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スキルなしでも正社員に就職できる!おすすめの職種や就活のポイントを紹介
この記事のまとめ
- スキルなしの状態から正社員に就職することは可能
- 「経歴不問」や「未経験者歓迎」の求人がスキルなしから就職を目指しやすい
- スキルなしから就職を目指すなら、自己分析や企業研究などの就活対策を行うこと
- 就活における特徴や対策するポイントは、年齢によって異なると理解しておく
- スキルなしから就職を目指すときは、就職・転職サービスの活用を検討してみよう
就職や転職を考えている方のなかには、「スキルなしから就職できる?」と悩みを抱える方もいるでしょう。スキルがない方も、就職は十分可能です。未経験者を歓迎する企業もあるので、求人票の募集要項を確認してみましょう。
このコラムでは、スキルなしから正社員に就職するためのコツをまとめました。スキルなしから就職を目指せる業界や職種の一例も紹介しているので、職業選択や就活する際の参考としてお役立てください。
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スキルなしで正社員に就職できる?
正社員への就職を目指すにあたって、必ずしもスキルが求められるわけではないようです。スキルなしから就活する場合の難易度に関して、以下で詳しく解説します。
スキルがなくても就職はできる
正社員に就職する際、必ずしもスキルを求められるわけではないようです。「未経験可」「未経験歓迎」の求人であれば、実務経験のない人を採用するのが前提となっているため、スキルや経験は求められないでしょう。経歴が問われにくい仕事であれば、スキルなしから就職するのは十分可能だといえます。
フリーターから正社員就職を考えている方は、「フリーターからなれる職業16選!未経験から就職を目指せるおすすめの仕事」のコラムもあわせてご覧ください。フリーターから正社員を目指しやすい職業や、就活のコツを紹介しています。
スキルを身に付けると就職に有利になる場合がある
正社員へ就職するために必須のスキルはないものの、企業は「スキルを身に付けようとする姿勢」に着目する場合があります。つまり、仕事に役立つスキルや専門性の高いスキルなどを身に付けると、積極性や熱意といった部分で評価される可能性があるでしょう。
一般的に、企業は物事に対して前向きに取り組む姿勢を評価します。たとえば、これまで一度も就活をした経験がなかったとしても、就職に前向きで入社後も活躍してくれそうと評価してもらえれば、ポテンシャルを感じて採用に至る場合もあるでしょう。
スキルなしで就職活動をするときは何が重視される?
採用担当者は、スキルのない応募者が積極的に仕事に取り組む姿勢があるかどうかを見ています。面接では応募者が正社員になる覚悟を持っているかを見極めようとしているため、「なぜ正社員として働きたいのか」を積極的にアピールしましょう。
ほかには、コミュニケーションスキルがあるかどうかも、面接でチェックされやすいポイントです。「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムでは、コミュニケーション能力を高めるために取り組むことのできる具体的な方法を紹介しています。コミュニケーションスキルに自信がない方や身に付けたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スキルなしから正社員に就職するためのコツ
スキルなしから就職を目指す場合、自分の適性を知り、企業や業界の理解を深めることが大切です。また、就活に向けて履歴書を準備したり、面接対策をしたりする必要もあるでしょう。ここでは、スキルなしから正社員に就職するためのコツを紹介していきます。「何から始めればいいか分からない」「就活の準備や対策について知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自己分析を徹底して適性を把握する
自己分析とは、自分の適性を知るために、これまでの人生を振り返ってエピソードを深掘りしていく方法です。自己分析を行うと、自分の強みや弱み、大切にしている価値観などが分かります。自分の適性が分かると、向いている職業や価値観に合った働き方が見えてくるでしょう。
なお、自己分析は時系列に沿ってエピソードを深掘りするのがポイントです。「高校時代」や「大学時代」のように、時系列ごとにこれまでを振り返ってみましょう。自分一人で行う自信がない場合、家族や友人、就職・転職エージェントなどにお願いして、他己分析してもらう方法もおすすめです。
