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ENTP(討論者)の性格の特徴は?強みや相性を詳しく解説!
この記事のまとめ
- ENTP(討論者)は「外向型」「直感型」「論理型」「知覚型」の性格タイプを指す
- ENTPは頭の回転が速く、問題解決や論理的な議論を楽しむ性格傾向がある
- 外向的で豊富なアイデアや柔軟な思考を持つのがENTP(討論者)の主な特徴
- ENTPは変化が多い職場やディベート力を発揮できる仕事で強みを発揮しやすい
このコラムでは、ENTPの基本的な性格や長所と短所、恋愛の相性をご紹介。仕事を成功させるポイントも合わせて解説します。ENTPについて詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。
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ENTP(討論者)とは?討論者タイプの特徴
ENTPとは、16Personalities性格診断で「討論者」といわれる性格タイプのことです。ここでは、ENTPの特徴や日本人のなかの割合を解説します。
基本的な性格の傾向
ENTPは、頭の回転が速く新しい視点や挑戦を好み、問題解決や論理的な議論を楽しむ傾向がある性格タイプ。直感的で創造的な反面、細かい作業にはあまり興味を持たないことが多く、枠にとらわれず自由な発想を大切にするようです。他者とのディスカッションを通じて、思考を深めることを楽しむタイプといえるでしょう。
ENTPの性格の傾向を、以下でそれぞれ紹介します。
好奇心旺盛
ENTPは好奇心旺盛なタイプであり、常に新しい刺激を求める傾向があるでしょう。一つのことに対する関心が長続きしにくいようです。
未経験の分野でも恐れず、新しい学びを得ようと挑戦できるでしょう。
論理的に考えることが好き
物事に対して論理的に考えることを好むのもENTPの特徴です。物事を分析して、筋道を立てて考える傾向があります。
自分の考えを言語化するのが得意な傾向にあるため、自信を持って相手に伝えられるでしょう。
束縛よりも自由を求める
ENTPは、束縛よりも自由を求めます。決められた範囲内で行動することが苦手なため、自分の考えに沿って行動できる環境が過ごしやすいでしょう。
枠にはまらない独創的なアイデアが浮かびやすい性格タイプといえます。
ENTPが大切にしている価値観
前述したENTPの傾向は、以下の価値観が軸となっているようです。
- ・自分の正義感のもと行動する
- ・大衆と意見が異なる場合は積極的に議論を行う
- ・ルールや伝統に縛られ過ぎない
ENTPは、自分の正義感に従って行動し、納得できないことには積極的に異を唱える傾向にあります。議論が白熱しやすく、ときには無用な対立を生むこともあるようです。
また、ルールや伝統にはあまり縛られず、革新的なアイデアを追求することに情熱を注ぐタイプといえるでしょう。
ENTPの日本人の割合
日本におけるENTPの割合は5.19%です。日本人で10番目に多いタイプとなっています。論理的な議論を楽しむタイプのENTPは、日本にも一定数いることが分かるでしょう。
MBTI診断については、「MBTIとは?16タイプの性格診断を簡単にわかりやすく解説します!」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
NERIS Analytics Limited
16Personalities
ENTPあるある
ENTPは枠に捉われず自由な発想をするタイプといえます。ルールにとらわれない発想で、誰も気づかなかったアイデアを出して周囲を驚かせたりすることもあるでしょう。また、他者との議論を好むため、面接の途中で面接官と議論が弾むと、自分をアピールすることを忘れて話に熱中してしまうことも。臆せず自分の意見を伝えられ、対話を楽しめるのがENTPの特徴といえます。
ENTP(討論者)の4つの性格指標
ENTPは「外向型(Extroverted)」「直観型(iNtuitive)」「論理型(Thinking)」「知覚型(Perceiver)」の略です。性格の観点ごとに異なる8つの傾向を以下の表にまとめました。表と照らし合わせながら、ENTPにどのような特徴があるかを詳しく見ていきましょう。
