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ニート向けの就職支援サービスとは?20代・30代におすすめの機関も紹介
更新日
この記事のまとめ
- ニート向けの公的な就職支援には「ハローワーク」「ジョブカフェ」などがある
- ニート向けの就職支援サービスを利用することで、未経験の30代も効率良く就活できる
- ニート向けの就職支援には、就活から入職後までをサポートしてくれるものもある
- 就職支援サービスは、自分の状況や年齢に合ったものを複数併用するのがおすすめ
- ニートから就活を成功させるには、まず生活リズムを整えて焦らないことが重要
「ニート向けの就職支援を知りたい」「おすすめが分からない」と悩む方もいるでしょう。ハローワークやエージェントなどの就職支援を活用すれば就活対策サポートを受けられ、ニートから正社員を目指しやすくなります。
このコラムでは、20代・30代のニートにおすすめの就職支援サービスをご紹介。また、就職支援を利用するメリットや挑戦しやすい職種もまとめました。コラムを参考にして、自分に合う就職支援を見つけましょう。
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20代・30代・40代でおすすめの就職支援は異なる?
ニート向けの就職支援は年齢にかかわらず利用できるサービスが多いものの、年齢によって効果的な活用方法が異なる点もあります。この項では、20代・30代・40代に応じたおすすめの就職支援を紹介するので、自分の年齢に合った支援を考えてみてください。
ただし、就職支援の向き/不向きは個人が置かれている状況や価値観によって変わるため、あくまでも参考意見として受け止めましょう。
20代のニートは若手を対象としたサービスがおすすめ
20代のニートには、若手を対象とした就職支援サービスがおすすめです。たとえば、わかもの支援に特化したハローワークや、「既卒・第二新卒・フリーター向け」の就職・転職エージェントなどがあります。
そのような就職支援サービスでは、正社員の経験がない20代や空白期間がある人に効果的な就活対策に力を入れているのが特徴です。
20代はスキルや経験がなくても就職しやすい年代なので、適切な支援を受けて早めの内定獲得を目指しましょう。
30代は多種多様な就職支援を活用しよう
30代の就職活動では経験や実績が求められるようになり、ニートの経歴は20代に比べると不利に働きやすくなります。そのため、就職支援サービスをいくつか組み合わせて、可能性の幅を広げるのがおすすめです。
たとえば、ハローワークと就職・転職エージェントを併用したり、さらに職業訓練も受けたりするといった方法が考えられます。また、30代半ばまでは20代向け就職支援の対象に含まれる場合もあるので、多種多様な就職支援に当たってみましょう。
40代は特化型の就職支援を積極的に使うのが望ましい
40代になるとニートからの就職は難易度が高くなります。しかし、40代を対象とした就職支援サービスでは年齢不問の求人を紹介してもらえる可能性もあるので、ミドル特化型の支援を積極的に活用しましょう。ハローワークや就職・転職エージェントにも、「40歳以上の方向け」「ミドル対象」といったサービスがあります。
就職氷河期世代に向けた支援策もある
厚生労働省では事業主に対し、いわゆる就職氷河期世代(年齢がおおむね35〜56歳の人)の採用を検討するように促しています。就職氷河期世代は、バブル経済崩壊後の就職が厳しい時期に学校を卒業しており、非正規雇用やニートになった人が多い世代です。
全国の主要なハローワークでは、就職氷河期世代を専門に窓口を設置し就職支援を行っています。ニートで就職に悩んでいる人や、引きこもり状態で就労支援を必要としている人などが対象です。また、「年齢不問」「選考は面接のみ」といった就職氷河期世代を歓迎する求人を紹介してもらえるので、該当する年代の方は利用を検討してみてください。
参照元
厚生労働省
就職氷河期世代の方々への支援のご案内
10代~40代におけるニートの実態
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)平均結果」では、2013年からの10年間における若年無業者(15~34 歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない者)の調査を掲載しています。この項では、調査をもとにニートの実態について解説するので、参考にしてみてください。
完全失業者は減少傾向
同調査の「2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、2013年からの完全失業者の推移は以下のとおりです。
