- フリーター就職支援「ハタラクティブ」TOP
- 業界図鑑TOP
- 通信業界の仕事
通信業界の仕事
更新日
通信業界とは
通信業界とは、インターネットなどの通信機器やインターネットに付随したサービスを提供・運営する業界のことです。
代表的な仕事
ここでは、通信業界における代表的な仕事を紹介します。通信業界に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
セールスエンジニア
セールスエンジニアは、エンジニアの技術を持ち合わせた営業職のことを指します。エンジニアの知識を持ち合わせているため、営業を行う際にお客さまの疑問や要望にお答えしながら営業を行うのが一般的です。
また、営業だけでなく商品の提案から納品、その後のサポートなどもセールスエンジニアの仕事なので、幅広い知識が必要な仕事といえるでしょう。
コールセンター・カスタマーサービス
コールセンター・カスタマーサービスは、お客さまからのお問い合わせを電話で受け答えする業務です。お客さまからの主なお問い合わせ内容としては、商品の利用方法や疑問、要望などがあるでしょう。そのため、ある程度の商品知識を頭に入れておく必要があります。
カスタマーサービスの品質が企業評価をあげる
コールセンター・カスタマーサービスは、企業の顔ともいえる仕事です。そのため、対応次第で企業評価が変わる可能性があります。お客さまからのお問い合わせに真摯に対応することで、企業評価をあげることにつながるでしょう。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアとは、ネットワークの企画から設計、開発、保守、運用などを担う職種です。安定したネットワーク環境を支えるため、基本的に複数人のエンジニアでチームを組み、ネットワークの運用を行っています。
エンジニアの詳しい仕事内容について知りたい方は、「エンジニアとは何をする人?仕事内容や求められる能力を分かりやすく解説!」もあわせてご参照ください。
企画
商品やサービスの企画を行うのが主な仕事内容です。通信業界のトレンドやニーズを分析したうえで、商品やサービスを考えます。そのため、トレンドに敏感な人に向いているといえるでしょう。
通信業界に関連する業界
ここでは、通信系の業界や業種をいくつかご紹介します。
機械器具製造業
インターネットやネットワークなどの通信機器やPCなどのIT機器、携帯電話などの移動通信機器を製造する事業所などが該当します。
情報通信業
インターネットに付随したサービスを提供する事業所や情報処理サービス、ソフトウェアのような伝達を目的とした情報の加工サービスなどは、情報通信業に分類されます。
無店舗小売業
店舗を持たずにカタログやラジオ、テレビ、インターネットなどで広告を出し、通信手段を通じて注文の受付や商品の販売を行っている事業所です。
放送業
放送業では、テレビ局や家庭との間で行われるデータ交換やテレビの放送などの環境を支える業務を行っています。
通信業界におけるインフラの種類
ここでは、通信業界におけるインフラの種類についてまとめました。
固定通信
固定通信とは、パソコンやWi-Fi、固定電話などの使用に必要な通信サービスです。電柱や建物内から物理的に接続するインターネット回線のことを指します。
移動通信
移動通信とは、携帯電話やスマートフォンの使用に必要な通信サービスのこと。2020年3月からは、5G(第5世代移動通信システム)の商用利用が開始されています。
ISP
ISPとは、Internet Service Providerの略称です。ISPは、インターネット接続サービスを提供する事業者のことを指します。
通信業界に必要な資格やスキル
通信業界を目指す際に、必須の資格やスキルはありません。しかし、職種によっては資格が求められることがあるようです。
前述したように、テレビに関わる放送業の仕事は、資格やスキルがなくても働ける仕事があります。ただし、インターネットを主に扱う情報通信業などは資格を求められる可能性があるようなので、注意しましょう。
