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フリーターから正社員就職が難しい理由10選!就活成功に向けた対策も紹介
この記事のまとめ
- フリーターから正社員は難しいといわれている理由は、離職の懸念や育成コストの高さ
- 就活のやり方が分からないと、フリーターから正社員就職が難しいと感じる場合がある
- フリーターから正社員就職を目指すなら、未経験者を歓迎している企業や求人に注目する
- 面接ではフリーターをしていた理由を聞かれやすいため、事前に内容をまとめておくこと
- フリーターから正社員になるのが「難しい」と感じたら、就職支援サービスを利用しよう
「フリーターから正社員就職が難しいといわれるのはなぜ?」「就活は何をすればいい?」と悩む方もいるでしょう。早期離職の懸念や就活の対策不足などが理由で、フリーターから正社員への就職が難しいといわれる場合があります。
このコラムでは、フリーターから正社員就職に向けた準備や対策をまとめました。エージェントを利用してフリーターから正社員に就職した方の体験談も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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フリーターから正社員就職が難しい理由10選
フリーターから就活を始めると短期離職を懸念されやすく、社会人経験者と比べて応募できる求人が限られているなど、正社員への就職が難しいといわれたり感じたりする場合があります。フリーターから正社員に就職するためには、就活に向けた入念な準備や対策が必要です。
ここでは、フリーターから正社員就職を目指す際に「正社員への就職が難しい」といわれる理由と、「正社員への就職が難しい」と感じる理由に分けて紹介していきます。
「正社員への就職が難しい」といわれる理由5選
短期離職への懸念や就活の対策不足などが理由で、フリーターから「正社員に就職するのが難しい」といわれる場合があります。以下で「難しい」といわれる理由について解説しているので、フリーターから正社員に就職したいと考えている方は参考にしてみてください。
1.短期離職を懸念されやすい
フリーターから「正社員への就職が難しい」といわれる理由は、短期離職を懸念されやすいためです。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査」では、企業に対してフリーターであったことをマイナスに評価する理由を調査しました。調査の結果は以下のとおりです。
マイナスに評価する理由 | 割合(%) |
---|---|
根気がなくいつ辞めるかわからない | 71.7% |
年齢相応の技能、知識がない | 47.5% |
職業に対する意識などの教育が必要 | 44.9% |
責任感がない | 43.5% |
組織になじみにくい | 38.1% |
人物像がつかみにくい | 25.9% |
入社時の格付け、配置が難しい | 20.0% |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構「企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査 図表4-3:フリーターであったことをマイナスに評価する理由(複数回答、%)(p.43)」
「根気がなくいつ辞めるかわからない」の回答が71.7%と最も多く、企業はフリーターの方に対して短期離職を懸念していると分かります。フリーターから就活する際は、正社員として働きたい理由や長期就業を見据えたキャリアプランなど、企業に対して具体的に説明する必要があるでしょう。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
調査シリーズ No.43
企業における若年層の募集・採用等に関する実態調査
2.応募できる求人が限られやすい
フリーターから「正社員への就職が難しい」といわれる理由の一つに、応募できる求人が限られやすいことが挙げられます。フリーターは会社員としての経験や実績が乏しいため、入社してすぐに即戦力で活躍するのは難しいでしょう。中途採用では、即戦力で活躍できる人材を求める傾向にあるので、未経験でフリーターから応募できる求人は限られてしまいます。
3.キャリアビジョンが不明確だと懸念されやすい
