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高卒5年目の手取りの平均は?大卒との違いや収入アップの方法を解説
この記事のまとめ
- 高卒5年目の1ヶ月の手取り平均を計算すると、約17万円から約20万円が目安となる
- 同じ年齢でも、一般的に高卒5年目は大卒1年目と比べて給料が低い傾向にある
- 高卒5年目で手取りを上げるなら、「昇進・昇給を目指す」「転職する」方法がある
- 手取りアップを目指す場合、実力重視の仕事や需要見込みのある仕事を検討してみる
- エージェントに相談すると、自分の適性や希望条件に合った仕事を紹介してもらえる
高卒5年目で現職の給料やボーナスの手取りに満足できず、この先も同じ会社で働き続けた場合、収入が上がっていくのか不安に感じることもあるでしょう。手取りを上げるためには、昇進や昇給を目指したり、転職を検討したりする方法がおすすめです。
このコラムでは、高卒5年目の手取り平均目安や、高卒と大卒における収入の違いをまとめました。収入アップを狙える業界や仕事も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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高卒5年目の手取りの平均目安はいくら?
高卒で就職して働き始めると、一般的に5年目の場合は23歳の年齢の方が該当します。厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」では、20歳から24歳の平均賃金は23万2,500円と公表しました。社会保険料や税金が差し引かれるため、手取りの金額は総収入の75%から85%が目安といわれています。総収入に0.75から0.85の数字を掛けて計算すると、約17万円(75%の場合)から約20万円(85%の場合)が高卒5年目における手取りの目安となるでしょう。
年収にして考えると、23万2,500円の12ヶ月分で279万円が平均年収になります。手取り額の計算をすると、約209万円(75%の場合)から約237万円(85%の場合)が高卒5年目における年収の平均目安です。
社会保険料や税金について詳しく知りたい方は、「正社員の給料の仕組みとは?税金や社会保険料について解説」のコラムも参考にしてみてください。
男女別の手取りと年収の目安
同資料では、男性と女性に分けた20歳から24歳の平均賃金を公表しています。男性の平均賃金は23万4,200円、女性は23万600円です。以下の表では、男女別の平均賃金から、年収を算出して手取り年収の目安をまとめました。
手取りの目安 | 男女平均 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 279万円 | 281万400円 | 276万7,200円 |
75%の場合 | 209万2,500円 | 210万7,800円 | 207万5,400円 |
85%の場合 | 237万1,500円 | 238万8,840円 | 235万2,120円 |
表のとおり、高卒5年目における男性の平均年収は281万400円、女性は276万7,200円です。計算をすると、年収における手取りの目安は男性が約211万円(75%の場合)から約239万円(85%の場合)、女性は約208万円(75%の場合)から約235万円(85%の場合)でした。平均年収は男性のほうが女性より高い傾向にあると分かります。
新卒の平均年収や初任給について知りたい方は、「新卒の平均年収とは?学歴別や地域別に初任給から計算して紹介」のコラムで詳しくご紹介しています。
「平均収入の実態を年代・男女・地域別に紹介!年収アップの方法も解説」のコラムでは、日本人の平均収入を解説しているので、気になる方は参考としてご覧ください。
「月給」と「手取り」の違いとは?