自己分析について詳しく知りたい方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムもあわせてご覧ください。自己分析のやり方を分かりやすく解説しています。
企業研究を行い企業や業界への理解を深める
企業研究とは、企業に関する情報収集を行い、調べた企業への理解を深めるために行う方法を指します。スキルなしから就職を目指す際は、企業研究を行って企業や業界に対する理解を深めましょう。企業研究を行うと、基本的な情報を把握できるだけでなく、客観的な視点で企業や業界の比較ができるようになります。
気になる企業のWebサイトにアクセスすると、企業理念や事業内容などの基本情報の確認が可能です。ほかには、「会社四季報」や「業界地図」を読んで各企業の概要や立ち位置を理解していく方法もあります。自分に合った方法で企業研究を行い、理解を深めましょう。
仕事に役立つ資格を取得する
就職にスキルは必須ではないものの、仕事に役立つ資格を取得していると企業から「やる気がある」と評価してもらえる可能性があります。
仕事に役立つと考えられる資格の例は以下のとおりです。
- ・秘書検定
- ・ITパスポート
- ・日商簿記検定
- ・TOEIC
- ・宅建
- ・普通自動車免許
たとえば、「秘書検定」はビジネスマナーの基本を学べるため、業界や職種を問わず実際の業務で役立つでしょう。資格によって難易度が異なるため、取得を目指す場合はスケジュールを立てて取り組むことが大切です。就活との兼ね合いも考慮して、無理のない範囲で資格の取得を目指しましょう。
完成度の高い履歴書を準備する
スキルなしから就職を目指す場合、誤字脱字に注意のうえ履歴書の各項目を埋めていきましょう。履歴書に空欄があるのは望ましくないので、抜け漏れがないように正しく記載することがポイントです。志望動機や自己PRは、一貫性をもたせた内容を意識して記載しましょう。
なお、会社から履歴書の指定がない場合、手書きではなくパソコンで作成しても問題ありません。手書きと比べて、履歴書に記載する内容を編集しやすいでしょう。
「履歴書の書き方!【見本付き】職歴・学歴・志望動機などの作成方法を解説」のコラムでは、見本付きで履歴書の書き方を解説しています。履歴書の書き方について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
本番を想定した面接対策を行う
スキルなしから就職を目指すときは、本番を想定した面接対策を行いましょう。本番当日は緊張しやすいため、面接で聞かれそうな質問を想定して、練習を繰り返し行うことが大切です。何度も練習しておくと、面接に自信がついて心に余裕が生まれるでしょう。
なお、面接では入退室の方法や受け答えの仕方、服装などの基本的なマナーもチェックされています。清潔感のある身だしなみに整え、正しい敬語の使い方や話し方を学んでおくと安心です。
面接対策対策については、「面接練習をして就活・転職を成功させよう!一人で行う方法やよく聞かれる質問も紹介」のコラムで紹介しているので、ぜひご覧ください。
就職サポートを行っているサービスを利用する
スキルに自信がないと悩んでいるなら、就職支援サービスの利用を検討してみましょう。就職・転職エージェントやハローワークなどのサービス利用により、サポートを受けながら就活を円滑に進められる可能性があります。以下で就職支援サービスの特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、民間の企業が行っている就職支援サービスです。スキルなしから就職を目指す方は、エージェントに相談してサポートを受けるのも一つの手。キャリアアドバイザーに自分の適性に合った求人を紹介してもらえるほか、履歴書の添削や面接対策などのサポートも受けられるのが魅力です。
「IT業界に特化している」「既卒をメインに支援している」など、エージェントによって特徴は異なります。自分に合ったサービスを選ぶと、マッチした求人に出会いやすくなるでしょう。エージェントは基本的に無料で利用できるため、特徴を比較しながら自分に合ったサービスを探すことをおすすめします。
ハローワーク
ハローワークとは、国が運営している就職支援サービスを行う機関です。ハローワークは幅広い人に向けた就職支援をしており、管轄地域の求人を豊富に取り扱っています。地元で就職したい方や、自宅から通える範囲で就職を考えている方におすすめです。
