高卒認定の履歴書への書き方とは?学歴と資格欄どちらに書くのが正解?

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この記事のまとめ

  • 高卒認定は履歴書の学歴欄・資格欄どちらに記載してもよい
  • 高卒認定を履歴書に記載しても高卒扱いにはならない
  • 高卒認定を履歴書に記載したら、面接で詳しく話せるよう準備しておく
  • 高認とは高校卒業程度の学力を認証する試験のことで、大学受験の足がかりになる
  • 高卒認定は履歴書にしっかり明記し、努力の証としてアピールする

高卒認定を取得して履歴書への記載方法に迷っている方や、最終学歴を更新するために高卒認定の取得を目指している方へ。このコラムでは、高卒認定試験の概要や、高認に合格した場合の履歴書への記入方法などを紹介します。学歴欄と資格欄のどちらに記載すべきなのか、最終学歴は中卒扱いなのかといった疑問にも回答。高認を取得すれば大学受験できるのかも説明します。高認のメリットを理解し、進学や就職・転職に活かしましょう。

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高卒認定とは

高卒認定とは、高等学校卒業と同等の学力があることを認定する試験のこと。正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」といいます。試験に合格して認定されると、中卒の人も短大や大学の受験が可能です。

年間2回行われており、教科は国語・外国語・数学・地歴公民・理科の5科目。さまざまな理由で高校を卒業できなかった方々へ、門戸を開いてくれる認定試験です。

注意したい点は、高認を取得しても最終学歴はあくまで中卒扱いであることです。「認定=高卒資格」ではなく、高校卒業と同じくらいの学力を習得していることを示す資格に過ぎません。ただし、地方自治体や民間企業の一部では、就職の際に高卒者と同等に扱うところもあるようです。

高卒認定試験の詳細を知りたい方は「高卒認定試験とは?高卒とは違う?試験費用や就活での活用方法を解説」もあわせてご覧ください。

履歴書に記載する高卒認定の試験は何月?

高卒認定試験は、8月上旬と11月中旬の年2回実施されます。16歳以上の高校を卒業していない人が受けて合格すると、高卒認定の取得が可能です。ただし、18歳以上になるまでは合格の効力が発生しません。
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履歴書への高卒認定の書き方

最終学歴は中卒ではあるものの、高卒認定の取得は履歴書に必ず記入しておきましょう。履歴書には、学歴欄と資格欄のどちらに記入しても構いません。

高卒認定を履歴書の学歴欄に記入する方法

学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」と記入する例は以下のとおりです。

平成△年△月 △△中学校卒業
令和△年△月 △△高等学校 中途退学
令和△年△月 高等学校卒業程度認定試験 合格
令和△年△月 △△大学△△学部△△学科 入学

単位の修得をもって合格とされる場合は、取得日として合格予定の月を記載し、後ろに合格見込みと記入しましょう。高認取得後に進学した場合は、学歴欄に記載するのがおすすめです。

高卒認定を履歴書の資格欄に記入する方法

高卒認定を資格欄に記載する例は以下のとおりです。

令和△年△月 高等学校卒業程度認定 取得

高卒認定は学歴ではなく、厳密には資格名です。就職や転職に活かすために高卒認定を取得した場合は、資格欄に書くと良いでしょう。資格欄に記入すると、自身の成長のために努力したことや向上心をアピールできます。高卒認定取得後に就職や転職を検討中の方は「高卒認定は就職に有利?高卒資格との違いや就活の注意点を解説!」も参考にしてください。

履歴書への記入時に意識すること

高卒認定の書き方を把握したら、履歴書の作成時に意識しておきたい点も押さえておきましょう。履歴書は、自分をアピールするための資料でもあるため、面接官の印象に残るよう作成することが大切です。

履歴書の書き方やルールを守る

努力して高卒認定を取得した誠実さが伝わるよう、書き方のマナーやルールも守って記入することが大事です。履歴書は身元を証明するための書類ですが、応募者がどのような人物かを見るための資料でもあります。

基本的なビジネスマナーを把握しているか、業務でのルールを守って働けるかなど、履歴書の書き方から応募者の人となりを判断する場合もあることを認識しておきましょう。

なお、身元を証明する履歴書に虚偽や誇張した情報を記載してはいけません。後に嘘の情報であると発覚した際に、信頼を失ってしまいます。場合によっては、採用取消になる可能性もあるため注意しましょう。

相手が読みやすい履歴書作成を心掛ける

履歴書は、面接官が内容を理解しやすい記入の仕方を心がけましょう。丁寧な字で記載することは、基本的なマナーです。高卒認定を取得したことに加えて字もきれいだと、真面目な人、丁寧な人、しっかりしている人など、プラスな印象を与えられる可能性があります。