「月給」とは、基本給に通勤手当や住宅手当などの固定の手当を足した金額を指します。一方、「手取り」は総支給額に対して、社会保険料や税金などの金額を差し引いた金額です。一般的に手取りの金額は、総支給額の75%から85%が目安といわれています。そのため、手取りの金額を知りたい場合は、総支給額に対して0.75から0.85の数字を掛けて計算してみてください。ボーナスを含めた年収の目安
同資料の平均賃金をもとに、年2回のボーナスを想定して、1ヶ月分の場合と2ヶ月分の場合の年収目安を以下の表にまとめました。ボーナスを含めた高卒5年目の年収はいくらになるのか、確認してみましょう。
手取りの目安 | ボーナス1ヶ月分(年2回)の場合 | ボーナス2ヶ月分(年2回)の場合 |
---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 325万5,000円 | 372万円 |
75%の場合 | 241万1,250円 | 279万円 |
85%の場合 | 276万6,750円 | 316万2,000円 |
年2回のボーナスで1ヶ月分を支給する場合の手取り年収の目安は約241万円(75%の場合)から約277万円(85%の場合)、2ヶ月分の場合は約279万円(75%の場合)から約316万円(85%の場合)が平均の目安となりました。
なお、ボーナスの金額はあくまで仮定のため、実際に支給される金額は企業によって異なります。こちらの表で紹介したボーナス込みの平均年収は、おおよその目安として参考程度にとどめておきましょう。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒と大卒における収入の違い
ここでは、高卒と大卒における収入の違いについて解説していきます。学歴によって年収や生涯賃金などに違いはあるのかどうか、以下で確認してみましょう。
高卒と大卒の平均手取り
同資料では、学歴別の平均賃金を公表しています。お伝えしているように、高卒5年目の年齢は一般的に23歳に該当するため、以下の表では20歳から24歳の平均賃金をもとにして手取りの目安をまとめました。
手取りの目安 | 高卒 | 大卒 |
---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 21万7,300円 | 25万800円 |
75%の場合 | 16万2,975円 | 18万8,100円 |
85%の場合 | 18万4,705円 | 21万3,180円 |
高卒の平均賃金は21万7,300円、大卒は25万800円でした。手取りにすると、高卒は約16万円(75%の場合)から約18万円(85%の場合)、大卒は約19万円(75%の場合)から約21万円(85%の場合)が目安です。表のとおり、高卒は大卒と比べて賃金が低い傾向にあります。
大卒と比べて高卒の給料が低い理由とは
なぜ高卒の給料は大卒と比べて低い傾向にあるのかと疑問に感じる方もいるでしょう。大卒者の給料が高く設定される理由として、以下の内容が挙げられます。
- ・大卒者は高卒者より4年間長く学習し多種多様な単位を取得していることで、一般教養のほかに高度な知識が身についていると評価されるため
- ・大学で学ぶ専門知識が業務で必要な職種が存在するため
- ・会社によっては学歴を重視しているため
業界や職種、企業によって異なるものの、高卒の給料は大卒より低く設定されている場合があるようです。しかし、学歴や経歴ではなく、仕事での実績を重視している企業もあるため、就く仕事によっては高卒から高収入を狙える可能性があるでしょう。
高卒の平均年収については、「高卒の平均年収は大卒とどれくらい違う?給与の高い仕事と収入アップのコツ」のコラムでも紹介しています。気になる方はあわせてご覧ください。
高卒5年目以降の手取りと年収
高卒5年目以降の手取りと年収について、同資料の学歴別の平均賃金データをもとに以下の表へまとめました。なお、高卒10年目は28歳、15年目は33歳、20年目は38歳と考えて手取りと年収を記載しています。
手取りの目安 | 高卒5年目 | 高卒10年目 | 高卒15年目 | 高卒20年目 |
---|---|---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 260万7,600円 | 291万6,000円 | 318万4,800円 | 339万4,800円 |
75%の場合 | 195万5,700円 | 218万7,000円 | 238万8,600円 | 254万6,100円 |
85%の場合 | 221万6,460円 | 247万8,600円 | 270万7,080円 | 288万5,580円 |
表のとおり、高卒5年目以降は10年目、15年目と年数の経過とともに賃金も上がっていると分かります。ボーナスの有無や就いている仕事など、企業によって異なるものの、年齢が上がると給料が上がり、手取りも増える傾向にあるでしょう。
高卒と大卒の生涯賃金