また、ハローワークでは無料の就職セミナーを受けられたり、カウンセリングを受けられたりするのもメリットです。地域によっては若者向けの「わかものハローワーク」が設置されているところもあります。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
わかものハローワーク
【年代別に解説】転職活動における特徴
ここでは、年齢別に転職活動における特徴を解説していきます。スキルなしの状態で転職を考えている方は、参考としてご覧ください。
20代はポテンシャル採用を狙いやすい
スキルなしで転職を考えている20代の場合、ポテンシャル採用を狙って就活できるでしょう。20代は若年層のため社会人経験が浅く、「転職先の組織風土になじみやすい」「長期的な活躍が期待できる」などの点を評価してもらえる傾向にあります。
ただし、20代後半になるにつれスキルや経験を求められるようになるため、ポテンシャル採用を狙うなら早めに行動することがポイントです。
なお、ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では、現在転職活動をしていない18歳から29歳の高卒と大卒の正社員に対し、将来的に転職を検討しているか調査しました。調査結果は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 4-5. 将来的に転職を検討しているか(p.46)」
将来的に「転職を検討している」と回答した正社員の方は、高卒が36.3%。大卒が39.1%でした。転職を検討している方のほうが、「検討していない方」や「分からないと回答した方」よりも多いと分かります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
30代はスキルや経験を重視される
スキルなしで転職を考えている30代の場合、20代と比べてポテンシャル採用は難しくなります。一般的に、30代はこれまでのスキルや経験を重視されるため、「即戦力として活躍してもらえるか」を企業側に判断されるでしょう。
現職でスキルを身に付けてから転職するか、人手不足やニーズが高まっている業界・職種に注目して転職を検討する方法がおすすめです。
30代で初めて就活をする方は、「30代は就職できる?フリーター・ニート・未経験の方が正社員になる方法!」のコラムもぜひ参考にしてみてください。
40代はこれまでの経験を求められる傾向にある
40代で転職する場合、これまで身に付けてきたスキルと合わせて、マネジメント経験を求められるようになります。入社後はこれまでの経験を活かし、マネジメントする立場としての活躍を期待されるため、スキルなしで40代からポテンシャル採用を狙うのは一般的に難しいでしょう。
転職する場合、未経験の業界や職種への就職は、20代や30代と比べて難易度が高い傾向にあると理解したうえで就活の対策をすることが大切です。
50代は一定の厳しさがあるものの転職は可能
50代で転職する場合、一定の厳しさがあるものの転職して就職は目指せます。ただし、定年退職までの期間が20代から40代までと比べて短いため、スキルなしで未経験の業界や職種に転職する難易度は高いといえるでしょう。
人手不足により年齢を問わず未経験者を採用している企業はあるものの、求人の数が限られるため選択肢は少ない傾向にあります。場合によっては転職せず、現職で仕事を続けるのも選択肢の一つです。
「転職したいけどスキルがない」と諦めないことが大切
スキルがないのが理由で転職を諦めてしまうのは、もったいないでしょう。業界や職種によってはスキルがなくても未経験から就職を目指せます。転職する際は、従業員の実力を評価する企業や人手不足の企業などに注目して探してみましょう。
就活は十分な準備と対策が成功のカギとなります。転職する際はエージェントに相談して、幅広いサポートを受けながら就活の対策をする方法も検討してみてくださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
スキルなしから目指せる仕事にみられる特徴
スキルなしから就職を目指す方におすすめな仕事の特徴は、「実力が評価される」「人手不足」「育成に力を入れている」の3つです。以下で詳しく解説しているので、確認してみてください。
1.実力が評価される
実力主義の仕事は、これまでの経歴やスキルなどよりも、仕事に対するやる気や出した結果が重視される傾向があります。そのため、経歴やスキルに自信がなく不安を感じている場合も、就活対策を行い入社意欲を企業側にアピールすることで、就職できる可能性があるでしょう。
