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【体験談あり】大学中退からの就活のやり方まとめ!おすすめの仕事も解説
この記事のまとめ
- 大学中退後の就活では、早めの取り組みや徹底した自己分析が成功のための効果的なやり方
- 大学中退から就活をする際は、1~3月と8~9月が狙い目の時期
- 大学中退者は就活のやり方が分からなかったり、早期離職を懸念されたりする厳しさがある
- 大学中退後に就職先を探す場合、学歴を問わない求人や強みを活かせる仕事がおすすめ
「大学中退後の就活のやり方が分からない…」とお悩みの方もいるでしょう。大学中退後は、中退者向けの選考対策を行いつつ、なるべく早めに就活に取り組むのが成功のカギです。
このコラムでは、大学中退後の就活を成功に導くためのやり方を紹介します。就活における狙い目の時期や大学中退者の就職事情も解説。実際に大学中退から就職に成功した人の体験談や、就職先を探す際のポイントもまとめているので、参考にしてみてください。
大学中退後の就活を成功に導くためのやり方9選
大学中退後の就活では、早めに活動をスタートしたり「就職の軸」を明らかにしたりすることで、成功に近づく可能性が高まるでしょう。「具体的なやり方が分からない」という方は、以下に必要な方法をまとめているので、参考にしてみてください。
1.なるべく早めに就活をスタートする
大学中退後は、なるべく早めに就活をスタートさせましょう。無職やフリーターでいる期間を短縮でき、社会人としての第一歩が早まります。また、年齢が若いほど就職のハードルは低い傾向にあるため、できるだけ若いうちに就活を始めることが重要です。
2.ポジティブな中退理由を伝えられるよう準備する
選考では、ポジティブな中退理由を伝えられるよう準備しておくことが重要です。「学習内容に対する興味が薄れた」「友人関係が上手くいかなかった」などの後ろ向きな中退理由をそのまま伝えると、企業側に「入社しても同じような理由ですぐに辞めるのでは」と懸念される恐れがあります。
たとえ上記のような理由で中退したとしても、選考では「勉強をするなかで本当にやりたいことが見つかった」のように、ポジティブな中退理由に変換するのがおすすめです。
3.自己分析を行い「就職の軸」を明らかにする
自分のなかの「就職の軸」を明確にするために、就活に向けた自己分析を行いましょう。自己分析をとおして、自身の強み・弱みや得意分野、仕事への価値観を客観的に分析することで、志望する業種や職種を探す際に役立ちます。自己PRの作成にも役立つので、自己分析はしっかり行うのが望ましいでしょう。
自己分析のやり方は「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムを参考にしてみてください。
4.業界研究と企業研究を徹底する
大学中退後の就活では、業界研究と企業研究を徹底することが大切です。業界や企業についての理解が深まると、自分に合っている仕事や職場について見極めやすくなります。また、選考では、企業に対する理解度の高さが入社意欲のアピールにつながることも。入社後のミスマッチによる早期離職を防ぐ効果も期待できるため、事前の研究が欠かせません。
業界研究・企業研究のやり方は、「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」や「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムをご参照ください。
志望する業種・職種に役立つ資格を取るのも手
大学中退後に志望する業種・職種が決まっている場合、業務に役立つ資格を取るのも手です。資格がなくても就職することは可能ですが、取得していれば業務のスキルや知識を有しているという証明になります。志望する仕事に就くために資格が必須、またはもっていたほうが選考で有利に働く場合、取得を検討してみるのも選択肢の一つです。
ただし、「資格が有利に働くとは限らない仕事を目指す」「資格取得までに長い時間がかかって就活のスタートが遅れそう」といった状況では、今すぐ資格を取るべきかどうかを検討する必要があるでしょう。
5.大学中退者向けの選考対策を行う
大学中退後の就活では、中退者向けの選考対策を行うのが効果的です。「大学を中退した」という経歴は就活において不安視されやすい傾向にあるため、企業側の懸念を払拭する必要があります。具体的には、正しい履歴書の作成や面接で聞かれやすい質問の対策などです。
中退の経歴を含めた正しい履歴書を作成する
履歴書の学歴欄には、大学に入学してから中退するまでの経歴を正しく記載しましょう。入退学の年月に加えて、大学名・学部・学科を略さず記入し、最後に「中途退学」と記します。