観点 | ||
---|---|---|
興味・関心の方向 | 内向型(I) | 外向型(E) |
物事の見方 | 観察型(S) | 直感型(N) |
判断の仕方 | 論理型(T) | 感情型(F) |
物事への姿勢 | 判断型(J) | 探索型(P) |
※観察型(obServant)は感覚型(Sensing)と呼ばれることもあります
※探索型(Prospecting)は知覚型(Perceiving)と呼ばれることもあります
外向型(Extroverted)
外向型(Extroverted)は人と関わることや社会での交わりが原動力となります。積極的に意見交換をし、異なる視点を引き出すことに興味を持つでしょう。計画よりも行動を重視する傾向があります。
新しい人と交流することや、刺激的な状況に参加することで活力を感じやすいでしょう。
直感型(iNtuitive)
ENTPが持つ直感型(iNtuitive)としての特徴は、情報を取り入れる際に物事の全体像や関係性に注目することです。細かい詳細よりも、全体のパターンや流れを理解することに重きを置きます。
また、未来志向で、現状から可能性を予測し新しいアイデアを見つけ出すことが得意です。直感を活かして、未来のシナリオを模索し、柔軟な発想で新しい道を切り開くでしょう。
論理型(Thinking)
論理型(Thinking)は、物事を感情や個人的な意見に左右されず、論理的に考えて結論を導き出すのが特徴です。選択や結果を冷静に分析し、効率的で合理的な解決策を見つけることに長けています。
また、感情的な要素を取り除き、「理論的であるか」を重視して説得力のある話を展開するため、議論を通じて相手を納得させることが得意といえるでしょう。
探索型(Prospecting)
探索型(知覚型)の特徴は、柔軟で臨機応変な対応力です。周囲の状況をありのままに受け入れ、計画に縛られずそのときの最適な方法を選ぶ傾向にあります。
予定やルーティンにこだわり過ぎないため、変化する環境に合わせて行動を調整できるでしょう。
ENTP-TとENTP-Aの違い
ENTP-TやENTP-Aのように、性格タイプのあとに「T」「A」がつくこともあります。Tは「Turbulent(不安定な)」、Aは「Assertive(自信のある)」という意味を指す言葉です。ENTP-Tは内向的で、自己研鑽や新しい知識をつけることなどに意識を向けるタイプ。一方、ENTP-Aは外交的でカリスマ性があるタイプといわれています。機知に富んだ話で周囲を魅了する社交的な面があるようです。
ENTP-TとENTP-Aの違いとは「内向的か」「自信を持っているか」にあるでしょう。
ENTP(討論者)の長所と短所
ENTPは知識が豊富にあり人々をユーモアセンスで楽しませられる一方で、空気を読めなかったり理屈っぽい部分があったりもすることもあるようです。ここでは、ENTPタイプの長所と短所を交えた強みや弱みを解説します。
ENTPの強み
ENTPの強みといえる特徴は、以下のとおりです。
知識が豊富にある
知識が豊富にあることはENTPの強みといえるでしょう。ENTPは新しい知識を取り入れることに力を入れる傾向にあります。「将来的に何かに活かしたい」というより、知識を身につけることに意義を見出すようです。
また、自分の興味があることを突き詰めることで知識を深められるでしょう。
頭の回転が速い
ENTPは柔軟に物事を捉えたり考えたりできるため、さまざまなアイデアを思いつく力に長けています。これまでの経験で蓄積された知識を活かして、自分の意見を積極的に述べられるでしょう。
新しいアイデアを伝えられることで、周囲に「頭の回転が速い」という印象を与えやすいようです。
人を惹きつける魅力がある
人を惹きつける魅力があることもENTPの強みといえます。
ENTPは豊かなアイデアと鋭い思考力を持つ傾向があり、刺激的で魅力的な会話が得意です。また、柔軟で常に新しい視点で物事を見るので、周囲に新たな興奮やインスピレーションを与えるでしょう。他者に影響を与えるユニークな考え方が、自然と人々を引き寄せる魅力といえます。
