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履歴書には中退の理由も書く?具体的な書き方と例文を紹介!
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この記事のまとめ
- 履歴書には「中退」の事実を記載する必要がある
- 履歴書に中退した事実を書かない場合、学歴詐称と判断される可能性がある
- 中退がポジティブな理由なら、履歴書に記載して面接で説明できるようにしておくと良い
- 中退理由がネガティブな場合は、ポジティブな言い方に変換しよう
- 中退の学歴に囚われすぎず、自分の長所や強みをアピールできるようにしよう
履歴書に「中退」の経歴をどう書いたら良いのか、悩む方は多いでしょう。中退した経歴がありながら履歴書にその事実を書かないと、学歴詐称とみなされる可能性があります。そのため、履歴書には正確な内容を記載しましょう。また、面接では自分の言葉で前向きな中退であると説明できるようにしておくことが重要です。このコラムでは、履歴書の中退理由の書き方を例文つきで解説しています。
履歴書に「中退」の記載は必要?
結論からいうと、「中退」の事実は履歴書に記載する必要があります。履歴書は、企業に提出する公的な文書の1つです。選考で不利になるかもしれないからといって中退の事実を履歴書に書かなかった場合、「学歴詐称」と判断されてしまいかねません。また、入社後に経歴詐称が明らかになると処罰の対象となり、最悪の場合、懲戒解雇になってしまう可能性もあります。引き続き会社に勤務できたとしても、職場での風あたりや立場が悪くなることも考えられるでしょう。もし、上手く切り抜けられたとしても、「いつか事実が明らかになるかも」と心配したり、事実を偽った罪悪感を抱えたりしながら働くのは辛いもの。社会人として、履歴書や面接では正確な内容を伝え、誠意ある姿勢で挑むことが大切です。学歴詐称については、「高校中退を履歴書に書かないことは許される?マナーを守って就活を!」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
「中退」した場合の履歴書の書き方
中退は正式な学歴ではないものの、履歴書には修学報告として「学歴」欄に記載する必要があります。以下で、中退した場合の学歴欄の書き方を紹介しているので、参考にしてみてください。
履歴書に「中退」を記載する例
年月と学校名のあとに、「中途退学」と書きます。学科が複数ある場合は、学科名も記載しましょう。
<高校中退の場合>
2022年4月 △△高等学校 普通科 入学
2022年12月 △△高等学校 普通科 中途退学
<短大・大学中退の場合>
2022年4月 △△大学■■学部××学科 入学
2022年12月 △△大学■■学部××学科 中途退学
なお、記載する際は、「中退」といった略称ではなく、「中途退学」と書くのがマナーです。履歴書における中退の書き方については、「中退歴は履歴書に書く?書かない?学歴詐称による影響と書き方の工夫」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
履歴書上の中退は選考で不利になる?
企業や伝え方によっては、中退の経歴が不利になる可能性もあります。しかし、やむを得ない事情があり、それをきちんと説明できるのであれば、多くの企業は中途退学に理解を示してくれるでしょう。ただし、中退後のブランクを気にする面接官は多いもの。就職活動まで間が空いた場合は、その間にどのような取り組みをしていたのか説明できるように準備しておくことが大切です。学業不振で中退した人は、反省点や課題についての回答を用意し、現在はポジティブな気持ちで就職を目指していることを強調しましょう。また、20代であればポテンシャルを評価して採用してくれる企業もあるので、中退した場合は早めに就職活動を始めるのがおすすめです。中退という経歴に自信を失うのでなく、自分の経験や性格を分析し、企業にアピールできる強みを見つけましょう。
履歴書に「中退」した理由を書くときの具体例
中退した経歴がある場合、面接で採用担当者から「なぜ中退したのか」と聞かれる可能性は高いでしょう。中退理由の記載は必須ではないものの、中退した理由が明確にある場合は、学歴欄に続けて記載します。以下では、中退した理由の具体例をまとめました。
ポジティブな理由で中退した場合
進路の変更や留学など、ポジティブな理由で中退した場合は、その旨を履歴書に記載してしっかりと伝えましょう。
<例>
・社会人としての自立を考え、就職したため
・新たにやりたいことが見つかり、別の大学や専門学校へ編入したため
・語学留学をしたため
・自分で起業したため
・家業を継いだため
やむを得ない理由で中退した場合
家庭の事情や経済的な理由で中退した場合、「学ぶ意思はあったが、中退しなくてはならなかった」ということをしっかり伝えるようにしましょう。また、健康に関する場合は、仕事をするうえで問題ないことを伝えるために、現在の健康状態を履歴書に記載しても構いません。
<例>
・家庭内での経済事情によるため
・在学中に家族の介護が必要になったため
・病気療養のため(現在は完治し、就業に支障はありません)
ネガティブな理由で中退した場合
「単位を落として進級できなかった」「勉強についていけなかった」など、積極的に伝えにくい理由で中退した場合は、ポジティブな印象に捉えられるような言い方に変換しましょう。たとえば、アルバイトをしていた場合、「接客や経営、マネジメントなどの経験を積む一環として、アルバイトに専念していたため」といった書き方がおすすめです。また、どうしても変換できないのであれば、無理に書かず「一身上の都合のため」と記載しておきましょう。
浪人や留年した場合も履歴書に書くべき?
