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文化活動とはどんなものが該当する?履歴書の自己PRの書き方を解説!
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この記事のまとめ
- 文化活動とは継続して取り組んだ部活動やサークル、定期ボランティアなどを指す
- 文化活動とは集団や形成を意味するものでもあり、個人活動やアルバイトは含まれない
- 履歴書の文化活動欄には、内容と経験から得た学びを端的に書く
- 履歴書の自己PR欄には、具体的なエピソードを交えながら自分の強みを書く
- 応募先が求める人物像と、履歴書の自己PRの内容が合うようにする
文化活動とは、具体的にどのような活動を指すのでしょうか。「学校ボランティアや学生時代のアルバイト、中学生や高校生のときの部活動などは書ける?」と悩む人は少なくないでしょう。このコラムでは、履歴書に記載できる文化活動とは具体的にどんな取り組みを指すのか解説します。また、自己PR欄への記載方法や例文を職種別・長所別に紹介。自分の強みを活かせる文化活動のエピソードを活用し、内定獲得を目指しましょう。
文化活動とは
履歴書に書く文化活動とは、簡単にいうと「継続的に行った取り組み」のことを指します。具体的には、中学生や高校生のときに経験した部活動やサークル活動のほか、地元のお祭りへの参加、国際交流の実績などが含まれます。月に1回などのペースで定期的に参加していた学校ボランティアなども、文化活動の一つです。「文化」とは、長期にわたって形成され、受け継がれてきたもの。在学していた学校の部活やサークルは長年活動が行われており、独自の文化があるものです。「文化的」な活動に携わったことがあれば、学生時代の経験でも社会人になってからの取り組みでも基本的に記載して問題ありません。ただし、定期的に参加したものだけを記載しましょう。
文化活動には単発ボランティアやアルバイトは含まない
履歴書に記載する文化活動には、一度だけ参加した取り組みは含まないのが一般的です。自治体が主宰するボランティア活動に1回参加しただけでは、継続や集団、形成を意味する文化活動に該当しません。また、個人で活動を行う音楽教室や絵画教室は「集団」に当てはまらないので、文化活動欄に記載するのは避けましょう。ただし、劇団や音楽団体に所属して活動していた場合は記載できます。
また、アルバイトも文化活動には含まれません。美術館や博物館といった芸術にかかわる仕事や、劇場や映画館、音楽ホールなどでの文化的な仕事であっても、経済活動とみなされるものは除外されます。アルバイトをして得られた経験は、文化活動欄ではなく自己PR欄に記載しましょう。アルバイト経験のアピール方法は「就職にバイト経験は活かせる?志望動機や面接でのアピール方法を解説!」を参考にしてください。
履歴書に文化活動を記載するときの3つのポイント
履歴書に文化活動を書くときに押さえておきたい3つのポイントを確認しましょう。
1.文化活動での経験をどう活かすのかをアピールする
文化活動は、単にこれまでの経験をアピールするために書くわけではありません。人事担当者や面接官は、文化活動の内容よりも「経験から何を学んだか」「どのように仕事に活かすのか」を確認していると考えられます。そのため、履歴書のほかの項目と同じく、文化活動で得た経験を入社後にどのように活かすのかをアピールすることが重要です。
2.文化活動の内容と経験から得られた学びを端的に書く
履歴書には、簡単な活動内容や成果のほか、経験した感想や得られた学びなどを端的に書きましょう。履歴書の文化活動欄は、決して大きくありません。文化活動から学んだことは要点を絞って書くのがコツです。文化活動での経験が自分の強みにつながる場合は、自己PR欄で詳細を説明すると良いでしょう。以下で文化活動の記入例を紹介するので、参考にしてください。
中学・高校時代に属した部活動の記載例
私は中学・高校時代の6年間、バスケットボール部に所属し、ポイントガードというポジションでチームの司令塔を務めました。チームを牽引していくなかで培ったリーダーシップを、目標達成や問題解決のために活かしていきたいと思っています。
学校ボランティア活動の記載例
私は大学2年のときの1年間、週に1回のペースで学習支援ボランティアに参加しました。小学生との関わりを通して、一人ひとりが抱える課題に向き合い、解決していく力を養えたと感じています。