2.人手が不足している
スキルなしから正社員就職を目指すときは、人手が不足している業界や企業に注目してみましょう。人手不足の場合、経験者だけでなく未経験者も積極的に募集している傾向があるためです。仕事に対するやる気と積極的な姿勢があれば、スキルなしの状態でも受け入れられる可能性があるでしょう。
また、年齢が若いほど長期的な活躍や柔軟性などが見込まれて、採用されやすいと考えられます。就職を考えているなら、早めに行動を始めることが大切です。
3.人材育成に積極的である
スキルに自信がない方は、人材育成に積極的な企業も検討してみましょう。一般的な企業では、新卒採用でない限り育成コストは節約したいと考えるものです。しかし、なかにはスキルなしの未経験者を採用して、入社後に一から育てようとする企業もあります。人材育成に積極的な企業を選べば、スキルなしでも入社後の不安が軽減されるでしょう。
スキルなしから就職を目指せる業界5選
人材確保が課題となっている業界や今後も需要が見込まれる業界は、専門スキルや経験がなくても就職を目指せる可能性があります。
ここでは、スキルなしから就職を目指せる業界の一例をまとめました。業界ごとの特徴を確認して、気になる業界があるか確認してみてください。
スキルなしから就職を目指せる業界
- 建設業界
- 介護業界
- IT業界
- 製造業界
- 運輸業界
1.建設業界
建設業界とは、オフィスビルやマンション、商業施設など、私たちの暮らしに欠かせない建物を建設している業界です。建設業界では作業労働者の高齢化により人手が不足しているため、スキルや経験を問わず、これからの業界を担っていってくれるような人材を募集している傾向があります。
未経験の場合も挑戦しやすく、スキルなしでも入社後に業務を経験しながら技術を身に付けていけるでしょう。自分の携わった仕事が目に見える形として残ったり、建物を実際に利用する人たちの姿を見られたりするのは、建設業界ならではの魅力です。
人材が不足している業界のため、未経験から挑戦しやすいでしょう。
2.介護業界
介護業界とは、日常生活のサポートを希望する高齢者の方や障がいを抱えている方に対し、食事や入浴などの介護サービスを行っている業界です。介護業界は高齢化によってニーズが高まっているため、深刻な人手不足といわれています。スキルなしの状態から就職を目指せるため、働きながら専門職としてのスキルを身に付けられるでしょう。
介護の仕事で身に付けた観察力や忍耐力、コミュニケーションスキルなどは、ほかの業界でも活かせます。転職する際もアピールしやすいでしょう。
3.IT業界
IT業界とは、ITの技術を活用して新しいシステムの開発をしたり、サービスを提供したりする業界です。IT業界は新しい技術が生まれやすいため、ニーズが高まっている業界の一つといえます。
IT業界における主な種類は以下のとおりです。
- ・ソフトウェア業界
- ・ハードウェア業界
- ・Web業界
- ・通信業界
- ・情報処理業界
IT業界では、未経験者を積極的に採用している企業もあるため、スキルなしの場合も挑戦できるでしょう。また、仕事をしながらITの専門知識を身に付けられるので、将来的に独立を目指すことも可能です。
4.製造業界
製造業界とは、素材を加工したり組み立てたりして製品づくりを行い、完成したものを販売する業界を指します。製造業界にはさまざまな分野が存在しており、幅広いのが特徴です。
製造業界には、主に以下の種類があります。
- ・機械関連
- ・金属/鉄鋼関連
- ・化学関連
- ・食品関連
- ・医薬品関連
製造業界はマニュアルが整っている傾向にあるため、スキルなしや未経験から就職を目指せるでしょう。入社時にスキルがなくても、働きながら仕事に必要な技術を身に付けていけます。工場で作った製品が店頭で販売されている様子を目にできる場合もあるので、仕事に対してやりがいを感じて働けるでしょう。
5.運輸業界
運輸業界とは、食品や日用雑貨、資材などを目的地まで運ぶ事業を展開している業界です。インターネット通販によるニーズの高まりや労働者の高齢化などが理由で、運輸業界のなかでもトラック運転手の職種は人手不足の傾向にあります。
トラック運転手になるためには免許が必要なものの、企業によっては資格の取得を支援している場合もあるようです。スキルなしで未経験から挑戦を目指せるため、運転技術を身に付けて活躍したいと考える方におすすめです。
スキルなしから就職を目指せる職種8選
