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保険業界の仕事とはどんな仕事?今後の将来性と志望動機も紹介
この記事のまとめ
- 保険業界には、大きく分けて生命保険会社と損害保険会社がある
- 保険業界の仕事には、営業や商品企画などがある
- 向上心がある人や気遣いができる人は、保険業界に向いている可能性がある
- 保険業界の志望動機では、相手に寄り添いサポートしたい気持ちを伝えるがおすすめ
「保険業界にはどんな仕事があるのか」と疑問を抱いている人もいるでしょう。保険業界には、大きく分けて生命保険会社と損害保険会社があり、さらにそのなかで国内系やマリン分野などに分かれています。分野によって業務内容が異なるため、事前の情報収集が大切です。
このコラムでは、保険業界の仕事内容や業界の種類、将来性について解説しています。保険業界に就職や転職を考えている人は最後まで読んで参考にしてみてください。
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保険業界とは
保険業界には、大きく分けて生命保険会社と損害保険会社があります。それぞれにどのような企業があるのか、タイプ別に見ていきましょう。
生命保険会社
生命保険会社は、死亡保険をはじめ、医療保険やがん保険、個人年金保険、学資保険などを取り扱う会社です。会社には以下のようなタイプがあります。
国内系
国内系とは国内資本の生命保険会社です。日本生命や住友生命、第一生命などの国内生命保険会社が日本の保険業界を牽引してきました。
損保系
損保系とは損害保険会社の子会社として設立された会社や、損害保険会社の傘下に入った会社です。東京海上日動あんしん生命や、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命などが該当します。
外資系
外資系とはメットライフ生命やアメリカンファミリー生命のような、外国資本の生命保険会社を指す言葉。コールセンターによる、お客さま対応に力を入れているのが特徴です。
ネット系
主にインターネットを通して、保険の申し込みを受けている会社です。申し込みから契約まですべてWebで受け付ける場合や、郵送での申し込みが必要となる場合があります。ネット系生命保険会社で代表的な企業は、ライフネット生命やアクサダイレクト生命などです。
損害保険会社
損害保険会社は自動車保険や船舶保険、火災保険、地震保険、傷害保険などを販売している会社です。なかには、海外旅行保険やペット保険を取り扱う会社もあります。代理店を通して保険商品の販売を行う店舗型や、インターネットや電話を通して保険商品の販売を行う通販型に分けられるほか、以下のように主力とする分野で分けることもできます。
マリン分野
マリン分野とは、主に海上保険分野といわれる貨物を輸送する際に被った損害に対応する貨物保険や、海難事故に遭った船舶の損害を補償する船舶保険などを販売する分野です。三井住友海上や東京海上日動などが、マリン分野に力を入れている会社として知られています。
ノンマリン分野
ノンマリン分野とは、海上保険以外の保険を取り扱う分野です。ソニー損保やアクサダイレクトのように自動車保険やバイク保険に力を入れる会社、またはチューリッヒやAIU保険のように傷害保険に力を入れる会社もあります。
保険業界の仕事内容
ここでは保険業界で活躍する職種について、いくつかご紹介します。保険業界への就職を目指す方はぜひ参考にしてみてください。
営業
生命保険会社の営業職は、お客さまへ保険商品を提案することや契約後のお客さまへのアフターフォローが主な業務です。顧客のニーズをしっかり把握することが必要な仕事といえます。
損害保険会社の営業職の業務は、主に代理店のフォローや教育を行うことです。代理店がコンプライアンスを守っているかを管理することも、大事な業務の1つといえるでしょう。
営業の仕事についてさらに詳しく知りたい方や、どんな人が向いているのか気になる人は「営業職とは具体的に何をする?仕事内容やメリット・デメリットを解説!」をご参考ください。
商品企画
商品開発では、顧客のニーズに応じて新商品の保険料の価格を決めたり、販売後の検証をしたりします。また、顧客のニーズを把握するために社会の動きに敏感であることが求められることがあるでしょう。
医務査定
生命保険会社には、お客さまが保険に加入する際の医務査定といった業務があります。社内基準に基づいて加入可能か否かや、加入の条件などを判断する業務で、医学的な知識が身につく可能性がある職種です。
損害保険調査員
