「学業で力を入れたこと」の回答法や例文を紹介!分からない場合の対処法も

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この記事のまとめ

  • 「学業で力を入れたこと」の質問意図は応募者の専門性や経験、人柄などを確認するため
  • 「学業で力を入れたこと」への回答は、学業の目的や得たものを簡潔に伝えることが大事
  • 履歴書で「学業で力を入れたこと」を問われた場合は、300文字を目安に作成しよう
  • 「学業で力を入れたこと」は仕事に活かせる内容を書くのがおすすめ

「学業で力を入れたことは?」という質問にどう答えたらよいのか知りたい方も多いでしょう。履歴書やエントリーシートに多い質問事項で、就活の際には事前の対策が重要となります。この質問をされたときは、学業の目的や得たものを簡潔に伝えましょう。

このコラムでは、学業で力を入れたことの回答のポイントを解説。また、質問する企業側の意図や回答の例文も紹介します。適切な回答方法を知り、選考対策に役立ててみてください。

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「学業で力を入れたこと」は勉強に特化した内容のこと

「学業で力を入れたこと」は「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」とは異なります。「学業で力を入れたこと」という質問の主旨は、あくまでも授業やゼミなどの勉強に特化したことで、学生時代に経験したサークル活動やアルバイト、ボランティア活動などではありません。

「学生時代に力を入れたこと」を聞かれた際には、学業以外のエピソードを織り交ぜても問題ありませんが、混同して回答しないように気をつけましょう。

履歴書の「学生時代に力を注いだこと」の例文をご紹介!書き方のコツも解説」のコラムでは、履歴書やエントリーシートに「学生時代に力を注いだこと」を書く際のコツを紹介していますので、参考にしてみて下さい。

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「学業で力を入れたこと」を企業側が質問する理由

企業側が「学業で力を入れたこと」という質問をする理由は、求職者の特性を図り、採用すべきかどうかを判断するためです。企業の採用担当者は、組織にとって役に立つ人材を採用する目的のもと、エントリーシートや履歴書にある「ガクチカ」や「学業で力を入れたこと」など、あらゆる面から一人ひとりを知る必要があります。

特に、新卒や第二新卒などといった社会人経験が浅い求職者の採用は、「学業で力を入れたこと」を深掘りすることが、特性や人柄、将来性などをある程度把握する手掛かりになります。一方で転職希望者のように前職で築き上げた実績やスキルなどがない学生を採用するには、「学部や学科」が重要な判断材料です。

面接官の意図を理解しよう

面接官が「学業で力を入れたこと」を質問する理由は、応募者がこれまでどのような経験をしてきたのか、どのような専門性があるのか、応募者がどのような人物なのか(人間性)を知るためです。履歴書やエントリーシート、面接で「学業に力を入れたこと」をアピールする際は、そういった質問の意図をきちんと理解しておくことが大切。

採用担当者が聞きたいことを理解できずに的外れな回答をしてしまうと、自分の強みや良さが採用担当者に伝わらず、採用で不利になる恐れがあります。就活中にしっかり準備をしておきましょう。「学業で力を入れたこと」を企業が重視している理由をさらに詳しく知りたい方には、面接官の印象に残る伝え方も紹介しているコラム「面接時で聞かれるガクチカの話し方を紹介!どこまで話す?長さの目安は?」がおすすめです。

「学業で力を入れたこと」で企業は何を見るのか

ここでは、学業で力を入れたことに関して、企業がチェックしている主なポイントを紹介します。

求職者の人間性

企業は、「学業で力を入れたこと」から、求職者がどのような人間であるかをチェックしています。「学業で力を入れたこと」のエピソードには、どのように目標や課題に向き合ったのか、どのようなプロセスで進んだかといった要素が含まれているでしょう。

目標を達成する道のりやどのように考え努力をしたのかなどは人によって異なります。そのため、自分の言葉でエピソードを伝えることで、採用担当者に自分の人間性が伝わりやすくなるのです。

どのように物事に取り組んだか

「学業で力を入れたこと」を回答する際は、どのように取り組んだかを伝えるようにしましょう。専攻や研究内容を説明することも大切ですが、物事に対してどのように考え、どのように行動に移したのかといった、起案〜行動までのプロセスを企業はチェックしています。

その結果どうなったのか、実際の成果についても触れるのがおすすめです。また、今後業務に活かせることもあわせて話せば、より就業意欲をアピールできます。

入社後に活躍できそうか

企業は「学業で力を入れたこと」を質問することで、入社後に活躍できる人材かどうかを見極めています。採用担当者に「入社後に活躍してくれそう」という印象を与えるために、企業や業界について徹底的に研究しましょう。

