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履歴書の「学生時代に力を注いだこと」の例文をご紹介!書き方のコツも解説
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の「学生時代に力を注いだこと」は一生懸命取り組んだ経験を書く
- 履歴書の「学生時代に力を注いだこと」は、強みや人柄などを知ってもらうためにある
- 履歴書の「学生時代に力を注いだこと」では、プロセスを伝えることが大切
- 履歴書の「学生時代に力を注いだこと」にはゼミや部活、サークルの経験などが書ける
- 学生時代に力を注いだことがない場合は、アルバイト経験を書くのがおすすめ
履歴書の「学生時代に力を注いだこと」に、何を書けば良いかわからず難しいと感じる方もいるでしょう。また、学生時代に力を注いだことがないと考える人も少なくないはずです。
このコラムでは、履歴書の「学生時代に力を注いだこと」の書き方や例文を詳しく解説。「学生時代に力を注いだこと」を企業側に伝える理由についてもご紹介します。就活をスムーズに進めるための参考にしてみてください。
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履歴書の「学生時代に力を注いだこと」は何を書く?
転職の際に必要な履歴書の「学生時代に力を注いだこと」には、「一生懸命に取り組んだ経験」や「印象に残っている出来事」を書きます。物事の大小は関係ありません。たとえば、部活やサークル、アルバイト、勉強などの中で、自己アピールにつながるエピソードがないか思い出してみましょう。
「学生時代に力を注いだこと」は何のために書くのか
履歴書の「学生時代に力を注いだこと」、いわゆる「ガクチカ」を書く目的には以下のことが考えられます。
強みを伝えるため
企業は、「学生時代の成功体験」や「挫折から乗り越えた経験」から、応募者の強みを知りたいと考えています。
人の強みや長所は、培った経験に裏付けされた部分が大きいでしょう。どんな目標を持って学生時代を送り、どんなことに力を注いでいたのかを述べることで、自分ならではの説得力のある強みを企業にアピールできます。
人柄を知ってもらうため
書面の経歴だけでは見えてこない、応募者の人柄を知りたいという企業側の意図もあるでしょう。
「学生時代に力を注いだこと」では、あなたの好きなことや、学生生活での体験を具体的に伝えます。自分にしか書けないエピソードを述べることで、人となりや性格を企業側に知ってもらえるでしょう。
物事を伝える能力があるとアピールするため
長所や人柄だけでなく、「物事を筋道立てて伝える力」も企業は判断しています。
企業で働くと、自分の業務内容や進捗について、分かりやすく伝える力が必要となる場面も。そのため、状況や物事を誰にでも分かりやすく説明できる力は、採用においてとても重要な評価ポイントといえます。学生時代に力を入れたことを伝える際は、話や文章の構成を意識し、相手に伝わるような内容に仕上げましょう。
学生時代のアルバイト経験を強みに変える方法は、「フリーターの就活、バイト経験はこう活かす!─スキルの棚卸し編」でもご紹介していますのでご覧ください。
履歴書に「学生時代に力を注いだこと」を書くコツ
履歴書に「学生時代に力を注いだこと」を書くときのコツを以下にご紹介します。誰が読んでも分かりやすい文章になるよう、参考にしてみてください。
結論を最初に書く
文章を書く場合や自分の経験を述べる際は、結論を最初に書くのが基本です。
冒頭で話の結論を示すことで、これからどのような話をするのか明確に伝えられ、企業側も内容を理解しやすくなります。ガクチカの場合であれば、「私が学生時代に力を注いだことは〇〇です。この経験から、チームワークの大切さを学びました」のように経験そのものと、そこから得た学びや価値観を示すと良いでしょう。
力を注いだ理由を説明する
結論の次に、なぜその活動を選んだのか理由を説明します。
自分の選択について述べることは、自身の価値観や主体性、あるいは人柄のアピールにつながることも。活動の選択理由は自分の思考を伝えることができる項目であり、思っている以上に企業側が気になっている点なので、しっかりと自分の考えを伝えましょう。
具体的なエピソードを交え、成果や学んだことを書く
「学生時代に力を注いだこと」の最後は、具体的なエピソードを交え、活動を通して得た成果や学んだことを書きます。
活動中に起きた問題や、それを解決したプロセスは、活動そのものよりも重視されるポイントです。課題解決能力や思考力を伝えられる箇所なので、自分の強みを存分にアピールしましょう。