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 労働統計加工指標集2024」では、高卒と大卒の生涯賃金のデータを公表しています。以下の表では、高卒と大卒が60歳で退職するまでにフルタイムで働いた場合の生涯賃金を、男女別にまとめました。なお、この生涯賃金のなかには退職金を含めていません。
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
男性 | 2億880万円 | 2億5,150万円 |
女性 | 1億5,440万円 | 2億190万円 |
参照:独立行政法人労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計 労働統計加工指標集2024 図 21-1 生涯賃金(定年まで注、退職金を含めない、2023 年)(p.304)」
高卒男性の生涯賃金は2億880万円、女性は1億5,440万円でした。一方、大卒男性の生涯賃金は2億5,150万円、女性は2億190万円です。高卒5年目以降、定年まで働き続けた場合、就いている仕事や企業によるものの、大卒のほうが高卒よりも生涯賃金が高い傾向にあると分かります。
「高卒の初任給はどれくらい?収入アップの方法や高収入を狙える職種を紹介」のコラムでは、高卒で高い収入を得る方法を紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
独立行政法人労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2024 ―労働統計加工指標集―
【カテゴリー別】高卒5年目の平均手取りを比較
ここでは、企業規模や業界別などに分けて、高卒5年目の平均手取りをご紹介していきます。カテゴリー別に分けた場合、平均の手取りがいくらになるのか確認してみましょう。
企業規模別の平均手取り
同資料では、「大企業」「中企業」「小企業」別に平均賃金のデータを公表しています。以下の表では、高卒5年目の平均手取りをまとめました。
手取りの目安 | 大企業 | 中企業 | 小企業 |
---|---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 24万4,700円 | 22万7,300円 | 22万1,800円 |
75%の場合 | 18万3,525円 | 17万475円 | 16万6,350円 |
85%の場合 | 20万7,995円 | 19万3,205円 | 18万8,530円 |
表にあるとおり、大企業の平均手取り目安は約18万円(75%の場合)から約21万円(85%の場合)3で、最も高いと分かります。一方、最も低いのは小企業で、平均手取りの目安は約17万円(75%の場合)から約19万円(85%の場合)でした。企業規模が大きいと、平均賃金も高い傾向にあるようです。
なお、こちらの資料は高卒や大卒などの学歴に分けたデータではありません。企業規模別における年齢ごとの平均データとしてご参考ください。
業界別の平均手取り
同資料をもとに、業界別に高卒5年目の平均手取りを表にまとめました。なお、以下の表では賃金が高い業界を抜粋して記載しています。
手取りの目安 | 鉱業、採石業、砂利採取業 | 不動産業、物品賃貸業 | 金融業、保険業 |
---|---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 26万7,400円 | 25万9,600円 | 25万5,000円 |
75%の場合 | 20万550円 | 19万4,700円 | 19万1,250円 |
85%の場合 | 22万7,290円 | 22万660円 | 21万6,750円 |
業界別に分けると、「鉱業、採石業、砂利採取業」の平均手取り目安が約20万円(75%の場合)から約23万円(85%の場合)と最も高い結果になりました。就職する業界によって同じ高卒5年目でも、平均手取りに差が生じるといえるでしょう。
なお、こちらの資料は高卒や大卒などの学歴に分けたデータではありません。業界別における年齢ごとの平均データとしてご参考ください。
雇用形態別の平均手取り
同資料では、雇用形態ごとに平均賃金のデータを公表しています。以下の表では、高卒5年目が該当する20歳から24歳のデータをもとに、正社員と正社員以外の平均手取りの目安をまとめました。
手取りの目安 | 正社員 | 正社員以外 |
---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 23万7,000円 | 19万7,300円 |
75%の場合 | 17万7,750円 | 14万7,975円 |
85%の場合 | 20万1,450円 | 16万7,705円 |
正社員の平均手取り目安は、約18万円(75%の場合)から約20万円(85%の場合)でした。一方、正社員以外の場合は、約15万円(75%の場合)から約17万円(85%の場合)が手取りの平均目安となっています。高卒5年目でも、雇用形態によって平均手取りの目安に差があると分かるでしょう。
「フリーターの平均年収は?年齢別に正社員の収入と比較」のコラムでは、フリーターの平均年収と手取り額についてまとめています。気になる方はこちらも参考にしてみてください。
フリーターの方は正社員を目指すのも手