浪人は正式な学歴とならないため、履歴書の学歴欄に書かなくても問題ありません。また、留年の場合も特に記載はせず、入学と卒業の年月を記載しましょう。その際、面接では浪人や留年時に得たものや、努力したことなどを説明できるようにしておくこともポイント。特に、志望動機に関わることである場合は、就職への意欲が伝わり、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。学歴欄はどこから書き始めるのか知りたい方は、「履歴書の学歴欄にはいつからの情報を書くのが一般的?」のコラムもあわせて参考にしてみてください。中退に囚われすぎず自信をもって自己アピールしよう
就職活動では、「働きたい熱意」や「入社後どれだけ活躍できるか」をアピールすることが重要です。自分がネガティブに捉えすぎていると、その自信のなさが履歴書や面接から伝わってしまうこともあるでしょう。たとえ中退の経歴があったとしても、企業に貢献できる人材であれば、内定獲得の可能性は高くなります。あまり学歴にこだわりすぎず、自分の長所や強みをしっかりと伝えましょう。
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履歴書と中退に関するFAQ
ここでは、履歴書に中退の経歴を記載する際の疑問をQ&A方式で回答していきます。
履歴書に中退したことを書かなくても良い?
中退の経歴は、履歴書に記載するのが原則です。ネガティブな印象を恐れて、中退の事実を伏せたり「卒業」と虚偽の内容を記載したりすると、学歴詐称に問われる可能性があります。どのような理由であっても、履歴書には真実を書くようにしましょう。中退理由の伝え方については、「大学中退理由は嘘でもいい?面接で「経済的理由」のように伝えるべき理由」のコラムでも紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
履歴書に中退理由も書く必要がある?
中退の理由が明確であれば、履歴書に書くことをおすすめします。書かなくても問題はないものの、中退理由は面接官から聞かれることが多い質問の1つです。中退の理由が経済的な事情や病気など、やむを得ない理由の場合は、誤解されないよう履歴書に記載しておくと良いでしょう。また、自分の言葉で前向きな退学だとアピールするために、面接の事前準備も行います。
就活時に学歴を証明する書類を求められたらどうする?
就職先によっては、退学証明書や在学証明書などの学歴を証明する書類を求められる可能性があります。就職活動で必ず使用する書類ではないものの、応募する企業で必要になるかどうか事前に確認しておくと良いでしょう。また、退学証明書や在学証明書は、申請から発行に時間がかかる場合があります。詳しくは「最終学歴が中退の場合は履歴書にどう書く?学歴別に書き方を紹介します!」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
中退歴があるのに就職できるか不安
中退に囚われすぎてしまうと、自信のなさが面接官に伝わり、就職活動がうまくいかなくなる可能性があります。学歴を気にし過ぎず、自分がどれだけ会社に貢献できるかをしっかりアピールしましょう。「ハタラクティブ」では、履歴書の書き方や面接対策なども行っているので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。