どれだけ印象的なエピソードであっても、そこから学ぶことがなければ、効果的なアピールにはなりません。自身の長所や強みは、経験に裏付けされたものです。成果を出すためにどのような努力をしたのか、その経験がどのように自分を変えたのかをしっかりと企業側に伝えましょう。
学生時代に力を入れたことの回答のポイントについては「「学業で力を入れたこと」の回答法や例文を紹介!分からないときの対処法も」のコラムでもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
履歴書の「学生時代に力を入れたこと」の例文
履歴書の「学生時代に力を注いだこと」に書ける経験はアルバイトやゼミ、部活、勉強などさまざまです。それぞれの例文を以下に紹介しますのでご参照ください。
アルバイトに力を注いだ場合の例文
私が学生時代に力を注いだことは、飲食店での接客のアルバイトです。この経験から、自分に自信をもつことの大切さを学びました。
私がレストランでアルバイトをしたのは、引っ込み思案な性格を直したかったからです。昔から人見知りで、人と会話をするのが苦手でした。しかし、このままではいけないと思い、自分を変えるために、レストランのホールで働くことを決めたのです。
最初は内向きな性格が起因して、明るい接客ができず注意されてばかりでした。「やはり自分に接客業は向いていない」と諦めかけていたとき、常連のお客さまから「きめ細かい接客をありがとう」とお手紙をいただきました。涙が出るほど嬉しかったことを今でも覚えています。
お客さまからのその一言で、私のなかに今までなかった自信が生まれ、段々と大きな声で対応できるようになりました。この経験から、自信をもつことが物事を好転させる力を持つことを学びました。
ゼミに力を注いだ場合の例文
私が学生時代に力を注いだことは文学ゼミの活動です。ゼミでの経験から、物事の視野を広げる大切さを学びました。
私が文学ゼミに入ったのは、以前から読書が好きで、作者の考えやバックボーンを考察することに興味があったからです。
しかし、実際のゼミでは作者の気持ちや背景といった「作家論」よりもテキストから意図を読み取る「テキスト論」が中心でした。私がテキスト論に興味を持てずにいると、教授から「立派な作家論を書くなら、テキスト論の理解を欠かすことはできない」と声をかけていただく機会がありました。教授のお言葉により「テキスト論と作家論は決して切り離せるものではなく、双方を理解することで作品全体を線で捉えることが可能になる」という、文学研究をするうえでとても大切なことに気づくことができました。
私は文学ゼミの活動を通して、興味があることだけに目を向けると視野が狭くなってしまうことを学びました。入社後も、あらゆる仕事が線で繋がっていると意識し、視野を広げて取り組んでいきたいです。
部活に力を注いだ場合の例文
私が学生時代に力を注いだことは、陸上部での活動です。部活動経験から、努力を継続することの大切さを学びました。
私は中学から一貫して短距離走に取り組んでおり、大学でもその力を発揮したいと考え、陸上部に入部しました。高校では県大会で結果を残したこともありましたが、大学では怪我で大会に出られないことが続き、思うように活躍できない日々が続きました。
以前と同じようなトレーニングメニューでは、部員の誰にも勝てないことを実感し、勇気を出してエースの先輩に「強さ」の理由を伺いました。その答えは、「毎日の走り込みと記録を欠かさない」ことでした。私は自分の自主練の仕方を反省し、その日から走り込みとノートに記録を残すことを毎日続けました。
すると、記録が上がり体幹も強くなり、半年後には県大会に出場できるまでになりました。この経験から、目標のための努力を継続することが、自分への自信に繋がり、事態を好転させるのだと学びました。
資格の勉強に力を注いだ場合の例文
私が学生時代に力を注いだことは、資格の勉強です。この経験から、「粘り強さ」を学びました。
私は幼い頃から父の影響で不動産業界に興味があり、宅建士の資格を取ろうと決めていました。大学では資格の勉強に専念しましたが思うように結果が出ず、2年連続で合格できませんでした。学生生活を無駄にしているように感じ落ち込むこともありましたが、「父と同じ不動産業界で活躍したい」という目標のため、諦めずに取り組み続けました。
再度勉強の仕方を見直し、これまで以上に傾向と対策を練り、間違った問題は完全に理解できるまで何度も解き直しました。周囲から「息抜きも大切」と言われることもありましたが、「合格できると確信できるまでやりこむ」と決めた自分を奮い立たせて勉強を続けました。その結果、3年目にして宅建士の資格を取ることができたのです。合格を知った瞬間、諦めずに3年間頑張ってきた自分を誇りに思いました。
今後、目標を前に諦めそうになったときはこの経験を思い出し、粘り強さを武器に貪欲に這い上がっていきたいです。