キャリアビジョンが不明確だと懸念されやすいため、フリーターから「正社員への就職が難しい」といわれることがあります。たとえば、正社員になりたい理由だけで就活すると、「入社後の働き方や目指したいキャリアについて何も考えていないのでは」「うちで長期的に活躍する気はあるのか」など、疑問に思われたりマイナスの印象を与えたりする恐れも。
就活ではフリーターをしていて学んだことや、身につけたスキルとあわせて「なぜ正社員で働きたいのか」「正社員になってどのように働いていきたいか」理由を伝えられるようにしておきましょう。
4.教育研修のコストが掛かりやすい
フリーターから「正社員への就職が難しい」といわれる理由に、採用後に教育研修のコストが掛かることが挙げられます。正社員経験者を採用する場合、ビジネスマナーはすでに身についているため、企業側にとって教育研修に係るコストを押さえられるのがメリットです。一方、社会人経験のないフリーターを採用する場合は、新人教育や研修のコストが発生するため、企業側の負担は増えるでしょう。
一般的に、20代前半は将来性を見込んでいる理由から、育成のコストが掛かると見越したうえでポテンシャル採用をしてもらえる傾向にあります。しかし、30代以降になると教育研修に掛かる育成のコストを懸念して、採用してもらえないことが増えていくでしょう。
フリーターから正社員就職を検討しているなら、就活に向けて早いうちから行動を始めることが大切です。
5.就職活動の対策が足りていない
フリーターから正社員を目指す場合、就職活動の対策が足りていないことが理由で「正社員への就職が難しい」といわれる場合があります。社会人経験のある方は一度就活を経験しているため、基本的な流れを把握しているでしょう。また、社会人に必要なビジネスマナーも身についているため、即戦力として活躍できると企業に評価してもらえる可能性があります。
一方、社会人経験のないフリーターから挑戦する場合、自分では対策したつもりでも、就活のやり方を間違えていて準備が足りていないことも。十分な対策をするなら、ハローワークやエージェントなどの就職支援サービスを活用する方法を検討してみましょう。
「正社員への就職が難しい」と感じる理由5選
就職の軸が定まっていない、学歴に自信がないなどの理由により、「正社員への就職が難しい」と感じるフリーターの方もいるようです。以下で「正社員への就職が難しい」と感じる理由を解説します。
1.就職の軸が定まっていない
フリーターから「正社員への就職が難しい」と感じる理由に、就職の軸が定まっていないことが挙げられます。就職の軸が定まらないまま就活を始めると、働くうえで何を重視すべきか分からず、希望の仕事が見つからなくなる恐れがあるでしょう。また、面接で「ほかの会社でもいいのでは?」と採用担当者に思われる場合もあるので、就職の軸を定めたうえで就活を始めることが大切です。
就職の軸を定めるためには、「平日のみ勤務したい」「オフィス内で働きたい」のように、自分の中で譲れないポイントを洗い出してみましょう。洗い出しできたら優先順位をつけて、「これだけは譲れない」と思うポイントを把握しておきます。就職の軸が定まれば、就活するうえで迷いが少なくなるでしょう。
「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい職業を紹介」のコラムでは、フリーターから正社員になるための対策・準備のコツを紹介しています。フリーターから正社員就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
2.学歴に自信をもてない
学歴に自信をもてず、フリーターから「正社員への就職が難しい」と感じる方もいます。自分の学歴に対して自信がないため、「就職できないのでは?」と不安な気持ちになり、諦めてしまう場合もあるようです。
就活では学歴だけではなく、スキルや経験、人間性など、さまざまなポイントが見られています。そのため、学歴を理由に就職を諦めてしまうのはもったいないといえるでしょう。就活に向けて準備や対策を行い、積極的に行動することで正社員就職に近づく可能性が高まります。
3.アピール材料が足りない
「正社員経験がない」「強みになるスキルがない」など、就活でアピールできる材料が不足していることにより、フリーターから「正社員への就職が難しい」と感じる方がいるようです。企業や求人によっては経験やスキルではなく、応募者の人柄やポテンシャルを重視している場合があります。アピール材料が足りないことを理由に正社員就職を諦めず、就活に向けて前向きに取り組みましょう。