逆に、走り書きで適当に書くと、相手が読みにくいだけではなく、就活や転職に対してあまり意欲がないと捉えられかねません。入社の意欲を見せるためにも、ゆっくり丁寧に記入しましょう。

また、履歴書の志望理由は、シンプルにわかりやすく記載することが重要です。記入できるスペースは限られているため、志望する企業ならではの理由に絞って書きましょう。面接では、履歴書の内容を深掘りされたときに答えられるよう、具体的なエピソードを考えておくのがおすすめです。高卒認定に関する質問に対する答えは、次の見出しで解説します。

高卒認定取得に関して面接時に予想されること

面接では高校を卒業しなかった理由を問われるかもしれません。面接官が納得できる理由を言えるよう準備しておきましょう。正直に答えれば、誠実な印象を与えられるはずです。

ただし、「つまらなかったから」などネガティブな理由を伝えるのは避けましょう。「高校で勉強するよりも、社会人経験を積みたいと思い働くことを選びました」など、ポジティブな回答で前向きな姿勢を示すことがポイントです。

また、なかには高卒認定を知らない面接官がいることもあります。高認がどのような試験なのか、概要を説明できるようにしておくと良いでしょう。高認は、あなた自身が努力して得たものです。最終学歴自体は中卒ですが、卑屈になることはありません。中卒の就活で面接のポイントを知りたい方は「中卒の就活はどうする?面接のコツをご紹介」も参考にしてください。

高卒認定取得後に応募できる求人事情

高卒認定を受けても最終学歴はあくまでも中卒です。選考条件として学歴を重視している会社なら、高卒以上の求人にはおそらく応募できません。しかし、高卒認定を高卒として扱う企業があるのも事実です。志望する会社の基準は、直接問い合わせたほうが良いでしょう。

なお、高卒認定後に進学して大学を卒業した場合は、最終学歴が大卒になるので高卒以上の求人に応募できます。高卒認定取得のメリットは「中卒の人は高卒認定試験を受けた方がいいの?」で解説しています。あわせて参考にしてください。

高卒認定を得た方、頑張っているけどなかなか認定を得られないと悩んでいるなら、努力ややる気を無駄にしないため、プロの就職アドバイザーへ相談してみましょう。

ハタラクティブでは、学歴に自信がない方、学歴が原因で就活がうまくいかないと感じている方をしっかりとサポート。あなたらしさを活かしながら、就職成功のお手伝いいたします。

高等学校卒業程度認定試験に関するQ&A

高卒認定を取得しても、履歴書にどう書くべきかわからない人は多いでしょう。ここでは、高認で想定されるお悩みについて、Q&A形式で解説します。

高卒と嘘をついてもバレませんか?

実際は中卒なのに高卒と履歴書に書くのは、経歴詐称になるためNGです。
過去を調べられる可能性は低いものの、卒業証明書の提出を求められた場合、嘘がバレてしまうでしょう。入社後に経歴詐称が発覚した場合、懲戒解雇になる恐れもあります。余計なリスクを避けるためにも、自分の経歴に自信を持って正直に書きましょう。

高校中退は履歴書にどうやって書けば良いですか?

学歴欄には卒業や入学といった区分を書くので、中退も正直に書きましょう。
やむを得ない理由で中退した場合は、学歴の真下に「家庭の事情により退学」など理由を書いても構いません。ただし、「学校に馴染まなかったため」などネガティブな理由は不安を与えるので、書かないほうが無難です。詳しくは「高校中退を履歴書に書かないことは許される?マナーを守って就活を!」を確認してください。

高認でも働ける企業を探すにはどうしたらいいですか?

高認でも働ける企業を探すには、情報収集が重要です。
求人広告やハローワークを使って、学歴不問の求人を探しましょう。効率的に探すには、就職エージェントを利用するのもおすすめです。就職エージェントは非公開の求人を豊富に持っているため、学歴不問の企業を紹介してもらえます。正社員の仕事を探す方法は、詳しくは「「中卒は正社員になれない」は間違い!給料の事情や就活のやり方を解説!」を参考にしてください。

高卒認定は意味ないですか?

高卒認定を取得しても意味がないわけではありません。
高卒認定試験に合格しても高卒資格は得られませんが、高卒者と同等以上の学力があることの証明になります。また、高卒認定を取得すると、専門学校や大学への進学が可能です。専門学校や大学を卒業すれば、最終学歴が更新されるため、高卒認定を取得するメリットが大きいといえるでしょう。高卒認定資格の活かし方は「中卒の人は高卒認定試験を受けた方がいいの?」のコラムでも解説しています。ぜひ目を通してみてください。

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