引用:総務省統計局「完全失業率の推移(図I-7)」
男女計の完全失業率は、2013年は4.0%でしたが、2023年には2.6%まで減少しています。男女いずれも減少しており、さらに年齢階級別の調査でも全階級で減少という結果です。
したがって、社会全体として完全失業率は下がりつつあるといえます。
ニートの数はほぼ横ばいで推移している
同調査によると、15〜34歳の若年無業者は2013年からほぼ横ばいで推移しており、完全失業率が減少しているのに対し動きが少ないようです。
引用:総務省統計局「若年無業者及び 35~44 歳無業者の数及び人口に占める割合の推移(図I-10)」
2013年からの推移を見ると、35〜44歳の無業者はわずかに減っており、反対に15〜24歳の若年無業者が増えています。また、2022年と比較した場合、若年無業者は2万人増えて59万人もいることが分かりました。地域別では、特に南関東(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)で増えているのが特徴です。
参照元
総務省統計局
労働力調査
ニートにおすすめする5つの就職支援
ニート状態で就活をする場合、手厚いサポートが受けられる就職支援を利用するのがおすすめ。就活経験がなかったり少なかったりしても、選考対策や面接練習などのサポートによって効率的に就活が進められます。
以下は、ニートの方におすすめの就職支援サービスです。これから就職支援を受けようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ニートにおすすめする就職支援
- ハローワーク
- ジョブカフェ
- 若者サポートステーション
- 社会人インターンシップ
- 就職・転職エージェント
1.ハローワーク
ハローワークは、国が所管する公共職業安定所です。職業紹介を中心に、職業訓練や各種セミナー、雇用保険関係の手続きなども行っています。
求人を探すときは、ハローワーク内にあるパソコンで検索できるほか、窓口で相談すると職員が一緒に探してくれることも。さらに、必要であれば面接対策や履歴書の添削もしてくれます。
厚生労働省の「ハローワーク」によると、ハローワークは全国500ヶ所に設置されているので、足を運びやすいのが特徴。求人紹介から面接対策まで幅広いサポートを行っているため、「どんな就職支援が良いか分からない」というニートの方は、一度ハローワークに足を運んでみるのも良いでしょう。
2.ジョブカフェ
ジョブカフェは都道府県が主体的に設置している施設で、個別相談やセミナー、イベントなどを主に行っています。厚生労働省の「ジョブカフェにおける支援」によると、都道府県によって「就職支援センター」「しごとセンター」など名称が異なるほか、ハローワークに併設されている場合もあるようです。
ジョブカフェは、定着支援として就職後のアフターフォローを行っているのも特徴の一つ。職場の悩みや不安などの相談に乗ってもらえます。さらに、仕事で忙しい方に向けて、メールやオンラインでも相談対応を行うジョブカフェが増えているようです。
なお、ジョブカフェは各地域の特色を活かしたサービスの提供を行っているので、利用できる上限年齢やサービス内容は地域によって異なります。気になる方は、お近くのジョブカフェのWebサイトを確認してみましょう。
3.若者サポートステーション
厚生労働省の「サポステとは」によると、若者サポートステーションは、15歳から49歳までの働くことに悩みを抱えた方を対象とした就活支援サービスです。全国で177ヶ所に設置されているため、お住まいの地域から通いやすい若者サポートステーションが見つかるでしょう。
ジョブカフェでは、キャリアコンサルタントが相談に乗ってくれるため、無理せず悩みや問題と向き合うことから始められます。また、就労体験ができる集中訓練プログラムやジョブトレ、コミュニケーションやマナーに関する講座など、受けられるサポートはさまざま。「働き出したいけど、不安が多くて動き出せない」という方におすすめの就職支援といえます。
4.社会人インターンシップ
就職する前に仕事を体験してみたい方は、社会人インターンシップの利用もおすすめです。インターンシップと聞くと一般的には学生のイメージが強いものの、社会人のインターン生を募集している企業もあります。採用期間は、3ヶ月や2週間などさまざま。働くことに不安な場合も、期間が決まっていれば挑戦しやすいでしょう。
