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人間関係を理由に転職しても大丈夫?面接で困らないための伝え方とは
更新日
この記事のまとめ
- 人間関係が転職理由の場合でも、伝え方を注意すれば問題ない
- 人間関係を理由に転職をして良かったと思っている人の割合は多い
- 人間関係が転職理由の場合、ポジティブな伝え方をすると良い
- 企業は、転職理由から応募者が定着するかや問題解決能力を判断する
- 転職理由は人間関係の改善だけにとらわれず、自分のビジョンを明確にしよう
「人間関係を理由に転職しても良い?」「マイナス評価になる?」などと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。面接での伝え方を工夫すれば、人間関係を理由に転職しても問題はありません。
このコラムでは、人間関係が理由で転職する場合の面接での伝え方や転職を成功させるためのポイントをまとめました。面接での効果的な転職理由の伝え方を知り、内定に一歩近づきましょう。
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人間関係を理由に転職しても問題ない
人間関係を理由に転職する場合、職場を変えればすべての問題が解決するわけではないことを理解したうえで転職活動を行えば問題ありません。
人間関係に関する悩みやストレスは、仕事で抱える悩みの一つです。転職をしても人間関係の悩みがすべて改善するわけではなく、入社後に後悔してしまう可能性も考えられます。人間関係で転職した人のなかで、転職して良かったと思う人の割合はどれくらいなのか見てみましょう。
人間関係が理由で転職して良かったと思う人は多い
人間関係が理由で転職した人のなかで、転職して良かったと思っている人の割合は多いです。
独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の離職理由と職場定着に関する調査」によると、前職の離職理由が人間関係だった人のなかで、離職したことを肯定した割合は合計で94.1%でした。
評価 | 割合(%) |
---|---|
離職をしてよかったと思う | 67.8 |
どちらかといえば離職をしてよかったと思う | 26.3 |
どちらかといえば離職をしないほうがよかったと思う | 4.6 |
離職をしないほうがよかったと思う | 1.2 |
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の離職理由と職場定着に関する調査図表6-3:前職の離職に対する評価」
人間関係を理由に転職をしたとしても、離職したことを肯定的にとらえている人の割合が圧倒的に高いことが分かります。この結果からも、人間関係を理由に転職しても問題はないと考えられるでしょう。
転職によるメリットとデメリットを理解しておこう
人間関係を理由に転職をする場合、どのようなメリット・デメリットがあるかを理解しておくことが重要です。メリットだけに注目して求人を選ぶと、入社後にデメリットに気づき後悔してしまったり、仕事に適応するのに時間がかかってしまったりするなどの可能性があります。現状の環境が変わったらどのようなメリット・デメリットが生じるかをしっかりと考えたうえで、転職活動を進めましょう。転職が逃げにならないか悩んでいる方は、「「仕事から逃げたい」と感じたときに気をつけるべきこととは?」のコラムで仕事を辞めるメリットやデメリットを確認してみてください。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
若年者の離職理由と職場定着に関する調査
転職理由が人間関係だと面接で伝えても良い?
人間関係を理由に転職したことを面接官に正直に話すと、「人間関係をうまく築けない人なのでは?」「自社でも人間関係が原因で辞めるのでは」などと思われてしまう恐れがあります。
しかし、たとえ転職を決意した理由がネガティブなものであっても、現在の気持ちが前向きであれば問題ありません。
この項では、面接官にどのように伝えれば良いか、ポイントをご紹介します。
正直に伝えるよりポジティブに言い換えるほうが良い
人間関係が転職理由の場合は、事実だけを話して終わらせるのではなく、転職後のやりたいことや仕事の目標を中心としたポジティブな伝え方をすると良いでしょう。
人間関係のトラブルは、どちらかに原因があったとしても明確に判断することが難しく、ネガティブな印象につながりやすいことが考えられます。そのため、ポジティブな印象を与えるためにも、入社後にどのような働き方をしたいのかを伝えることが重要です。
転職理由を活かした志望動機にしよう
転職理由を志望動機に活かせば矛盾なく伝えることができ、志望動機もより説得力のある内容にしやすくなります。転職に至った経験を入社後にどのように活かして働きたいかなど、仕事のビジョンを明確にし、その企業でなければいけない理由につなげましょう。就職活動での志望動機の答え方は、「面接の志望動機は履歴書と同じ内容でOK?答え方や作成のポイントを解説」を参考にしてみてください。
なぜ面接で転職理由が聞かれるのか
面接官が転職理由を聞く理由は、応募者が「入社後にすぐに辞めることなく、責任感をもって仕事をしてくれるのか」という点を見極めるためです。企業は応募者の転職理由から、応募者の問題解決能力や責任感、自社との相性などを判断します。そのため、面接官に前職の不満ばかりを伝えると、問題解決能力や責任感、協調性なども懸念されてしまうかもしれません。
マイナスイメージを与えないためにもポジティブな伝え方をして、企業にとってプラスになる人材だと納得してもらう必要があります。
転職理由と退職理由の意味の違いとは
転職理由は「転職によって何を実現したいのか」であり、退職理由は「なぜ退職を決意したのか」です。面接で転職理由を聞かれた際は、退職理由だけを伝えて終わらないように注意しましょう。転職理由が人間関係の場合は面接でどのように伝える?
