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高校中退理由の例文をご紹介!履歴書に書く際の記載例や注意点も確認しよう
更新日
この記事のまとめ
- 高校中退の理由が明確であれば、学歴とあわせて中退理由も履歴書に書くのがおすすめ
- 履歴書の学歴欄には中退した年月と学校名のあとに、「中途退学」と記載する
- 必ずしも「高校中退」の経歴で選考が不利になるわけではない
- 高校中退理由がネガティブな場合は、ポジティブな言い方に変換しよう
- 高校中退の経歴にとらわれ過ぎず、自分の長所や強みをアピールできるようにしよう
履歴書に高校中退の理由を書く必要があるのか、書く場合はどのように記載すれば良いのか悩む方もいるでしょう。結論からいうと、高校を中退した理由が明確な場合は履歴書に書くのがおすすめです。学歴欄に記載した「中途退学」のあとに続けて中退理由を簡潔に書きましょう。
このコラムでは、高校を中退した場合の履歴書の書き方や中退理由の例文を紹介します。また、履歴書に高校中退理由を書く際の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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履歴書に「高校中退理由」は書く?書かない?
高校中退の理由が明確であれば、中退理由も履歴書に書くことをおすすめします。書かなくても問題はないものの、高校中退の理由は面接官から聞かれる可能性がある質問の一つです。高校中退の理由が経済的な事情や病気など、やむを得ない理由の場合は、面接官に誤解されないよう履歴書に記入しておきましょう。また、自分の言葉で前向きな高校中退であることをアピールするために、面接の事前準備や対策もしておくと安心です。
面接で高校中退理由を聞かれた場合の例文
ここでは、面接で高校中退理由を聞かれた場合の例文を紹介します。高校中退理由を聞かれた場合は、否定的な印象を与えないように、簡潔かつ前向きに答えるように心掛けましょう。
高校在学中に家族の経済的な事情で働く必要があり、中退を選択しました。しかし、その経験を通じて社会で働く大切さを学びました。その後、仕事を続けるなかで新しい目標ができ、今回の応募に至りました。これまでの経験を活かし、御社で成長したいと考えています
面接で理由を聞かれた場合は、高校中退後に努力したことや現在の意欲、未来への目標を伝えるのがおすすめです。履歴書に書く場合については、後述の「履歴書に高校中退理由を書くときの例文」でまとめているのでぜひご一読ください。
「高校中退」した場合の履歴書の書き方と例
高校を中退した方のなかには、「履歴書への記入の仕方が分からない」という方もいるでしょう。ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、就職・転職活動中の方の約半数以上が履歴書の書き方に不安を感じていることが分かります。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024(p.41)」
なお、数値は「非常に不安」「やや不安」と回答した人をあわせた割合です。
履歴書に修学報告として、高校中退の経歴は「学歴」欄に記入する必要があります。以下で、高校を中退した場合の学歴欄の書き方を紹介しているので、参考にしてみてください。
履歴書に「高校中退」を記載する例
年月と学校名のあとに、「中途退学」と書きます。学科が複数ある場合は、学科名も記入しましょう。
2024年4月 △△高等学校 普通科 入学
2024年12月 △△高等学校 普通科 中途退学
なお、記載する際は、「中退」といった略称ではなく、「中途退学」と書くのが基本です。履歴書における中退の書き方については、「中退歴は履歴書に書く?書かない?学歴詐称による影響と書き方の工夫」のコラムでも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
履歴書に「高校中退」と「中退理由」を記載する例
履歴書に高校中退の学歴とあわせて、「中退理由」も書く場合の記載例は以下のとおりです。
2024年4月 △△高等学校 普通科 入学
2024年12月 △△高等学校 普通科 中途退学(家庭の経済的事情により)
履歴書の学歴欄に「中退理由」を書く際は簡潔にまとめましょう。「中退理由」は、「中途退学」に続けて記載するか、一度改行してから記載するのが一般的です。
浪人や留年した場合も履歴書に書くの?
浪人や留年した事実は履歴書に記載する必要があります。履歴書は、企業に提出する公的な文書の一つです。「選考で不利になるかもしれないから」といって浪人や留年の事実を履歴書に書かなかった場合、「学歴詐称」と判断されかねません。また、入社後に経歴詐称が明らかになると処罰の対象となり、最悪の場合、懲戒解雇になる可能性もあります。引き続き同じ会社で勤務できたとしても、職場での風あたりや立場が悪くなることも考えられるでしょう。履歴書や面接では正確な内容を伝え、誠意ある姿勢で挑むことが大切です。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
履歴書上の高校中退は選考で不利になる?
