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大卒のメリットとは?就職に有利って本当?
更新日
この記事のまとめ
- 求職者側の大卒のメリットは、「就職の選択肢が増える」「人脈を広げられる」など
- 企業側が大卒を採用するメリットは「優秀な人材を確保できる」「マッチ度が高い」など
- 大卒はほかの学歴と比べて、給与が高い傾向にある点もメリットの1つ
- 自分に合った職場で働くためには、学歴よりも「どんな仕事がしたいのか」を考えよう
- 自分のやりたいことを実現できる企業を選ぶためには、自己分析が大切
「大卒のメリットって?」「就職に有利って本当?」などと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。就職活動において、大卒はほかの学歴と比べると、さまざまなメリットがあると考えられています。このコラムでは、大卒のメリットを求職者側と企業側、それぞれの目線で考察。また、大卒の就職後のメリットについてもまとめています。
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大卒のメリットとは?
大卒にはどのようなメリットがあると考えられるでしょうか。以下で、求職者側と採用する企業側、それぞれのメリットを見ていきましょう。
求職者側
求職者が大卒の場合、以下のようなメリットがあると考えられます。
選択肢が増え、就職で有利になることが多い
大卒は中卒や高卒に比べて、就職で有利になるケースが多くあります。理由としては、業界や企業によっては、「大卒以上」を応募資格としている場合があるからです。大卒であれば職業や求人の選択肢が増える分、就職しやすくなる点がメリットといえるでしょう。
将来設計のための猶予が十分にある
大学の4年間で、勉強はもちろん、バイトや趣味、遊び、留学など、自身のやりたいことを行い、さまざまな経験をすることが可能です。経験を積んだ上で、ゆっくり将来について悩み、決めることができます。
高度な教育を受けられる
大学では、高校よりもさらに高度な教育を受けることができます。そのため、特定の分野に関する専門的な知識を身につけることができるでしょう。
人脈を広げられる
学生生活では、選択している科目や所属しているサークル、バイト先など、さまざまな環境下で友人や知り合いが増える機会があります。人脈が広がると得られる情報量も増え、将来に役立つ知識を得られるチャンスがあるといえるでしょう。
企業側
応募者が大卒の場合、企業側には以下のようなメリットがあると考えられます。
優秀な人材を確保しやすい
応募者が大卒の場合、高校を卒業後、さらに4年間の勉学に勤しんでいます。学ぶことが好きな方や専門性を身につけた方など、企業にとって優秀な人材を確保できるといえるでしょう。
採用ニーズにマッチした人材を獲得しやすい
大卒の場合、自分のしたいことをじっくり考える時間や職業の選択肢も多くあります。その中で企業を選び、高い倍率をくぐり抜けてきた応募者は、性格やスキル面においてもマッチ度が高いといえるでしょう。
大卒の就職後のメリット
大卒の就職後のメリットとして、ほかの学歴と比べて、給与が高い傾向にあることが挙げられます。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況(15p)」をもとに、2023年の新規学卒者の賃金を学歴別で以下の表にまとめました。
学歴 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
大学院卒 | 28万3,200円 | 26万800円 |
大学卒 | 24万300円 | 23万4,300円 |
高専・短大卒 | 22万2,800円 | 21万1,700円 |
専門学校卒 | 21万800円 | 21万7,000円 |
高校卒 | 18万9,000円 | 18万3,200円 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況(15p)」
上記のように、大卒と高卒の初任給の差は約5万円でした。年間で考えると、単純計算で約60万円です。このことから、大卒はほかの学歴と比べて初任給が高めに設定されていることが分かります。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査の概況
学歴以上に考えるべきこと
学歴により、就職活動の有利や不利、就職先への選択肢の幅などが左右されることは事実です。しかし、それ以上に「自分はどういう仕事をしたいのか」「そのために何をすべきか」「なぜその企業を選ぶのか」などを考えることが重要です。学歴を頼りに就職活動をするのではなく、本当に自分のやりたいことが叶うような相性の良い職場を見つけましょう。そのために大切なのは、自己分析です。自己分析を行うことで、自分の強みやアピールできるポイント、仕事選びの軸などを明確にすることができます。自己分析のやり方については、「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
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大卒の就職に関するFAQ
ここでは、大卒の就職活動に関するお悩みをQ&A方式で回答しています。
大卒のデメリットはありますか?
大卒のデメリットは、「学費がかかる」「高卒者と比べて社会人経験が遅くなる」などのことが挙げられます。また、大卒だからといって、目的意識がなければ自分に合った就職先を見つけることは難しいでしょう。
採用市場における大卒と高卒の違いとは?
日本の採用市場では、高卒よりも大卒の方が有利になる傾向があります。大卒者向けの求人は幅広く展開されているため、広い選択肢から自分の希望条件に適した就職先を見つけられるでしょう。大卒が有利になる条件や高卒との違いに関しては、「高卒の就職は本当に不利なのか?項目別の比較で大卒との違いを徹底検証!」のコラムをご覧ください。
高卒の場合も正社員になれる?
高卒者向けの求人を出している企業も多く、高卒で正社員として就職することは可能です。なかでも、建設業界やIT関連業界、運輸業界、医療・福祉業界などは、若さややる気、人柄を重視して採用してくれる傾向にあります。なお、高卒の就職活動では、前向きな姿勢と柔軟性を活かすことが重要です。高卒で正社員を目指す場合は「高卒で就職するメリット・デメリットは?大卒との違いやおすすめの職業を紹介」のコラムを参考にしてみてください。
働きやすい職場を見つける方法を教えてください。
一般的に、働きやすい職場の条件として「人間関係が良好」「ワークライフバランスが整えられる」「福利厚生が充実している」などのことが挙げられます。反対に、出産・育児へのサポート体制のない職場や社長がワンマンで経営している企業には注意が必要です。働きやすい職場に就職できれば、長期的な活躍を期待できます。働きやすい職場を見つけるポイントは、「働きやすい職場の条件とは?メリットポイントをご紹介」のコラムをご確認ください。
就職活動の進め方が分かりません。
就職活動に取り組むためには、自己分析や企業研究、業界研究といった事前準備が大切です。就職活動の進め方が分からない場合は、ハローワークなどの公的機関や就職エージェントを利用してみると良いでしょう。「ハタラクティブ」では、専任のアドバイザーがマンツーマンで就職活動をサポート。応募書類の書き方指導や模擬面接の実施に加え、入社後のアフターフォローにも対応しています。まずはお気軽にお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。