高卒5年目でフリーターをしていて「手取りを上げたい」と考えている方は、正社員への就職を検討してみてください。高卒5年目は20代前半で年齢が若いため、ポテンシャル採用を狙える可能性があります。正社員になると雇用や収入が安定するだけでなく、非正規で働く場合と比べて給料は高い傾向にあります。携われる仕事の幅も増えるため、スキルや経験を身につけながらキャリアアップも期待できるでしょう。
ハタラクティブではフリーターの方の就活支援を行っているため、正社員になりたいと考えている場合はお気軽にご相談ください。あなたの就活を全面的にサポートいたします。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
勤務年数別の平均手取り
同資料の勤続年数階級別にみた賃金のデータを参考に、高卒5年目以降も同じ企業で働いた場合の平均手取り目安をまとめました。勤続年数が5年目以降になった場合の平均手取り目安について、参考にしてみてください。
手取りの目安 | 5~9年 | 10~14年 | 15~19年 | 20~24年 |
---|---|---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 30万3,700円 | 32万7,200円 | 36万7,900円 | 39万3,000円 |
75%の場合 | 22万7,775円 | 24万5,400円 | 27万5,925円 | 29万4,750円 |
85%の場合 | 25万8,145円 | 27万8,120円 | 31万2,715円 | 33万4,050円 |
表のとおり、勤続年数が長くなるにつれて、平均手取り目安の金額は高くなる傾向にあると分かります。ただし、こちらのデータは企業規模別ではなく、すべての企業をあわせたものになっているため、参考程度に留めておきましょう。
都道府県別の平均手取り
同資料では、都道府県別に平均賃金のデータを公表しています。こちらの資料は高卒5年目だけのデータではないものの、地域ごとの賃金比較や手取りを上げたい場合に転職を検討する際は、参考にできるでしょう。以下の表では、賃金が高い地域を抜粋してまとめています。
手取りの目安 | 東京都 | 神奈川県 | 大阪府 |
---|---|---|---|
税金を引かれる前の金額 | 40万3,700円 | 35万5,800円 | 34万8,000円 |
75%の場合 | 30万2,775円 | 26万6,850円 | 26万1,000円 |
85%の場合 | 34万3,145円 | 30万2,430円 | 29万5,800円 |
表のとおり、東京都の平均手取り目安は約30万円(75%の場合)から約34万円(85%の場合)で最も高いと分かりました。地域によって賃金に格差があるため、収入を上げたい方は働く場所を変える方法を検討するのも手段の一つです。
参照元
厚生労働省
令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒5年目で収入アップに向けて手取りを上げる方法
高卒5年目で収入を上げたい場合、現職でキャリアアップを目指したり、副業で収入を得たりする方法があります。現職で収入アップが見込めないときは、転職を検討してみるのも選択肢の一つです。
ハタラクティブの「若者しごと白書2025」では、18歳から29歳のフリーターと正社員を対象に「仕事に満足していない理由」の調査を行いました。調査した結果は以下のとおりです。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025 2-4. 仕事に満足していない理由(p.20)」
正社員とフリーターのどちらも、仕事に満足していない理由を「給与」と回答する結果になりました。現職において給料に満足していない方が、全体のなかで3割以上いると分かります。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
今の会社で昇進や昇給を目指す
高卒5年目で手取りアップに向けてできることの一つに、現職で昇進や昇給を目指す方法があります。昇進や昇給を目指す方法だと現職の状態で取り組めるため、転職を検討する必要がない点がメリットといえるでしょう。
ただし、昇進や昇給の基準は企業によって異なります。気になる方は会社の就業規則で評価制度や等級制度について確認したり、人事部に確認したりするなどして、昇進や昇給の基準について確認しておきましょう。評価制度や等級制度の基準が分かると、目標を立てて仕事に取り組んだり、業務に役立つスキルを身につけるため自主的に勉強したりするなど、昇進や昇給に向けて取り組みやすくなります。
専門スキルを身につけるために資格を取得する
高卒5年目で手取りアップを目指すなら、専門スキルの習得を目指して資格を取得する方法があります。たとえば、現職で役立つ資格を取得して昇進や昇給を目指したり、IT系などの専門スキルを身につけて独立を目指したりするなど、キャリアアップに向けて取り組むことが可能です。
なお、資格の取得を目指すときは、試験日から日にちを逆算して、計画的に学習を進めていくやり方がおすすめ。目標を立てて取り組むことで、コツコツと学習を継続して知識を身につけていけるでしょう。