また、実際に働いてみることで、「想像と違った」「もっと△△な仕事がしたい」など、働くイメージを具体的に持つきっかけになることも。インターン先の企業とマッチすれば、そのまま正社員として採用される可能性もあるようです。気になる業界や企業があれば、社会人インターンシップを行っていないか確認してみるのも良いでしょう。
ニート向けの就職支援についてより詳しく知りたい方は「無職におすすめの就職支援とは?年代別のおすすめをご紹介」のコラムでもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
5.就職・転職エージェント
「就職活動の全面的なサポートを受けたい」というニートには、就職・転職エージェントがおすすめ。就職・転職エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが求職者向けに就職相談や求人紹介、就活のアドバイスなどを提供する民間のサービスです。サービスによっては、面接対策や履歴書の添削だけでなく面接日の予定調整をしてくれることも。
応募先の企業と直接やりとりすることに不安があるニートの方にはおすすめの就職支援です。
前述のとおり、就職・転職エージェントのなかには、若年層や就職未経験者に特化した就職支援を行っているサービスも存在します。就職支援サービスの多くは無料で受けられるので、気になるサービスがあれば、気軽に相談してみましょう。
ニートを支援するNPOもある
ニート期間が長く引きこもり状態にある方は、就労支援や自立支援を行っているNPOを利用する方法もあります。NPOによって支援内容は異なり、個別カウンセリングや職場実習などさまざまです。「内閣府NPOホームページ」では約4万9,000件のNPO法人を検索できるので、興味のある方は活用してみましょう。参照元
内閣府NPOホームページ
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正社員経験のあるニートにおすすめの就職支援サービス
現在ニートの方のなかには、過去に正社員として働いた経験がある人もいるでしょう。正社員の経験があれば転職者として就活ができ、利用できる就職支援の幅も広がります。
転職者向けの就職エージェント
正社員として勤務経験がある方には、転職者向けの就職エージェントがおすすめ。大手の転職エージェントでは、幅広い求人情報を多く保有しています。前職での業務や勤務条件、将来のキャリアなどを考慮したうえで転職に関するアドバイスや就職支援を受けられるでしょう。
ただし、ニート期間が長過ぎると採用ハードルが上がることもあるので、注意が必要です。
転職サイト
転職サイトは正社員経験がある人を対象としています。そのため、「業界経験者」「○○の経験3年以上」といった応募条件の求人が多いのが特徴です。「ブランクOK」という求人もあるので、過去の経験を活かして就職したいニートには利用価値があるでしょう。
なお、転職サイトから応募すると、専門スキルを持つ人やマネージャー経験者などがライバルとなる可能性もあるので、一本化は避けるのが無難です。できれば、ほかの就職支援サービスと併用するのが望ましいでしょう。
求職者支援制度
正社員経験のあるニートは、厚生労働省の「求職者支援制度」が利用できる可能性があります。
求職者支援制度は雇用保険を受給できない人を対象としており、月10万円の給付を受けながら無料の職業訓練を受けられる制度です。
また、訓練期間中または修了後にはハローワークの就職支援を受けられるので、スキルを身につけながら就職が叶う場合もあるでしょう。
なお、月10万円の給付を受けるには、「世帯収入が月30万円以下」「過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない」などの要件があります。支援金をもらいながら職業訓練を受けてニート脱却を目指したい場合は、詳しい要件をハローワークに問い合わせてみてください。
参照元
厚生労働省
求職者支援制度のご案内
ニートが就職支援サービスを利用するときの注意点
ニートから就職支援を利用するときには、履歴書の添削や面接対策などを行ってくれる施設やサービスを選ぶようにしましょう。就活経験が少ない場合は、就職支援のサポート内容が自分に合っていないと、非効率な就活になる恐れも。以下でニートが就職支援を受けるときの注意点を詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。
求人サイトだけを頼りに就活しない
就職支援サービスを利用する際、求人サイトだけを頼りに就活しないようにしましょう。
就活を始める際、まずは求人サイトに登録する方が多いもの。しかし、求人サイトは、多くの求人情報から興味のある企業を自分で探さなければいけません。さらに、応募後は履歴書の用意や面接日時のやりとりなど、準備や必要なやりとりをすべて自分で行う必要があります。
