大卒に多い就職先は?ランキングや学部ごとの就職率も紹介

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この記事のまとめ

  • 大卒者の令和5年度の就職率は75.9%
  • 大卒者の就職先では卸売業や医療福祉系、情報通信業などが人気
  • 大卒者が就職先を決める際に、文系出身か理系出身かはあまり関係がない
  • 大卒者がフリーターになる理由は、短期退職や内定が取れなかったなどがある
  • 大卒後就職しなかった場合は、3年以内に就職先を決めるのがおすすめ

大卒者の就職先や就職率が気になったり、就職活動が心配になったりする方もいるでしょう。大卒者の就職率は、70%以上と前年度より上昇しています。このコラムでは、大卒者の就職先や人気の業界、就職率などを紹介します。また、文系・理系といった学科ごとの就職に違いがあるのかや大卒後にフリーターになった主な理由も解説しています。このコラムで大卒者の就職事情や就職成功につなげるための方法を知り、就活に備えましょう。

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大卒者の就職先と状況

文部科学省の「令和5年度学校基本統計結果の概要」によると、令和5年度の大卒者の就職率は75.9%という結果が出ています。大卒者の就職率は年度ごとに変動はあるものの、大幅に下がることはないようです。そのため、今後も安定して就職できるといえるでしょう。

大卒者の就職先の産業別ランキング

e-Satの文部科学省の調査「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学) 卒業後の状況調査 産業別 就職者数」によると、大卒後の就職先を産業ごとに分けた場合、就職率の割合が高い上位5種です。

産業就職率
卸売・小売業14.2%
医療・福祉系14.2%
情報通信業11.7%
製造業10.5%
教育、学習支援業7.7%

引用:文部科学省「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学) 卒業後の状況調査 産業別 就職者数

産業別ランキングでは、卸売・小売業と医療・福祉系が14.2%と最も多く、次が情報通信系の11.7%です。大卒者の就職先の割合は、過去の就職率と比べて大きい変化はないため、今後も上記産業は人気が高いと考えられます。

大卒者の職種別の就職率

e-Satの文部科学省の調査「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学) 卒業後の状況調査 職業別 就職者数」によると、大卒者の就職率を、職種別に分類した場合の上位5種は以下の結果になりました。

職種就職率
専門的・技術的職業41.6%
事務24.2%
販売23.0%
サービス職業5.3%
保安職業1.5%

引用:文部科学省「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学) 卒業後の状況調査 職業別 就職者数

大卒者の就職先の職種で最も多いのは、41.6%の専門的・技術的職業(製造技術者、情報処理・通信技術者、教員、医師など)です。手に職をつける職種の、人気が高いことがわかります。

大卒者の男女別就職率は?

厚生労働省の「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」によると、令和5年3月の大卒者の就職率は、男性と女性どちらも97.3%で同じ比率であることが分かりました。前年同期と比べて、男性は2.7ポイント、女性はで0.2ポイント上昇しています。

大卒後の就職先に悩んでいる方は、「大学卒業後の進路が決まらない!後悔しない就職先の選び方を解説」のコラムも参考にしてください。正社員以外の進路についても解説しているので、将来を幅広い視野で考えてみましょう。

参照元
e-Sat
トップページ
厚生労働省
令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

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大卒者は学部で就職の難易度は変わる?

一部では「文系は理系より就職に不利」という説が唱えられているようです。しかし、専門知識が求められない限り、ほとんどの職種で学部や学科は関係ありません。
場合によっては、業種や職種で文系より理系が有利なこともあります。たとえば、開発・研究職やエンジニア職の場合、現場で求められる専門知識を持つ理系の採用率が高いようです。しかし、金融系の企業に入社した人の多くは文系出身者といわれています。文系は専門性が低い分、柔軟性や適応性が期待される傾向にあり、多くの業界や企業で採用枠が用意されているでしょう。

学科別の大卒者の就職者数および就職率

e-Satの文部科学省の調査「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学) 卒業後の状況調査 関係学科別 状況別 卒業者数」によると、令和5年度の学科別の就職者数と就職率は、以下のとおりです。

学科就職者数
社会科学157,889人
人文科学63,155人
工学48,308人
農学11,314人
理学8,211人

引用:文部科学省「学校基本調査/令和5年度 高等教育機関 卒業後の状況調査 卒業後の状況調査票(大学) 卒業後の状況調査 関係学科別 状況別 卒業者数

上記の結果から、大卒者の文系出身が就職に不利になることはなく、就職率はほとんど変わらないことが分かります。また、就職活動では卒業した学部・学科より、個々が持ち合わせている能力や人柄をいかにアピールできるかが重要です。
就職に有利な学部はどこ?文系・理系別や就活のポイントもご紹介」のコラムでは、大学の学部により就職の有利・不利が変わるのかを解説しています。また「文系におすすめの職業一覧をチェック!年収ランキングも紹介」では、大卒の文系出身におすすめの就職先を紹介しています。興味のある方はチェックしてみましょう。