副業を始めて収入を得る
高卒5年目で手取りをアップさせたいと考えている場合、副業を始めて収入を得る方法もあります。現職のまま手取りアップに向けて取り組めるため、終業後や休日などの空いた時間を使えるでしょう。データ入力や動画編集など、多種多様な副業があるので、自分にできる仕事を検討したうえで挑戦することをおすすめします。
ただし、就業規則で副業を禁止や申請必須としている会社もあるので注意が必要です。副業を始める際は、事前に会社の就業規則を確認しておきましょう。「会社では副業禁止?バレたらどうなる?ルールを設ける理由や申請方法も解説」のコラムでは、会社が副業禁止の場合に収入アップを目指すときの方法を紹介しているので、副業を検討している方はぜひご覧ください。
転職して収入を上げる
現職での収入アップが見込めないときは、思い切って転職してみるのも選択肢の一つです。たとえば、同じ業界や職種に転職する場合、現職と比べて手取りがアップする可能性があるでしょう。これまでのキャリアを活かせる会社に転職したり、新しい挑戦として異業種に転職したりするなど、自分が納得のいく選択をして決めることが大切です。
高卒5年目から手取りアップを目指して転職する場合、就活に向けた準備や対策をする必要があります。自分に合った仕事がしたい、転職をスムーズに進めたいと考える方は、エージェントに相談する方法がおすすめです。
転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーが適性に合った求人をご紹介します。自己分析のサポートや応募書類の添削など、就活にまつわる幅広いサポートを行っているので、初めて転職する方も安心です。お気軽にご相談ください。
収支を見直して貯金することも大切
高卒5年目で収入アップを目指そうと考えているなら、今の収支を見直して貯金をしてみましょう。必要経費を差し引いて手元に残るお金(自由費)に余裕がある場合、毎月コツコツ貯金していくと、将来のための資金作りができるのでおすすめです。貯金額が増えることにより、金銭面において不安を感じにくくなる可能性があります。収支を見直しても手元に残るお金が限られる場合は、ご紹介してきた収入アップに向けた方法を試し、金銭的に余裕ができてから貯金を検討しましょう。
高卒5年目の転職で収入アップを狙える業界4選
業界によっては、「仕事の実績が評価されやすい」「将来的にニーズが見込まれる」などの理由で、転職して収入アップを狙える可能性があります。ここでは、高卒5年目の転職で収入アップを狙える業界の例を紹介していくので、転職を検討している方は参考としてご覧ください。
高卒5年目の転職で収入アップを狙える業界
- 建設業界
- 金融・保険業界
- 物流業界
- IT業界
1.建設業界
建設業界とは、商業施設やオフィスビルなどの建物を建設して、私たちの暮らしを支えている業界を指します。建設業界では大工や施工管理の専門職のほか、営業や事務などの幅広い職業が存在しているのが特徴です。
建設業界のなかでも、現場で働く作業者は高齢化によって人手不足の傾向にあり、若手労働者の確保が課題になっています。未経験を積極的に採用している会社もあるため、高卒5年目で建設業界が初めてでも転職を目指せるでしょう。
建設現場での仕事は肉体労働になるため、体力を求められます。また、作業中にケガをするリスクがあるので、給料は高い傾向にあるようです。体力に自信のある方や、自分の仕事を形として残し、幅広い人の役に立ちたいと考える方に向いているでしょう。
2.金融・保険業界
金融・保険業界とは、金融商品の販売や貸付など、お金に関する幅広い事業を展開している業界を指します。なかでも保険業界は、未経験から挑戦できる求人があるため、高卒5年目で初めての場合も転職を目指せるでしょう。
たとえば、保険外交員やファイナンシャルプランナーとして働いた場合、仕事で売り上げを達成して成績を上げることで、インセンティブが支給されます。自分の頑張り次第で高収入を狙えるため、目標をもって仕事に集中できるでしょう。実力を評価してほしいと考える方は、やりがいを感じながら働ける可能性があります。
3.物流業界
物流業界とは、食品や日用雑貨などの商品を消費者に届ける事業を展開する業界です。物流業界の業務には、主に以下の種類があります。
- ・保管
- ・荷役
- ・流通加工
- ・包装
- ・輸送と配送
- ・情報管理
物流業界のなかでも、トラックドライバーの仕事は労働者の高齢化や、インターネット通販の増加により人手不足の傾向にあるのが実情です。経歴を問わない求人もあるため、高卒5年目で物流業界が未経験の場合も転職を目指せるでしょう。会社によっては、トラック運転免許の取得を支援している場合もあるようです。
なお、トラックドライバーのなかでも、長距離ドライバーの給料は高い傾向にあるため、転職することで収入アップを狙えるでしょう。
4.IT業界
IT業界とは、IT技術を使用してシステム開発を行ったり、サービスを提供したりする業界を指します。IT業界における主な種類は以下のとおりです。
- ・Web業界
- ・通信業界
- ・ソフトウェア業界
