生保(生命保険会社社員)の仕事

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この記事のまとめ

  • 生保とは「生命保険会社」の略で「生命保険」という無形商材を扱う企業
  • 生保での代表的な職種は、「営業職」「総合職」「一般職」「医務査定」など
  • 2022年時点での保険・金融事業に携わる人の平均賃金は37万4千円
  • 生保の外交員になるために、特別な経験やスキルは必要ない
  • 生保の一般職・総合職も特別なスキルや経験は必要ないが、学歴が重視される傾向にある
  • 生保の仕事で求められる資質は、「継続力」「向上心」など
  • 未経験者が志望動機を作成する際は「なぜこの企業を選んだか」などを明確にしておこう
  • 経験者が志望動機を作成する場合、これまでの経験や実績をアピールしよう

「生保(生命保険会社)の仕事がしたい」「どのような職種があるの?」などと、気になる方も多いのではないでしょうか。生命保険会社は、「生命保険」という無形商材を扱う企業です。どのような職種が活躍することで成り立っているのでしょうか。このコラムでは、生保(生命保険会社)とは何かをはじめ、代表的な職種や仕事内容を紹介。また、業界で求められる資質や志望動機などについてもまとめました。

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生保(生命保険会社)とは

生命保険会社とは、人の死亡や病気、怪我などによる損失を補償する保険商品を販売する企業です。略して「生保」と呼ばれることもあります。生命保険は、加入者の死亡時や疾病など、給付条件に関わる損害が生じたときに、生命保険会社が受取人に対して保険金(給付金)の支払いをするという商品です。保険金は全契約者からの保険料で支払われているため、保険料の公平性を保てるよう、加入条件と保険料は、加入者の年齢や病歴、健康状態によって異なります。

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生保(生命保険会社)での仕事内容

生命保険という、形を持たない商品を扱う生命保険会社では、保険の新規契約やアフターフォローをする営業や加入審議を行う部署など、さまざまな部門があります。以下で、生保のメインとなる職種と業務内容をまとめました。

営業

生命保険会社の営業職は、「外交員」とも呼ばれ、お客さまへの保険商品の提案や契約後のアフターフォローなどを行います。具体的には、個人に対する営業ではヒアリングをメインに行い、ニーズに合った商品の提案を実施。法人向けでは、コンサルティングを中心に行いながら販売するのが基本的な仕事内容です。また、既存契約者に対するアフターフォローや新商品の提案なども適宜行います。

外交員として活躍する場合は歩合制であることが多く、自分の能力や実績次第で給与アップが見込めます。また、仕事や時間管理なども自分のペースで組み立てられるので、時間調整がしやすく、子育て中の方も働きやすくなっていることが多いようです。その一方で、ノルマの達成を目指さなければならない厳しい側面も。また、自社の商品はもちろん、他社の商品についてもしっかり理解した上で顧客のニーズにマッチした提案をするため、日々勉強が必要となり、やりがいとプレッシャーの両方を感じる部分があるようです。

総合職

生保の総合職は、保険商品の企画や立案、経営管理、資産運用などさまざまな部門に活躍の場があります。場合によっては、営業に携わることもあるようです。

一般職

一般職は、各種契約内容の変更や給付金に関する手続き、顧客からの問い合わせ、一般的な事務処理などに対応するのが主な仕事内容です。また、総合職や一般職など事務系の職種である場合は、給与や福利厚生などの待遇面の良さ、社会的な評価も高いことがメリットとされています。

医務査定

申込者の健康状態や病歴などをチェックし、希望する保険商品の加入条件を満たしているかを確認し、審議を行う仕事です。業務を通じて、医学的な知識が身につきます。

上記が生保(生命保険会社)社員のメインとなる職種です。生命保険は、取り扱っているのが目に見えない商品。だからこそ、「顧客の将来に対する不安を汲み取ったより良い商品を作る」「親身になって不安を解消できる対応を図る」などの意識を持って働くことができるようです。そのほかの保険業界の仕事については、「保険業界の仕事」でも活躍する職種や仕事内容を保険会社のタイプ別に紹介しているので、チェックしてみてください。

生保(生命保険会社)社員のキャリアアップ事情

入職した部門や企業によって異なりますが、一般の職員として入社後、基本的には各種リーダー職や部長・室長などへのステップアップがあります。また、支社から本社への異動なども挙げられるでしょう。生命保険会社は、正社員に対して待遇面を充実させている傾向にあり、独自のキャリアパスや資格取得支援を展開している企業が豊富な点も特徴です。

生保(生命保険会社)社員の給与や待遇

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況(p10)」によると、2022年時点で保険・金融事業に携わる人の平均賃金は37万4千円でした。そのうち、男性は約48万円、女性は約28万7千円です。しかし、これはあくまでも業界の平均的な賃金。実際は、企業の規模や扱う商品、職種などによって大幅に異なるため、参考程度に留めておきましょう。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査の概況