就活経験が少ない場合は、選考を通過する書類作成のコツが分からずに書類選考で落ちてしまったり、不採用の結果が続いて自信を失ってしまったりする恐れも。1人で就活を進めることに不安を抱えている場合は、履歴書添削や面接対策などの手厚いサポートを実施している就職支援を活用するのがおすすめです。
職歴や経歴を重視されない求人を見る
ニートから就活を始める場合は、未経験歓迎や年齢を問わない求人を探してみましょう。職歴や経歴を重視する求人に応募するには、空白期間があると不利になる場合があります。
また、未経験者を歓迎する企業では、教育体制を整えていたり、研修が充実していたりすることも多いです。そのため、社会人経験がないニートも安心して業務に慣れていけるでしょう。「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムでは、未経験歓迎の求人を探すコツを詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
ニートにとって就職支援の魅力とは
ニートがハローワークや就職・転職エージェントなどの就職支援を受けると、適性に合った仕事に就きやすいのが魅力です。また、キャリアアドバイザーによって必要な就活対策を漏れなく行えるのもメリットといえるでしょう。
1.マッチ度の高い仕事に就きやすい
就職支援サービスを利用すると強みや価値観、適性などを客観的に分析できるため、マッチ度の高い仕事に就きやすいのが魅力です。
就職支援サービスでは、キャリアアドバイザーによるカウンセリングを行い、就職の希望や将来の目標などを洗い出します。また、キャリアアドバイザーとともに自己分析を行うこともできるため、思い込みや判断ミスを減らせるでしょう。
1人で就活対策を行うのに比べてミスマッチを回避しやすく、自分に合った職場に出会える確率が高められるといえます。
2.必要な就活対策を網羅できる
就職支援サービスでは、求職者に合わせて必要な対策を提案してくれます。そのため、対策漏れや元外れな努力を避けやすく、やるべきことに集中できるのも魅力の一つです。
たとえば、経歴がないニートに対する職務経歴書の書き方や、面接に不安がある人への面接練習など、さまざまなサービスから必要な対策を提案してくれるでしょう。
3.職場定着までサポートしてくれる場合もある
就職支援サービスのなかには、就職後の職場定着までサポートしてくれるところもあります。就職後に、「職場に馴染めない」「コミュニケーションがうまくいかない」といった悩みを抱えてしまうと、再びニートに戻る恐れも。そのようなとき、悩みや不安を相談できる相手がいるのは心強いでしょう。
早期離職を避けられれば、長く仕事を続けられる可能性が高くなります。ニート期間が長く職場定着に不安がある人は、就職後の支援があるサービスを選ぶのがおすすめです。
ニートから就職しやすいといわれる5つの職種
福祉系専門職や営業職は未経験歓迎や年齢不問の求人が多いため、ニートからの就職におすすめの職種です。ここでは、ニートの方が就職しやすい職種を紹介します。「どんな仕事がしたいか分からない」という場合は、これから紹介する職種を参考にしてみてください。
ニートから就職しやすいといわれる業種
- 福祉系専門職
- 営業職
- IT系技術職
- ドライバー
- 清掃員
1.福祉系専門職
福祉系専門職とは、高齢者や障がい者向けの施設で生活援助やサポートを行うスタッフのこと。高齢化が進む日本では福祉系専門職のニーズが年々高まっており、多くの人材を必要としています。
福祉系専門職は無資格・未経験から始められる職種もあり、ニートから応募しやすい傾向にあるでしょう。施設によっては、入社後に働きながら資格取得を目指すことも可能なので、長く安定して活躍できる職種です。
2.営業職
営業職は、自社が提供する商品やサービスを購入してもらうことを目的に、クライアントの企業や消費者に営業を掛けるのが仕事。無資格・未経験から始めやすい職種なので、ニートから挑戦しやすいでしょう。
営業の経験を積むと、コミュニケーションスキルや商品に関する知識を身につけられます。さらに、営業職に就くことで基本的なビジネスマナーも自然と習得できるため、経験して損のない職種といえるでしょう。
3.IT系技術職
IT業界で活躍する技術職は、未経験から始めることも可能です。研修制度が整った企業であれば、入社後に必要な知識やスキルを身につけられるでしょう。
IT業界では、年齢よりも技術面を評価される傾向にあるため、年齢を気にしている方にもおすすめ。IT技術の進歩とともに今後も需要が伸びることが予想されている業界なので、気になる方はチェックしてみましょう。
