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会社をずる休みするとどうなる?理由やバレたときのリスクを紹介

休み・休日

この記事のまとめ

  • 会社をする休みする人は、仕事に対する悩みや不安を抱えていることが多い
  • 会社をずる休みするときの理由には、体調不良や家族の看護などがある
  • 会社をずる休みする頻度が高いと、本当に休みたいときに休めなくなるリスクがある
  • 会社をずる休みしたい気持ちが続くなら、転職を視野に入れて考える

会社をずる休みしたいときに、どのような理由が良いのか、バレたらどうなるのかといったことを悩む人もいるでしょう。ずる休みは悪いことではありますが、疲労やストレスで辛いときに無理をするのも良くありません。適切に連絡して周りに配慮することが大切です。このコラムでは、ずる休みするときの理由や注意点を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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会社をずる休みする4つのリスク

会社をずる休みするのには、リスクが伴います。ずる休みの頻度が高まることで休み癖がついてしまい、リフレッシュ効果が得られなくなる恐れもあるので、休みたいときは有給休暇を活用するなど正しい手続きを行いましょう。

1.休み癖がついてしまう

一度ずる休みに成功すると、何度も繰り返してしまう恐れがあります。仕事で嫌なことがあると休んでしまったり、欠勤する癖がついてしまったりする場合もあるようです。

ずる休みが癖になると仕事への意欲が下がってしまい、職場内の評価も下がりやすくなるでしょう。職場内で評価されなくなるとさらに意欲がなくなり、悪循環に陥るリスクがあります。

2.本当に休みたいときに休めなくなる

ずる休みのために有給休暇を使ってしまい、本当に休みたいときに休めなくなるリスクもあります。また、ずる休みのために使った嘘が現実となってしまうと、職場の人から「また同じ理由?」と思われる恐れもあるでしょう。

たとえば、する休みの理由に体調不良を使い過ぎてしまうと、本当に体調が悪いときに「また風邪?」と思われてしまうことが考えられます。

3.会社にバレたら信頼を損ねる

ずる休みが会社にバレたら、職場での信頼は一気に下がってしまうでしょう。休んだことはもちろん、嘘をついたことで評判が悪くなります。結果的に職場での居心地が悪くなり、退職につながる場合もあるでしょう。

安易な気持ちでずる休みをし、それがバレた場合、後々にまで影響が出る可能性もあるので注意が必要です。

4.処罰される恐れもある

仕事をずる休みしたことが会社にバレた場合、減給や解雇などの処分を受ける可能性があります。何度もずる休みをしていたことがバレた際は、降格や出勤停止もあり得るでしょう。何度も注意されたのにずる休みを繰り返すと、さらに重い処分になる恐れもあります。

 

会社をずる休みしたくなる5つの理由

特に理由もなく「会社を休みたい」「今日は行きたくない」と思う人はいるでしょう。欠勤したいと思う背景には、会社に対する悩みや不安を抱えていることが考えられます。まずは、欠勤したくなる理由を考えるところからはじめましょう。

1.休み明けのモチベーション不足

会社をずる休みしたいときは、仕事に対するモチベーションが上がっていないことが原因でしょう。特に、連休明けや年度の変わり目は気持ちが不安定になりやすい時期です。ほかにも、友人と喧嘩をしたり、SNSで心無いコメントを受けたりと、プライベートでの出来事が原因で欠勤したくなることもあるでしょう。

2.職場の人間関係が良くない

普段から職場の人間関係に悩んでいる場合、会社をずる休みしたくなりやすいです。毎日我慢していると、ストレスが蓄積されてしまう恐れもあります。また、性格が合わない人と一緒に仕事をしなければならないと分かっているときは、ずる休みをしたくなることもあるようです。

3.仕事でミスをしてしまった

仕事でミスをしてしまったとき、「明日は仕事を休みたい」「会社に行くのが気まずい」という気持ちになる人もいるでしょう。上司から怒られたり、顧客や周りの人に迷惑を掛けてしまったりすると、現実逃避や欠勤を考えてしまうようです。

4.成果を挙げられない日が続いている

自分だけが仕事で成果を挙げられない日が続くと、「会社に貢献できていない」「自分だけ役に立っていない」とネガティブ思考に陥り、会社をずる休みしたくなってしまいます。