留学に力を注いだ場合の例文
私が学生時代に力を注いだことは、大学2年の夏から半年間経験した台湾への語学留学です。留学の経験から、目標のために努力する大切さを学びました。
私は講義で習った中国語の面白さに感銘を受け、旅行で何度も行ったことがあった台湾へ留学することを決めました。台湾では、テストの成績によってクラス分けが行われ、私は語学学校で2番目に低いクラスに割り当てられました。
しかし、私は半年である程度の中国語をマスターしたいと考えていたので、先生に一番上のクラスで学びたいと伝えました。先生からは「君のレベルではついていけない」というアドバイスもいただきましたが、私の情熱を理解してくださり、上のクラスに入ることになりました。初めは先生の言われた通り、全く授業についていけず、周りとの差も大きく広がっていました。でも私は、自分で決めたことをやりとげるため、授業後や休日を利用し自主学習を繰り返しました。
その結果、卒業テストではクラスで3位の成績をおさめ、日常会話レベルの中国語を話せるようになりました。この経験から、「諦めずに努力することが最も成果を得られる」ということを学びました。
インターンシップに力を注いだ場合の例文
私が学生時代に力を注いだことは、長期インターンシップによるIT企業での経験です。この経験からプロとしてお金を受け取り、働くことの大切さや責任感を学びました。
IT企業へのインターン中は主に、マーケティング部で自社Webサイトを使用した集客業務に携わりました。毎日のようにブログの更新を行いましたが、最初の3カ月間は閲覧数がなかなか伸びませんでした。そのため、原因を徹底的に分析したところ、コンテンツの内容と文字数が適切でないことに気がつきました。
そこで、ユーザーが求めるものを過去の傾向から調べ、本当に必要な情報を1記事5,000文字程度で書けるよう心がけました。さらに、このことをチームメンバーへ共有し、改善に向け力を注ぎました。その結果、ユーザーが徐々に増加し、半年後には約2倍になるという成果に繋がりました。
この経験から、プロ意識を持ち、改善点を冷静に分析したうえでメンバーへ共有することの大切さ、またチームが一体となって取り組む責任感を学びました。課題の分析力、また分析結果を共有できるコミュニケーション力は、チームでプロジェクトを進める貴社のマーケティングにも活かせると考えております。
履歴書の「学生時代に力を注いだこと」の例文については「面接時で聞かれるガクチカの話し方を紹介!どこまで話す?長さの目安は?」でも詳しく解説していますのでご参照ください。
履歴書で学生時代に力を注いだことをアピールする理由
履歴書で学生時代に力を注いだことを伝える理由は、自身の課題解決能力や主体性、価値観などを企業の採用担当者へアピールするためです。以下に詳しく解説していきますので参考にご覧ください。
課題解決能力をアピール
履歴書の「学生時代に力を注いだこと」では、社会人に必要なスキル「課題解説能力」を企業側に伝えられます。活動に打ち込むなかで壁にぶち当たったり、課題を突きつけられたりした場面があるでしょう。そういった諸問題について自分なりに考え、策を講じ解決に導いたプロセスを具体的に述べることで、自分の課題解決能力を企業側に効果的にアピールできます。
主体性を示す
履歴書の「学生時代に力を注いだこと」では、自分の主体性を企業に対して示す効果もあります。
サークルやゼミ、部活などは、自主的に何をやるか選択して打ち込むもの。自ら考えて行動した経験は、社会人になったあとも活きていきます。仕事にはある程度マニュアルやルールがありますが、その場の咄嗟の判断力も求められる場面があるでしょう。
誰かからの指示を待つばかりでなく、自分で物事の善し悪しを判断しアクションを起こせる力は、企業側にアピールできるポイントとなります。
自分の価値観を伝える
履歴書で「学生時代に力を注いだこと」を述べることにより、企業に対して自身が大切にしている価値観を伝えられるでしょう。学生時代の活動は、ある程度自身で自由に決められます。「多くの選択肢のなかで、なぜその活動を選んだのか」を説明することで、自分の考え方をアピールできるので、伝え方次第では企業といかにマッチしているかを示すこともできるでしょう。
まずは企業の風土や経営理念などを調べ、それに沿った価値観と自身の経験を結び付けてみてください。
学生時代に力を注いだこと以外でも自己PRにつながるものがあります。「大学中退者の自己PRの書き方を例文付きで紹介!面接での伝え方も解説」で詳しくご紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
学生時代に力を注いだことがない!履歴書にどう書く?
