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履歴書の課外活動の書き方は?例文や注意点を紹介
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この記事のまとめ
- 履歴書の課外活動とは、学内・学外で学業以外に力を注いだことを指す
- 履歴書に記載できる課外活動は部活やアルバイト、インターンシップなど
- 履歴書の課外活動欄では活動内容や始めた理由、学び、仕事への活かし方を伝える
- 履歴書の課外活動は「特になし」と書いたり専門用語を使ったりするのはやめよう
履歴書を作成している方の中には、「課外活動は何を書いたらいいんだろう…」と悩んでいる人もいるでしょう。履歴書の課外活動は部活やアルバイト、インターンシップなどを指し、要点を押さえて伝えることで自己アピールにつなげられます。
このコラムでは履歴書に記載できる課外活動の例や学外活動との違いのほか、書き方・例文をご紹介します。これから履歴書を作成する方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書の課外活動とは?
履歴書に記載する課外活動とは、学生時代に学業以外で力を入れていたことを指します。課外活動の例として挙げられるのは、以下のとおりです。
- ・部活、サークル
・アルバイト
・インターンシップ
・ボランティア、社会活動
・資格の勉強
・習い事
・留学
・趣味
部活・サークルやアルバイト以外に、資格の勉強や習い事、趣味なども課外活動のアピール材料になります。
履歴書に書く課外活動を選ぶ際は、1回だけ行ったことではなく、継続して取り組んできた活動を取り上げるとよいでしょう。長期的に取り組んだ活動のほうが学びや成長の過程が分かりやすく、具体的なエピソードを盛り込みやすくなります。より具体的なエピソードを記載できれば説得力のある内容になるので、作成時に意識してみてください。
課外活動と学外活動の違い
課外活動は大学または大学以外の場所での活動を指すのに対し、学外活動は大学以外の活動のみを指します。たとえば課外活動には部活・サークル活動が含まれますが、学外活動では対象となりません。課外活動と学外活動のどちらを記載するかは履歴書によって異なるので、それぞれが指す範囲を理解したうえで記入しましょう。
「文化活動とはどんなものが該当する?履歴書の自己アピールの書き方を解説!」のコラムでは、履歴書の「文化活動」が指す内容や書き方のポイントを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
履歴書の課外活動で企業がチェックするポイント
履歴書の課外活動欄では、企業は応募者の人柄や興味・関心のほか、活動をとおして学んだこと・実績を確認しています。企業のチェックポイントを押さえたうえで課外活動の内容をまとめ、自己アピールにつなげましょう。
応募者の人柄や興味、関心
履歴書の課外活動欄で、企業は応募者の人柄や興味・関心を確認しています。応募者が記入した課外活動の取り組み方や課題の解決方法などから、「チャレンジ精神がある」「コツコツ取り組むのが得意」といった人柄を判断できるでしょう。
また、課外活動は学業以外で取り組んだことのため、応募者が何に興味を持っているのかを把握でき、仕事の適性を判断する際に活用する場合もあります。
課外活動での学び・実績
履歴書の課外活動欄では、学んだことや実績もチェックしています。具体的なエピソードを盛り込んだり数字で成果を表したりすることで、採用担当者は課外活動での学びや実績をイメージしやすくなるでしょう。希望職種に役立つ内容を記載すれば、「入社後に活躍しそう」とポジティブな印象を与えられます。
履歴書の課外活動の書き方
履歴書の課外活動は、活動内容の説明・始めた理由・学んだこと・入社後への活かし方という順番で記載しましょう。ここでは、履歴書の課外活動の書き方をそれぞれのステップに分けてご紹介するので、作成する際の参考にしてください。
1.自身が取り組んだ課外活動を説明する
まずは、自分が取り組んだ課外活動の概要を説明しましょう。活動内容は長々と説明するとかえって分かりづらくなってしまうため、1文程度で端的に伝えるのがポイントです。
課外活動を説明する際、「大学1年生の〇月から2年間」のように期間を入れると継続的に取り組んだ姿勢を示せるので、学んだことを述べる際に説得力が増します。
2.課外活動を始めた理由・きっかけを述べる
課外活動の概要を説明したら、始めた理由・きっかけを記載しましょう。多数ある課外活動の中から選んだ理由・動機を述べることで、主体性を持って取り組んだことをアピールできます。
「何となく興味があったから」といった曖昧な理由は避け、「〇〇の知識を身につけたいと思い」「〇〇が得意で、さらにスキルを磨きたいと考えたため」など具体的な内容を伝えるようにしましょう。
3.課外活動で学んだことを伝える
課外活動に取り組む中で生じた課題や悩みを述べ、目標達成・課題解決のためにどのような行動をとったのかを記載しましょう。具体的なエピソードを盛り込み、工夫を凝らして取り組む中でどのようなことを学び、成長したのかを説明します。