なお、中退の経歴を隠すことは「学歴詐称」にあたるため、必ず事実を伝えるようにしましょう。嘘が発覚すると信用を損なうだけでなく、内定取り消しや入社後のトラブルに見舞われる可能性があります。
「最終学歴が中退の場合は履歴書にどう書く?学校別に書き方を紹介します!」のコラムでは、大学中退者の履歴書の書き方を解説しているので、あわせてご一読ください。
大学中退者が面接で聞かれやすい質問の対策をする
面接で大学中退者が聞かれやすい質問を整理し、あらかじめ回答の準備をしておくことも大切です。主に、以下の内容をよく聞かれやすいとされています。
- ・大学を中退した理由
- ・大学中退から学んだこと
- ・就職しようと思った理由
- ・今後の目標やキャリア
上記は、大学中退者の就職面接で聞かれやすい質問の一例です。企業は長く働いてくれる人材を求めていると考えられるため、どのような質問をされても、入社意欲の高さや長期的に貢献していきたいという前向きな姿勢が伝わる回答が望ましいでしょう。
6.学歴が問われにくい求人を探してみる
大学中退者の就活では、これまでの経歴や学歴が問われにくい求人を探してみるのがおすすめです。そのうえで、自身の強みや得意分野を活かせる職種に就くと、入社後も能力を発揮しながら長く活躍できる可能性があります。
未経験歓迎・学歴不問の求人に絞ってみる
「未経験歓迎」や「学歴不問」の求人に絞って応募すると、就活成功につながりやすくなるでしょう。経験や学歴を問われにくい求人は、応募者のポテンシャルを重要視している傾向にあります。これまでの経歴よりも「入社後の将来性」に期待されるため、向上心をもって取り組めば、大学中退から挑戦しやすいといえるでしょう。
強みや得意分野を活かせる仕事を探す
過去のアルバイト経験や学生時代の活動を洗い出し、自身の強みや得意分野を活かせる仕事を探すのも手です。たとえば、接客業のアルバイトをしていた経験がある場合、相手の要望を汲み取る力やコミュニケーションスキルを活かせる仕事で活躍できる可能性があります。学んだことを業務に反映できるというアピールにつながれば、採用担当者にプラスの印象を与えられるでしょう。
大手や有名企業以外にも目を向ける
大学中退者の就活では、大手や有名企業以外の求人にも目を向けるのがポイントです。知名度がある企業はライバルとなる応募者の数が多くなりがちなうえ、採用のハードルも高い傾向にあります。
就活をスムーズに進めるには、視野を広くもち、中小企業やベンチャー企業などの求人情報にも着目してみましょう。成長過程にある企業ならではの取り組みや価値観、社風を調べるうちに、自分の理想にマッチした会社に出会える可能性があります。
7.就職エージェントを活用する
大学中退後の就活を成功へ導くために、就職エージェントを活用するのも一つの方法です。就職エージェントでは、仕事を探している求職者の就活を包括的にサポートし、希望条件に合った求人の紹介や個別の選考対策といったサービスを提供しています。
若年層の支援に特化した就職エージェント「ハタラクティブ」の利用者のなかには、大学中退から就職に成功した方も多くいるのが特徴です。初めて就活に取り組む方も丁寧にバックアップするため、自信をもって選考に臨めるでしょう。
就職エージェントについては「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムでより詳しく紹介しています。ぜひご参照ください。
8.大学中退者向けの就活サイトに登録する
就活サイトでは、多様な企業の求人情報をWebサイト上に掲載することで、応募者が自ら求人を検索・応募できるサービスを提供しています。「未経験歓迎」「学歴不問」「勤務地」などの条件を絞って求人探しができるため、幅広い選択肢のなかから希望に合った仕事を見つけられるのが特徴です。
応募や企業とのやり取りはすべて1人で行うため、「自分のペースで就活を進めたい」という方に向いているでしょう。
9.ハローワークの窓口に相談する
ハローワークとは、仕事を探している方なら誰でも無料で利用できる「公共職業安定所」のことです。年齢や経歴問わず就職に関する幅広い支援を行っており、求人検索や就活セミナー、職業訓練といったサービスが受けられます。
各地域に特化した企業の求人が多いため、地元で働きたい方や自宅近くで就職したい方におすすめです。大学中退からハローワークを利用する際は、「大学中退者はハローワークを利用できる?正社員になるための活用法」のコラムも参考にしてみてください。
大学中退者が就活をする際に狙い目の時期
就活を行う際は、求人数が増加する傾向にある時期を把握することも重要です。一般的には、新年度の入社に向けた1~3月と、人事異動による調整が多い8~9月に求人数が増えるといわれています。
ただし、急な欠員や事業拡大によって、上記の時期に関係なく人材募集を行う企業も。気になる会社がある場合は、情報を取りこぼさないよう常にチェックしておきましょう。