企業が求めている人材を把握したうえで、先述した「目標や課題への向き合い方」を踏まえてエピソードを話すことがポイントです。企業研究ってどうやるの?と疑問を持つ方もいるでしょう。「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムでは、企業研究の基本的なやり方を解説しています。チェックしてみてください。

「学業で力を入れたこと」がない場合の2つの対処法

「学業で力を入れたことが分からない...」とお悩みの方は多いでしょう。ここでは、学業で力を入れたことを明確にする方法をご紹介します。

キーワードをひたすら書き起こす

就活の一環として、自分が思いつくキーワードをひたすら書き起こしてみましょう。この時点では、整った文章にする必要はありません。これまでの学生生活で受けた授業内容や科目、取得した資格などをキーワードで並べることで、努力したことや熱心に取り組んだものが思い出される可能性があります。

学業で力を入れたことが授業ではない場合、ゼミでもOKです。ゼミに所属していない場合は、高校の部活動で力を入れたことや大学のサークル活動で力を入れて取り組んだことも視野に入れてみましょう。ただし、企業に伝える際はガクチカと区別できるようにするのがポイントです。

自己分析を徹底する

就活中に自己分析を徹底することで、自分が過去に行ってきたことを振り返れます。書き起こしたキーワードを使うことで「なぜ努力したか」「どのように取り組んだか」を深掘りするのも良いでしょう。

また、自己分析をすれば「学業で力を入れたこと」以外にも、自分の短所や苦手なことも明らかになります。自分のことを多方面から知れるため、より「学業で力を入れたこと」が明確になり、エントリーシートや履歴書の内容も内容が濃いものになります。就活全般にも役立つでしょう。

「自己分析のやり方がわからない!」という方は「自己分析とは?就活や転職でどう使う?基本と簡単に行う方法をご紹介」をご覧ください。自己分析の基本と簡単なやり方について紹介しています。

「学業で力を入れたこと」の回答の5つのポイント

「学業で力を入れたこと」を回答するときは、以下の5つのポイントを押さえていることが大切です。以下で詳しく解説します。

「学業で力を入れたこと」の回答のポイント

  • 簡潔に伝える
  • 回答は文字数に注意
  • 目的と過程を明確に伝える
  • 得たものは何かを伝える
  • 仕事につながることをアピールする

ポイント1.簡潔に伝える

「学業で力を入れたこと」についての回答は、できるだけ分かりやすく簡潔に伝えることがポイントです。専門性が高い勉強に取り組んでいたとしても、相手に理解してもらえなければ評価の対象になりません。

たとえば、看護学生として学業に力を入れたことを述べる場合や、資格の取得に力を入れていた場合などは、採用担当者は専門外であることを踏まえたうえで分かりやすく伝えましょう。ただし、採用担当者に知識があることが分かっている場合は、あえて難しい内容に踏み込むことでアピールにつながることがあります。

ポイント2.回答は文字数に注意

履歴書やエントリーシートに「学業で力を入れたこと」を書く際、「200字以内」「400字以内」といった文字数の指定がない場合は、200〜300字を目安に文章を作成しましょう。

文字の大きさにも配慮して、できるかぎり読みやすく仕上げてください。なお、記入欄の大半が空白になってしまうと、採用担当者から「就業意欲がないのでは?」と思われかねません。文字数を意識すると同時に、記入欄の大きさに対する文章量にも気をつけましょう。

履歴書を書く際も面接を意識する

履歴書やエントリーシートの中に「学業で力を入れたこと」を書く際は、面接を意識した内容に仕上げましょう。履歴書やエントリーシートに記入した「学業で力を入れたこと」を、面接でも質問されたり深掘りされたりすることがあるためです。

履歴書をはじめとした書類は、あくまで面接の補助材料。就活に必要な履歴書やエントリーシートで書く内容は、面接で話す内容とイコールと考えて良いでしょう。ただし、面接で履歴書に記入した内容をそのまま話してしまうと、「丸暗記して話している」とマイナス評価になる可能性も。面接では、より詳しいエピソードを話せるように準備しましょう。

ポイント3.目的と過程を明確に伝える

学業に力を入れたことについて、「なぜ力を入れたのか」という目的と「どのように取り組んだのか」という過程を明確に伝えることが大切です。分かりやすく伝えることは、仕事に対する価値観や取り組み方、人柄を採用担当者にアピールするための重要なポイント。