「学生時代に力を注いだことがない…履歴書に何を書けば良いかわからない」という場合は、アルバイトで得た経験や、努力したことなどをもとにして、文章構成を一工夫することをおすすめします。以下で解説していますのでご参照ください。
アルバイトで得た経験を書く
アルバイト経験は、自身の強みを企業に伝える絶好のPR材料です。たとえば、アルバイトを学生時代の3年間続けていた場合、それだけで「継続力」をアピールできるでしょう。企業は、採用に多くのコストと時間をかけたにも関わらず「人材がすぐに辞めてしまわないか」と危惧しています。
そのため、1つの物事を長く続けられる人は重宝される傾向に。また、店舗の売上に貢献したり、バイトリーダーを務めたりした経験がある方は、問題解決能力やマネジメントスキルを示せます。
アルバイトで得た経験は思った以上にアピールポイントが眠っているので、学生時代に力を注いだことのエピソードとして活用しましょう。
普通と感じる経験は物語のように組み立てる
学生時代に力を注いだことがなく、履歴書に何も書けないと感じる場合は、自分では普通と感じる経験を物語のように組み立ててみるのも一つの手です。学生時代を振り返っても、取り立てて問題やトラブルもなく、かといって何か大きな成果も得たわけでもないと思う方もいるでしょう。
学生時代に力を注いだことを伝えるときは、「失敗・挫折」→「課題と向き合う」→「解決」のプロセスを伝えるのが大切です。しかし「何もない…」と思っている場合は、このプロセスを企業側に上手く伝えられず、平坦な内容になってしまう可能性も。
たとえば「私が音楽研究会に入り、そこで出会った友人とバンドを結成して文化祭で演奏した」。これだけであれば、たしかに誰にでもありそうな話です。このエピソードに自分の感情や印象を嘘のない程度に肉付けすると「音楽研究会に入った当初、まさかこの人と意気投合しバンドを組むとは思っていませんでした」。このように書きはじめると、採用担当者の心を惹きつけられるでしょう。ありふれた出来事だとしても、書き方次第で魅力的に見せることができます。
努力したプロセスをアピールする
学生時代に力を注いだことが何もないと感じるときは、自身が努力したプロセスをアピールしましょう。
部活の県大会で優勝したり、コンテストで入賞したりと、華やかな結果があればエピソードとして話しやすいのは確かです。しかし、履歴書に書く「学生時代に力を注いだこと」は、決して派手で人に自慢できる内容でなくても問題ありません。
大切なのは、課題に対してどのようにアプローチを行い、結果としてそこから何を学んだかというプロセスです。そのため、問題が起きた時や壁にぶち当たったとき「どのように対処し解決したか」の部分を意識して書くことで、印象に残るアピールとなるでしょう。
効果的なアピール方法については「継続力を自己PRでアピールするには?具体的な表現で説得力を持たせよう」のコラムでご紹介していますので、ぜひご一読ください。
履歴書に書く「学生時代に力を注いだこと」がないと感じる人は、まずは自己分析を行い自身を見つめ直すことも大切です。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。