3.文化活動をしていない場合は納得できる理由を記載する
文化活動に該当するものが思い浮かばない場合でも「特になし」と記載するのは避けましょう。文化活動をしていないときは、なぜできなかったのかを説明することが大切です。「在学中に国家資格の取得を目指しており勉強時間に重きを置いていた」「学費を自分で払うため多くのアルバイトをしていた」など、採用担当者が納得できるものを記載しましょう。
履歴書に自己PRを書く際の4つのコツ
履歴書の自己PR欄には、文化活動を含め、これまでの経験から得た実績や培った能力などを書きましょう。応募先の企業が必要としている人材を理解し、自分の強みをコンパクトに分かりやすく伝えることが重要です。履歴書に自己PRを書く際のコツを具体的に解説するので参考にしてください。
1.これまでに習得した能力や成績を詳しく書く
文化活動やアルバイト、前職での実績など、これまでに習得した能力や成績は、履歴書の自己PR欄にできるだけ詳しく書きましょう。自分が行っていた内容と身に付いた能力、数字で表せる成績を分かりやすくまとめるのがポイントです。身に付いた能力を応募先の企業でどう活かせるのかも具体的に書くと良いでしょう。成績については、明確な数字を書くと相手に伝わりやすくなります。たとえば、販売職の場合だと「1日でたくさんの商品を売った」よりも「売上目標の30万円に対し50万円売った」「50人の中で1番売上が高かった」などと、具体的に記載しましょう。
数字で表せる成績や専門知識がない場合は長所を書く
数字で表せる成績や専門的な知識がない場合は、責任感の強さや判断力の高さなどの長所を書くと良いでしょう。業務遂行力や目標管理力、判断力などは、どのような仕事にも欠かせない能力です。無理に文化活動での経験や前職での成績を書く必要はありません。自分の長所に自信を持って、履歴書の自己PR欄に書きましょう。自分の強みをしっかりアピールしたい方は「履歴書の自己PRの例文を紹介!自分の強みの盛り込み方とは?」のコラムも参考にしてください。2.応募先の企業が必要としている能力を考える
履歴書に自己PRを書く際、応募先の企業が必要とする能力を理解することが重要です。たとえば、飲食関係の企業に応募するのに「1人で黙々と作業をするのが得意」とアピールしても、プラスの情報にはなりません。応募先の企業にあまり関係のない能力をアピールすると、「会社のことを理解していない」と判断される可能性もあります。履歴書に書く自己PRは、採用したら会社にとってプラスになると期待される内容を意識しましょう。企業が求める能力や人材を把握したければ「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムでやり方やポイントを確認してください。
3.自己PRの内容には理由も盛り込む
履歴書の自己PR欄は、伝えたい内容と理由をセットで書く必要があります。たとえば、以下のようにアピールする内容と合わせて理由を述べると説得力が増すでしょう。
記載例1
「高校生のときにバレー部の部長を務めた経験があり、部員に指示する場面が多かったため、リーダーシップがあります」
記載例2
「大学時代、国際交流に関するプロジェクトを立ち上げた経験があるため、企画力があります」
履歴書に長所や身に付けた能力を書いていても、具体的なエピソードや理由などがないと信憑性を疑われかねません。「責任感があります」「リーダーシップがあります」とだけ書くのではなく、自己PRの内容に関する具体的なエピソードや理由を付け加えて説得力のある内容にしましょう。具体的な書き方は「自己PRをより魅力的にする書き方とは?作成時のポイントや注意点を解説」のコラムも参考にしてください。
4.履歴書の自己PRは400文字程度で書く
履歴書の自己PR欄には、400文字程度を目安に記載します。企業が文字数を指定している場合は、指定された文字数の8割以上を書きましょう。
極端に文字数が少ないと、自己PRする気がないと思われる可能性があります。分かりやすくまとまりのある文章と適切な文字数を意識しましょう。自己PR欄の書き方は「自己PRの基本の書き方は?新卒と転職での違いや例文を紹介」でも詳しく解説しています。ぜひ目を通してみてください。
履歴書の自己PRで避けた方が良い5つの例
履歴書に自己PRを書く際には、抽象的な表現や専門用語は避けましょう。履歴書の自己PRで避けた方が良い例を5つ紹介します。