就活前に伝え方の順序を整理したり、伝えるポイントを絞ったりして、入念な準備をしておきましょう。

ポイント4.得たものは何かを伝える

学業に力を入れた結果として、何を得られたかを伝えることも大切です。表彰されたり賞をもらったりした経験がある場合は、そのことをアピールしましょう。成果につながらなかった場合は、学業や資格の勉強に力を入れた過程で学んだことや、人間として成長できたことを伝えるのが効果的です。

このコラムの「『学業で力を入れたこと』の6つの例文」のほか、「履歴書の『学生時代に力を注いだこと』の例文をご紹介!書き方のコツも解説」のコラムでは、資格の勉強に力を注いだ場合の例文があるので参考にしてみて下さい。

数値化できるものはする

数値は、物事を客観的に見るための重要な要素。就活では、履歴書やエントリーシートという「限られた文字数」で自分をアピールする必要があります。そのため、採用担当者が読んだ際に具体的なエピソードをイメージできることが大切です。

したがって、数値として伝えられるものは明確にしておきましょう。表彰された回数や順位などといった具体的な数値を提示できると、選考を受けるうえではより効果的です。自分の感覚だけでなく数値を交えて説明することで、「どのくらい力を入れたのか」をより効果的に伝えましょう。

ポイント5.仕事につながることをアピールする

「学業で力を入れたこと」が、どのように仕事に活かせるのかを伝えるのは、最も大切なポイントと言っても過言ではありません。学業で力を入れたことが業務内容に直接活かすのが難しい場合も、その過程で体験した苦労から得たものを伝え、「仕事に向き合う姿勢」を主張するのがおすすめです。

また、仕事に活かせる内容を伝えるには、事前に企業への理解を深める必要があるため、就活中はできる限り詳しく企業研究をしましょう。応募先が複数ある場合は、伝える内容を変えてアピールすることも、就活を成功させる大事なポイントです。

第二新卒として中途採用枠で自分をどうアピールして良いか分からない方は、効果的なアピール方法などを紹介している「第二新卒の面接は学生時代の経験をアピールしたほうが良い?」をチェックしてみてください。

「学業で力を入れたこと」で評価を上げる3つのポイント

ここでは、学業で力を入れたことへの評価を上げるためのポイントを3つ紹介します。以下を把握して、効果的にアピールしましょう。

「学業で力を入れたこと」で評価を上げるポイント

  • 自分の想いを交える
  • 結果を明確にする
  • 会社の求める人物像を意識しながら作成する

1.自分の想いを交える

学業で力を入れたことをアピールする場合は、具体的なエピソードに加えて、どのような想いで行ったのかも交えましょう。

たとえば、「留学先で言葉が通じない不安もあったが、前向きな気持ちを常に忘れずに積極的にコミュニケーションに努めた」など自分の想いも伝えることで、採用担当者に「逆境に負けない積極性がある」「目標に向かって努力できる人」などの人間性を知ってもらえます。エピソードに信憑性を持たせる意味でも、効果があるでしょう。

2.結果を明確にする

学業で力を入れたことをアピールする際は、結果を明確にしましょう。努力や行動プロセスだけでなく、表彰や受賞など、どのような結果に結びついたかも企業が知りたいポイントです。もし結果が伴わなくても、アピールにならないことはありません。たとえ結果が失敗であっても、原因を分析して反省していれば、学びを得られたことをアピールできるでしょう。

3.会社の求める人物像を意識しながら作成する

企業が求める人物像を調べ、意識しながら回答を作成しましょう。企業によって求める人材は異なるので、回答の内容は受ける企業に合わせます。ただし、どの企業でも使えるような内容は、意欲を疑われてしまうおそれがあるので、避けるのが無難。会社の求める人物像を調べる方法については、「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムで詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。

話の流れを意識しよう

「学業で力を入れたこと」を伝えるには、話の流れも意識しましょう。まず、「何に力を入れたのか」という結論を明確に述べたのち、「何のために力を入れたのか」という目的、そして「どのように行動したのか」という過程を説明します。

その後、どのような結果に結びついたのかもしっかりと説明しましょう。得た学びやスキルを今後どのように活かすかを結論として回答を締めます。「面接の基本はこれ!好印象を与えるコツとは」では、面接時の好印象な話し方にあわせてマナーも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

