大学中退者の年収は低い?

大学中退の方には、今後平均的な年収を得られるかどうか不安を持つ人も多いでしょう。学歴に関係なく高い年収を得たい!と考える人もいるかと思います。このページでは、大学中退という学歴と年収の関係をデータから見ていきます。

学歴と年収の関係

平成26年のデータで、平均賃金は29万9,600円(正社員以外の常勤労働者を含む。短時間労働者は除く)。
男女別に見ると以下のようになります。


――学歴別の賃金――――――――――――――――――――

平均
   男性32万9,600円   女性23万8,000円


大学・大学院卒
   男性39万6,400円   女性28万4,700円


高専・短大卒
   男性30万4,000円   女性24万9,100円


高卒
   男性28万6,800円   女性20万5,700円


出典:「平成26年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html

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この調査で大学中退や高校中退など中退者のみの統計は行われていません。しかし、大学中退の最終学歴は「高卒」と取られることが多くなっていますから、大学中退の平均値が大卒レベルであるとは考えにくいでしょう。
また、就職・転職の際には新卒ではなく中途採用となります。中途採用の場合の賃金は経験を考慮し決定されますので、未経験の仕事の場合は大卒以下の給料である可能性が高くなります。

業種と年収の関係

年収は、業種による格差も大きくなっています。同じ調査から産業別の賃金を見てみましょう。


――産業別の賃金――――――――――――――――――――

・最高
男性 金融業・保険業
   46万5,500円

女性 教育・学習支援業
   31万2,400円


・最低
男性 宿泊業・飲食サービス業
   27万2,300円

女性 宿泊業・飲食サービス業
   19万5,400円

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男性で最も賃金が高い業種は金融業・保険業ですが、銀行など金融機関の中途採用では前職での経験が非常に重要視されるため、未経験からの就職のハードルは高くなっています。
女性の最高値である教育・学習支援業は大卒という学歴や教員免許などの資格が条件であることが多く、これも大学中退者には難しいと言えます。
大学中退や高校中退なども受け入れることの多い宿泊業・飲食サービス業は、全体で最も低いという結果に。さらに、年齢による賃金の上昇カーブが他業種に比べてゆるやかになっています。

学歴と生涯賃金の関係

生涯賃金は、新卒から定年まで働き続けたときに受け取る給与や賞与の総額を指します。大卒から中卒まで学歴別のデータがこちらです。


――学歴別の生涯賃金――――――――――――――――――

大学・大学院卒
   男性2億5,440万円   女性1億9,750万円


高専・短大卒
   男性2億370万円    女性1億5,800万円


高卒
   男性1億9,240万円   女性1億2,550万円


中卒
   男性1億7,300万円   女性1億1,090万円


※60歳まで、退職金を含めない

出典:労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計 2014』
http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/index.html

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大学中退の場合、新卒での就職ではありませんのでこの統計に即してはいません。しかし、フリーター期間が長ければ長いほどボーナスや昇給の恩恵を受けることができる期間は短くなりますから、その分生涯賃金が低くなることは推測できます。生涯賃金のアップには、早期にフリーターを脱出し正社員としての継続年数を長くすることが重要だと言えるでしょう。



こうして見てみると、大学中退で平均的な年収に達している人もいるが、大卒レベルの年収は簡単には得られないだろうということが予測できます。高収入を得ることが不可能というわけではありませんが、資格取得や長時間の肉体労働などが必要になる場合もあるでしょう。
しかし、年収だけを重視して適性がない求人募集ばかり見ていても就職は叶いません。ハタラクティブでは、希望の年収をお聞きするのはもちろんですが、適性の見極めや人生相談までもが可能。あなたに合った就活ができます。

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