参照元
e-Sat
トップページ

卒業後にフリーターになる3つのパターン

卒業後にフリーターになる3つのパターンの画像

大学を卒業後にフリーターになるパターンは、主に以下の3つに分かれます。

就職活動をしなかった

就職活動をせずにフリーターになる理由には、「留学やボランティアなど、就職以外にやりたいことがある」「自分のやりたい仕事が分からず、就活に踏み切れない」などがあります。就職以外の目的があってフリーターになった場合は、就活でアピールできるようにしておくことが大切です。また、やりたい仕事が分からずにフリーターになった場合は、反省点や就活に活かせることを洗い出しておくと今後、就職する際に役立つでしょう。

内定が取れなかった

働く意欲があり就職活動をしていたにも関わらず、内定が取れず結果的にフリーターになるケースもあります。就職活動をしているのに結果につながらない原因には、自己分析や企業選びなどの方法が間違っている可能性があるため、一度見直してみましょう。また、確実な原因が自分ではわからない場合、周りの人に相談やアドバイスをもらいながら就活を進めるのがおすすめです。

就職はしたが短期で退職した

大卒後、一度就職はしたものの就職先が合わずに退職し、フリーターになるパターンもあります。短期退職の原因としては、企業と自分の適性、労働条件や人間関係が合わないなどさまざまです。そして、短期で退職し、その後も就活をせずフリーターとなる場合が多いようです。

大学卒業後に転職する場合はどうなる?

大学を卒業後3年以内で退職した場合、「第二新卒」に分類されます。第二新卒は、社会経験がある点と若さが強みになるため、短期であっても採用の可能性は高いでしょう。前職の経験から、アピールできるポイントを整理しておくと転職の際に役立ちます。第二新卒の転職活動について気になる方は、「第二新卒は新卒扱いになる?就活を成功させるための方法を解説!」のコラムを参考にしてみてください。

これから就職活動を始めようと考えている方は、自己分析や企業研究をしっかり行い、自分の能力や希望に沿った仕事を探すと良いでしょう。一人で就職活動するのが不安な場合は、充実したサポートを受けられる就職エージェントを活用するのもおすすめです。

就職エージェントのハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーによるマンツーマンの就職サポートを実施しています。自分の適性や希望など、カウンセリング結果をもとに求人を紹介するので、「やりたい仕事が分からない」という方も安心です。就職活動がスムーズに進むよう、自己分析のやり方や書類の書き方、面接対策などの指導も行っています。1分程度の適職診断をとおして自分に合う職業を知ることも可能ですので、就職活動でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

大卒の就職先に関するお悩みQ&A

大学を卒業したあとの就職先や進路について、気になる方も多いでしょう。ここでは、大卒者の就職先や進路に関する疑問やお悩みを、Q&A方式で解決していきます。

就職せずに大学を卒業するとどうなりますか?

フリーターとして働く、既卒として就活を続ける、起業する、進学するといった選択肢が考えられるでしょう。また、働き方が多様化する昨今では、会社に属さずフリーランスとして働ける環境も増えています。また、大卒後、就職先を決めずに卒業すると、安定した収入や社会的信用を得られないなどのデメリットがあることを覚えておきましょう。

就職は大卒が有利だといわれるのはなぜですか?

大卒は学力をはじめ、経験値や精神的な落ち着きなどを持ち合わせていると判断する企業が多いためです。ただし、「大卒は必ず就職に有利になる」というわけではないので、あまり考え過ぎないことも大切。「就職に有利って本当?大卒のメリットとは」では、厚生労働省のデータに基づき、大卒者の就職でのメリットを結果を記載しています。合わせてご覧ください。

新卒で就活をするメリットを教えてください

新卒で就活するメリットとしては、就活情報収集のしやすさやスキル・経験を問われないこと、有名企業を受けるチャンスがあることなどがあります。また、新卒者の教育体制を整えている企業も多く、入社後から段階を踏んで成長できる機会があるのも魅力です。また、同時入社で同期が大勢いるので、働くうえで心強いこともポイントといえるでしょう。さらに詳しく知りたい方は「新卒カードを無駄にしたのを後悔…捨てるとその後の就活はどうなる?」も合わせてご覧ください。

なかなか進路が決められません…

大卒後の進路や就職先が決まらないとお悩みの方は、就職エージェントを利用してみましょう。就活のスタートからゴールまでを全力でサポートしてくれます。若年層向け就職支援サービスのハタラクティブでは、カウンセリングで一人ひとりにぴったりの求人を提案。未経験歓迎の求人も多数あり、その後のサポートも充実しているので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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