転職理由が人間関係の場合、面接官にどのように伝えたら良いかを例文とともにご紹介します。
転職理由をポジティブに言い換えた例文
先述したように、面接官に転職理由を伝える際は、ネガティブな印象を与えないようにポジティブに言い換えることが重要です。
上司と考え方が合わない場合
前職はチーム内で連携を図るよりも、個人プレーを重視した環境でした。チーム内のコミュニケーションを図ったうえで、チーム内の連携の在り方について上司にも相談しましたが、受け入れてもらうことができませんでした。この環境では、個人での成長にも限界があると判断し、転職を決意しました。
個人だけでなく、チームでの連携やチーム全体の成長を重視している御社で、チームとともに自分の能力をより向上させていきたいと考えています。
「上司と合わなかった」という表現は避ける
上司と考えが合わずに辞めたことをそのまま伝えると、協調性やコミュニケーション能力などを不安視されてしまう恐れもあります。例文で書かれているように、上司と考えが合わなかった具体的な出来事だけでなく、どのように問題解決をしようとしたか、転職後に実現したいことなどを伝えるようにしましょう。いじめやパワハラを受けている場合
前職は、マニュアルや上司の指示を遵守することが重視されていました。しかし、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が必要になる場面も多くあります。そのため、上司に顧客への対応方法についてやマニュアル内容の改善について相談をしましたが、受け入れられず、マニュアルや上司の指示以外の対応は禁じられてしまいました。
顧客のニーズに応じた対応は、より顧客満足度を高めるためにも必要だと考えます。御社の顧客のニーズを重視した柔軟な対応が行われている環境で、能力を発揮したいと考え、転職を決意いたしました。
いじめやパワハラは直接的な表現は避ける
いじめやパワハラが転職理由の場合、例文のように直接的な表現を避けたほうが良いでしょう。たとえ、いじめやパワハラの被害に悩まされ退職を余儀なくされたとしても、面接の時間内に人間関係を説明し、正確に理解してもらうことは難しいと考えられます。そのため、退職理由の説明に時間をかけるよりも、転職後にどのような目標で働きたいのかを中心に伝えることが重要です。
人間関係が理由で転職する前にすべきこと
職場の人間関係が悪く転職をしたとしても、転職先でも同じように悩んでしまう可能性もあるでしょう。今の職場を離れる前に、以下のような行動をとってみるのがおすすめです。
転職以外の改善策がないか模索する
まずは、本当に転職する必要があるのか、転職活動をする前に改善策がないか模索しましょう。人間関係で悩んでいる場合、原因の相手と直接話す時間を作り、相手の行動の意図を理解する方法も解決策の一つです。相手の意見を理解したうえで自分の感情や意見を伝えれば、解決につながる可能性もあります。なお、相手と直接話すのが難しい場合は部署異動も考えてみましょう。
パワハラやいじめに悩まされている場合は、人事部に相談することをおすすめします。パワハラやいじめについての相談方法などについては、「職場いじめはどこに相談したらいい?退職すべき事例と乗り越え方」を参考にしてみてください。
相談できる人に話を聞いてもらう
1人で悩んでいると冷静な判断ができなくなってしまう恐れがあるので、信頼できる上司や同僚、友人などに相談してみましょう。人に話すことで気持ちが軽くなったり、解決策を提案してくれたりするかもしれません。
人間関係が理由の転職を成功させるための就活とは
人間関係が理由の転職を成功させるためのポイント
ここでは、転職を成功させるためのポイントをご紹介します。
どのような場所で働きたいかを明確にする
人間関係を理由に転職する場合、今の職場を辞めたいだけの目的のない転職やネガティブな理由での転職は、失敗しやすいので注意が必要です。どのような場所で働きたいかを明確にしてから求人を探すことが重要といえます。
人間関係だけを重視するのではなく、自分の能力をより発揮できる環境など、働くうえで求める条件は何かをじっくりと考えてみましょう。
自己分析をして転職後のミスマッチを防ごう
人間関係の理由だけで自己分析を十分にせずに転職してしまうと、自分に合わない求人を選んでしまい、転職後のミスマッチにつながるおそれがあります。自己分析をして、自分のやりたい仕事や自分に合った仕事は何かを明確にしておくことで、求人探しもスムーズになり、転職後のミスマッチも防げるでしょう。面接と履歴書での退職理由を統一する
面接と履歴書での退職理由は統一しましょう。面接と履歴書の退職理由が統一されていないと、面接で違和感を与えてしまう恐れがあります。面接では、履歴書に記載した内容より詳しく伝えられるため、一貫性のある内容で話すことが大切です。
履歴書での転職理由の詳しい書き方については、「転職理由の書き方は?人間関係やスキルアップなど理由別の例文を紹介!」のコラムをチェックしてみましょう。
転職エージェントに相談する
転職活動を始めたくても自分に合った求人の探し方が分からない、在職中は時間がないから転職活動が進まないなどとお悩みの方は、転職エージェントに相談することをおすすめします。転職エージェントを利用すると、プロによる客観的な意見をもらえるため、より具体的にキャリアのイメージができるでしょう。転職エージェントの効果的な活用方法については、「転職エージェントの効果的な使い方とは?登録から内定までを徹底解説」を参考にしてみてください。
ハタラクティブは、フリーター、第二新卒など若年層に特化した就職・転職エージェントです。企業ごとの面接対策や書類の添削、あなたに合った求人のご紹介などを行うため、在職中でも転職活動を効率的に進められます。キャリアアドバイザーがマンツーマンで転職活動をサポートしますので、お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。