また、「今日も成果を出せなかったらどうしよう」と自分を追い詰めてしまう人もいるでしょう。誰も責めていないのに、疑心暗鬼になって会社に行くのが辛くなることもあります。

5.疲れが溜まっている

仕事が多忙で疲れが溜まってしまい、会社をずる休みしたくなることもあるでしょう。多忙なときは体調の変化に気づきにくいので、突然ずる休みしたい衝動に駆られる場合もあります。疲れが溜まり過ぎると、身体だけでなく心にダメージを負う恐れがあるため、適切に休むのが大事です。

ストレス発散できない人の特徴とは?すぐ実践できる解消方法や予防策も解説!」のコラムでは、ストレスを解消する方法を解説しているので参考にしてみてください。

会社をずる休みするときに使われやすい5つの理由

会社をずる休みしたくなったとき、よく使用されるのは体調不良や家庭の事情などです。しかし、嘘をついて会社を休むと罪悪感に苛まれたり、嘘がバレて処分を受けたりする可能性があるでしょう。

また、本当に休みたいときに休みづらくなるので、ずる休みは推奨できるものではありません。万が一ずる休みする場合は、下記を参考にして理由を明確にしましょう。

1.体調不良

ずる休みの理由として使われやすいのが、体調不良です。急な頭痛や発熱は誰にでも経験があることなので、納得されやすい理由といえます。

当日休むとき

当日の朝、会社に休みの理由を伝える際は「急な発症だから仕方ない」と思ってもらえるような説明が良いでしょう。以下に理由の例をまとめました。

  • ・今朝、熱を測ったら38度だったため休ませてください
    ・朝からめまいが酷く、病院へ行きたいため本日は休みをいただきます
    ・腹痛のため、休みをいただきます
    ・通勤電車内で気分が悪くなってしまい、吐き気がするため病院へ行きます

発熱はよくある理由ですが、新型コロナウイルス感染症の疑いがあるとして、会社によってはPCR検査を受けるように指示される場合もあるようです。

また、インフルエンザも確実に休める理由ではあるものの、診断書の提出を求められる可能性があります。ずる休みをするために流行性の感染症を利用する場合は、注意が必要です。

前日から休むと分かっているとき

休みは早めに伝えたほうが良いので、「明日は休みたい」と思ったらその日のうちに伝えても問題ありません。

  • ・午後から頭痛がするのですが、痛みが酷くなってきたので明日は病院へ行かせてください
    ・明日は一日休みをいただき、病院を受診したいと思います
    ・かかりつけの病院が本日休みのため、明日行ってもよろしいでしょうか

前日に休みを申請する場合、「今日は病院が閉まっている」「以前から我慢していた」といった状況を説明することで会社側に納得してもらいやすくなります。

2.家族の看護

子どもや両親の看護は、前もって伝えても当日の朝伝えても違和感のない理由です。

  • ・子どもが発熱し保育園に預けられないため、本日は休みます
    ・母が階段で転んで一人では病院に行けないため、明日は付き添います
    ・今から病院へ行くため、今日は休みとさせてください

家族の体調不良は診断書の提出が必要ないため、ずる休みがバレにくい理由といえます。ただし、風邪や発熱などは本人も感染していないか心配される場合もあるので、職場には自分は元気であることも伝えると良いでしょう。

3.突発的な事故

突発的な事故は急いで対処しなければならないため、急な休みでも不自然になりません。

  • ・ガス管修理で今から業者に来てもらうため、本日は午前半休とさせてください
    ・通勤途中に車の事故に巻き込まれ警察への対応のため、会社を休ませていただけますでしょうか

上記のような理由で休んだ場合、出社した日に職場の人から詳細を聞かれる場合があります。うまく答えられないと、ずる休みがバレてしまうので気をつけましょう。また、突発的な事故で何度も休むと「ずる休みなのでは?」と疑われる恐れもあるので多用は禁物です。

4.結婚式や法事

結婚式や法事で休むことは、多くの会社で認められています。忌引きなどの理由で休む際は、事前に休みを申請するのが一般的です。慶弔休暇制度がある会社では、申請書の提出が求められます。