特に、エンジニア職には「プログラマー」「システムエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」などさまざまな職種が含まれています。このような職種を目指している人は、「ITパスポート」「基本情報技術者」「ネットワークスペシャリスト」などの資格を取得しておくと良いでしょう。
「ネットワークエンジニアが取っておいたほうが良い資格はある?」とお悩みの方は、「ネットワークエンジニアの仕事に役立つ資格とは?」のコラムで役に立つ資格や試験の形式について解説しているので、ぜひご覧ください。
通信業界の現状と課題
ここでは、「通信業界は現在どのような状況なのか」「今後の課題」について詳しく解説します。
通信業界の市場規模
2022 年3月に総務省及び経済産業省が発表している「2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)」では、情報通信業を営んでいる企業の数は5,987社で、情報通信業に係る2020年度の売り上げは53兆4,498億円(前年度比+3.5%増)ことが分かりました。
情報通信業に係る売上高は、電気通信業、ソフトウェア業、情報処理・提供サービス業の順で大きいことが発表されています。
また、総務省の「令和5年版 情報通信白書|市場規模」によると、2021年度の電気通信事業の売上高は、約15兆円です。
参照元
経済産業省
2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)
総務省
令和5年 情報通信に関する現状報告の概要
通信業界の現状
通信業界において、テレビメディア広告やインターネット広告の業績は未だ伸びているようです。しかし、テレビメディア広告よりも、インターネット広告の需要のほうが、高まっている傾向にあります。また、近年の通信業界では、スマートフォンの普及によりインターネットの利用者が拡大しているのが現状です。
今までは、固定電話やPCなどの通信サービスを行う「固定通信」が多く使用されていましたが、スマートフォン保有者が増加したことにより、携帯電話やスマホのモバイル通信を行う「移動体通信」の使用が増えているでしょう。
通信業界の課題
今後、通信業界はIoTや5Gの拡大が課題になると考えられます。IoTとは(Internet of Things)の略称で、モノのインターネットという意味です。
近年では、スピーカーや自動車、家をインターネットに接続することにより、スマートスピーカーになったり、自動運転ができたりと日常生活がより便利になる機能が活躍しています。現在、IoTが徐々に普及していますが、まだスマートフォンほど普及しているとはいえません。
また、IoT機器は常時インターネットに接続する必要があるので、膨大な電力量を常に供給しなければなりません。そこで、5Gのような超高速で多数同時に接続できるシステムがあれば、IoTをさらに普及させられるでしょう。
Beyond 5Gの実現
総務省の「Beyond 5G(6G)に向けた技術戦略の推進」によると、Beyond 5Gとは、「有線・無線や陸・海・空・宇宙等を包含した統合的なネットワーク」とされています。5Gの特徴に加えて、「超低消費電力」「通信カバレッジの拡張性」「自律性」「超安全・信頼性」の実現を目指しているようです。
参照元
総務省
Beyond 5G(6G)に向けた技術戦略の推進
通信業界の将来性
前述にもあったように、IoTや5Gが今後の課題となります。5Gが近年普及してきたばかりですが、通信業界ではすでに6Gの開発も始まっているようです。
通信業界の将来は今後さらに新しい技術が発展し、便利な機能や技術などが普及していくと考えられるでしょう。
通信業界の今後の動向
今までの通信業界は、固定電話やブロードバンド、携帯電話のように時代のニーズに合わせて事業を拡大してきたともいえます。スマートフォンなどの携帯電話は、「月々の料金が高い」という消費者の声に応えるように、企業は次々に格安携帯サービスを提供するようになってきているようです。新規ユーザーの獲得が厳しい傾向にある移動通信事業ですが、新たに携帯電話市場に参入してきた企業では、ユーザー数が増え続けている傾向にあり、今後もその勢いは強まっていくでしょう。
