企業から相談を受け、問題を分析してアドバイスを提供する一連の流れを「コンサルティング」といい、コンサルティング業務にあたる人を「コンサルタント」と呼称します。
コンサルタントには労務コンサルタントや農業コンサルタントなど分野ごとにさまざまな種類がありますが、ここでは3つのコンサルタントについて仕事内容を解説していきます。
◆ITコンサルタントの仕事内容
ITコンサルタントはITの側面から経営上の問題を解決する仕事です。システムの提案から設計開発までかかわることがあり、一見するとシステムエンジニアの業務領域とかぶる部分も出てきます。システムエンジニアとITコンサルタントの違いは、後者のほうがより顧客のビジネス上の課題解決に重点を置いた提案をする点にあるでしょう。
ITコンサルタントは顧客が抱える問題を分析した上で、IT上の戦略を考えるのが仕事の流れ。論理に裏打ちされた解決策を導き出し、プロジェクトのリーダーとしてその実行を後押ししていきます。
◆経営コンサルタントの仕事内容
企業や団体などの経営状態を調査し、経営改善や今後の方針についてのアドバイスをするのが経営コンサルタントの仕事です。経営コンサルタントはさまざまな分野の豊富な知識を持ち、経営者のパートナーとして業績アップのための道順を示します。依頼される分野の代表例は、経営戦略や財務・会計・営業・マーケティングなど。
企業から提出されたデータが不十分なときは独自に調査を実施し、分析結果にもとづいた助言を行います。
◆人材コンサルタントの仕事内容
人材コンサルタントは企業と個人の橋渡し役となる存在です。大まかにいうと、人材を求めている企業に対して仕事を求めている人を紹介するのが仕事の流れ。人材コンサルタントにとっては、企業と個人の双方が「お客様」ということになります。
ミスマッチが起きないように企業と個人を結びつけるには、企業に関する調査と個人に対するヒアリングの双方が欠かせません。人材コンサルタントは企業に対してはどんな人材を求めているかといった取材や候補となる人材の提案を行います。一方個人に対してはカウンセリングや求人紹介、面接対策の指導など就職・転職活動全般のサポートをするのが仕事の流れ。求職者に少しでも多くの仕事を紹介できるよう、求人の新規開拓も手を抜けない仕事のひとつです。
このように人材コンサルとは業務の幅が広いため、多忙となるケースも多いようです。
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