大卒に多い就職先は?学部ごとの就職率や事情も紹介

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この記事のまとめ

  • 大卒者の令和4年度の就職率は74.5%
  • 大卒者の主な就職先は卸売業や医療福祉系、情報通信業などが多い
  • 大卒者の就職に文系か理系かはあまり関係がない
  • 大卒者がフリーターになるのは、短期退職や内定が取れなかったなどの理由がある
  • 大卒者の就活は、就職エージェントを活用してサポートを受けるのがおすすめ

大卒者の就職先や就職率が気になる方もいるのではないでしょうか。このコラムでは、大卒者の主な就職先や就職率をご紹介。また、文系・理系といった学科ごとの就職状況や、大卒者がフリーターになる主な理由なども解説しています。このコラムで大卒者の就職事情や就職成功につなげるための方法を知り、就活に備えましょう。

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大卒者の就職先と状況

文部科学省の「学校基本調査」によると、令和4年度の大卒者の就職率は74.5%という結果が出ています。大卒者の就職率は年度ごとに変動はあるものの、大幅に下がることはないようです。そのため、今後も安定して就職できるといえるでしょう。

大卒者の産業別の就職先

大学卒業後の就職先を産業ごとに分けた場合、就職率の高い産業上位5種は以下のとおりです。

産業就職率
卸売・小売業15.2%
医療・福祉系14.5%
情報通信業11.3%
製造業10.1%
教育、学習支援業7.7%

引用:「令和4年度学校基本調査 高等教育機関《報告書掲載集計》卒業後の状況調査(大学)産業別 就職者数

卸売・小売業が15.2%と最も多く、次点が医療・福祉系の14.5%です。

大卒者の職業別の就職率

続いて、職業別に就職率を分類した場合の上位5種は、以下のような結果になりました。

職業就職率
専門的・技術的職業41.1%
事務24.3%
販売24.3%
サービス職業5.0%
保安職業1.7%

引用:「令和4年度学校基本調査 高等教育機関《報告書掲載集計》卒業後の状況調査(大学)職業別 就職者数

大卒者の就職先の職業で最も多いのは、41.1%の専門的・技術的職業です。

大学卒業後の就職先に悩んでいる方は、「大学卒業後の進路が決まらない!後悔しない就職先の選び方を解説」のコラムもご参考にしてください。正社員以外の進路についても解説しているので、将来を幅広い視野で考えてみましょう。

参照元
文部科学省
学校基本調査-令和4年度 結果の概要-

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学部で就職の難易度は変わる?

一部では「文系は理系よりも就職に不利」という説が唱えられているようですが、就職に学部や学科は関係ありません。確かに職種によっては文系よりも理系が有利という場合もあります。たとえば、金融系の企業に入社した人の多くは文系出身者といわれています。文系は専門性が低い分、柔軟性や適応性が期待される傾向にあり、多くの業界や企業で採用枠が用意されているようです。

学科別の大卒者の就職者数

文部科学省の「学校基本調査」によると、令和4年度の学科別の就職者数は、以下のとおりです。

学科就職者数
社会学科7733人
人文科学1937人
理学1345人
工学6869人
農学1699人

引用:「令和4年度学校基本調査 高等教育機関《報告書掲載集計》卒業後の状況調査(大学)関係学科別 状況別 卒業者数

上記の結果からも分かるように、文系の大学卒であることが就職に大きく不利になるということはありません。就職活動では、「どの学部・学科であったか」よりも、個々が持ち合わせている能力や人柄などをいかにアピールできるかが重要になります。
大学の学部によって就職の有利・不利が変わるのかについて興味のある方は、「就職に有利な学部はどこ?文系・理系別や就活のポイントもご紹介」のコラムもチェックしてみましょう。