学んだことを記載する際も、「接客のアルバイトでは〇〇の取り組みにより、売り上げが〇倍になった」など具体的な行動や数字を入れると伝わりやすい内容になるでしょう。
4.課外活動での経験・学びを仕事にどう活かすか述べる
最後に、課外活動での学び・経験を入社後の仕事にどう活かすかを伝えましょう。コミュニケーションスキルや計画的に取り組む姿勢、チャレンジ精神など、応募先企業の仕事に役立つ内容を述べると、「採用後の活躍に期待できる」と好印象につながると考えられます。
履歴書の課外活動は箇条書きするのも一つの手
履歴書によっては、課外活動欄のスペースが小さく文章で記載するのが難しい場合もあるので、その際は箇条書きするのも一つの方法です。箇条書きで端的に活動内容や成果を記載することで、「分かりやすく伝えるスキルがある」と好印象につなげられます。企業によっては課外活動歴を箇条書きですべて記載するよう求める場合もあるので、その際はそれぞれの活動内容や期間を記載するとよいでしょう。
履歴書の課外活動の例文
「履歴書の課外活動の書き方は分かったけれど、文章をうまくまとめられるか不安」という方に、ここでは部活・サークルやアルバイト、インターンシップといった分野別の例文をご紹介します。これから課外活動の文章を作成する方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書の課外活動の例文:部活・サークル
私は「部活の仲間と一致団結して結果を残したい」という思いから、大学ではダンス部に入り、3年時は副部長として活動しました。3年時は部として〇〇大会の出場を目指していましたが、部員によってモチベーションに差があり、休みがちな人もいたため課題を感じていました。
そこで、週に1回はミーティングの時間を設け、部の目標や課題、練習メニューを部員皆で話し合うようにしました。目標を皆で共有し、意見を出し合って改善点を考えることで、少しずつ部員の意識が高まるようになりました。この取り組みの結果、目標だった〇〇大会に出場できました。
ダンス部の活動をとおして、周りの意見に耳を傾け、提案内容を積極的に取り入れるスキルが身についたので、入社後の〇〇の仕事にも活かしたいです。
履歴書の課外活動の例文:アルバイト
私は将来、営業職として働きたいという思いから、コミュニケーションスキルを磨くために大学1年生の5月から飲食店で接客のアルバイトをしています。
アルバイトを初めて間もないころは、仕事を覚えるのに必死になってしまい、焦った表情で接客してしまうことがありました。しかし、これではお客様の満足度を下げてしまうと思い、積極的に先輩スタッフに質問したり、業務で学んだことはその都度メモをとったりしました。先輩のアドバイスを取り入れて笑顔や明るい挨拶を心掛けることで、次第に「〇〇さんがいるならまた来るね」と言ってくださるお客様が増えました。
貴社に入社できた際は、課題が生じた際に改善を図る姿勢やアルバイトで磨いたコミュニケーションスキルを活かし、貢献したいと考えています。
履歴書の課外活動の例文:インターンシップ
私は〇〇業界で働きたいという思いから、大学2年時に〇〇社のインターンシップに半年間参加しました。インターンシップの開始当初は、目標の契約数だけにとらわれてしまい、お客様との信頼関係が築けず苦戦していました。
そこで、先輩社員のアドバイスをもとに、まずはお客様が困っていることに耳を傾け、課題解決のために何ができるかを一緒に考えることを心掛けました。すると、次第に「〇〇さんなら信頼できる」「〇〇さんにぜひ任せたい」と言っていただけるようになり、目標も達成できました。
貴社に入社した際も、傾聴する姿勢を心掛け、お客様の課題解決のために尽力したいと考えています。
履歴書の課外活動の例文:ボランティア・社会活動
私は子どもと関わる仕事に興味があったため、大学1年時からの3年間、週に1回小学校で授業のサポーターのボランティアをしていました。
担当したクラスのある児童は、算数が苦手で、練習問題を解く時間にいつも手が止まっていました。私が「大丈夫?」と聞くと最初は心を開いてくれなかったのですが、毎週笑顔で声を掛けるようにしたところ、次第に口数が増え「〇〇の計算を教えてほしい」と言ってくれるようになりました。数ヶ月後にその児童から「いつも教えてくれてありがとう」と言われたときは、感慨深かったです。
この経験をとおして、根気強くコミュニケーションをとることで、少しずつ信頼関係を築けると学びました。〇〇の職種として働く際も、自分から積極的に声を掛けて一人ひとりと信頼関係を築いていきたいと考えています。
履歴書の課外活動の例文:資格の勉強
私は〇〇の仕事に就くために、大学入学後から□□の資格取得に向けて勉強を始めました。しかし、資格の勉強のほかに大学の課題やアルバイトもあったため、コツコツ取り組むことができず、焦りを感じていました。
そのため、「まずは毎日テキストを開く」と目標を決め、取り組むハードルを下げて習慣化することを心掛けました。すると、「毎日30分勉強する」と少しずつ段階を踏んで勉強できるようになり、3ヶ月後には毎日1時間取り組めるようになりました。結果、大学3年時に□□の資格試験に合格できました。
入社後も新たな知識・スキルの習得を心掛け、日々成長を図ることで結果を出したいと考えています。
履歴書の課外活動の例文:習い事