結婚式や法事が地方で行われる場合は、数日間の休みを取得することも可能です。ただし、職場の人から結婚式の感想を聞かれたり、地方の手土産を用意しなければならなかったりなど、デメリットがあることを念頭に置いておきましょう。

また、結婚式や法事を何度も使うと、ずる休みを疑われるので注意が必要です。

5.平日でなければできない手続きがある

公的機関や銀行の窓口など、平日の日中しか開いていない場所もあります。そのような窓口に、どうしても行かなければならない用事がある場合、休みが認められる場合もあるようです。

  • ・引っ越しの住所変更の手続きで、市役所と警察署へ行きたいので明日は休みを取らせてください
    ・住宅ローンの手続きで銀行の窓口へ行きたいため、明日の午後は半休をいただきます

このような理由で会社を休む場合は、引っ越しや住宅購入をしているのが前提となるため、誰でも使える理由ではありません。具体的な説明をせずに「銀行の窓口に行きたい」と伝えても良いですが、職場の上司から詳細を聞かれた際に、明確な理由を答えられるようにしておく必要があるでしょう。

仕事を休むときに使える33個の理由をご紹介!伝え方の注意点やマナーも」のコラムでも、仕事を休む理由を詳しくまとめているので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

会社をずる休みするときの3つの注意点

会社をずる休みするときには、「SNSを使用しない」「会社付近に行かない」などを徹底しましょう。ここでは、会社をずる休みするときの注意点を解説します。

1.同じ理由ばかりで休まない

同じ理由ばかりで休んでいると、「ずる休みをしているのかな」と不信感を抱かれる可能性があるため、注意しましょう。短期間で連続して休むことは避けたいですが、万が一の場合は同じ理由で休むのは避けてください。

また、体調不良が続くと出勤後に心配して上司から声を掛けられることもあるため、説明できるように事前に準備しておきましょう。

2.SNSを使用しない

ずる休みをして息抜きしている様子をSNSに投稿するのは避けましょう。SNSは誰がどこで閲覧しているか分からないため、ずる休みがバレる恐れがあります。

また、仲が良い同僚であっても会社を休んでリフレッシュしている様子を見られると「責任感がない」と信頼関係が崩れることもあるため十分に注意しましょう。

3.会社付近に行かない

ずる休みをして出掛ける必要がある場合でも、会社付近に行くのは避けましょう。同僚や上司と出くわす可能性があります。「会社を休めた」と安心するのではなく、休み中の行動には気をつけましょう。

会社をずる休みするときの手順

ずる休みをするときは上司に直接理由を伝えましょう。述べにくい理由の場合も、上司には正直に伝えることが大切です。ここでは、上司に欠勤連絡をする場合の注意点を紹介します。

上司に直接連絡する

会社を休む場合は、上司に直接連絡しましょう。上司との信頼関係を崩さないためにも、正直に伝えることが大切です。

また、連絡をするのが遅くなると「通勤中に事故に遭ったのではないか」などと心配されることがあるため、始業時間までに連絡しましょう。

会社をずる休みするときは周りに配慮しよう

会社をずる休みする際は、なるべく周りに迷惑が掛からないように配慮するのが必須です。急な休みは職場に迷惑を掛けてしまうので、仕事の引き継ぎはもちろん、謝罪やお礼もきちんとしましょう。

休みの連絡をする時間帯に気をつける

休みの連絡をする際は、始業の10〜15分前に電話を入れるのが一般的です。連絡が遅いと「何かあったのでは」と周りに心配させるだけでなく、取引先から連絡があった場合に対処しにくくなります。

また、始業直後は会社が忙しい時間帯なので避けましょう。上司が電話に出られない場合は、改めて電話します。同僚に伝えて済ませるのはマナー違反です。

無断欠勤はしない

休みの連絡をしないと無断欠勤となり、ペナルティの対象となります。欠勤は有給休暇とは異なり、その日の給料が支払われないだけでなく、賞与が減額される場合もあるでしょう。
また、人事評価が下がる場合もあるため、リスクが高い行為です。休みの連絡は必ず入れましょう。