参照元
文部科学省
学校基本調査-令和4年度 結果の概要-

卒業後にフリーターになる3つのパターン

卒業後にフリーターになる3つのパターンの画像

大学を卒業後にフリーターになるパターンは、主に以下の3つに分かれます。

就職活動をしなかった

就職活動をせずにフリーターになる場合は、「留学やボランティアなど、就職以外にやりたいことがある」「自分がどのような仕事をしたいのか分からず、就活に踏み切れない」といった理由があります。就職以外に目的があってフリーターになった場合は、就活の際にアピールできるようにしておくことが大切です。また、やりたい仕事が分からずにフリーターになった場合は、反省点や今後に活かせることを洗い出しておくと良いでしょう。

内定が取れなかった

働く意欲があり就職活動をしていたものの、内定が取れず結果的にフリーターになる場合もあります。就職活動をしているのに結果に繋がらない原因として、自己分析や企業選びなどの方法が間違っている可能性があるので、一度やり方を見直してみましょう。

就職はしたが短期で退職した

一度就職はしたものの短期で退職し、フリーターになるパターンもあります。原因としては、企業と自分の適性にミスマッチがあったという場合が多いようです。

大学卒業後に就職する場合はどうなる?

大学を卒業後3年以内で退職した場合、「第二新卒」に分類されます。第二新卒は短期であっても社会経験がある点と、若さが強みになるので、前職の経験からアピールできるポイントを整理しておきましょう。第二新卒の転職活動について気になる方は、「第二新卒は新卒扱いになるの?就活を成功させるための方法を徹底解説!」のコラムを参考にしてみてください。

これから就職活動を始めようと考えている方は、自己分析や企業研究をしっかり行い、自分の能力や希望に沿った仕事を探すと良いでしょう。一人で就職活動するのが不安な場合は、充実したサポートを受けられる就職エージェントを活用するのもおすすめです。

就職エージェントのハタラクティブでは、プロのアドバイザーによるマンツーマンの就職サポートを実施しています。適性や希望など、カウンセリング結果を基に求人を紹介するので、「やりたい仕事が分からない」という方も安心です。就職活動がスムーズに進むよう、自己分析のやり方や書類の書き方、面接対策などの指導も行っています。就職活動でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

大卒の就職先に関するお悩みQ&A

大学を卒業したあとの就職先や進路について、気になる方も多いでしょう。ここでは、大学卒業後の就職に関する疑問やお悩みをQ&A方式で解決していきます。

就職せずに大学を卒業するとどうなりますか?

フリーターとして働く、既卒として就活を続ける、起業する、進学するといった選択肢が考えられるでしょう。また、働き方が多様化する昨今では、フリーランスとしてどこにも属さず、インターネットを通じて働ける環境も増えています。フリーランスは自分の好きな環境で仕事ができる反面、人脈や責任感が求められる場面が多いのも特徴です。フリーランスの仕事を選ぶなら、この先も長期的に続けていけるかをしっかり考えてみましょう。

就職は大卒が有利だといわれるのはなぜですか?

大卒は学力をはじめ、経験値や精神的な落ち着きなどを持ち合わせていると判断する企業が多いようです。ただし、大卒でなくとも素晴らしい人材は存在します。あまり考え過ぎないことも大切です。「大卒は就職に有利?高卒より大卒で就活するメリットとは」では、文部科学省などのデータに基づいた結果を記載しているので、あわせてご覧ください。

新卒で就活をするメリットを教えて下さい。

新卒で就活をするメリットとしては、就活情報収集のしやすさやスキル・経験を問われないこと、有名企業を受けられるチャンスがあることなどがあります。また、新卒者を対象とした教育体制を整えている企業も多く、入社後から段階を踏んで成長できる機会があるのも魅力です。また、同時入社で同期が大勢いるので、働くうえで心強いこともポイントといえるでしょう。さらに詳しく知りたい方は「新卒カードを無駄にしたのを後悔…捨てるとその後の就活はどうなる?」もあわせてご覧ください。

なかなか進路が決められません…

進路でお悩みの方は、就職エージェントを利用してみましょう。就活のスタートからゴールまでを全力でサポートしてくれます。若年層向け就職支援サービスのハタラクティブでは、カウンセリングで1人ひとりにぴったりの求人を提案。未経験歓迎の求人も多数あります。その後のサポートも充実しているので、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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