1.アピールポイントが多く要点が伝わらない
アピールポイントは1つか2つに決めて、内容やエピソードを膨らませる書き方をすることが重要です。強みが複数あるのは良いことですが、多過ぎると一つひとつのエピソードが薄くなり、アピール内容が相手に伝わりにくくなります。また、前職の業務内容や文化活動などの説明が極端に長いことも望ましくありません。短い文章で要点を押さえ、簡潔明瞭な自己PRを目指しましょう。
2.抽象的な表現が多く分かりにくい
履歴書の自己PRでは、抽象的な表現を避けましょう。読む側が理解しやすい言葉で具体的に伝えることがポイントです。たとえば、「まちづくりのボランティアに参加した経験があり、地域社会や環境のことを強く意識するようになりました」と書いても、読む側はどのような活動を行ったのかイメージできないでしょう。「市が取り組んでいる清掃ボランティアに月2回のペースで参加し、海や河川、公園などの清掃活動を行った経験から、地域社会や環境のことを強く意識するようになりました」のように、読み手が理解しやすい言葉で具体的に伝えることが大切です。
3.応募先の企業が必要とする人物像と差がある
企業が必要とする人物像を理解したうえで、アピールすべきポイントを検討しましょう。応募先の企業が必要とする人物像と、履歴書の自己PRの内容に差があると、採用する側は違和感を覚える可能性があります。たとえば、応募先の企業は「自分から率先して仕事に取り組める人」を求めているのに、履歴書の自己PRに「指示されたことを正確にこなせる」と書いても、プラスの要素にはなりません。企業のWebサイトの採用ページを見て、求めている人物像に添った内容を書きましょう。
職種によって求める人物像が異なる
職種によって、企業側が求める人物像は異なります。たとえば、営業職や販売職は「積極性」や「外向性」、技術職や開発職は「正確性」や「粘り強さ」が求められるでしょう。自分の性格や長所が、職種・企業が求める人物像と合っているか考えることが大切です。企業側は、履歴書の自己PRで会社とどのくらい相性が良いかを見極めています。自分の長所を企業の求める人物像に合うように工夫しましょう。4.専門用語が多く読み手が理解しにくい
自己PR欄では、専門用語を使うのは極力避け、誰にでも分かる言葉で書きましょう。専門用語は、その業界で働いている人にしか分からない場合が多いもの。履歴書の自己PRで専門用語を使っても、読み手が理解できないことがあります。中には、「専門用語を使う方が知識をアピールできる」と考える人もいるでしょう。しかし、「読む側への配慮が足りない」と思われ逆効果になってしまうことも考えられます。特に、前職と異なる業界の企業に応募する場合は、注意するようにしましょう。
5.最終確認が甘く誤字脱字がある
履歴書を作成したあとは、必ず最終チェックを行いましょう。誤字脱字があると、「確認作業が足りていない」と判断されてしまう可能性があります。また、雑な字や極端に小さい字などもあまり良い印象とはいえません。履歴書を書く際は、読む側にとって読みやすく丁寧な字を心掛けましょう。履歴書で誤字脱字をした場合については、「履歴書に誤字があると落ちる?ミスをしたときの対処法や防ぐ方法を解説」のコラムで解説しているので、目を通してみてください。
履歴書に書く状況別の自己PRの例文
履歴書に記載する自己PRについて状況別の例文を紹介します。例文のポイントもあわせて解説しているので、参考にしてください。
第二新卒は前職で身に付けたスキルをアピールしよう
第二新卒とは、新卒で入社した企業を短期間で退職したり、転職を検討したりしている人のことです。第二新卒の場合、履歴書の自己PRでは、前職でどのようなスキルを身に付けたのか具体的に説明する必要があります。
第二新卒の例文
大学卒業後、営業事務を2年ほど経験しました。見積書や依頼書の作成、納期調整など営業担当者と取引先の企業と関わりながら業務を行いました。電話やメールでのやり取りが多かったため、要点を簡潔にまとめ相手に分かりやすい文章にすることを意識したり、話すスピードに気を付けながら明るくはきはきと対応することを心掛けたりしました。また、営業担当者のスケジュール管理や在庫管理・伝票処理などは、優先順位をつけながら効率良くこなせるように意識していました。