同僚や取引先にも連絡する

仕事で関わりがある同僚や、営業先のアポイントがある顧客にも休みの連絡を入れましょう。自分で休む理由やお詫びを伝え、必要に応じて予定の変更をお願いします。フォローしてほしい業務があれば同僚にお願いして、仕事に支障をきさないように配慮するのが大事です。

出社したら感謝と謝罪を伝える

仕事を休んでしまった翌日は、会社の人に謝罪やお礼の言葉を述べることが大切です。仕事を休んだことで、同僚に負担が掛かっていたり、アポイントの延期などで複数の人に迷惑を掛けていたりする場合もあります。

「急に休んでしまってすみません。業務を代わっていただき、ありがとうございました」のように、一言だけでも伝えるようにしましょう。セールス職の人は、リスケジュールして訪れた際に、営業先の顧客にも謝罪してください。

会社を休む際のマナーや注意点については、「会社を休む電話をするときの連絡のマナーとは?シチュエーション別の例文も紹介」のコラムもあわせて参考にすると良いでしょう。

会社をずる休みしたくなったときは

会社をずる休みしたくなったとしても、できれば有給休暇を取得して正式に休みましょう。また、ずる休みを繰り返してしまう場合は、今の会社や職業が合っていない可能性もあります。転職を視野に入れて、休みたい理由の背景を改めて考えてみましょう。

有給休暇を取る

仕事をずる休みすることはリスクを伴うので、有給休暇を取得して休むのがおすすめです。有給休暇は理由に関係なく休みを取得でき、会社は理由によって有給を拒否することはできません。有給休暇を使用すれば、ずる休みがバレる心配をすることなくリラックスして休めるでしょう。

有給休暇の日数は、勤続年数によって異なります。自分が付与されている有給休暇の日数が知りたい方は、「有給休暇とは?付与の目的・日数・取得義務などについて解説」を参考に計算してみてください。また、このコラムでは有給休暇の繰り越しについても解説しています。タイミングが合わず、なかなか有給休暇を消化できなかった方は参考にしてみてください。

転職を検討する

会社をずる休みしたい気持ちが続くなら、転職を検討するのも方法の一つです。一日休んでも気持ちが晴れない場合、なぜ会社に行きたくないのかを深く考える必要があります。「やりたい仕事ではなかった」「会社の方針が合っていない」といった理由がある場合は、転職することでずる休みをしたい気持ちが解消される可能性があるでしょう。

会社によっては営業職から事務職へ、営業職から技術職へなど、希望することで職場異動や配置転換が可能な場合もあります。しかし、今の会社で努力してみても心境が変わらなければ、早めに転職するのもおすすめです。

転職を検討してみたい方は、就職・転職エージェントを利用してみましょう。若年層に特化した就職・転職サービスのハタラクティブでは、求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつきます。就職活動の進め方や求人の紹介、面接対策、職業訓練での経験をどのようにアピールするかなど、マンツーマンでアドバイス。

また、企業へ直接聞きにくいことや就活中のスケジュール管理も、求職者に代わって行います。「自分のモチベーションが上がる職種が知りたい」「自分に合った企業が知りたい」とお考えの方は、ハタラクティブにご相談ください。

会社をずる休みするときに関するQ&A

ここでは、会社をずる休みするときに関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。

ずる休みがバレたときはどうしたら良い?

誠心誠意謝罪するほかありません。職場の上司や同僚から説教や小言を受けても、反省と謝罪を繰り返しましょう。ずる休みした背景には会社への不満が原因となっていることもありますが、反論したり不適切な態度を取ったりするのは避けてください。
謝罪メールはどう書く?ビジネスシーンにふさわしい表現と守るべきマナー」のコラムで謝罪メールの書き方を紹介しているので、参考にしてみてください。

休みの連絡をするときのマナーはある?

連絡方法やタイミングについてのマナーがあります。会社を休むときは、職場の直属の上司に電話で連絡するのが原則です。前日までに休むことが決まっている場合は、対面で伝えます。休む理由や復帰の時期についても説明し、申し訳ないという態度を示しましょう。

転職を検討したほうが良い?

努力してもずる休みをしたい気持ちが解消されない場合は、転職を検討しましょう。配置転換や仕事のやり方の工夫など、できる限り努力してもやめたい場合に転職を検討するのがおすすめです。
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