顧客から保険請求があった際、保険金額の査定のために調査を行うのが損害保険調査員です。たとえば交通事故の場合には、事故原因を調査したり破損具合を確認したりします。事故現場での聞き込みを行うケースもあり、コミュニケーション能力を発揮できる仕事です。
保険業界の現状・課題、今後の将来性
ここでは、保険業界の現状や課題、将来性について解説していきます。保険業界について詳しく知っておくことで、業界への理解が深まり、志望動機が作りやすくなったり、面接官からの質問に答えやすくなったりするでしょう。以下を確認し保険業界について理解を深めてみてください。
現状・課題
生命保険会社は、医療や老後についてよりカバーする商品の開発を進めている傾向にあります。大手企業では海外の企業を買収するといった動きがありますが、海外進出へ踏み出せない中小規模の企業は、今後どのように生き残るかが課題となるでしょう。
また、損害保険会社の市場規模は増加傾向にあるものの、課題として生命保険会社と同様に「少子高齢化にどのように対応していくか」という点が挙げられます。高齢者ドライバーによる交通事故件数が増える一方、若者の自動車離れが進み自動車保険分野では苦しい状況が続くかもしれません。今後とも人々が安心を感じられる備えとしてのサービスが求められると考えられます。
今後の動向
保険業界では、生命保険会社と損害保険会社どちらにおいても海外進出が大きな鍵となるでしょう。保険業界は国内では成熟期を迎えているともいわれており、アジアや中南米といった新興国のニーズに、どのように対応していくかが大事なポイントだと考えられます。
保険業界に向いている人の特徴
保険業界に向いている可能性がある人の特徴として、「人間関係の構築が得意な人」「向上心がある人」「気遣いができる人」が挙げられます。以下ではそれぞれを詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
人間関係の構築が得意な人
人間関係の構築が得意な人は保険業界に向いている可能性があります。
保険業界での仕事は、お客さまから契約してもらえばそれで終わりではありません。お客さまのニーズを把握するためやアフターフォローを行うためには、コミュニケーションを図り、お客さまとの信頼関係を築くことが大切だといえるでしょう。コミュニケーション力をアップさせたい人は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
向上心がある人
向上心がある人も保険業界に向いている可能性があるでしょう。保険業界では、「契約を多くとる」「世のなかの動向に目を向け顧客のニーズを汲み取る」といった目標を持ち、意欲的にチャレンジする姿勢が求められる傾向にあります。そのため、知識を深めることや収入アップを目指すといったことに、前向きで向上心がある人は活躍するチャンスがあるでしょう。
気遣いができる人
気遣いができる人も保険業界に向いている可能性があります。保険業界の仕事では、お客さまに対して気遣いが求められる場面があることも。たとえば、事故や災害に遭ったお客さまに対応する場合には、お客さまの精神状態や体調などにも配慮する必要があります。また、代理店運営に不安を抱える人へアドバイスするといったこともあるかもしれません。保険業界の仕事においてあらゆるシーンで、気遣いができることは大切なことだと考えられます。
保険業界を目指す際の志望動機のポイント
保険業界を目指す際の志望動機は、保険という形のないものを販売するため、相手に寄り添いサポートしたいという気持ちをアピールすると良いでしょう。
また、「交通事故に遭ったとき丁寧に対応してもらったことがある」「医療保険に入ってさえいればもっと治療に専念できたかもしれないと感じたことがあり、保険の大切性を広めたい」といったように、具体的に伝えることで説得力が増し、採用担当者に好印象を与えられるかもしれません。
高評価につながる志望動機を作成するには、自己分析と業界研究・企業研究も忘れずに行いましょう。自己分析のやり方については「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」、企業研究については「企業研究のやり方を解説!調べることや就職・転職活動への活かし方も紹介」でそれぞれ詳しく解説しているので参考にしてください。
「保険業界を目指したいけど、難しそう…」「保険業界の職種で自分に合っているものが分からない」という方は、ハタラクティブにご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。