テレビなどの放送事業では、企業がプロモーションのスポンサーとなり、CMを通して消費者に企業イメージなどを発信してきたともいえます。それが現在では、インターネット広告に推移している傾向もあるため、まだまだ影響力のある放送業界ですが、今後は経営方針を見直し、放送業界を盛り上げるような取り組みが、求められるでしょう。
「インフラ業界の職種や将来性とは?向いている人や志望動機の書き方も解説」のコラムでは、インフラ業界の将来性についてまとめています。インフラ業界について気になる方は、ぜひご一読ください。
通信業界のメリット・デメリット
ここまで、通信業界の現状や今後の課題などを紹介してきました。通信業は常に情報が更新され、新しいことを学び続けられる、やりがいのある仕事だといえるでしょう。
ここでは、通信業界で働くうえでのメリット・デメリットを紹介します。
通信業界の魅力とやりがい
通信系の仕事は変化が大きく、年単位で内容がガラリと変わることもあるようです。近年ではスマートフォンやインターネットサービスの普及、技術の発展によりますます社会情勢が大きく変わってきているといえるでしょう。
変化の激しい通信業界ですが、新しいことにチャレンジをしたい人にとっては魅力的な環境といえます。
最先端の情報や技術を学べる
前述にもあったように通信業界は常に情報がアップデートされ、最先端の情報や技術を学べます。特に、新しいことを学ぶのが好きな方にとっては、常に刺激を受けながら働ける環境といえるでしょう。
また、通信業界で働いていると普段から最新の情報や技術に触れる機会があるので、仕事を通して知識が身につく可能性があります。
社会基盤を支えていることを実感できる
通信業界のやりがいは、インフラを支えている実感を得られることです。通信業界が担うインターネットや放送業は、私たちの生活にとってなくてはならない存在になっています。
普段私たちが生活で使用している身近なものが、自分の仕事によって支えられていることを実感できるでしょう。
通信業界の大変なところ
通信業界は変化が早い業界なので、働く従業員も常に情報のアップデートや変化を求められる可能性があります。
今までしてきた仕事と全く違うことに挑戦したり、新しい技術を使う仕事に携わったりと常に変化するのが一般的です。
そのため、「仕事内容や会社の変化についていくのが難しい」と感じて、離職する場合も少なくありません。
覚えることが多い
通信業界は最先端の情報や技術を日々学べるメリットがあります。しかし、その反面覚えることが多いデメリットもあるでしょう。
また、覚えることが多いのは技術職だけではなく、営業職や事務職も同じです。質の高いサービスを提供するために最新の情報や技術を社員全員が知っておかなければなりません。そのため、業務時間外にも新製品や新技術の勉強をしなければならないこともあるでしょう。
ノルマや成果主義なところがある
すべての職種に共通していることではありませんが、営業職などはノルマを設けられている場合もあるようです。また、通信業界は成果主義を取り入れている企業もあり、ノルマが達成できないとなかなか出世できない可能性もあります。逆に言えば、若い人でもノルマを達成し成果を挙げれば出世しやすい業界ともいえるでしょう。
通信業界の志望動機
通信業界の志望動機は、「なぜ通信業界を選んだのか」「なぜその企業なのか」「通信業界で活かせる自分の強み」を伝えるのがおすすめです。
具体的に志望理由を書くことで、企業にも入社への熱意が伝わりやすくなるようです。
通信業界に向いている人
ここでは、実際にどのような人が通信業界に向いているのかを紹介します。自分は通信業界に向いているかをチェックしてみましょう。
チームで仕事をすることが得意な人
通信業界ではチームで仕事をする職種があります。チームで協力してプロジェクトに関わったり、エンジニア複数人で業務を行ったりすることがあるため、チームワークが求められるようです。
チームで行動することが好きな人やどのような人とも協力して業務を行える人などは、通信業界に向いているといえるでしょう。
好奇心をもって学び続けられる人
常に情報がアップデートされ変化を求められる環境に対し、好奇心をもって学び続けられる人や学ぶことが好きな人は向いているといえるでしょう。「通信業界のメリット・デメリット」にもあったように、通信業界は最先端の情報と技術を学べる半面、覚えることが多く、短期間で更新されていくという特徴があります。