ここでは、スキルなしから就職を目指せる職種の一例を紹介していきます。職業情報提供サイト(job tag)の情報を参考に、各職種の平均年収や求められるスキルも解説しているので、仕事探しをする際の参考にしてみてください。
1.営業職
営業職とは、自社商品や提供しているサービスの魅力を顧客に伝えて購入につなげ、会社の売上に直接貢献する仕事です。営業職の仕事は実力主義のため、経験や経歴を問われにくい傾向があります。未経験者を歓迎している求人もあるので、スキルに自信がない方も挑戦を目指せるでしょう。
なお、ノルマがあるかどうかは業界や会社によって異なります。新規開拓をメインにしている場合と、既存顧客のアフターフォローをメインにしている場合があるので、営業職を検討している方はどちらのタイプで働きたいのか明確にして就活に臨みましょう。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
自動車営業 | 533.5万円 | ・自動車の新しい技術や商品に関する知識 ・コミュニケーションスキル ・体力と行動力 |
保険営業(生命保険、損害保険) | 469.2万円 | ・保険業界の基本用語や商品知識 ・コミュニケーションスキル ・顧客のニーズを把握する理解力 |
清涼飲料ルートセールス | 393.6万円 | ・業務に役立つ運転技能 ・一定の体力 ・コミュニケーションスキル |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「自動車営業」「保険営業(生命保険、損害保険)」「清涼飲料ルートセールス」
営業職について詳しく知りたい方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムもぜひご覧ください。営業職の種類や業務の流れを紹介しています。
2.販売職
販売職とは、お客さまに対して商品やサービスの販売を行う仕事を指します。販売する商品やサービスは、企業によってさまざまです。販売職ではスキルや経験は問われにくいものの、販売する商品やサービスのイメージに合った雰囲気の方が求められる場合があります。
現場で経験を積むと、店長やマネージャーへのキャリアアップが狙えるため、スキルを身に付けながら成長していけるでしょう。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
衣料品販売 | 361万円 | ・コミュニケーションスキル ・商品知識やセンス ・採寸の知識や技術 |
スポーツ用品販売 | 361万円 | ・サービス精神 ・トレンドをキャッチする能力 ・スポーツ全般に関する深い知識 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「衣料品販売」「スポーツ用品販売」
販売職の仕事は、直接お客さまと関わるため、仕事中にお客さまから感謝の言葉を掛けてもらえることもあるようです。人と関わるのが好き、誰かの役に立ちたいと考える方は、販売職の仕事に向いているでしょう。
3.事務職
事務職とは、データ入力や伝票の作成、備品管理、電話対応などの仕事を行う職業です。一般事務や営業事務など、いくつかの種類に分けられます。仕事内容は多岐にわたるものの、業務に慣れれば自分のペースでこなしていけるでしょう。未経験から挑戦できる求人もあるため、スキルなしから正社員への就職を目指せます。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
一般事務 | 510.9万円 | ・パソコンスキル ・文章作成能力 ・正確さや几帳面さ |
総務事務 | 493.4万円 | ・正確かつ迅速な判断力 ・主体的な行動力 ・コミュニケーションスキル |
営業事務 | 496.3万円 | ・ビジネスマナー ・迅速かつ適切な判断力 ・コミュニケーションスキル |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「一般事務」「総務事務」「営業事務」
一般的に事務職の仕事はノルマがなく業務がルーティン化しているため、ワークライフバランスを保ちながら働けるのが魅力です。プライベートを重視する方や、バックオフィスとして企業や周囲のサポートをしたい方に向いているでしょう。
4.建設作業員