4.面接で緊張しやすい
面接で緊張しやすく、フリーターから「正社員への就職が難しい」と感じる方もいるようです。面接が始まると過度に緊張してしまい、頭が真っ白になり思うように回答できないことも。面接当日は、誰しも緊張しやすくなるでしょう。本番を想定して、十分に面接対策を行ったうえで臨むことがおすすめです。
5.就活のやり方が分からない
「就活は何から始めればいいの?」「履歴書の書き方が分からない」のように、基本的な就活のやり方が分からない方もいます。就活のやり方を押さえていないと、準備や対策が不十分の状態で臨むことになりかねません。自分の適性に合わない仕事に応募したり、思うようにアピールできなかったりする恐れがあるため注意が必要です。
就活のやり方が分からず悩むときは、ハローワークやエージェントなど、就職支援サービスに相談してみましょう。
フリーターから正社員になるメリット
フリーターから正社員に就職すると雇用や収入が安定するため、将来のことを考えたときに不安を抱きにくくなります。ほかにも、「キャリアアップを目指せる」「社会的信用を得やすい」など、正社員ならではのメリットがあるでしょう。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では、高卒と大卒のフリーターの方に対して、将来的に正社員を希望するかどうかのアンケート調査を行いました。調査の結果は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 4-1. 将来的に正社員を希望するか(p.40)」
「将来的に正社員を希望するか」の質問に対し「はい」と回答した高卒フリーターの方は31.6%、大卒フリーターの方は40.0%でした。フリーターから正社員就職を考えている方は、一定数いると分かるでしょう。
雇用や収入が安定する
フリーターから正社員になると、雇用や収入が安定します。正社員は「無期雇用」のため、基本的に契約が解除されることはありません。「会社が倒産する」「勤務態度に問題がある」など、よほどのことがない限り、定年まで腰を据えて働くことが可能です。毎月の収入も安定しているため、趣味にお金を使ったり、将来に向けてコツコツと貯金したりできるでしょう。
ハタラクティブの同資料では、フリーターと正社員の方に手取り月収についてアンケートを行いました。手取り月収の分布は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 雇用形態別手取り月収の分布(p.14)」
フリーターの方の手取り月収は、10万円未満や10~15万円未満が半数以上でした。一方、正社員の場合は、10万円未満や10~15万円未満と回答した方はおよそ1割程度です。15~20万円未満や20~23万円未満と回答した方が正社員では半数以上になりました。このように、正社員として働くと収入が高い傾向にあると分かります。
「正社員とは?メリット・デメリットやほかの雇用形態との働き方の違いを紹介」のコラムでは、正社員として働くメリットや働き方の形態について紹介しています。正社員について詳しく知りたい方は、こちらのコラムもあわせてご一読ください。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
キャリアアップを目指しやすい
正社員として働くと、任せてもらえる仕事の幅が広がります。たとえば、新しいプロジェクトを任せてもらえたり、リーダーとしてチームをまとめたりするなど、責任を伴った仕事に携われる可能性が高まるでしょう。評価の基準は企業によるものの、仕事で結果を出すと昇進や昇給によってキャリアアップを目指しやすいといえます。このように、携われる仕事の幅が広がり、キャリアアップを目指しやすいのは正社員ならではの魅力です。
社会的信用を得やすい
フリーターから正社員になると、社会的信用を得やすくなります。たとえば、フリーターのときに「車を購入する」「マイホームを建てる」などの大きな買い物をする場合、ローンを組もうとしても雇用や収入の不安定さから「支払い能力がない」と判断されることも。一方、正社員は雇用や収入が安定しているため、「支払い能力がある」と判断されて審査が通りやすい傾向にあります。正社員で働くと、計画的にライフプランを実現できるでしょう。
フリーターから正社員就職を目指しやすい仕事の特徴