その甲斐もあって、営業担当者や取引先の企業からお礼の言葉をいただける機会が多かったように思います。営業事務を経験したことにより、タイムマネジメント能力や柔軟な対応力などが身に付きました。今後は営業事務職で身に付けた知識や能力を活かし、新たな環境でも活躍したいと思っています。
具体的な業務内容を書くとイメージしやすい
具体的な業務内容を例に出すと、読み手がイメージしやすくなります。「業務を行う中で何を意識したのか」「その結果どのような評価をもらえたのか」などの流れを意識して書くと読みやすい文章になるでしょう。また、前半に具体的な内容を述べると、身に付いた能力に対する信頼度が高まります。第二新卒向けの自己PRの書き方は、「第二新卒向け自己PRの例文をご紹介!詳しい書き方やポイントも解説」のコラムも参考にしてください。職種未経験の場合は向上心や熱意を伝える
未経験の方も応募可能としている企業は、積極的に学ぼうとする姿勢や向上心がある人を求めているといえるでしょう。そのため、履歴書の自己PRでは、応募先の企業に対する熱意を伝えることが大切です。
職種未経験の場合の例文
大学卒業後、アパレルの販売職を2年ほど経験しました。商品を売ることだけに集中せず、自分もお客様も楽しめる会話を意識し、次の来店につなげられるよう努力しました。その結果、自分に会いに来てくださる顧客が増え、購入にもつながったように思います。
向上心が強いため、売り上げ成績は10人のスタッフが在籍していた店舗で、毎月1位を取ることを目指していました。目標を達成するために、売り上げ成績が高い人にアドバイスをもらい、接客の際に実践していました。そのおかげで、半年たったころから毎月売り上げは1位をキープしていました。常に向上心を持って取り組む性格や、販売職で培った接客スキルはほかの職種でも活かせると考えています。自分の能力を高めるために、できる人から学ぼうとする積極的な気持ちが強いので、新しい職場でもその姿勢は大切にしたいです。
積極的に学ぼうとする姿勢を見せよう
未経験の場合も、向上心を持って自分から積極的に学ぼうとする姿勢があると採用担当者から評価されやすくなるでしょう。ただ業務をこなすだけでなく、しっかりと目標を達成するために何をしたら良いのか分析できる力は、どのような職種でも強みになる可能性があります。向上心やチャレンジ精神があるのが強みの方は「自己PRで「チャレンジ精神」をアピールするには?」のコラムにも目を通してみてください。応募条件に達していない場合は努力中であることを主張しよう
応募条件に達していない求人に応募する場合、履歴書の自己PRでは、採用担当者から「ほかの能力で期待できるポイントがある」と思ってもらえる内容にすることが重要です。現時点で必須資格などの条件を満たしていなくても、資格取得に向けて努力をしていることなどをアピールしましょう。
応募条件に達していない場合の例文
私は医療事務の実務経験があり、業務を通して医療に関する知識を深めてきました。募集条件である医療事務の資格は所有していませんが、1年の実務経験があるため即戦力として貢献できると考えています。医療事務の資格は、今年度中に取得できるように、現在独学で勉強を行っています。また、私はどのような状況でも落ち着いて丁寧に仕事をこなすことを心掛けています。勤めていた病院は毎日忙しく業務に追われていましたが、常にミスが発生しないよう念入りに確認をしたり、薬に関する内容を分かりやすく患者に説明したりすることを意識して業務を行っていました。
どのような状況でも、冷静に判断し落ち着いて正確な業務を行えることは私の強みです。新しい職場でも、冷静な判断力と丁寧に仕事を行う姿勢を貫いて貢献したいと考えています。ぜひ一度面接の機会をいただけると幸いです。
応募条件をカバーできる実務経験や能力をアピールする
企業によっては、応募条件に達していなくても、履歴書の自己PR次第で書類が通り、面接へ進めるケースがあります。その場合は、応募条件をカバーできるような実務経験や能力などが必要です。企業の応募条件に資格の取得がある場合は、現在独学で勉強している旨や取得予定時期などを記載すると好印象を与えられるでしょう。履歴書に書く職種別の自己PRの例文
営業職や事務職に応募する場合、求められるスキルや能力が備わっていることを自己PR欄に書くのがおすすめです。以下で、営業職と事務職それぞれの自己PRの例文を紹介するので参考にしてください。
営業職は顧客ニーズを引き出せる能力を意識して書く
