D・Iさん(17・男性)の体験談(時給900円→月給24万円)
「自分の店を持つために正社員就職を目指しましたが、仕事の選び方が全く分かりませんでした。 高校を中退してからは、ずっと飲食のアルバイト生活。最初は単純に遊ぶお金のためでしたが、徐々に自分のお店を持つことが夢に。そこから正社員就職を目指すことになりました。
飲食業界の正社員として経験を積みながらお金を貯めようと思っていたものの、なかなか仕事が見つからない。そんなとき、ハタラクティブに登録しました。キャリアアドバイザーが、「数年後にどうなっているといい」という話から始めてくれたので、自分の進むべき道がすんなり見えました。
今は、しっかり稼ぎながら数年後の開店を夢見る毎日です。」
ハタラクティブの体験談は、「中卒から正社員へ 体験談」でご紹介しています。中卒から正社員として就職を成功させるヒントをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
中卒で正社員になれるかどうか不安なら
中卒から正社員として就職を目指すなら、「中卒」が応募対象となる求人情報を集める必要があります。求人情報を探す際は求人サイトで検索すると便利ですが、自分で仕事探しや応募、面接対策を行わなくてはならず、「難しそう」「面倒くさそう」などと感じることもあるでしょう。
中卒からの就活に不安を感じるなら、ハローワークや就職エージェントで就活の専門家に相談しながら進めるのがおすすめです。専門のキャリアカウンセラーに相談でき、中卒者向けの求人情報を教えてもらえます。
ハローワーク
ハローワークは、国が運営する就職支援機関なので、無料で利用することが可能です。地域に密着した求人情報が豊富な傾向にあります。大手企業の求人より中小企業の求人を探すのに向いているので、学歴を気にせず若さやポテンシャルを評価している中卒向きの正社員求人が見つかるでしょう。
また、ハローワークの相談窓口では、就職活動のアドバイスや求人紹介などをしてもらえます。35歳未満の人を対象とした「わかものハローワーク」もあるので、一度利用してみるのがおすすめです。
ハローワークの使い方は、「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」で解説しています。
参照元
厚生労働省
わかものハローワーク
就職・転職エージェント
民間の就職・転職エージェントサービスを利用するのも有効です。就職・転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが求人紹介や応募書類の添削、面接対策といったサポートをしてくれるのがメリットです。1人で就職活動を進めることに不安がある方は、積極的に利用すると良いでしょう。
また、一般公開していない非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。中卒から正社員を目指すうえで、悩みを聞いてもらえたり必要なアドバイスや情報を得られたりすることもあるので、ぜひ利用を検討してみましょう。
「中卒から正社員になれる?」「就職活動の進め方に自信がない」とお悩みの方は、ハタラクティブを利用してみてください。
ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒といった若年層向けの就職・転職エージェントです。経験豊富なキャリアアドバイザーがキャリアカウンセリングを行ったうえで、あなたの適性や要望に合った求人をご提案「学歴不問」「未経験者歓迎」「昇給あり」などの求人も多く取りそろえています。マンツーマンで対応するため、「こんなこと聞いてもいいのかな」といった不安を抱える方も相談しやすい環境です。応募先企業の傾向を踏まえた面接対策や履歴書作成のアドバイスも実施し、1分程度でできる適職診断も利用できるなど、就職活動を一貫してサポートいたします。
サービスはすべて無料でご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。
中卒で正社員を目指す際によくあるQ&A
ここでは、中卒で正社員を目指す際によくある疑問や不安をQ&A形式で解決していきます。
中卒で正社員として就職するのは無理ですか?
中卒の場合、高卒・大卒と比較して正社員になる割合が低い傾向にはあるものの、しっかりと就活対策を行うことで就職できるでしょう。学歴を気にし過ぎず、「自分に合った仕事はある」とポジティブな気持ちで就職活動と向き合うことが大切です。資格取得や面接の練習、業界研究などの基本的な就活対策をしっかり行い、準備を怠らないようにしましょう。
中卒の就職事情については、「中卒の就職率は?高卒や大卒などの学歴に比べて高い?低い?」を参考にしてみてください。
中卒フリーターから正社員になるメリットは?
「収入が安定する」「社会的信用を得やすい」「解雇のリスクが減る」「賞与・昇給ありの場合が多い」などが挙げられます。
フリーターから正社員になるかどうか迷っている方は、「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」もぜひチェックしてみてください。
中卒の男性・女性それぞれにおすすめの仕事は?
正社員を目指す中卒の男性には、飲食業や建設作業員、ドライバーなどの仕事が挑戦しやすくおすすめです。女性の場合は、販売職やコールセンター(オペレーター)などが良いでしょう。
なお、中卒の方が就職先を選ぶ際は、男女問わず学歴不問や未経験者歓迎の求人を探すのがコツです。「男性だからこの仕事をやるべき」「女性だからこの仕事は難しい」などの制限はないので、自分が興味のある職種に挑戦してみてください。
中卒で15歳ですが正社員になるにはどうすれば良いですか?
中卒者が正社員になる可能性を高める方法には、「高等学校卒業程度認定試験に合格する」「希望する仕事に活かせる資格を取る」などがあります。
諦めずに必要なスキルを身につけ、一歩一歩着実に進んでいくことで、正社員の道に近づくでしょう。中卒の就活については、「中卒ひきこもりの就職活動のコツとは?不安を解消して正社員を目指そう」も参考にしてみてください。
1人での就活に不安がある方には、就職・転職エージェントのハタラクティブがおすすめです。プロのキャリアアドバイザーが、就職活動を一対一でサポートいたします。ぜひご活用ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。