フリーターから正社員を目指すなら、未経験者を歓迎している求人や人材が不足している業界に着目してみましょう。スキルや経験が足りなくても挑戦しやすいため、フリーターから正社員採用を狙える可能性があります。以下で解説するので、仕事探しをする際の参考にしてみてください。
未経験者を歓迎している
フリーターから正社員就職を目指す際は、未経験者を歓迎している企業や求人に目を向けてみましょう。未経験者を歓迎している企業や求人は、経験や実績を問われにくく、人柄やポテンシャルを重視される傾向にあります。入社後は研修や教育を通して仕事を覚えていけるので、未経験で自信がない方も安心して働けるでしょう。
人材が不足している
フリーターから正社員就職を目指すときは、人材が不足している業界に注目してみましょう。たとえば、物流業界はインターネット通販によるニーズの高まりが理由で、働き手の人材が不足している傾向にあります。人材が不足している業界では、積極的に採用を行っている企業もあるため、フリーターから正社員就職を狙いやすいでしょう。
正社員登用制度がある
フリーターから正社員を目指す場合、正社員登用制度がある企業に入社するのも選択肢の一つです。正社員登用制度とは、アルバイトや契約社員などの非正規雇用労働者を、正規雇用に雇用転換する制度を指します。最初は非正規雇用となりますが、業務を経験しながら雇用転換を目指せるので、正社員で働く場合のイメージをしやすいでしょう。
ただし、正社員登用制度があるからといって必ず雇用転換されるとは限りません。求人票で確認したり、面接官に聞いたりするなど、正社員登用の条件を確認しておくことが大切です。
「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムでは、正社員登用の際に行われる主な試験内容や目指すときのポイントを解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
フリーターから正社員になった人の割合
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「【大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-】 図表4-28 男女別・年齢別 正社員になろうとした者のうち、正社員になれた割合(2021 年調査)」によると、フリーターから正社員を目指してなれた方の割合は男性が72.0%、女性が66.6%でした。正社員を希望する方の半数以上が、フリーターから雇用転換できたと分かります。正社員登用の条件や試験の有無は企業によって異なるため、就活の際に詳細を確認しておきましょう。
参照元独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書
フリーターから正社員就職に向けた3つの準備
フリーターから就活を始める場合、正社員就職に向けて自己分析や企業研究を徹底して行うことが大切です。自分の適性を理解したり企業に対して理解が深まったりすると、仕事選びがしやすくなるだけでなく、就活でアピールする際に役立つでしょう。
ここでは、フリーターから正社員就職に向けた3つの準備をご紹介します。
1.自己分析を徹底する
フリーターから正社員を目指すなら、自己分析を徹底して行いましょう。自己分析をすると、自分の強みや弱み、大切にしている価値観などを把握できます。自分に対する理解が深まると、「どのような職業に興味があるのか」「自分の強みは何の仕事で活かせるのか」などが分かるため、就職の軸を定められるでしょう。
自己分析は時系列に沿ってエピソードを深掘りすることがポイントです。たとえば、「大学時代は海外の輸入雑貨を取り扱う雑貨店でアルバイトをしていた。商品についてお客さまに聞かれたときに答えられるよう、知識を深めるために勉強を頑張った。商品の魅力を分かりやすく伝えるためにどうすればいいか考え、自主的にプレゼンの練習をすることも。お客さまに商品の魅力が伝わり、購入してもらえたときはうれしかった」のように、経験を深掘りしてみましょう。
「うれしかったこと」「苦手なこと」「努力したこと」など、幅広い視点をもって自己分析をすると、より踏み込んで自分の適性を理解できるのでおすすめです。
「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムでは、自己分析のやり方や一人で分析するのが難しいときの対処法を解説しています。自己分析をするときの参考にご一読ください。