「高校中退」の経歴で、必ずしも選考が不利になるわけではありません。ただし、中退した理由を問われた際には、しっかりと説明し、採用担当者の疑問や懸念を払拭することが重要といえます。
やむを得ない事情があった旨はきちんと説明することが大切です。「就職活動を始めるまで間が空いたから不利にならないか不安」という場合は、空白期間にどのような取り組みをしていたのか説明できるように準備しておきましょう。学業不振で高校を中退した場合は、反省点や今後の課題についての回答を用意し、現在はポジティブな気持ちで就職を目指していることをアピールする必要があります。
また、企業によってはポテンシャルを評価して採用してくれる可能性もあるので、高校中退をした場合は早めに就職活動を始めるのがおすすめです。「高校中退」という経歴に自信を失うのでなく、自分の経験や性格を分析し、企業にアピールできる強みを見つけましょう。
高校中退から就職できるか不安な方は、「高校中退してから就職できる?おすすめの仕事や資格をご紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
高校中退者の割合は1.5%
年間でどのくらいの方が高校中退をしているのか気になる方もいるでしょう。文部科学省の「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(p.112)」によると、2023年における高校中退率は1.5%で、人数にすると46,238人でした。前年度の高校中退率は1.4%で人数としては43,401人のため、微増しているといえるでしょう。
参照元
文部科学省
令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果
履歴書に高校中退理由を書くときの例文
前述したとおり、高校中退の経歴がある場合、面接で採用担当者から「なぜ辞めたのか」と聞かれる可能性があります。高校中退理由の記載は必須ではないものの、理由が明確にある場合は学歴欄に続けて記入しましょう。以下では、高校を中退した理由の具体的な例文をまとめました。
ポジティブな理由で高校中退した場合
進路の変更や留学など、ポジティブな理由で中退した場合は、その旨を履歴書に記入してしっかりと伝えましょう。
- ・社会人としての自立を考え、就職したため
- ・新たにやりたいことが見つかり、別の大学や専門学校へ編入したため
- ・語学留学をしたため
- ・自分で起業したため
- ・家業を継いだため
ポジティブな理由で高校中退をした場合は、理由が前向きなものであることを示しつつ、詳細は記入せずに事実だけを端的に伝えるのがポイントです。
やむを得ない理由で高校中退した場合
家庭の事情や経済的な理由で高校を中退した場合、「学ぶ意思はあったが中退しなくてはならなかった」旨をしっかり伝えるようにしましょう。また、健康に関する場合は、仕事をするうえで問題ないことを伝えるために、現在の健康状態を履歴書に記入するのがおすすめです。
- ・家庭の経済的な事情により
- ・在学中に家族の介護が必要になったため
- ・病気療養のため(現在は完治し、就業に支障はありません)
詳細を書く必要はなく、やむを得ない状況であったことをシンプルに示しましょう。高校中退した場合の履歴書への記載方法は、「高校中退を履歴書に書かないのはルール違反?マナーを守って就活をしよう」のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
中退後に高等学校卒業程度認定試験に合格した場合
中退後に高等学校卒業程度認定試験に合格した場合、履歴書の学歴欄に書いた「中途退学」もしくは「高校中退理由」の下に、「高等学校卒業程度認定試験 合格」と記入します。また、合格した年月も書き、「高卒認定」といったように略称で記載するのは避けましょう。履歴書に学歴や資格などを書く際は、正確性を求められる傾向があるからです。
「学歴と職歴の書き方とは?履歴書作成のポイントと記載例を解説」のコラムでは、履歴書の書き方のポイントをまとめているためあわせてチェックしてみてください。
ネガティブな理由で高校中退した場合
「単位を落として進級できなかった」「勉強についていけなかった」など、積極的に伝えにくい理由で高校を中退した場合は、ポジティブな印象に捉えられるような言い方に変換しましょう。ただし、無理に高校中退の理由を記入する必要はありません。
- ・学業以外の方向で自分の可能性を追求するため
- ・一身上の都合のため
どうしてもポジティブな印象に変換できないのであれば、無理に理由を書かず「一身上の都合のため」と記載するのがおすすめです。
履歴書に嘘の高校中退理由を書くのは避けよう
履歴書には正確な情報を記載し、嘘の高校中退理由を書くのは避けましょう。嘘を書くと、採用後に発覚した場合、信頼を失うだけでなく、内定取り消しや解雇のリスクがあります。履歴書の内容を深掘りされた際に矛盾が生じると、信用を損なう恐れも。高校中退の理由がネガティブな場合も、事実を簡潔に記載することが大切です。
履歴書に高校中退理由を書く際の注意点
ここでは、履歴書に高校中退の理由を記入する際に注意することをまとめました。以下を参考にしてみてください。