大学中退者の就職事情
ここでは、大学中退者の就職事情について解説します。学生全体に占める大学中退者の割合や就職率についてまとめているので、ぜひ目を通してみてください。
大学中退者の割合は学生全体の2.04%
大学を中退している方は、学生全体の2割ほどという調査結果が出ています。文部科学省の「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によると、令和5年度の大学中退者数は以下のとおりでした。
中退者数 | 53,470人 |
学生数に占める中退者数の割合 | 2.04% |
参照:文部科学省「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
上記のデータから計算すると、100人に2~3人は大学中退者がいると考えられます。「自分と同じ状況の人は一定数存在する」と捉え、焦らず前向きに取り組む姿勢が大切です。
参照元
文部科学省
学生支援
大学・大学院中退者の就職率は33.9%
平成27年の発表によると、大学中退後に就職した方の割合は、男女の合計で33.9%でした。以下は、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「大学等中退者の就労と意識に関する研究」をもとに、大学・大学院中退者が正社員就業までにかかった期間をまとめた表です。
性別\期間 | 離学前 | 離学~3ヶ月以内 | 3年以内 | 3年超 | 正社員時期不明 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
男性 | 0.012 | 10.8% | 0.122 | 0.027 | 0.084 | 0.353 |
女性 | 0 | 9.3% | 11.0% | 0.027 | 0.071 | 0.301 |
男女計 | 0.009 | 10.4% | 11.8% | 0.027 | 8.1% | 33.9% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究 第3節 就業への移行、正社員就業への移行 図表1-6 学歴別 正社員就業までの期間 (p.21)」
この結果によると、「3年以内」または「離学~3ヶ月以内」に就職した大学中退者が多いことが分かります。長期的に見ても3割程度の大学中退者が就職できているため、過度に心配し過ぎる必要はないでしょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
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大学中退者の就職は厳しい?新卒就活との違い
新卒時の就活と違い、「大学中退者の就職が厳しい」といわれる理由には、就活情報の取りづらさや中途採用枠での応募になることなどが挙げられます。以下で、考えられる理由について見ていきましょう。
就活の情報が取りづらい
新卒時と違い、就活の情報の取りづらさから「大学中退者の就職は厳しい」といわれる場合があるようです。新卒では、大学の就職相談窓口を使ったり、友人と情報を共有したりしながら就活を進められるでしょう。しかし、中退後は1人ですべてを補わなければならないため、必要な情報が不足してしまうことがあります。
企業から早期離職を懸念される
大学中退者は、企業側から早期離職を懸念されやすいのも「就職が厳しい」といわれる理由の一つです。求人募集をしている企業は、基本的に長く会社に貢献してくれる人材を採用したいと考えています。
そのため、採用担当者によっては、大学中退という経歴から「入社しても仕事を続けられないのでは」と不安を抱く可能性があるでしょう。企業の懸念点を払拭できない場合、内定獲得が遠のいてしまう恐れがあります。
最終学歴が高卒になるため応募条件の制限を受けやすい
大学を中退すると最終学歴が「高卒」になるため、学歴による応募条件の制限を受けやすくなるでしょう。求人に応募すること自体は可能ですが、要件を満たしていないため書類選考を通過するのは困難といえます。結果的に、仕事選びの選択肢の幅が狭まり、「大学中退者の就職は厳しい」と感じるようです。
新卒採用枠ではなく中途採用枠になる
大学中退者は基本的に中途採用枠での応募になるため、経験豊富な転職者が選考のライバルになる可能性があります。ポテンシャル採用を行っている企業であれば内定獲得を期待できますが、それまでの実績や獲得したスキルを重要視する企業に応募した場合、就活が難航してしまうでしょう。
「大学中退者は新卒扱いになる?就活が厳しいといわれる理由と成功のポイント」のコラムでも、「大学中退者の就職が厳しい」といわれる理由について解説しています。あわせてご覧ください。
大学を中退しても新卒として応募できる?