2.企業研究を行う
フリーターから正社員を目指すときは、企業研究を行って情報収集を徹底しましょう。気になる企業のWebサイトにアクセスすると、企業理念や業務内容、従業員数などの基本情報が分かります。調べた情報は企業ごとに特徴や強み、魅力に感じるポイントなどの項目に分けてリスト化しておくと、客観的な視点で比較しやすくなるのでおすすめです。
なお、就職エージェントを活用すると企業に対する理解が深まるだけでなく、効率的に就活を進められるでしょう。就職エージェントでは、企業研究のやり方やポイントを分かりやすく教えてくれます。キャリアアドバイザーが企業の採用担当者とやりとりをしているため、Webサイトだけでは分からない情報を教えてもらえることも。
企業研究を行うことで、自分に合った企業に出会える可能性が高まるだけでなく、就活でアピールする際も役立つでしょう。
3.資格を取得する
フリーターから正社員就職を目指して、仕事に役立つ資格を取得する方法があります。就きたい仕事に関連する資格や、汎用的に役立つ資格など、取得しておくことで就活のときにアピールできるためです。就活で役立つ可能性がある資格の例は以下の種類があります。
- ・秘書検定
- ・日商簿記
- ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- ・ITパスポート
- ・TOEIC
- ・普通自動車運転免許
資格を取得すると、実際の業務でも役立つでしょう。学習する時間を作れる方は、取得を検討してみるのも手です。ただし、資格の取得に時間が掛かると空白期間が長引く恐れがあります。取得を検討する際は、就活を踏まえて計画を立てることが大切です。
フリーターから正社員就職をするための面接対策
フリーターから正社員就職に向けて就活を始めるなら、面接対策を入念に行いましょう。面接に向けて準備や練習をしておくと、当日は心に余裕をもって臨めるでしょう。事前の準備や対策が正社員就職に向けた成功のカギです。以下で詳しく解説します。
フリーターをしていた理由をまとめておく
就職活動を始めると、フリーターをしていた理由を聞かれる可能性があります。質問されたときに焦ったり、答えられなくなったりしないよう、フリーターをしていた理由をまとめておきましょう。たとえば、「高校時代からバンド活動を続けており、プロの道を目指していた」「学生時代は自分のやりたいことが分からず、卒業後にアルバイトをしながら見極めたいと考えていた」のように、ポジティブな回答を意識してまとめておくことがポイントです。
正社員就職したい理由を明確に伝える
面接では、「なぜフリーターから正社員に就職して働きたいのか」を明確に伝えることが大切です。正社員として働きたい理由やきっかけを具体的に説明できれば、面接官に熱意が伝わる可能性があります。たとえば、「卒業後にいくつかアルバイトを経験したことで、販売職の仕事にやりがいや楽しさを感じるようになりました。フリーターとして働く場合、担当業務が限られてしまいます。正社員になることで、これまでできなかった業務や店舗運営などにも携わりたいと考えています。」のように、具体的に正社員就職したい理由を伝えましょう。
また、「3年以内に店長を目指したい」「10年後はエリアマネージャーになって担当地域の店舗を管理したい」など、入社後のビジョンもあわせて伝えると、「長期で活躍してくれそう」と思ってもらえることも。正社員を目指す理由や入社後のビジョンは明確に伝えましょう。
身だしなみを整える
面接は受け答えや回答内容だけでなく、身だしなみもチェックされています。スーツにシワがないか、髪の毛や爪の長さは整っているかなど、清潔感のある身だしなみを意識しましょう。男性の場合は、髭のそり残しに気をつけてください。面接の日は緊張しやすいため、身だしなみに問題はないか確認するチェックリストを準備しておくと当日は忘れずに対応できるでしょう。
就活アイテムを揃えておこう
面接当日までに、就活に必要なアイテムはすべて揃えておきましょう。就活で使用する主なアイテムは以下のとおりです。
- ・スーツ
・バッグ
・靴下やストッキング
・革靴やパンプス
・筆記用具
・時計
・スケジュールツール
就活アイテムを揃えて、面接対策を十分に行うことで、当日は心に余裕をもって臨めるでしょう。
フリーターから正社員就職を目指す方法
