契約社員は正社員になれないって本当なの？

契約社員から正社員になるには、どのように働いていけば良いのでしょう。会社によっては、契約社員から正社員への登用制度を導入している場合があります。しかし、そのような企業で働いていても実際に正社員になれる確率は少ないようです。

このコラムでは、契約社員から正社員を目指すために知っておくべきことや心掛けなどを解説します。

契約社員から正社員になるには？

ゆくゆくは正社員になることを目標に、契約社員として働いている人は多いのではないでしょうか。
しかし、「正社員登用あり」とされている会社で働いていても、契約社員から正社員になかなかなれないという方が多いようです。その場合、正社員登用があることは嘘ではないですが、ハードルがかなり高い可能性があります。実際にどれほど正社員登用制度が活用されているのか、頻度や人数、正社員になれた人の共通点や特徴、正社員になるまでかかった期間などを知ることができれば、それらを目安にして働けるかもしれません。

「契約社員から正社員になるには？登用は難しい？確率の上げ方や就職するコツ」のコラムでは、契約社員から正社員になるためのいくつかの方法やコツをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

契約社員から正社員への登用を本気で目指す場合、ただ与えられた仕事をこなしているだけでは厳しい可能性があります。正社員になるための明確な目標を持ち、自分で行動することが大切です。会社側に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような自分の人柄をアピールしたり、実績を残したりと、地道に努力すれば道を開けるかもしれません。

ただし、もともと正社員登用制度を導入していない会社の場合、たとえ人柄が良く仕事で成果を出していても、正社員になるのは厳しいでしょう。契約社員を正社員登用前提で採用している会社に転職し、新しい会社でキャリアをスタートするほうが正社員になれる可能性は高まります。

正社員になりたい人は「正社員になりたい人は知っておこう！年代別の就職事情や理由の伝え方」もぜひ参考にしてみてください。

安易に無期雇用契約を目指すのは危険

安定性や将来性などのメリットを求めるなら、契約社員から無期雇用への切り替えを期待するよりも正社員を目指すのが賢明です。

労働契約法の改定「無期転換ルール」により、契約社員は1つの会社で有期雇用契約が通算5年を超えた場合、労働者から申し出て無期雇用契約に切り替えることができるようになりました。正社員になかなかなれないという状況が続いていると、雇用期間の定めがなくなるだけでも安心感が得られるでしょう。
しかし、雇用期間が無期になるという点以外は、基本的に有期雇用のときと変わりません。そのため、賞与や福利厚生、昇給など、待遇の変化は期待できないということを念頭に置きましょう。

参照元
厚生労働省
無期転換ルールについて

正社員になりたいなら早めに転職を検討しよう

正社員を目指すなら、正社員登用制度を活用している会社を選ぶのも良いですが、最初から正社員を募集している会社に応募したほうが確実でしょう。契約社員として働いてきた実績は、正社員になるための転職活動で充分なアピールポイントとなります。

就職・転職は年齢が若いほど有利なので、契約社員という立場や働き方に不安を感じている方は、できるだけ早めに転職活動を始めたほうが良いでしょう。

契約社員から正社員への転職を成功させるには

契約社員から正社員への転職を成功させるためには、面接対策をしたり、正しい履歴書・職務経歴書の書き方を学んだりすることが大切です。面接では会社概要などを自分なりに研究し、自分のスキルをどのように活かせるかをアピールします。職務経歴書には、これまでの経歴やそこで得た実績を記載しましょう。採用担当者は、入社後にあなたがどのように貢献できるのかを知りたいはずです。

「履歴書の志望動機の書き方とは？例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムで履歴書の志望動機の記載方法などを紹介しているので、ぜひご一読ください。

転職活動の方法が分からない場合は、エージェントからのアドバイスを受ければより実践的なアピールの仕方やマナーなどを身につけられます。自己PR作成や企業研究、面接でのマナーなど、自分だけだとつまずきやすいことに関してプロのアドバイスが得られます。

ハタラクティブでは、専属のキャリアアドバイザーがマンツーマンで転職活動をサポートいたします。履歴書の書き方から面接対策まで丁寧に教えるので、安心して本番に臨めます。紹介する求人は取材を行って厳選した企業のみなので、入社後のミスマッチなどのリスクを事前に防ぐことが可能です。ハタラクティブは、正社員を目指す若年者の就職・転職活動を応援しています。現状にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。