建設作業員とは、建設現場や土木工事などで作業員として働く仕事です。作業する内容は現場によって異なります。建設業界は労働者の高齢化により人手不足のため、人材の採用に積極的な企業が多いようです。資格をもっていない、経験に自信がない場合も挑戦できるので、スキルなしから就職を目指せるでしょう。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
建設機械オペレーター | 474.7万円 | ・ルールを忠実に守る姿勢 ・責任感 ・安全に対する意識の高さ |
建設・土木作業員 | 411.1万円 | ・体力と持久力 ・注意力や集中力 ・機械の機能に関するある程度の知識 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「建設機械オペレーター」「建設・土木作業員」
働きながらスキルを身に付けられるため、業務を経験しながらキャリアアップを狙えます。ただし、建設作業員は力仕事で作業を外で行うため、一定の体力を求められるでしょう。体力に自信のある方や、建物の建設や工事の仕事に興味を持つ方におすすめです。
5.介護職
介護職とは、介護施設や利用者の自宅などで、介護を必要とする高齢者の方や障がい者の方をサポートする職業です。衣服の着替えや入浴などのサポートをする身体介護、掃除や食事の用意などを行う生活援助がメインの仕事となります。介護業界の人材不足やニーズの高まりにより、未経験者を積極的に採用する企業や施設もあるため、スキルなしから就職を目指せるでしょう。
働きながら知識やスキルを身に付け、国家資格の受験資格を得ることも可能です。誰かの役に立ちたいと考える方や、人をサポートするのが好きな方におすすめの仕事です。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
施設介護員 | 371.4万円 | ・介護に関する深い知識と理解 ・公平に接する姿勢 ・体力と責任感 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「施設介護員」
「未経験から介護職に転職したい!無資格で大丈夫?志望動機の例文も紹介」のコラムでは、介護職未経験者が主に担当する業務内容や転職するときのポイントを紹介しています。未経験から介護の仕事に就きたいと考える方は、参考としてぜひご覧ください。
6.システムエンジニア
システムエンジニアとは、依頼主から受けた要求に応じて、システム設計をしたり開発をしたりする職業です。コラム内の「3.IT業界」でお伝えしたとおり、IT業界は新しい技術が生まれやすい傾向にあります。ITの専門知識や技術が必要なものの、未経験者を積極的に採用している企業もあるため、スキルなしから就職を目指せるでしょう。
IT業界に携わりたい、専門的な知識を身に付けたい方におすすめの仕事といえるでしょう。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
システムエンジニア(受託開発) | 557.6万円 | ・全体を見通せる構想力 ・問題を発見し解決する能力 ・コミュニケーションスキルなど |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「システムエンジニア(受託開発)」
なお、システムエンジニアは自社で業務を行う社内型と、客先の企業に常駐して勤務する常駐型があります。基本的な業務内容は同じですが、「自社内で働きたい」「客先の企業で働きたい」などの希望がある場合、勤務先がどこになるのか確認したうえで応募を検討しましょう。
7.工場勤務のスタッフ
工場スタッフとは、工場で製品を組み立てたり、梱包や検査などをしたりする仕事です。作業する内容は工場によって異なります。工場の仕事はマニュアルが整備されており、単純作業がメインとなるため、スキルなしの状態から就職を目指せるでしょう。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
工場労務作業員 | 340.1万円 | ・一定の体力 ・効率的に仕事をこなす力 ・安全に作業するための注意力 |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「工場労務作業員」
ただし、立ち仕事や力仕事により、体力を求められる傾向にあります。体力に自信のある方や業務に集中してコツコツと進めていきたい方は、工場スタッフの仕事に向いている可能性があるでしょう。
8.トラック運転手