4.ドライバー
ドライバーは、年齢不問で未経験歓迎の場合が多く、ニートから挑戦するのにおすすめの職種です。運転免許が必要なことが多いものの、企業によっては手厚い研修や免許取得の支援が用意されています。自身で免許を取る自信がなくても、企業のサポート体制が整っていれば、免許を取得しやすいでしょう。
トラックドライバーの主な仕事は貨物の運搬なので、1人で作業することや運転が好きな方は、ぜひドライバーの仕事も視野に入れてみてください。
5.清掃員
オフィスビルや商業施設の清掃業務を行う清掃員は、経歴や資格を問わない求人が多いのでニートにとって挑戦しやすい職種の一つ。研修やOJTなどにより、業務に必要な知識を身につけてから独り立ちするのが一般的なので、就職が初めてのニートにも安心です。
就職後は監督者向けの資格を取得して、キャリアアップを目指す道もあります。詳しくは「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴もご紹介」のコラムで解説していますので、参考にしてみてください。
ニートから就職を成功させるための7つのコツ
ここでは、ニートからの就職を成功させるために必要な「生活リズムを整える」「焦らない」などの7つのコツを紹介します。
ニートの状態で就職できるか不安に思うこともあるでしょう。「就職支援を受けたいけど、ニートの状態に不安がある」という方は、これから紹介するコツをおさえて、就職支援を受ける準備をしましょう。
ニートから就職を成功させるためのコツ
1.生活リズムを整える
昼夜逆転したニート生活を送っていたり、家に引きこもり状態になっていたりする場合は、規則正しい生活リズムに整えることから始めるのがおすすめです。就活中は日中に活動することになるため、生活リズムが乱れている状態では面談の時間に遅刻したり、慣れない生活にストレスが溜まったりする可能性があります。
まずは、早寝早起きやちょっとした散歩を日課にするなど、難易度の低いことから挑戦するのがおすすめ。就職支援を受ける準備として、朝起きて昼間に活動できるような生活リズムを心掛けてみてください。
2.考えるより先に行動をしてみる
就活を始めるにあたって、就職支援に足を運んだり単発バイトをしたりするなど行動してみましょう。ニートの状態で不安があっても、行動しなければ就職にはつながりません。悩んでいるうちに数ヶ月〜数年経ってしまうと、就職チャンスを逃してしまう恐れもあります。
「スキルを身につけてから」「将来のビジョンを立ててから」といった目標を立てるのも大切ですが、年齢を重ねる前に動いてみることも大切です。
3.失敗しても大丈夫と考える
「合わない企業に就職してしまわないか不安」と考え過ぎると、就活のフットワークが重くなってしまいます。最初からマッチした企業へ就職するのが理想ですが、入社してから「想定と違った」ということも時にはあるでしょう。
しかし、就職はもう一度やり直すこともできます。就職への不安が強い場合は、「失敗してもやり直せば大丈夫」と気持ちを楽に持つことも必要です。
4.焦らない
就職活動における心構えの一つとして、「焦らないこと」が重要です。就職支援でセミナーを受けたり求人に応募したりと努力をしても結果が出ないと、焦る気持ちが生まれることもあるでしょう。
しかし、焦って入社を決めてしまうと、後悔する恐れも。また、そのような状態で選考を受けると、面接官に緊張や自信のなさが伝わるリスクに繋がります。
ニートから就活を始めてすぐに内定がでなくても、焦らずに冷静に進めることを心掛けましょう。
5.まずはアルバイトや派遣社員を目指すのもあり
就職に不安があるニートは、まずはアルバイトや派遣社員を目指すのも選択肢の一つ。働くことに慣れてから、正社員を目指すのもありです。また、やりたい仕事が定まらない場合に、お試し期間として非正規雇用を選ぶという考え方もあります。
ただし、非正規雇用の期間が長引くと正社員への就職が難しくなる可能性もあるので、期限を決めておくのが望ましいでしょう。
6.「空白期間」について説明できるようにしておく
就活の面接では、空白期間に何をしていたのか聞かれる可能性が高いでしょう。一般的に空白期間はネガティブに捉えられるため、この質問にしっかりと答えられることが評価を左右する場合もあります。就活対策の際に、以下の回答を準備しておきましょう。
- ・ニートになった理由
- ・就職しなかった理由
- ・空白期間の過ごし方
- ・空白期間で得たもの
上記の回答では、ネガティブな印象にならないように注意が必要です。たとえば、「やりたいことを明確にするため時間が必要だった」「現在は●●の目標に向けて努力している」といった前向きな言葉で説明しましょう。