フリーターから正社員就職を目指す方法に、求人サイトやハローワーク、就職エージェントがあります。それぞれがもつ特徴を把握して、自分に合った方法で就活を進めましょう。以下で詳しく解説します。
求人サイトを活用する
フリーターから正社員就職に向けて仕事を探すなら、求人サイトを活用する方法があります。求人サイトはパソコンやスマートフォンを利用して、簡単に情報検索できるのが魅力です。「業界」「職種」「勤務地」「給与」などの希望を設定のうえ検索すると、条件にマッチングした求人を一覧で確認できます。時間や場所を気にせず利用できるので、自分のペースで就活を進められるでしょう。
ただし、求人サイトを活用して就活を進める場合、履歴書の準備や面接日時の調整など、すべて自分一人で行う必要があります。サポートを受けながら進めたい方は、就職支援サービスを利用したり、併用したりする方法がおすすめです。
ハローワークを利用する
ハローワークは、国が運営している総合的な就職支援サービス機関です。求人の検索や職業紹介など、就職に向けたサービスが誰でも無料で利用できます。ハローワークは全国に500ヶ所以上の拠点が存在し、地元企業の求人を多く取り扱う傾向にあるのが特徴です。地元で働きたい方や、自宅から通える範囲で就職を考えている方におすすめです。
ハローワークの開庁時間は、原則平日の午前8時30分~午後17時15分までとなっています。一部の施設では、平日の夜間や土曜日に職業相談サービスの窓口を設けているようです。
なお、ハローワークでは、ハローワークインターネットサービスの提供もしています。ハローワークインターネットサービスでは、オンライン上で求人情報の検索や、マイページを開設して企業に直接応募できるため、自分の好きなタイミングで就職活動に取り組めるでしょう。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
ハローワークインターネットサービス
ハロートレーニングでスキルを身につけるのも手
ハローワークでは、就職に向けて必要な知識や職業スキルを習得できるハロートレーニングのサービスを行っています。ハロートレーニングの利用は無料で、自己負担分はテキスト代のみです。ExcelやWordを使用したパソコンスキルを身につける講座、IT業界での活躍を目指した専門知識や技術を身につける講座など、多種多様なトレーニングが充実しています。ハロートレーニングでスキルを身につけることで、フリーターから正社員就職を目指せる可能性が高まるでしょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
厚生労働省
ハロートレーニング
就職エージェントに相談する
フリーターから正社員を目指すなら、就職エージェントに相談してサポートを受ける方法がおすすめです。就職エージェントに相談すると、求職者の適性に合った求人をキャリアアドバイザーに紹介してもらえます。入社後に「仕事が合わなかった」「想像していた雰囲気と違った」のようなギャップが生まれにくくなるでしょう。
ほかにも、履歴書を添削してもらえたり面接対策をしてもらえたりするため、初めて就活する方や自信のない方も安心です。キャリアアドバイザーが就活に関するアドバイスをしてくれるため、疑問や不安を解消しながら取り組めるでしょう。
就職エージェントについて詳しく知りたい方は、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
フリーターから正社員就職を成功させた方の体験談
ここでは、就職エージェントのハタラクティブのサポートを受けて、20代のうちにフリーターから就職を成功させた方の体験談をご紹介します。フリーターから正社員就職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
憧れのIT業界に就職を成功させたYさん(26歳)
26歳のYさんは、大学卒業後にフリーターとしてカフェで調理や接客のアルバイトをしていました。一度就職を目指してほかのエージェントを利用したものの、紹介された仕事に対してハードルを感じて諦めた経験があるそうです。しかし、正社員に就職したい気持ちを諦めきれず、ハタラクティブに登録して就活を再開しました。ハタラクティブのキャリアアドバイザーが親身になって話を聞いてくれたので、就職に関するさまざまな不安を解消できたそうです。マンツーマンのサポートを受けながら、Yさんはネットワークエンジニアとして内定しました。