しかし、新しいことを学び続けたい人にとっては、最新の情報を学びながら働けるというメリットになるでしょう。
未経験者の志望動機
「通信業界に興味をもった理由は2点あります。まず1つ目は、新しいサービスの提供や技術が生まれる過程に携わり、インフラを支えたいと考えているからです。急速なテクノロジーの進歩により、通信業界は常にアップデートし続けています。この変化のなかで、次世代の通信やインフラの発展に貢献したいと思い志望しました。
2つ目は、通信業界の新たなサービスを通して、人々の生活を豊かにしたいと考えているからです。通信業界は私たちの生活に密接に関わっており、これからさらに身近に感じられるサービスを展開していくことになると思います。そこで、未経験ではありますが新たな視点から顧客のニーズを考え、人々の生活に貢献できるようなサービスを作っていきたいと思っています。また、私は好奇心旺盛で新しいことを学ぶのが好きなので、その強みを活かしながら貴社に貢献していきたいと考えています。」
経験者の志望動機
「通信業界で経験を積む理由はいくつかあります。そのなかでも、『最先端のテクノロジーに触れられること』『将来に向けてさらに進化し続ける業界』という点に魅力を感じております。普段から通信機器やネットワークについて調べたり、独学で簡易アプリを作成したりするのが好きなため、システムやテクノロジーなどに携わり続けたいと決めていました。そのなかで貴社が扱っている商品と、顧客に対する取り組みに非常に関心をもっており、私も一緒に社会貢献していければと思っています。また貴社の商品や顧客に対する取り組みが、顧客満足度の高さにつながっているのは、強みであり戦力にもなると確信したため貴社を志望いたしました。」
志望動機の書き方の流れが分からないという方は、「志望理由・動機の例文を解説!書き方の流れや作成時のポイントも紹介」のコラムで、作成時の流れや経験別の書き方について解説しているので参考にしてみてください。
通信業界に関するQ&A
ここでは、通信業界に関する疑問にQ&A形式で答えていきます。
通信業界に入る前にしておいたほうが良いことは?
通信業界は常に情報がアップデートされていくため、最新の技術やトレンドやある程度の業界基礎知識、用語などを学んでおくと良いでしょう。 入社してからは常に情報が更新されていくため、少しでも早く理解できるよう基礎を知っておくのがおすすめです。
通信業界を目指すメリットは?
新しいことを学ぶのが好きな方にとって、刺激を受けながら働ける環境であることはメリットといえるでしょう。通信業界は常に情報がアップデートされ、最先端の情報や技術を学べます。
また、通信業界で働いていると普段から最新の情報や技術に触れる機会があるので、自然と知識も増え豊富な知識が身につく可能性があります。
通信業界を目指すにはどうしたら良い?
まず、自己分析をして自分の興味や能力を考慮し、自分がどの職種に合っているかを考えましょう。目指したい職種が決まったら、就職に向け専門知識の勉強をしたり、資格取得を目指したりすることをおすすめします。
また、就職先を決めるために企業研究を入念に行うことも大切です。実際に企業説明会に行って働いている人の話を聞くことも就職先を決めるうえで参考になるでしょう。
「就職したいけど何から始めたら良いか分からない...」という方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、求人紹介のほか、履歴書や志望動機の作成方法・添削アドバイスを行っています。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
業界一覧
- 金融
- IT・メディア
- 自動車・機械
- 小売・卸
- サービス
- 建設・不動産
- 食品
- エネルギー・資源
- 電機・精密
- 生活関連
- 飲食
- 娯楽
- 物流・運送
- 衣料・装飾
職種一覧
- 営業
- 販売・サービス
- 事務・アシスタント
- 不動産・建設
- IT・機械
- 医療・福祉
- 物流
- 工場・製造
- 企画・管理
- クリエイティブ
- 専門
RECOMMEND