生保(生命保険会社)社員になるには

生保(生命保険会社)の社員になるには、どのようにしたら良いのでしょうか。以下で解説していきます。

外交員の場合

生保の外交員になるために、必要なスキルや経験はありません。ただし、入社後に生命保険協会が実施する試験への合格を求められる場合があるようです。また、外交員の仕事は年齢や経験問わず、会社のHPや求人サイトなどで募集されることが多いため、確認してみると良いでしょう。

総合職・一般職の場合

総合職や一般職といった営業職以外の職種も、新卒であれば入社時に求められるスキルや経験はないようです。ただし、学歴は重視されていて、大手の生命保険会社は大卒者中心に採用を行っている傾向にあります。多くの企業で毎年大人数の新卒採用を行っているので、生保への入社を目指す際は新卒として就職活動を行うのがおすすめです。また、生保業界は、人員の入れ替わりが激しく中途採用も活発ですが、その際も大卒以上を条件としている起業が多い傾向にあります。中途採用の場合は、必須となるスキルが部門によって異なるため、企業のHPを確認しておきましょう。

生保(生命保険会社)社員の将来性

日本の少子高齢化や不景気に伴い、一時期、国内の生命保険会社のニーズは減少する可能性があると取り沙汰されていました。これは、死亡リスクの減少によって、生命保険本来のメイン商品である死亡保障の需要が少なくなるという懸念があったことからです。実際に、死亡時よりも、生存時の医療や老後の生活などに掛かる費用のほうが、リスクとなっているのが現状です。このようなニーズに対して、各生命保険会社は死亡保障だけでなく、医療保障や老後保障などを充実させるといった対応を展開。さらに、海外への進出も積極的に行い、安定化を図っています。そのため、近年では、語学の堪能な方やリスクマネジメントなどに強い方の採用ニーズが高まっているといえるでしょう。

生保(生命保険会社)の仕事で求められる資質とは

生命保険会社の社員には、どのようなスキルが求められるのでしょうか。以下で、生命保険会社のすべての職種に共通して求められる資質や人物像を紹介します。

相手の気持ちを考えられる

生命保険は、「顧客がどのような未来を生きていきたいのか、死亡したあとは家族にどうなってほしいのか」「そのために生保職員は何ができるのか」ということを考慮して提供する商品です。そのため、相手や社会のニーズをいち早く察して対応できる力が重視されるでしょう。

継続力がある

生命保険会社では、1人の顧客に対して、年単位での長期的な付き合いとなることが多く、コツコツと顧客との信頼関係や会社としての実績を積み上げていく必要があります。そのため、「業務で実績を作ること」「自身のスキルをあげていくこと」「周囲や顧客との人間関係を築き上げていくこと」など、さまざまな面で継続性があると評価されるでしょう。

向上心がある

生命保険会社では、多様化するニーズに備えて、商品知識を深めたり、語学や専門性を高めたりといった前向きな姿勢が重視されます。そのため、たとえば「元々の英語力が低めな場合も、入社後に海外事業に携わるため勉強している」というような向上心があると、重宝されるようです。

上記のほか、生命保険会社の社員は、部門によって語学力やリスクマネジメント力などが求められることがあります。また、ビジネスマナーやコミュニケーション能力といった、ポータブルスキルを身につけておくと、さまざまな職種での転職活動で役立つでしょう。「転職に役立つスキル一覧!仕事が変化しても通用するポータブルスキルとは?」では、転職で役立つスキルを紹介しているので、参考にしてみてください。

生保(生命保険会社)社員の志望動機例

生命保険会社へ就職や転職を考える場合、志望動機で悩む方も多いでしょう。以下で、未経験者と経験者、それぞれの志望動機の作成ポイントを紹介します。

未経験者の場合

「なぜ保険会社を志望しているのか」「その中でもなぜこの企業を選んだのか」を明確にしておきましょう。また、志望動機には、自分や身近な人のエピソードを交えると具体性が増します。

経験者の場合

営業や管理、リスクマネジメント、コンサルティングなど、これまでの経験と実績をアピールします。「キャリアビジョンが実現できる」「顧客と長期的に向き合える」など企業研究から導き出したその企業ならではの魅力的なポイントについても触れると良いでしょう。

志望動機を作成するポイント

志望動機は、企業が応募者の入社意欲の高さや会社とのマッチ度を確認するために質問されます。そのため、未経験者・経験者どちらに関しても、志望動機を作成する際は、自己分析や企業研究などをしっかり行いましょう。「この企業でなくてはならない」という理由を探し、熱意を伝えることがポイントです。「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」では、志望動機の構成や作成する際のポイント、注意点などを紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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