「ニートからの就活で空白期間を上手く説明して就活を成功させよう」のコラムでは、ニートの空白期間について説明する方法を紹介しています。「空白期間についての前向きな伝え方を知り、自信をもって面接に挑みたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
7.一人で抱え込まずに相談してみる
就職活動を始めるべきか悩んだり、就活で困ったりした場合は、一人で抱え込まずに周りに頼ることも大切です。悩みや不安を感じているときは、家族や友人など、周囲に相談してみましょう。客観的な意見を取り入れることで、前向きになれることもあります。
身近に相談できる人がいないときは、就職支援サービスを活用するのもおすすめ。特に、民間の就職エージェントの場合は就職相談だけでなく、応募書類作成のノウハウや面接のコツを教えてくれることがあるので相談してみると良いでしょう。
正社員の企業探しの手段は就職・転職エージェントが2位
ハタラクティブの調査「若者しごと白書2024」によると、正社員として就職した人が利用している企業探しの手段は「求人・転職サイト」が1位で、「就職・転職エージェント」が2位でした。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(3-6. 企業探しの手段・利用サービス、p.33)」
1位と2位の差が開いているものの、ハローワークよりも就職・転職エージェントを利用する人が多いという結果が出ています。就職の成功率を高めるなら、どちらも併用するのがおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
転職エージェントのハタラクティブでは、若年層の「就活経験が少ない」「学歴に自信がない」という方に向けた就職支援を行っています。プロのキャリアアドバイザーが個別相談を実施し、一人ひとりに合った求人をご紹介。紹介する求人は、未経験歓迎が多いのが特徴です。
また、応募書類の添削や模擬面接といった選考対策もお任せください。紹介した求人に合ったアピールポイントの伝え方やマナーなどの相談にもお答えするため、就職活動が初めての方も安心です。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ニートの就職支援に関するお悩みQ&A
「就職をしたいけれど、一歩を踏み出せない…」と悩んでいるニートの方もいるでしょう。ここでは、ニートの方への就職支援に関するお悩みをQ&A形式でお答えします。
ニート向けの就職支援を教えてください
ニートの方も利用しやすい就職支援の一つに、国が運営するハローワークがあります。また、個別相談やイベントを中心に行っているジョブカフェ、コミュニケーション訓練や就労体験を行っている若者サポートステーションなどもおすすめです。詳しくは、このコラムの「ニートにおすすめする5つの就職支援」をご覧ください。
ニートから正社員就職を目指せますか?
ニートから正社員就職を目指すことは十分可能です。ニート期間が長い場合は、生活リズムを整えたりアルバイトをしたりして、日中の業務に対応できる準備をしておきましょう。ハローワークや就職エージェントなど、就職支援サービスを利用するのもおすすめ。
ニートの就職に関しては、「何がしたいかわからないニートから脱却!悩む理由や就職のポイントとは」のコラムで詳しく解説しています。
30代ニートですが就活は間に合いますか?
30代〜40代の人材は即戦力であることを求められる傾向にあるため、職歴がないニートの方が正社員就職を目指すのは一定の難しさがあります。とはいえ、自分の現状と向き合い、きちんと目標を立てて就職活動を行えば不可能なことではありません。仕事を探す際は、人材不足の業界や未経験者を受け入れている企業を狙うのがおすすめ。詳しくは、「30代ニートが就職する7つの方法と就職エージェントのメリットをご紹介!」のコラムをご覧ください。
ニートが就活を効率良く行うには?
就活を効率良く進めたいなら、就職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活をサポートしてくれるので、就職活動がはじめての方も安心でしょう。
就職エージェントのハタラクティブでは、20代の既卒やフリーター、ニートなどを中心とした就職支援を行っています。未経験歓迎の求人紹介だけでなく、所要時間1分程度の適職診断も受けられるので、経歴や仕事探しに不安がある場合はぜひご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。