独創的なアイデアを出せる
ENTPは独創的なアイデアを生み出すことも得意です。
ENTPは物事の全体像や関係性に注目し、複数の視点から問題を解決しようとする傾向にあります。柔軟な思考により枠に捉われない新しいアイデアを発見できるでしょう。
フリートークや意見の出し合いも得意
ENTPはフリートークや意見交換が得意な性格タイプといえます。鋭い洞察力と豊かなアイデアを持ち、話し合いのなかで新しい視点や解決策を提案できるでしょう。また、柔軟な思考を活かし、異なる意見や立場に対しても前向きに受け止め、議論を発展させられる能力に長けています。意見交換の場で、周囲を巻き込みながら創造的なアイデアを引き出すことが得意です。
ENTPの弱み
ENTPの弱みは、理屈的な考え方を優先して場の空気を読むのが苦手なことや、一つのことに集中して取り組みにくいことなどが挙げられるでしょう。ENTPの弱みを以下にまとめました。
理屈っぽいところがある
ENTPの「理屈っぽいところ」は、弱みになり得ます。自分と反対の考えがあると議論を始めたり批判したりすることで、周囲と衝突する可能性があるためです。
感情的な意見よりも合理的な意見を述べるために、共感を得られないこともあるでしょう。
空気を読むのが苦手な傾向にある
ENTPは論理的な考え方を重視するため、場の空気を読むことが難しいと感じる場合もあるようです。相手の感情に寄り添えず、自分の意見を優先してしまうこともあるでしょう。
社会に出て周囲と人間関係を築くうえでは、相手の感情に寄り添う姿勢も必要です。周囲の感情に合わせて発言や行動することが難しいために、人間関係に関する悩みにつながる場合もあるでしょう。
集中力が続かないことがある
ENTPは柔軟な思考で独自のアイデアを生み出しますが、次第に飽きて集中力が途切れることもあります。長時間同じ作業を続けるのは苦手で、特に単調な作業や繰り返しの作業には関心を失いがちです。ENTPは変化のある作業や環境のほうが向いているといえるでしょう。
口だけになりがち
ENTPはアイデアを生み出すのが得意ですが、実行に移すのは苦手な場合があります。議論や発言に熱中し過ぎて、実際の行動に移す意欲が薄れてしまうためです。
計画の実行や継続に対する関心が希薄になりやすく、しばしば実現せずに終わってしまうこともあるでしょう。
ENTP(討論者)の相性一覧
ここでは、ENTPとそれぞれの性格タイプとの相性を以下の表にまとめました。ENTPのタイプとの相性を確認したい方は、ぜひご一読ください。
性格タイプ | 相性 | 相性の特徴 |
---|---|---|
ENTP(討論者) | ★★★★★ | ENTPは好奇心旺盛な傾向にあるため、同じようなことに興味を持つなど共感しあえる部分があるでしょう。独創的な発想力があり何事も受け入れる姿勢のため、仕事や私生活もお互いのアイデアを活かし学びあう関係性を築ける傾向にあります。 |
ISFP(冒険家) | ★★★★☆ | ISFPは静かで感受性が豊か、芸術的な表現を大切にするタイプです。ISFPの芸術センスと感受性は、ENTPの創造性や探求心に新しい視点をもたらすでしょう。 仕事では、ISFPが内向的な性格のため、外向的なESTPと業務の進め方の違いで衝突することも。しかし、両者とも好奇心旺盛な性格なので、どのような仕事も前向きに取り組む姿勢は相性が良いといえるでしょう。 |
INTJ(建築家) | ★★★★☆ | INTJは戦略的で論理的な思考を持ち、長期的な目標に向けて計画的に行動するタイプ。INTJの計画性とENTPの柔軟な対応力が、お互いを補い尊敬し合える関係性を築けるでしょう。 |
ESFJ(領事) | ★★★★☆ | ESFJは社交的で思いやりがあり、他人のニーズに敏感に反応するタイプ。周囲との調和を大切にするESFJの価値観を、ENTPが柔軟に受け止めることで、良い関係性を築けるでしょう。 |
ENFP(運動家) | ★★★★☆ | ENFPは情熱的で創造力豊か、自由な発想で新しいアイデアや可能性を追求するタイプ。ENFPの直感に優れた部分とENTPの分析力は、お互いを支え合えるでしょう。 |