「学業で力を入れたこと」の6つの例文

ここでは、「学業で力を入れたこと」の質問に対する回答の例文を紹介します。学業で力をいれたこと×アルバイトをあわせて答える例文も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

例文1.学業で力を入れたこと:「ゼミでの研究」

「私が学業で力を入れたことは、ゼミでの研究です。大学のゼミでは地域社会の成り立ちについて学び、『地域の消費者心理』に焦点を当てた卒論を執筆しました。意識的にいろいろなお店に出向くことで、マーケティング市場における地域の消費者の心理を探ることに努めました。

実践形式で研究を進めるのは大変でしたが、教授から研究途中で高評価をいただいたことからやる気も増して、誰よりも良い結果を出したいとその後も励みました。

この経験から、消費者の心理を理解するコツが分かり、困難に立ち向かう楽しさも知りました。苦しい中でも努力して結果を出す楽しさを理解しているため、御社での営業活動でもあらゆる困難にも負けずに食らいついていく所存です。」

例文2.学業で力を入れたこと:「留学経験」

「私が学業で力を入れたことは、留学での語学研修です。大学2年生のときにオーストラリアへ短期留学をして、苦手だった語学力の向上や異文化コミュニケーションの理解を深めようと努力しました。クラスでは4ヵ国の留学生たちと協力し、それぞれの出身国や地域性に関する発表を英語で行いました。

短期留学では完璧にマスターできなかった英語も、その後留学生との深い交流の中で会得でき、TOEICで900点台を突破できました。このように、私は、苦手なことも行動に移して克服できる力があります。御社への入社後も、諦めずに得意領域を増やしながら活躍できる自信があります。」

例文3.学業で力を入れたこと:「語学の勉強」

「私が学業で力を入れたことは、第二外国語の勉強です。私は大学の4年間、第二外国語で中国語を学びました。はじめは、単位を取得できれば良いという考えでした。しかし、ゼミで一緒になった中国人の留学生と仲良くなったことをきっかけに真剣に中国語を学びたいと思い、それから毎日1時間の学習時間を確保して努力しました。

中国人留学生の友人にも会話を中国語にしてもらったことでスピーキング力が身につき、大学3年では中国語のスピーチコンテストで優勝できました。

今では特技となった中国語を活かしたく、御社での業務でもこれまでの経験を活かして現地へ出向き貢献したいと考えております。」

例文4.学業で力を入れたこと:「教育実習の経験」

「私は幼いころから先生という職業に憧れていたため、大学時代は中学校での教育実習に力を注ぎました。しかし、教育実習を終えた後に、教員としてではなく裏方として子どもの教育に深く関わりたいという思いが強くなりました。

教員の資格を持つことは今後の役にも立つと思い取得しましたが、やはり裏方の仕事で指導者の役に立ちたいという思いが強く、御社への入社を希望しました。教育実習での経験も活かして、御社のお役に立てるように頑張りたいと思います。」

例文5.学業で力を入れたこと:「資格の取得」

「私が学業で力を入れたことは、資格の取得です。大学での学びはファッション領域のマーケティングに焦点を当てており、消費者の動向を深く知るために、ブランドショップでアルバイトをしていました。大学で学んだ知識を活かしながらアルバイトをした結果、販売のスキルを極めたいと思い、リテールマーケティングという販売士検定の勉強を始めました。御社の現場でも、この資格を活かしてお互いを高め合い、大きな成果を生み出したいと考えております。」

例文6.学業で力を入れたこと:「アルバイトと両立」

「私は、学業とアルバイトとの両立に力を入れました。休講日や放課後は、アルバイトで家庭教師をしており、理系専攻であることを活かして理系科目の指導を行っていました。しかし、文系科目には少し苦手意識があり、生徒の質問に答えられないこともありました。

そのようなとき、『学業とアルバイトを両立できているのか』という悔しさが生まれ、高校生の教材に遡って文系科目の勉強を始めました。次第に文系科目の質問にも答えられるようになり、生徒のテストの点数もアップする結果になりました。

この経験から、私は自分のためだけに努力するのではなく、自分が頑張った成果を周囲に還元できる人材であると考えています。」

「学生時代に力を注いだことがあるけど、履歴書やエントリーシートにどう書けば良いのか分からない」という場合には、書き方のコツを詳しく紹介している「第二新卒の面接は学生時代の経験をアピールしたほうが良い?」がおすすめです。