私は、高校時代から水泳教室に通っています。「〇〇大会に出場する」という目標があったのですが、大学入学後は授業の課題やアルバイトがあり、はじめは時間管理がうまくいかず、週2回の水泳が負担に感じていました。
このままではどの活動も中途半端になりそうだと思い、スケジュール帳に取り組みたいことや活動にかかる時間を書き込み、計画的に行動するようにしました。これにより、その日にやることが明確になり、時間を有効活用して行動できるようになりました。結果、目標だった〇〇大会に出場できました。
貴社に入社した際も、計画的にコツコツ取り組むことを心掛け、〇〇の仕事で目標達成を図りたいと考えています。
履歴書の課外活動の例文:留学
私は英語を使う仕事に就きたいという思いから、大学3年時に1年間カナダへ留学しました。
留学当初は、授業でディスカッションの時間があっても、「間違った英語を使ってしまわないか」という不安からなかなか自分の意見を言えませんでした。しかし、周りのメンバーは積極的に発言していたため、勇気を出して私も意見を述べたところ「よいアイデアだね」と肯定的に受け入れてもらえました。
この経験から、間違えたり失敗したりすることを恐れず、主体的に行動するのが大切だと学びました。入社後も積極性を大切にして自分の意見を述べ、〇〇の事業発展に貢献したいと考えています。
履歴書の課外活動の例文:趣味
私は文章を書く仕事がしたいという思いから、より多くの文に触れようと趣味の読書の時間を積極的に作るようにしました。大学2年時は「1年間で100冊読む」と決めたのですが、次第にどの本を読むか迷うようになったため、友人におすすめの本を聞くことにしました。
おすすめの本を読む中で、それまで興味を持たなかった分野の知識が身につき、感想を伝えることでより理解が深まると気づきました。それからは書籍について友人と情報交換するようになり、読書の楽しさを改めて実感するとともに、表現力を磨けたと感じています。
この取り組みを入社後も続けることでスキルアップを図り、仕事に活かしていきたいと考えています。
履歴書の課外活動欄の文章を作成する際、まずは活動内容や始めた理由、学んだこと、活かしたいことを箇条書きしてみましょう。箇条書きを肉づけする形で文章を作ると、要点を押さえてまとめられます。
「履歴書の『学生時代に力を注いだこと』の例文をご紹介!書き方のコツも解説」のコラムでは「学生時代に力を注いだこと」を書くコツや例文を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
履歴書の課外活動を記入する際の注意点
履歴書の課外活動を記入する際、「特になし」と書いたり専門用語を使ったりするのは避けましょう。ここではそれぞれについて避けたほうがよい理由を紹介するので、課外活動欄を自己アピールにつなげるためにぜひ参考にしてください。
履歴書の課外活動欄に「特になし」と書かない
「アピールできる内容がないから…」と履歴書の課外活動欄に「特になし」と書くのは避けましょう。活動を何も書かないと「物事に消極的なのでは」「入社意欲が低いのでは」とマイナスな印象につながる恐れがあります。
「履歴書に『特になし』と書くのはNG?印象の良い書き方を解説」のコラムでは履歴書の内容を充実させる方法ついて解説しているので、作成時の参考にしてみてください。
専門用語を使わない
履歴書の課外活動欄では、専門用語をできる限り使わないことも大切です。課外活動欄では「物事を分かりやすく伝えるスキル」もチェックされているので、採用担当者が知らない用語を使って記述すると、「読み手の立場に立って書けていない」と思われてしまうでしょう。
課外活動を分かりやすく説明できているか不安なときは、友人や家族など第三者に読んでもらい、アドバイスを受けるのも一つの方法です。
履歴書の「100字以内」の課外活動は2~3行で書く
企業によっては、履歴書やエントリーシートの課外活動欄で「100字以内」と指定する場合があるので、その際は2~3行で書くとよいでしょう。100字以内のときは記載できる内容がより一層限られることを念頭に置き、活動内容や学んだこと・実績を端的に書くようにしてください。履歴書に書く課外活動が思いつかない場合
「履歴書に書ける課外活動はなさそう…」と悩んでいる場合、まずは学生時代に取り組んだことを書き出してみましょう。部活・サークルやアルバイト、ボランティア活動、習い事などをしていなかった人は、「自分は授業以外の時間は何をしていたか」「学生時代にどのようなことに興味を持っていたか」といったことを考えてみてください。
履歴書の課外活動は「特別なことを書かなくては」と思うかもしれませんが、必ずしも「全国大会に出場した」といったインパクトのある結果・実績を記載しなければいけないわけではありません。
たとえば、旅行が趣味でプランを立てたり計画的に行動したりすることを得意とし、想定外のことにも臨機応変に対応していたのであれば、課外活動欄でアピールできます。履歴書の課外活動欄で大切なのは、活動に対する前向きな姿勢や努力、強みを伝えることです。
履歴書の課外活動欄は自己アピールできる重要な項目の1つなので、「何も書けない」とあきらめず、まずは学生時代を振り返ってみましょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。