INFP(仲介者) | ★★★☆☆ | INFPは理想主義的で深い感受性を持ち、自分の価値観に基づいて行動するタイプ。ENTPの客観的な思考と対照的ですが、お互いの自己表現を大切にし、尊重し合えるでしょう。INFPはENTPの気持ちを汲み取って行動してくれるため、対立しにくいと考えられます。 仕事においては新しい発想が生まれにくい関係にもなりうるので、意見交換や声掛けでお互いを適度に刺激し合う意識が大切です。 |
ENFJ(主人公) | ★★★☆☆ | ENFJは社交的で他者のニーズを敏感に感じ取り、サポートを惜しまないタイプ。ENFJとENTPは両者とも社交的なため、積極的にコミュニケーションができるでしょう。ENFJの協調性と、ENTPの革新的な発想力が組み合わさることで、組織づくりにおいて良いチームができる可能性があります。 |
ENTJ(指揮官) | ★★★☆☆ | ENTJは論理的で決断力があり、目標達成に向けて効率的に行動するリーダータイプ。仕事では、計画を実行に移すことが苦手なENTPの弱みを補ってくれるでしょう。両者とも野心的なため意見の食い違いや対立が発生する可能性もあります。互いの強みを認め合うことで、協力し合える関係を築けるでしょう。 |
INTP(論理学者) | ★★★☆☆ | INTPは分析的で理論的な思考を重視するタイプ。問題解決において独創的な方法を取ります。INTPとENTPは、互いに自分の意見を持ちながらも、アイデアを共有しディスカッションを楽しめるでしょう。 |
ESFP(エンターテイナー) | ★★★☆☆ | ESFPは社交的で楽観的、周囲の人々と楽しい時間を過ごすことを重視するタイプ。ESFPは、柔軟でその場を楽しむ性格な一方で、ENTPの理論的な思考を理解できない場合があるでしょう。しかし、ESFPの豊かな感情表現と、ENTPの創造性がマッチすれば、お互いを刺激し合える関係を築けると考えられます。 |
ISTP(巨匠) | ★★★☆☆ | ISTPは冷静で分析的な思考を持ち、実践的な問題解決に優れたタイプ。ISTPはENTPの探求心を刺激してくれる存在となるでしょう。お互いのスキルを高めあえる存在となり得ます。 |
ESTP(起業家) | ★★★☆☆ | ESTPは好奇心旺盛で行動力があり、現実的な問題解決に長けたタイプ。ESTPとENTPの行動力と柔軟性のある思考は、「ともに何かを楽しむ」ことにおいては相性が良いといえるでしょう。 一方で、ESTPとENTPはともに自分の考えを優先して行動する一面があるため、しばしば対立することもあるようです。 |
ISTJ(管理者) | ★★☆☆☆ | ISTJは秩序を重んじ、実直で責任感が強いタイプ。計画的で慎重に物事を進め、規則や伝統を守ることを大切にしますが、柔軟さに欠けることがあります。ENTPの柔軟な思考とISTJの芯の通った計画性は、対抗する場合もあるでしょう。 |
ESTJ(幹部) | ★★☆☆☆ | ESTJは実務的で効率を重視し、組織やルールを守ることに価値を見出すタイプ。リーダーシップを発揮し、目標達成に向けて計画的に行動します。ESTJの秩序を守ることを重要視する性格と、ENTPの革新的な発想力は正反対であり、意見の食い違いが起こる可能性があるでしょう。 |
INFJ(提唱者) | ★★☆☆☆ | INFJは直感的で洞察力に優れ、人々の感情や価値観に深く共感するタイプです。INFJの理想主義的な考え方とENTPの現実的な考え方が衝突することも。INFJとENTPはお互いに違う視点を持ちながら、理解し合うことで信頼関係を築けるでしょう。 |
ISFJ(擁護者) | ★☆☆☆☆ | ISFJは思いやりがあり、他人のニーズに敏感に反応するタイプ。忠実で責任感が強く、周囲の人々を支えながら安定した環境を大切にします。ISFJの伝統を重んじる価値観と、ENTPの自分の正義感に従う判断基準は、理解し合うのが難しい可能性があるでしょう。 |
ENTPと相性の良いタイプ
以下では、ENTPと特に相性が良い4つのタイプを性格の特徴も踏まえて解説します。
ISFP(冒険家)
論理的な考え方をするENTPは、ISFPの創造的で芸術性の溢れる部分に魅力を感じやすいようです。ISFPも、ENTPの独創的なアイデアを生み出せる力に惹かれ、互いに刺激をもらえる関係を築けます。