Yさんのように、20代後半のフリーターの方もエージェントのサポートを受けて対策することで、正社員に就職できる可能性があるでしょう。
Yさんの体験談について詳しくは、「エンジニアとして就職!社会人未経験から内定までの道のりとは」で紹介しています。
将来のことを考えて就活に挑んだM.Fさん(26歳)
アナログで写真を撮るのが好きで、大学卒業後は専門学校に入学したM.Fさん。しかし、先に就職した友人が体調を崩す姿を見て、フォトグラファーの道は諦めることにしたそうです。その後、M.Fさんは「アルバイトで実務経験を積んでから正社員を目指そう」と考え、フリーターとしてデータ入力や音楽教室の受付などでアルバイトをします。音楽教室の受付は正社員登用前提で働いていましたが、正社員になる話は一向になく、「このままだとずっとアルバイトかもしれない」と不安に感じて就活を決意したそうです。
M.Fさんはハタラクティブでキャリアアドバイザーのサポートを受けて、最終的に清掃業や飲食業で有名な大手フランチャイズ企業の加盟店に清掃職として内定が決まりました。M.Fさんのように、就職について不安がある方はエージェントに相談するのも一つの手段です。
「“人と話すことが楽しい”。自分らしさを発揮できる清掃スタッフに」のコラムでは、M.Fさんの体験談について紹介しています。
「フリーターから正社員に就職したいけど難しそう」「これまで就活をしたことがないのでやり方がよく分からない」と悩んでいる方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーターを含む若年層の就職に特化したエージェントです。キャリアアドバイザーがあなたの希望や悩みに寄り添い、就活を全面的にサポートします。ハタラクティブは未経験を積極的に採用する企業の求人が充実しているため、就活が初めての方やフリーターから就職を成功させる自信がない方も安心してご利用いただけるでしょう。
履歴書の添削や一人ひとりにあわせた面接対策など、就活に関する幅広いサポートを行っています。所要時間1分程度でできる適職診断もおすすめです。ハタラクティブのサービスはすべて無料でご利用いただけるので、まずはお気軽にお問い合わせください。
フリーターから正社員に関するお悩みQ&A
ここでは、フリーターから正社員に関してよくある疑問をQ&A形式にまとめました。フリーターから正社員に就職したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターから正社員就職が難しいのはなぜですか?
企業側に短期離職の懸念をされたり、フリーターから応募できる求人が限られたりする理由から、正社員就職が難しいといわれる傾向にあります。正社員就職を目指すなら、就活に備えて自己分析や企業研究などを徹底して行い、十分な準備と対策を行うことが成功のカギです。また、面接ではフリーターをしていた理由を聞かれる可能性があります。質問された際に迷わず答えられるよう、理由をまとめておきましょう。
フリーターからなれる職業の種類は何がありますか?
フリーターから正社員就職を目指すなら、未経験者を歓迎している求人がおすすめです。未経験者から挑戦できる職業の一例として、営業職や販売職などの仕事があります。仕事に必要なコミュニケーションスキルや洞察力などのスキルが求められるものの、就活の対策を行うことで未経験から正社員就職を狙えるでしょう。ほかにも、ドライバーやIT関係の仕事がフリーターから目指せる職業の一つとして挙げられます。
「フリーター女性が就職するには?おすすめの仕事や就活で内定を得るコツ」のコラムでは、フリーターの女性におすすめの職種や業界を紹介しているので、仕事選びをするときの参考としてぜひご覧ください。
フリーターから正社員に就職したいです
フリーターから正社員を目指すなら、就職エージェントに相談して就活のサポートを受ける方法がおすすめです。就職エージェントに相談すると、自分の適性に合った求人の紹介や面接対策など、就活にまつわる幅広いサポートを受けられます。就職に関する不安があっても、キャリアアドバイザーに相談できる体制が整っているため、疑問を解消しながら就活を進められるでしょう。
ハタラクティブでは、あなたの就職活動を全面的にサポートします。フリーターから正社員就職を目指している方は、お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。