大学中退者は、新卒ではなく中途採用として応募するのが一般的です。厚生労働省の「3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!」によると、学校卒業後3年以内の既卒者は新卒枠に応募できる場合があります。この施策に則ると、高校卒業後3年以内の大学中退者も、便宜上は新卒枠に応募可能という考えになるでしょう。
しかし、求人情報に特別な記載がない限り、基本的に大学中退者は中途採用枠での応募になります。「高校卒業後3年以内なので新卒枠に応募できる」と思い込まないよう、注意が必要です。
大学中退後の就職活動に成功した人の体験談
ここでは、就職エージェントのハタラクティブを利用して、大学中退後の就活を成功させた方の体験談を紹介します。就活に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダンサーを目指して中退したOさん(24歳)
Oさんは、ダンサーを目指して大学を中退し、ダンスとアルバイトの両立で生計を立てていました。しかし、同年代の人たちが正社員として働き始めた姿を見て、「ダンスは趣味で楽しもう」と就職を決意。ハタラクティブのキャリアアドバイザーと話すなかでやりたいことを見つけ、フィットネスジムのヘルスコーディネーターとして就職を決めました。
「小学校1年生からやっているダンスを仕事にしたいと思い、大学を中退しました。中退後は、フリーでダンスの仕事と居酒屋のアルバイトを両立していましたが、大学を卒業した同い年の人が働いているのを見て、『自分は普通の人と違う』という部分を実感。ダンスの仕事も伸び悩んでいたため、『変わろう』という気持ちから就活を始めました。
ダンス以外にやりたいことが全くなく、本当に何をしたらいいか分からない状況でしたが、ハタラクティブのアドバイザーの方に親身になってもらえて良かったです。『接客がやりたい』と伝えたら、『接客ならこういうのと、こういうのに分かれます』と詳しく説明してもらえました。6社ほど提案された求人のなかから3社の選考を受け、すべて内定をいただけたので、第一志望の企業に入社を決めました」
Oさんの体験談の詳細は「ダンスとバイト漬けの生活。気づいたら同い年の人たちがみんな働いていた」をご一読ください。
カメラの勉強のために中退したC.Kさん(22歳)
プロのカメラマンになるために撮影を学べる大学へ通っていたものの、入学後にギャップを感じて退学を選んだC.Kさん。中退後は、自分でカメラの勉強を続けながらアルバイトや派遣社員として働いていましたが、次第に「同年代と比べて自分は何をやっているんだろう」という気持ちが芽生え、就職を決意したそうです。ハタラクティブのキャリアアドバイザーによる丁寧なカウンセリングのもと、就活開始から約1ヶ月で大手保険会社のフォロー営業職への内定を獲得しました。
「プロのスポーツカメラマンを目指して大学に入学しましたが、思っていたよりも撮影を学べる授業数が少なく、カメラについてもっと勉強したいと考えて中退しました。その後はアルバイトで5年間、派遣社員として半年間働きながら、自分でカメラの勉強を続けていました。
しかし、親から早く就職しなさいと言われたり、友人が就活している姿を見たりして、カメラは趣味にして働き始めることに決めました。
ハタラクティブに登録したきっかけは、20代を中心に支援しており、『フリーター歓迎』と書かれていた点です。実際のカウンセリングもすごくリラックスした雰囲気のなか、友人のような感覚でアドバイスをもらえました。事前にマンツーマンでの面接対策があるので、受け答えの相談や面接時のアドバイスを受けられたのが良かったです。ハタラクティブに提案されたなかから3社に応募し、活動期間1ヶ月ほどで、保険会社から内定をいただけました」
C.Kさんの体験談の詳細は「コンビニバイトの経験を活かし、カメラの道から保険会社営業に」をご一読ください。
参照元
ハタラクティブ
みんなの就職エピソード
大学中退から就活をするメリット
大学中退から就活をするメリットには、新しい環境でスタートを切れることや、同年代より早く社会人経験を積めることなどが挙げられます。ここでは、考えられるメリットについて紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
今の環境から抜け出して新しくスタートできる
大学中退から就活を始めると、それまでの環境から抜け出して新しいスタートを切ることができます。特に、大学の人間関係や学習意欲の低下に悩んでいる方は、中退することで問題から離れられ、心機一転した状態で新たな生活を始められるでしょう。
また、問題が起きた理由や原因を整理すると「自分に合わない環境」が明らかになり、就活時の仕事選びに役立つ場合があります。
同世代より早く社会人としての経験を積める
社会人に必要な経験や知識を同年代より早く身につけられるのも、大学中退から就活をするメリットの一つです。職種によっては、学歴よりも経験が重視されるものもあるため、早くから仕事を始めることでスキルの獲得や昇進の機会が早まる可能性があります。「早く社会人になって自立したい」と考える方にとっては利点といえるでしょう。
やりたいことや目標に向かって集中できる
将来やりたいことや目標が明確な場合、大学を中退することでそれらに集中できるというメリットもあります。たとえば、「フリーランスとして働きたい」「起業したい」などの目標がある方は、大学中退後の時間をスキル学習や起業準備の時間にあてられるでしょう。大学で学ぶ内容と自分のやりたいことがかけ離れているならば、中退して夢を実現するための行動に専念するのも選択肢の一つです。
大学中退から就活をするデメリット