ENTPは自分の主張が強い傾向がありますが、ISFPの柔軟で他人の価値観を尊重する部分に助けられるでしょう。
INTJ(建築家)
INTJとENTPは論理的な部分が共通点なため、考え方が合う傾向にあります。INTJは実行力と思いやりがあるので、ENTPにとって尊敬できる存在となりうるでしょう。INTJにとっても、ENTPの知識の豊富さや頭の回転の速さが魅力的に感じるといえます。
感情面でお互いに理解が不足する場面に遭遇する可能性もありますが、知的探求心によって同じ方向性の考えを見つけることで関係を深められるでしょう。
ESFJ(領事)
ESFJは社交的で思いやりがあり、他者のニーズに敏感に反応するタイプです。自己主張が強い傾向にあるESFJの意思を尊重してくれるでしょう。
一方で、ESFJの調和を大切にする性格と、周囲の意見に反して議論するのが好きなENTPの特徴が合わず、関係に亀裂が入る場合も。お互いの考えを受け入れ、感情に寄り添うことで良好な関係を作れる可能性があります。
ENFP(広報運動家)
ENFPとENTPはともに好奇心旺盛なタイプであり、お互いの考えを共有することに楽しさを感じられるでしょう。ENFPの社交的で柔軟な対応ができる姿勢が、ENTPの生み出すアイデアを実行する際の支えとなります。
ENFPは感情的な考え方を大切にする傾向があるため、ENTPが相手の気持ちに寄り添うよう意識することで、親交を深められるでしょう。
ENTP同士も相性が良い傾向にある
ENTP同士も相性が良い傾向にあります。互いに議論や知的な刺激を好み、一緒にいると常に新しいアイデアが生まれるからです。お互いに高い思考力と幅広い知識を持っているので、議論のなかで多くの情報を交換し、視野を広げられます。また、ENTPは変化を好み挑戦を求める性格なので、同じ価値観を共有することで、日々の生活に刺激が生まれ充実した時間を過ごせるでしょう。
ENTPと相性の悪いタイプ
ここでは、ENTPと相性が悪い傾向がある「ISFJ(擁護者)」「ESTJ(幹部)」「ISTJ(管理者)」「INFJ(提唱者)」の特徴を解説します。ここで挙げる性格は、あくまで「16Personalities性格診断」に基づいたものです。一概に「相性が悪い」といい切れませんので、参考までにご覧ください。
ISFJ(擁護者)
ISFJは、秩序や伝統を重んじるタイプであり、ENTPの規則や決まりに縛られず、常に革新的なアイデアを追い求める性格と合わない可能性があるでしょう。
また、ISFJは平和で安定的な環境を好むので、ENTPの理論的でときには激しい批判もいとわない性格を不安に感じる場合も。良好な関係を築くためには、互いの価値観の異なる部分を理解しておくことが大切です。
ESTJ(幹部)
ESTJは規則を重視し、効率の良さを求めるタイプである一方、ENTPは自由な発想や柔軟なアプローチを好み、変化や新しいアイデアを追求するタイプです。ESTJの保守的な価値観と、ENTPの革新的な姿勢が合わず、意見の不一致や対立が生じやすくなるでしょう。
ESTJは伝統を重んじる傾向があり、ENTPはその価値観に対して違和感を抱く可能性があります。信頼関係を築くためには、互いの強みを尊重し合うことが必要といえるでしょう。
ISTJ(管理者)
ISTJは規則や秩序を重視し、実務的で計画的に物事を進めるタイプです。対して、ENTPは柔軟で創造的な発想を好み、規則に縛られることを嫌います。ISTJの堅実で慎重な姿勢と、ENTPの自由な思考が対立しやすく、意見の食い違いが生じることがあるでしょう。
ISTJは現実的な解決策を求める一方、ENTPは新しいアイデアや変化を追い求めるため、相性が悪くなりやすいようです。
お互いの考え方の傾向を理解したうえで、コミュニケーションをとることが良好な関係を保つうえでは必要といえるでしょう。
INFJ(提唱者)
INFJは責任感が強く、決められた範囲内で完璧にこなすことを大切にするタイプ。自由で束縛を好まないENTPと正反対の性格といえます。また、INFJは周囲の感情に寄り添う傾向があるため、論理的な考え方のENTPと意見が合わない場合もあるようです。