高校中退をした日付は正確に書く
履歴書に記入する年月は、必ず正確なものにしましょう。間違った年月を記載すると、採用担当者に「経歴に不自然さがある」と受け取られたり、面接で矛盾を指摘されたりする可能性があります。正確な年月が不明な場合は、学校の書類や記録を確認してから履歴書に記載することが大切です。
また、履歴書全体のフォーマットに合わせて年月の書き方を統一し、整った印象を与えることも意識しましょう。正確な情報を記入することで、誠実な姿勢をアピールできる可能性があります。
誤字脱字に気をつけて読みやすいように心掛ける
履歴書を作成する際は、誤字脱字がないように心掛けましょう。特に高校名や中退理由の部分は注意して確認するのがおすすめ。企業側の読みやすさを意識して簡潔な文章で書き、主語と述語の関係が正確であることもチェックしておくと安心です。履歴書に高校中退の理由を記入したあとは、時間を置いて見直したりほかの人にチェックしてもらったりしましょう。
また、手書きの場合は文字が乱れ過ぎないよう丁寧に書き、パソコンで作成する場合もフォントやサイズを統一して全体のレイアウトを整えるのがベターです。
履歴書作成後に誤字脱字を見つけた場合の対処法については、「履歴書に訂正印は使用して良い?修正する際のポイントや注意点を解説」のコラムで解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
高校中退理由は簡潔かつポジティブに伝える
高校を中退した理由は事実に基づき、簡潔に伝えるようにしましょう。長々と説明する必要はなく、「家庭の事情により中途退学」「新たな目標を達成するため中途退学」といったように、要点をまとめるのがポイントです。特にネガティブな理由の場合、やむを得ない事情があったことを簡潔に伝えれば問題ありません。詳細は面接で問われた際に説明できる準備をしておきましょう。
また、高校中退の理由をポジティブに伝える努力も大切。たとえば、「目標をもって専門的な道に進むため」といったように、高校中退をしたのには主体的な目的があることをアピールするのも選択肢の一つです。
面接で高校中退理由を深堀りされた場合の対処法
面接で高校中退理由を深掘りされた場合は、事実を前向きに話すことがポイント。たとえば、ネガティブな理由の場合も、高校中退後の行動や努力に焦点を当てて「家庭の事情で中退しましたが、その後、高卒認定試験に合格しました」と伝えましょう。
また、高校中退の経験から何を学び、どのように改善したのかを伝えることも大切です。「当時は計画性が足りなかったと反省していますが、現在は目標のために計画立てて行動しています」というように、自己改善に取り組んでいることを伝えるようにしましょう。
「高卒認定の履歴書への書き方とは?学歴と資格欄どちらに書くのが正解?」のコラムでは、高卒認定の履歴書への書き方を解説しています。
高校中退にとらわれ過ぎず自信をもって自己アピールしよう
就職活動では、「働きたい熱意」や「入社後どれだけ活躍できるか」をアピールすることが大切です。自分が「高校中退」の事実をネガティブに捉え過ぎていると、自信のなさが履歴書や面接から伝わることもあるでしょう。高校中退の経歴がある場合も、企業に貢献できる人材であれば、内定獲得の可能性はあります。学歴にこだわり過ぎず、自分の長所や強みをしっかりと伝えましょう。
「履歴書に中退の経歴を書くと選考で不利になりそう」「学歴や経歴に自信がない」などの理由から求職活動を躊躇しているなら、ハタラクティブの利用を検討してみてください。
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履歴書と中退に関するQ&A
ここでは、履歴書に中退の経歴を記載する際の疑問をQ&A方式で回答していきます。
「退学」と「中退」の違いは何?
「退学」と「中退」の違いは、主に決定の主体にあるようです。退学は、学校側が学生に対して行う処分であるのに対し、中退は学生自身の意思で学校を辞めることを指すのが一般的。ただし、経歴上は退学も中退も「中途退学」となることに変わりありません。
就活時に学歴を証明する書類を求められたらどうする?
就職先によっては、退学証明書や在学証明書などの学歴を証明する書類を求められる可能性があります。応募する企業によって必要書類は異なるため、事前に確認しておくと安心です。また、退学証明書や在学証明書は、申請から発行に時間が掛かる場合があります。
詳しくは「最終学歴が中退の場合は履歴書にどう書く?学歴別に書き方を紹介します!」のコラムでも紹介しているので、参考にしてみてください。
高校中退歴がある場合に就職できるか不安…
高校中退にとらわれ過ぎると自信のなさが面接官に伝わり、就職活動に影響が出る可能性があります。学歴を気にし過ぎず、自分がどれだけ会社に貢献できるかをしっかりアピールしましょう。若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブでは、履歴書の書き方や面接対策なども行っているので、ぜひお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。