営業職には、顧客のニーズを聞き出すヒアリング力や問題解決力が求められます。そのため、経験談をもとに活かせる能力をアピールしましょう。
営業職に応募する場合の例文
前職は、メーカーの営業を行っていました。企業などの法人に向けて行う営業スタイルです。私が営業を行ううえで意識していたのは、取引先が抱える懸念点や問題点、ニーズなどを正確に聞き出すことです。ニーズを聞き出したうえで企業側の立場に立ち、どうしたら問題が解決できるのか、何を取り入れたら企業のためになるのか、あらゆる方向から考え提案をしてきました。
取り扱い商品の良いところや、取引先の企業にもたらす効果などをはじめから話しても、納得感や信頼を得られないと考えているため、まずは相手の話を聞くことに徹しました。その結果、長い間リーピーターとして自社製品を購入してくれる企業が多くなり、信頼関係を築けたことが誇りです。今後も営業に対する信念を貫き、さらにヒアリング力や問題解決力を磨きたいと思っています。
営業で大切にしている信念をアピールすると良い
営業を行うにあたって大切にしている点や信念を履歴書でアピールすると、採用担当者に熱意が伝わりやすいでしょう。また、応募する企業の営業形態が前職と異なる場合も、営業という大きなくくりでは共通する能力が多くあるため、採用側から期待される可能性もあります。実際の成功体験をもとに、仕事を行ううえで意識していることを自分の言葉で書きましょう。事務職は効率よく業務をこなせる能力を中心に書く
事務職は、基本的なパソコンスキルや効率良く業務を行う能力を求められる傾向があります。一般事務や営業事務など、職種によって求められるスキルは多少異なりますが、基本的に必要とされるスキルにあまり差はないでしょう。
事務職に応募する場合の例文
前職では、データ入力を行っており基本的なパソコンスキルは身に付いています。データ入力は、正確性はもちろん、スピード感を意識して業務を行うことが必要です。業務を効率良く行うためにExcelの勉強を行ったり、自分のなかで優先順位をつけて進めたりしていました。また、前職では複数のスタッフが在籍していたため、ほかの人の進捗状況を確認しながら、自分の仕事をスムーズに終わらせ、業務のサポートに徹していました。その結果、臨機応変に対応する能力が身に付き、任せてもらえる仕事の範囲が増え、自分自身の成長を感じられたのは良い経験です。
自分には日々同じ作業を行うルーティンワークが向いていると思っています。そのなかで自分のやりやすい方法を見つけるのが得意です。自分で見つけた方法でほかの人も実践し、業務効率が上がったのを実感できるとよりやりがいを感じられます。
自分に向いている仕事であることを主張しよう
自分に向いている仕事や特技を分析できていると、採用担当者から「長く働いてくれる」と期待されやすい傾向があるようです。また、「周りを助けることにやりがいを感じる」とアピールすると、職場でのコミュニケーションがスムーズにとれる印象を与えられる可能性があります。事務職の経験がある場合は、「職務経歴書の自己PRのコツとは?事務職はどう書けば良い?」のコラムにも目を通してみてください。履歴書に書く長所別の自己PRの例文
履歴書の自己PRでは、長所に合ったエピソードを書くと相手に伝わりやすくなるでしょう。長所別の履歴書の自己PRについて例文を紹介します。
責任感の強さは具体的な場面を提示しながら書く
履歴書の自己PRで「責任感が強い」と書くときは、具体的にどのような行動を起こせるのかという点も書くことをおすすめします。ただ「責任感が強い」と書くのではなく、「どのような場面で何ができるのか」を具体的に書き説得力のある内容にしましょう。
責任感の強さをアピールする例文
私は、中学・高校の学生時代にバスケットボール部のマネージャーをしていました。最初は先輩に教えてもらいながら部員のサポートをしていましたが、さらにバスケットボールの知識を増やし、自分がチームを強くできるよう導かなくてはならないと思うようになりました。毎日家で試合の映像を確認し、バスケットボールの本を読んで勉強した結果、試合のアドバイスができるようになり、部員から相談を受けることも増えました。
また、練習の効率を上げるために、練習メニューの時間配分を変更したり、休憩時間を長くしたりと工夫をしました。それにより、部員からチーム全体の練習効率が上がったと感謝され、試合でも勝つ回数が格段に増えるようになりました。このような出来事から、自分に与えられた仕事に責任を持ち、どのようにしたらより良い方向へ進められるか工夫して考える力が身に付きました。