異なる価値観を尊重し、強みを補い合うよう意識することで良好な関係を築けるでしょう。
ENTP(討論者)の恋愛相性
ENTPの恋愛は、パートナーと知的な会話や冒険的な刺激を求める傾向があります。伝統的な恋愛スタイルを嫌い、心のつながりを大切にするでしょう。ここでは、ENTPの恋愛について解説します。
ENTPの恋愛スタイル
柔軟な思考と成長を重視するENTPは、「どんなことをして過ごそうか」「生活スタイルは合うか」など、交際が始まる前から将来のことを想像する傾向があるようです。以下では、男性・女性のENTPの恋愛における価値観の特徴や相性をまとめました。
ENTPの女性の性格と相性
ENTPタイプの女性は独立心が強く、自分の自由や個性を大切にしているといえるでしょう。知的な刺激や冒険を求め、柔軟で革新的なアプローチで関係を築こうとする傾向にあります。パートナーにはともに新しいアイデアを探求し、成長できる関係を求めるでしょう。
深い議論や心の交流を重視し、知的なつながりを大切にしますが、感情表現には苦手意識を持つことも。感情面でのコミュニケーションが上手くいかないと感じることがあり、パートナーは理解するための努力が必要となる可能性があります。
ENTPの男性の性格と相性
ENTPタイプの男性は、恋愛において知的な刺激や冒険を求め、パートナーと深い議論や対話を楽しむことを重視するでしょう。自由な思考や冒険心を大切にし、独自の方法で愛情を表現する傾向にあります。
感情面では直接的な表現が苦手なため、つながりを深めるには意識的な努力が必要です。知的で柔軟な思考を持つパートナーの場合、お互いに成長できる刺激的な関係を築けるでしょう。
ENTPと恋愛相性抜群の3つの性格タイプ
ENTPと相性抜群な性格に共通しているのは、知的好奇心や直観を重要視する部分です。ここでは、ENTPと恋愛相性が良い3つの性格タイプを解説します。
ISFP(冒険家)
ENTPはアイデアを出し議論を楽しむタイプで、ISFPの実行力や柔軟性が相性抜群といえるでしょう。ISFPは実際に行動に移す力を持っているため、ENTPのデメリットである実行力の弱さをカバーしてくれます。
お互いに刺激を与え合い、ともにチャレンジすることで、成長と新しい経験を共有できる理想的なパートナーシップが生まれやすいでしょう。
ESFJ(領事)
ESFJは思いやりがある性格であり、議論好きで周囲の意見に反発しがちなENTPに寄り添えます。また、ENTPの独自性のある発想が、ESFJにとっては刺激的で新鮮に感じられる場合も。お互いにないものを持っているので、高め合える関係性を築けるでしょう。
INTJ(建築家)
INTJとENTPは論理的な部分が共通しており、考え方が合う傾向にあります。加えて、INTJは実行力と思いやりがあるので、ENTPにとって尊敬できる存在となり得るでしょう。INTJにとっても、ENTPの知識の豊富さや頭の回転の速さが魅力的に感じるといえます。
ENTP(討論者)に向いている仕事や業界とは
ENTPは、議論をする機会が生じやすかったりクリエイティブなアイデアが必要となったりする仕事で、強みを発揮できるでしょう。
ここでは、ENTPに向いている仕事や業界を紹介します。ただし、ここで挙げる職業はあくまで一例です。すべての方に当てはまるわけではありませんので、参考までにご覧ください。
ENTPに向いている仕事
ENTPの「自信を持って自分の意見を相手に伝えられる力」や「新しい視点やアイデアを発見できる力」は、以下の特徴のある仕事で役立ちます。
- ・コミュニケーションを使う仕事
- ・アイデア・ディベート力を発揮できる仕事
- ・結果が目に見える仕事
ENTPは、創造的なアイデア・ディベート力を成果につなげられるため、実感できる形に結びつけられると達成感を得られるでしょう。自身の強みを発揮しながら成果を実感できるため、モチベーションを維持しながら働ける可能性があります。
ENTPの発想力が役立つクリエイティブな仕事は、「クリエイティブな仕事がしたい!主な職種一覧や向いている人の特徴を解説」で詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
ENTP(討論者)に向いていない仕事の特徴は?