トラック運転手とは、トラックを運転して指定の日時までに目的地へ荷物を運ぶ仕事です。トラックは「大型・中型・小型」の種類があり、トラックの大きさや用途によって輸送する距離が異なります。物流量の増加や労働者の高齢化によりトラック運転手が不足しているため、未経験者を積極的に採用する傾向にあるようです。スキルなしの場合も、就活の準備や対策を行えば未経験から就職を目指せるでしょう。
職種 | 平均年収 | 求められるスキル |
---|---|---|
トラック運転手 | 485.3万円 | ・集中力 ・健康を保つために自己管理する力 ・接客マナー |
参照:job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))「トラック運転手」
企業によっては、トラックの運転に必要な免許の取得をサポートする「資格取得支援制度」を設けていることも。スキルなしで免許を持っていない場合、支援制度を利用して取得を目指す方法も検討してみてください。
参照元
職業情報提供サイト(job tag)
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アルバイトから就職を目指す選択肢もある
社員登用制度を利用して、アルバイトから正社員就職を目指す選択肢もあります。実際の業務を経験できるので、正社員として働く姿やキャリアアップに向けたイメージがしやすいでしょう。
ただし、必ずしも正社員になれるとは限りません。企業ごとに評価基準が異なるため、正社員になるためにはどのような条件があるのか確認しておきましょう。また、社員登用制度はあっても、正社員登用の実績がない場合もあります。これまでに正社員に就職した実績があるか、企業側に確認しておくと安心です。
「フリーター期間にやるべきこととは?就職を叶えるための行動を解説」のコラムでは、フリーターから就職する際に役立つ資格や就活の進め方を解説しています。こちらもぜひご覧ください。
「スキルなしの状態から正社員就職は目指せる?」「就活の準備や対策を一人で行う自信がない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、スキルや経験に不安のある20代の若年層の就活に特化したエージェントです。
スキルなしの未経験から挑戦を目指せる、ポテンシャルや人柄を重視した企業の求人を多数取り扱っています。専任のキャリアアドバイザーが丁寧にカウンセリングを行ったうえで、あなたの就活を全面的にサポートするので、自分に合う職種が分からない方も安心です。また、履歴書の基本的な書き方のアドバイスや面接対策も行っています。所要時間1分程度でできる適職診断も利用可能です。ハタラクティブへのご登録やご利用はすべて無料なので、ぜひお問い合わせください。
スキルなしから就職を目指す場合によくあるQ&A
ここでは、スキルなしから就職を目指す際に抱きやすい疑問やお悩みをQ&A形式にまとめました。「スキルなしから就職できる?」と不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
スキルがない人は役に立たないですか?
役に立たないことはありません。自分で学習して専門スキルを身に付ける方法もありますが、仕事に必要なスキルは、経験して学びながら身に付けていけます。
たとえば、未経験者を歓迎している企業の場合、就活の際や入社直後に実務経験やスキルは求められないでしょう。スキルがないと不安にならず、前向きな気持ちで取り組む姿勢が大切です。
スキルがない30代ですが、転職はできますか?
スキルなしの状態から転職を目指すことは可能です。ただし、30代になると、これまでの実績や経験を重視される傾向にあります。未経験で挑戦する場合、20代と比べて就職の難易度は上がりやすいでしょう。
スキルなしで転職をするなら、人手不足やニーズが高まっている業界や職種に注目する方法がおすすめです。未経験でも、ポテンシャルを評価して採用してもらえる可能性があります。
フリーターから再就職を目指して正社員になりたいです
再就職を目指すなら、就職・転職エージェントのサービスを活用してみましょう。エージェントを利用すると、就活にまつわる全面的なサポートをしてもらえます。不安があってもキャリアアドバイザーが親身にサポートしてくれるため、安心して就活に臨めるでしょう。
スキルなしから就職を目指したい方は、ハタラクティブにご相談ください。キャリアアドバイザーが就活に関する悩みや希望に寄り添い、あなたの適性に合った仕事を厳選して紹介します。お気軽にご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。