責任感の強さを実感できた具体的な行動を入れる
責任感の強さをアピールするときは、どのような状況で実感できたのかを明確に伝えられると理想的です。自分が起こした具体的な行動を書くと、採用担当者に説得力のあるアピールができるでしょう。企業側は、「与えられた仕事以上に何ができるのか」をチェックしていると考えられます。「仕事を最後までこなせる」だけでは、アピールとして物足りないと思われる可能性があるため、自分で考えて工夫した出来事を入れましょう。責任感の強さを伝えたい方は、「自己PRで「責任感」をアピール!注意点とポイントは?」のコラムも確認してみてください。コミュニケーション能力の高さは仕事と関連付けて書く
仕事においてコミュニケーション能力は大切です。企業が求めるコミュニケーション能力は、話が弾むだけではなく、相手の話や状況を汲み取り自分がすべき行動を考え実行できる力といえます。履歴書の自己PRでは、仕事におけるコミュニケーション能力を意識して書きましょう。
コミュニケーション能力の高さをアピールする例文
私は学生時代、老人ホームでボランティア活動を続けていました。もともと人と話すことが好きだったため、施設でも利用者の方々と楽しくお話ができるだろうと思っていました。しかし、なかには認知症を患っている方や耳が聞こえづらい方などもいて、最初はコミュニケーションを取るのが難しいときもありました。
しかし、楽しく話すことだけがコミュニケーションではないと気付き、相手に合わせてゆっくり話したり相手が話しやすくなるような話題を引き出したりなど、工夫をするよう心掛けました。また、人と話すときは聞く力が重要だと思い、相手が何を望んでいるのか話を聞きながら考えることを意識しました。気付きを得てから、最初は心を開いていなかった方も笑顔でお話してくれるようになり、考え方を変えて良かったと思いました。このような経験から、コミュニケーションを取るときは、必ず相手の気持ちや状況を汲み取り会話をするよう意識しています。
体験談をもとに自分の解釈や考えを伝える
コミュニケーション能力は、自分のなかでの解釈や考えをしっかり伝えることが重要です。そうすることで、「ただ履歴書の自己PRに書いただけでなく、本当に能力が身に付いている」と読む側に思ってもらえるでしょう。また、体験談を具体的に説明することで、もし仕事で同じような状況になっても、自分で考え対応できると期待されるはずです。協調性の高さは言い方を変えてより明確に書く
履歴書の自己PR欄に協調性の高さを書くときは、より伝わりやすくなるように、別の言い方に変えるのがおすすめです。たとえば、「柔軟な視野を持ち人の意見を取り入れられる」「幅広い世代の人と接することが得意」などに言い換えると、協調性を明確に伝えられるでしょう。
協調性の高さをアピールする例文
私の強みは、自分と異なる考えを持つ人の意見も柔軟に取り入れられる点です。私は、学生時代に参加した国際交流プログラムのなかで、ディスカッションを行う機会が多くありました。グループのなかでリーダーを担当することが多く、意見をあまり述べられていない人に声を掛け考えを聞き出し、自分の意見を突き通そうとする人には相手の話を聞くよう説得して、チームをまとめていました。また、自分自身もグループの人たちの意見を聞きつつ意見を伝えるように意識しました。
ディスカッションを重ねていくうちに、ほかの人の意見を取り入れつつも、自分の考えを根拠を持って発言することが得意になりました。ただ相手の意見を批判して自分の考えを主張するのではなく、明確な理由を加えて意見を述べるのは、仕事を行ううえでも活かせると考えています。
意見交換時の自分の立ち回りや意識したことを伝える
職種にもよりますが、頻繁に会議を行う会社もあります。その際は、相手の意見を取り入れながら自分の考えを述べることが求められるでしょう。学生時代の授業などでディスカッションをした経験がある場合は、自分の立ち回りや、意識して取り組んだ点などが書けると好印象を与えられるはずです。協調性の高さが自分の強みだと思う方は、「自己PRで協調性をアピールするときのポイントを例文付きで解説」のコラムもチェックしてみてください。面接で自己PRするための5つのポイント
面接は履歴書での自己PRに比べ、より自分の良さを表現できるチャンスです。以下で、面接を受ける際のポイントについて解説します。