企業に懸念されやすいことや平均給与の差など、大学中退からの就活にはデメリットもあります。以下で詳しく解説するので、どのようなデメリットが生じるのかをしっかり把握しておきましょう。
「中退」の経歴にマイナスなイメージをもたれる可能性がある
大学中退後に就活を行うと、企業によっては「中退」の経歴にマイナスなイメージをもたれる可能性があります。具体的には、「忍耐力がないのでは」「不満があるとすぐ辞めるのでは」といった後ろ向きな印象です。
そのため、選考では企業側の懸念点やマイナスなイメージを払拭する必要があります。今後のキャリアプランに加えて、面接官が納得するような前向きな中退理由を伝えることが、就活成功のためのカギです。
大卒と比べて平均給与が低い場合がある
大学中退者は、大卒者と比べて平均給与が低くなる可能性があります。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (3) 学歴別にみた賃金」によると、学歴別・年齢階級別で見た男女計の平均賃金は以下のとおりです。
年齢階級\学歴 | 高校卒業 | 大学卒業 | 賃金の差 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 21万7,300円 | 25万800円 | 3万3,500円 |
25~29歳 | 24万3,000円 | 28万3,900円 | 4万900円 |
30~34歳 | 26万5,400円 | 32万5,200円 | 5万9,800円 |
35~39歳 | 28万2,900円 | 37万3,200円 | 9万300円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況 (3) 学歴別にみた賃金」
上記の表を見ると、20~24歳では3万円ほどだった差が、年齢を重ねるほど広がっているのが分かります。企業や職種によって異なるため一概に表のとおりになるとはいえませんが、ある程度の差が生じやすくなる点は把握しておくのが望ましいでしょう。
大学を中退するデメリットについては、「大学中退後の進路とは?辞めるメリット・デメリットや就職のポイントも紹介」のコラムでも解説しています。あわせてご覧ください。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
大学中退から挑戦しやすいおすすめの仕事4選
ここでは、大学中退から挑戦しやすい仕事4選を紹介します。あくまでも一例なので、自己分析や業界研究を行い、さまざまな選択肢のなかから自分に合った仕事を探してみましょう。
建設業
建設業は、業界全体の高齢化によって若手の人材不足が叫ばれているため、年齢が若い大学中退者が挑戦しやすい仕事といえます。未経験からスキルを身につけられる環境が整っている傾向にあることから、働きながらスキルアップを目指せるのも特徴です。
企業によっては、資格取得支援制度を導入しているところも。技術や知識を身につければ、大きなプロジェクトを任される機会や昇進のチャンスも期待できるでしょう。
正社員
施工管理職
年収 378万円 ~ 583万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり
サービス業
サービス業は、就活時に特別な資格や経験を問われにくいため、実務未経験から就職を目指しやすい仕事の一つ。具体的な職種は、ホテルや飲食店のスタッフ、エステティシャンなどです。コミュニケーションスキルが重視される傾向にあるため、「人と関わるのが好き」「相手の要望を聞く力がある」という方に向いているでしょう。
正社員
美容カウンセラー職
年収 336万円 ~ 470万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
営業職
営業職は、活躍の場が幅広いため求人数自体が多く、未経験から実力を発揮できる可能性のある仕事です。顧客との信頼関係を構築することが重要なため、コミュニケーションスキルや問題解決能力が重視されやすいでしょう。学歴よりも実力が評価につながりやすい傾向にあり、しっかりと成果を残せば給与や賞与への反映が期待できます。
正社員
ITソリューション営業スペシャリスト
年収 700万円
-
残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
事務職
事務職は、基本的なパソコンスキルがあれば学歴や経験を問われにくい場合があるため、未経験から挑戦しやすい仕事の一つです。書類作成や電話・来客対応、データ入力など、社内活動が円滑に行われるためのサポート的な役割を担います。細かいことに気を配れる方や、コツコツと作業に取り組める方に向いているでしょう。
ひとくちに「事務職」といっても、一般事務や経理事務、営業事務など、担当業務はさまざまです。自分の適性やスキルに合った仕事内容を選ぶのが望ましいでしょう。
正社員
男性専門クリニックの受付事務
年収 378万円 ~ 432万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
大学中退者におすすめの仕事は「大学中退だと正社員は無理?おすすめの仕事と就職活動のコツを紹介」のコラムでもまとめています。ぜひチェックしてみてください。
大学中退者向けの就活のやり方で正社員を目指そう!
大学中退から就活をする際は、大学中退者向けのやり方で選考対策を行い、正社員を目指す方法が有効です。就職の軸を明らかにしたり、説得力のある前向きな中退理由を準備したりすることで、内定獲得に近づけるでしょう。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。