「学業で力を入れたこと」NG例文

「学業で力を入れたこと」についての回答法や評価を上げるポイントについて解説してきました。ここで、「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)と学業で力を入れたことを混同している」「作成の際に構成が間違っている」などのNG例を紹介します。参考にしてみてください。

NG例文1.「ガクチカと混同している」

「私は、大学に入ってテニスサークルに入りました。コーチがいないためメンバー全員で協力の下、コミュニケーションを深めながら日々の活動施策を考案し実行してきました。また、陶芸サークルにも所属して、集中力が身に付きました。」

例文は学業と関係のない内容のため、質問の意図に答えていないと評価されてしまいます。また、入社後に学生時代の経験をどう活かせるかが伝わらない点も問題です。

NG例文2.「作成の際に構成が間違っている」

「私はTOEICを大学時代に勉強し、合格することができました。TOEICを取得しようと思った理由は、将来海外とつながる仕事をしたいという夢があったからです。入社後は、英語に携わる仕事で御社に貢献できます。英語の勉強に力をいれ、大学生活を過ごしたからです」

例文では、英語学習に力を入れたことが最後に説明されており、採用担当者へ伝えたいことが何か分かりづらくなっています。冒頭に「学生時代は英語の勉強に力を入れました」と結論を持ってきた方が、聞き手は話を理解しやすいでしょう。

分かりやすい話の構成は、「結論(力を入れたこと)」→「目的(何のために力を入れたのか)」→「過程(どのように行動したのか)」→「結果(どのような成果に結びついたのか、仕事にどう活かせるか)」という構成です。

「学業で力を入れたこと」が分からない場合

「学業で力を入れたことが上手く書けない…」「何がアピールになるか分からない」という場合は、第三者に手伝ってもらうのも良い方法です。たとえば、就職支援エージェントであれば、自己分析やそれに沿った求人紹介、応募企業への選考対策を行っています。自分一人で就職を乗り切れるか不安な場合は、プロのアドバイザーに頼ってみましょう。

若年層の就活をサポートしている転職エージェントのハタラクティブでは、経験豊富なキャリアアドバイザーが、求職者一人ひとりの悩みや問題を解決して、適性に合った職場を紹介します。

履歴書や面接時の「学業で力を入れたこと」の回答対策も、安心してお任せください。学生時代の経験を詳しくヒアリングして、あなたの個性やアピールポイントを見出し、採用に結びつく答えを一緒に考えます。

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学業で力を入れたことに関するQ&A

ここでは、学業で力を入れたことに関するよくある疑問をまとめています。

自己PRの内容と同じことを話しても問題ないですか?

「学業で力を入れたこと」と自己PRは、異なる回答を用意しておくのがベター。自己PRを企業側が質問する理由は、「学業で力を入れたこと」よりも「人間性」の要素を知りたいケースからです。自己PRについて詳しく知りたい方は、「解説!良い印象を与える自己PR文の作り方」のコラムもぜひ参考にしてみてください。

資格の勉強をしたこともガクチカになりますか?

資格の勉強をしたこともガクチカとして回答して良いでしょう。専門知識があることは、就職をする上では大きなアピールポイントになり得ます。資格のアピール方法は、「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムでも詳しく記載しています。

授業に無遅刻・無欠席なのは学業で力を入れたことになりますか?

授業に出席することは学生の本業であるため、無遅刻・無欠席を「学業で力を入れたこと」とするのは難しい可能性が高いです。ただし、授業に出るのが困難に感じる状況・環境の通学だった場合は、背景を詳しく伝えると良いでしょう。このコラムで記載している「『学業で力を入れたこと』がない場合の2つの対処法」を参考に、学業で力を入れたことを探してみるのがおすすめです。

学業以外は頑張ったことがないのでアピールポイントが少ないです

「自分のアピールポイントは少ない」と感じている場合は、就職支援サービスに頼るのも一つの方法です。

就職支援エージェントのハタラクティブでは、専任アドバイザーが求職者一人ひとりと面談を実施。自己紹介の深掘りやヒアリングを行うため、自分だけでは見えなかった自分の長所が明らかになることも。自己分析の深掘りやエントリーシートなど応募書類の添削、選考対策も一貫して行いますので、ぜひご相談ください。

学業で力を入れたことを100字で書いてもOKですか?

100字以内という指定があれば従いましょう。ただし、特に指定がない場合は200〜400字にまとめるのがベター。100字以内に収める場合、「情報量を多く」「濃い内容に」「結論から述べる」「簡潔に分かりやすく」「数字で具体的に」書くことを意識しましょう。

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