1.明るく笑顔で受け答えする
面接では、質問に対し明るく笑顔で受け答えすることが大切です。相手の目を見てはきはきと答えましょう。履歴書や自己PRの内容が良くても、表情が暗いと自信がなさそうな印象を与えてしまいます。採用担当者から「一緒に働きたい」と思ってもらえるように、明るく謙虚な姿勢で面接に挑みましょう。
2.長所は1つに決めて分かりやすく話す
面接で長所を伝えるときは、ポイントを1つに絞り簡潔に分かりやすく話しましょう。長所をアピールしようとするあまり複数の内容を一気に話すと、逆に印象に残りにくくなる恐れも。長所を多く伝えるよりも、履歴書に書いた自己PRの内容をより膨らませて話したほうが面接官に伝わりやすいでしょう。自己PRは最初に結論から話し、続けて具体的なエピソードや経験を話すとまとまりやすくなります。なお、話す時間は2分以内に収めるようにしましょう。
3.質問をよく聞いて理解してから回答する
面接官の質問の内容をよく聞き、質問に合った回答をしましょう。面接では、履歴書での自己PRとは異なり、緊張して頭が真っ白になる可能性があります。特に、自己紹介と自己PRなど分けて聞かれると混同してしまい、同じような内容を話してしまいかねません。面接官の質問に対し、聞かれている内容を理解してから落ち着いて答えることが大切です。
4.質問の意図が分からない場合は聞き返す
もし、面接官の質問の意図が理解できない場合は、「〜についてでしょうか」と聞き返しても問題ありません。質問の意図が理解できないまま回答をしてしまうと、内容がかみ合っていない印象を与えてしまいます。また、面接官から予想外の質問をされた場合、すぐに答えられない場合もあるでしょう。すぐに回答できないときは、沈黙の時間を作らず考える時間をもらえないか素直に聞くのが得策です。
5.短所は長所に言い換えて肯定的に話す
短所を質問された場合は、長所につながるような内容を伝えましょう。面接官は、「短所がどの程度仕事に影響するのか」「改善しようと努力をしているか」などを判断していると考えられます。仕事に影響が出ることをイメージさせる表現はできるだけ避けましょう。たとえば、「1人で抱え込みやすい」「諦めが悪い」などの短所は、考え方を変えると「責任感が強い」「忍耐力がある」と長所に言い換えられます。また、短所を改善するために意識している点を伝えると、より良い印象を与えられるでしょう。面接で短所を聞かれた場合の答え方については、「面接で弱みや短所を聞かれたときの答え方とは?コツや注意点をご紹介」にも詳しく記載しています。避けたほうが良い答え方も具体例とともに解説しているので参考にすると良いでしょう。
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履歴書の自己PRに関するFAQ
履歴書や面接の自己PRは、面接官に自分の長所を伝えられるチャンスです。ここでは、履歴書の自己PRに関する内容をQ&A形式にしてまとめました。
履歴書と面接の自己PRは違う?
大きな違いはありませんが、意識する点に多少の違いがあります。履歴書は伝えたい要点をまとめて簡潔に書き、面接は自己PRの内容に対する根拠をさらに深堀するためのものと捉えましょう。履歴書と面接の自己PRについては、「自己アピールは履歴書と面接でどう変える?例文や書き方のコツを解説!」のコラムで説明しています。
文化活動には散発的に参加した活動を記入しても良い?
週1回、月1回のように定期的にではなく散発的に参加した取り組みは、文化活動として含まないのが一般的です。履歴書での文化活動とは継続的に行うことを前提としているため、不定期で参加した活動は含まれません。不定期で参加したボランティアやイベントなどの体験から得た学びは、自己PR欄で伝えましょう。
部活やサークルでの実績を並べてアピールしても良い?
数多くの実績がある場合であっても、ただ書き並べることはおすすめできません。実績を勝ち取るまでの過程や、今後に活かせる学びなどとあわせて記入しましょう。輝かしい実績だけでなく、失敗談からの気付きを伝えることも自己PRにつながります。企業が求める人物像や能力を理解し、より魅力的に伝えられるよう工夫しましょう。自己PRの書き方に不安がある方は、「ハタラクティブ」にご相談ください。履歴書の書き方や面接対策を丁寧にサポートします。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。