ENTPに向いていない傾向にある仕事の特徴は、「細かい部分に注意しなければならない仕事」「単調な作業を繰り返す仕事」「集中力が必要な仕事」などが挙げられるでしょう。ENTPは長時間同じ作業を続けるのが苦手で、慎重に進めなければならない仕事に対してストレスを感じやすい傾向にあります。また、ルールが厳格な仕事では「才能が活かされない」と感じ、業務に対して不満を抱きやすくなることも。モチベーションを維持しながら働くためには、ENTPの自由な発想力といった強みを活かせる仕事を選ぶのがおすすめです。
ENTPに向いている業界
ENTPは論理的な考え方を好む性格であり、情報分析力を求められる業界に適性があると可能性があります。ENTPの強みを活かせる働き方ができる業界は、以下のとおりです。
- ・マーケティング業界
- ・コンサルティング業界
- ・研究開発業界
常識にとらわれずに柔軟な発想ができるため、新しいアイデアを常に求められる業界で強みを発揮できる傾向にあります。ただし、業界の特徴と自身の強みがマッチしていても、職種により業務内容が異なる場合もあるため、情報収集を丁寧に行ったうえで仕事を選ぶようにしましょう。
ENTPに向いている仕事や業界は、「ENTP(討論者)に向いてる仕事・業界を紹介!おすすめの職場や相性は?」のコラムで詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
MBTIで適職を探すときの注意点
MBTIや16Personalitiesといった性格診断テストを活用して適職を探すときは、診断結果のみを判断基準にしないことが大切です。 ここでは、MBTIや16Personalitiesの診断結果を仕事探しに活用する際の注意点を3つご紹介するので、適職を考える際の参考にしてみてください。
1.タイミングによって診断結果が異なる場合がある
MBTIや16Personalitiesの診断結果は、テストを受けるタイミングによって変わることがあります。 個人の行動や考え方のパターンは、固定的ではなく、経験や環境によって変化し得る概念だからです。
たとえば、1度目の診断結果がENTP(討論者)だった人が、さまざまな経験を積んだうえで2度目のテストを受けると、ENTJ(指揮官)に変わっていることがあります。性格診断テストの結果は変動する可能性があることを念頭に置き、「自分は絶対にENTPだ」「ENTPだから営業の仕事じゃなきゃダメだ」などのように捉えないよう意識してみてください。
2.MBTIの結果だけで適職を判断しようとしない
MBTIの結果だけで適職を判断するのはおすすめしません。性格診断テストには、MBTI以外にも16Personalitiesやエゴグラム、ストレングスファインダー、ビッグファイブなどさまざまあり、すべてのテストの結果が同じになるとは限らないためです。
また、性格診断テストは適職を決定づけるものではありません。自分を理解するために活用できるツールの一つであると捉え、複数のテスト結果を照らし合わせたうえで、同じような傾向があれば参考にしてみるようにしましょう。
3.MBTIの結果に当てはまらない人もいる
MBTIや16Personalitiesといった性格診断テストの結果は、その人の主な考え方や価値観をタイプ分けしたものであり、あくまで一般論といえます。多くの人に当てはまるという特徴はありますが、テストの結果と自身の性格にミスマッチを感じる人もいるでしょう。
性格診断テストの結果が自分に当てはまらないにも関わらず、「自分はENTPだから相性の良い仕事はIT業界だ」のように考えるのは、かえって適性のない仕事に就くことにつながりかねません。「診断結果に当てはまらない」と感じたら、別の指標をもとに適職を探すようにすることも必要です。
MBTIはあくまで適職を見つける判断材料の一つ
性格診断テストの結果は、適職探しをする際に役立つことがありますが、あくまで判断材料の一つと考えるようにしましょう。 MBTIや16Personalitiesなどの性格診断テストの結果に対し、「ENTPの論理的な議論を楽しむ性格に当てはまっている」と感じる人もいれば、「少し違うかな」と感じる人もいるかもしれません。
このように、人によって感じ方は異なるので、診断テストの結果だけを頼りに適職を探すのは避けたほうが無難です。ENTPに向いている働き方は、このコラムの「ENTP(討論者)に向いている仕事や業界とは」で紹介しています。興味を持つきっかけとして参考にしつつ、それ以外の仕事にまで視野を広げて探すようにしてみてください。ENTP(討論者)が仕事で成功するための方法
自分の働き方の特徴を知り、特性に合う仕事を選ぶことは、働きやすさにつながります。ここでは、ENTPが仕事で成功するための方法を紹介するので、「自分の性格に合う働き方が分からない」とお悩みの方は参考にしてみてください。
ENTPの仕事における特徴を知る
ENTPの仕事における特徴を確認し、どのような働き方が自分に合っているかを把握しましょう。
ENTPは仕事において、独自の視点から物事を見て論理的に思考するため、課題の解決力に長けています。変化や刺激のある環境にも好奇心を持って臨めるため、イレギュラーな対応を求められる場面が生じやすい仕事にも対応できるでしょう。
一方で、単調で集中力が必要となる仕事やルールの範囲内で対応する仕事には苦手意識を感じやすいようです。モチベーションを維持しながら前向きな姿勢で働くためには、自身の性格と相性の良い働き方ができる環境に関する理解を深めることをおすすめします。
自身の働き方の特徴について確認する際は、自己分析を活用するのも手です。自己分析の方法は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで紹介しているので、ENTPの特徴と照らし合わせながら進めてみてください。
自分の特性に合う仕事を選ぶ
自分の特性に合う仕事を選び、働きやすい環境を確保しましょう。
「ENTP(討論者)に向いている仕事や業界とは」で前述したように、自分の特性に合う仕事を選ぶことで強みを発揮できると、スキルアップがスムーズになったり成果につながりやすくなったりする可能性があります。変化に適応しながら新しいアイデアを生み出すことを求められる仕事や社員の意見が通りやすい職場など、ENTPの特性に合う働き方ができる環境がおすすめです。
自分の特性に合う仕事の探し方は、「自分の適性に合う仕事の探し方とは?」のコラムでも解説しているので、あわせてご一読ください。
就職・転職エージェントへ相談する
自分に合う仕事や働き方を見つける方法としては、就職・転職エージェントへ相談することも得策です。就職・転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが自分の適性に合う求人探しや選考対策をサポートしてくれます。求職者の性格や強み、仕事に求める条件などに合う仕事を提案してくれるので、自分だけでは気づかなかった選択肢を見つけられる可能性があるでしょう。
「ENTPの特徴に合う仕事が分からない」「診断結果をもとに適職を見つけたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、既卒や第二新卒、フリーターなどの若年層に向けた就職・転職支援サービスを行っています。
専任のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、求職者一人ひとりの適性に合った求人をご紹介。「思っていた仕事とは違う」と感じるリスクを減らせるメリットがあります。1分程度で簡単に受けられる適職診断もあるため、自分に合う仕事を探しやすいのもポイントです。
求人紹介のほかにも書類作成や面接練習など、担当者が内定に向けて丁寧にサポートします。サービスはすべて無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
※このコラムは16Personalities(16タイプ診断)の解説であり、MBTI®とは無関係・別物です。 MBTI診断は、資格を持つ専門家から行われる必要があります。このコラムの内容は、16タイプ診断に基づく一般的な情報の一例としてご覧ください。
※「MBTI®」は一般社団法人日本MBTI協会に商標登録されています。
ENTP(討論者)に関するよくある質問
ここでは、ENTP(討論者)に関するよくある質問をまとめました。ぜひご一読ください。
ENTPはモテるって本当ですか?
ENTPが持つ特徴や強みから、「モテる」といわれる場合があります。
ENTPは社交的で人との交流を楽しむため、周囲に人が集まりやすいでしょう。カリスマ性に加え、柔軟に対応できる適応力が人を惹きつける魅力だといえます。パートナーに対しては理解力があり、信頼関係を築くために努力するため、安心感を与えられることも。ENTPの長所や強みは、「ENTPの強み」もあわせてご一読ください。
ENTPのキャラクターにはどんな特徴がありますか?
ENTPの性格傾向には、「議論好きでコミュニケーション能力がある」「知識が豊富」「頭の回転が速く発想力がある」などが挙げられるでしょう。
ENTPは新しいアイデアや視点を常に探求し、知識が豊富な傾向です。また、頭の回転が速く発想力にも優れています。対話を楽しむ傾向があり、異なる意見を引き出すことにも長けているようです。詳しくはこのコラムの、「ENTP(討論者)とは?討論者タイプの特徴」をご覧ください。
ENTPが「頭おかしい」といわれるのはなぜですか?
ENTPは常に新しい視点を探求し枠にはまらない発想をするため、周囲には予測不可能で型破りに映る場合もあるでしょう。
とはいえ、必ずしもENTPが周囲へネガティブな印象を与えるとはいえません。ENTPの自由な発想力は、周囲では思いつかなかったアイデアを見つけることで人を惹きつける可能性があるからです。仕事の課題の解決策や成功につながる方法を発見するのに貢献することもあるでしょう。
ENTPに向いている仕事はありますか?
ENTPは、強みであるコミュニケーション能力や創造力が必要となる仕事に向いています。たとえば、「マーケティング業界」「コンサルティング業界」は、ENTPの「自信を持って提案できる力」が役立つでしょう。ENTPに合う仕事は、このコラムの「ENTP(討論者)に向いている仕事や業界とは」を参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。