- ・ハードウェア業界
- ・情報処理業界
IT業界は新たな技術が生まれやすく、今後も需要が見込まれる業界の一つといわれています。IT業界で働くためには専門知識が必要なものの、積極的に未経験者を採用している企業があるようです。高卒5年目で、IT業界が初めての場合も転職を目指して挑戦できるでしょう。
また、働きながらITの専門知識やスキルを身につけられるため、将来的に独立して働ける可能性があるのも魅力といえます。
高卒5年目の転職で収入アップを狙える仕事5選
ここでは、高卒5年目の転職で収入アップを狙える仕事の一例をご紹介していきます。どのような職業があるのか、転職を検討している方は仕事選びをする際の参考にしてみてください。
高卒5年目の転職で収入アップを狙える仕事
- 施工管理
- 営業
- ドライバー
- システムエンジニア
- 公務員(行政事務)
1.施工管理
施工管理とは、建築現場や土木工事の施工計画を立案し、スケジュールどおりに進められるように監督や指導を行う仕事です。事故や労働災害を防ぐための安全管理はもちろんのこと、使用する資材や機械の手配、工事費の調整、関係機関への連絡や手続きなど、幅広い業務を担当します。
建設業界の人手が不足していること、施工管理で身につけた経験が収入に結びやすいことを理由に、転職して収入アップを狙える可能性があるでしょう。地図や形に残る仕事をしてみたい、専門的なスキルを身につけてキャリアアップしていきたいと考える方におすすめです。
2.営業
営業とは、自社の商品や提供しているサービスの詳細と魅力を顧客に伝えて、購入につなげる仕事です。売り上げの成績によってインセンティブを支給される場合があるため、高卒5年目から手取りアップを目指せるでしょう。
営業の仕事は、会社の売り上げに直接貢献できるほか、社内外の人と関わりながら人脈を広げていける魅力があります。人と関わることが好きな方や、コミュニケーションスキルに自信がある方におすすめの仕事です。
3.ドライバー
高卒5年目から手取りアップを目指して高収入を狙うなら、ドライバーの仕事に注目してみましょう。ドライバーの仕事には、タクシードライバーやトラックドライバーなどの種類があります。
タクシードライバーとは、お客さまをタクシーに乗せて目的地まで送り届ける仕事です。歩合給を取り入れている会社では、売り上げに応じてインセンティブを支給しています。
一方、トラック運転手とは、指定の日時までに目的地へ荷物を運ぶ仕事です。トラックには大型・中型・小型の種類があり、荷物や目的地によって輸送距離が異なります。一般的に、長距離ドライバーの場合は給料が高い傾向にあるようです。
車の運転が好きな方やタスクを決めて管理するのが得意な方は、ドライバーの仕事に向いている可能性があるでしょう。
4.システムエンジニア
システムエンジニアとは、会社で使用するシステムの開発や運用、保守などを行う仕事です。IT技術の普及により、今後も需要が見込まれる仕事といわれています。ITの専門的な知識やスキルが必要なものの、未経験者を歓迎している企業もあるため、IT業界未経験の高卒5年目から転職を目指せるのが魅力です。
働きながら専門的なスキルを身につけられるため、キャリアアップしながら手取りアップできる可能性があります。また、経験を積めば将来的に独立して働くことも可能です。ITの専門的なスキルを身につけたい方や、将来的に独立を検討している方におすすめといえます。
5.公務員(行政事務)
公務員(行政事務)とは、県庁や市役所などの地方が管轄している施設で働く仕事です。各種補助金の申請受付や住民票の発行、地域住民の相談対応など、行政に関わる幅広い業務を担当します。公務員は収入が安定していて、住居手当や地域手当などの福利厚生の手当も充実しているため、腰を据えて長く働きながら手取りアップしていけるでしょう。
なお、高卒5年目から公務員を目指すなら、各都道府県が実施している「地方公務員採用試験」を受験して合格する必要があります。筆記試験や面接があるので、公務員を目指す方は試験に向けて計画的な学習や対策をしておきましょう。
参照元
人事院
国家公務員の諸手当の概要
高卒5年目で転職するならエージェントに相談しよう
高卒5年目で転職したいと考えている方は、エージェントに相談して就活のサポートを受ける方法も選択肢の一つです。就活の悩みや希望をキャリアアドバイザーに相談すると、転職に関するアドバイスや幅広いサポートを受けられます。プロの視点をもつキャリアアドバイザーが自分の適性に合った求人を紹介してくれるため、仕事内容や職場環境に違和感を覚えにくく、長期的にキャリアを築いていける可能性があるでしょう。
また、応募書類の添削や面接対策なども充実しているので、初めて転職する方や就活の準備・対策に自信がない方も安心です。「△△業界に特化している」「若年層の転職に特化している」のように、エージェントごとに強みや特徴は異なるため、自分に合ったエージェントを探して転職活動をスムーズに進めましょう。
「高卒5年目で今の手取りに満足していない」「収入を上げるために転職したい」と考えている方は、転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、20代を中心とした若年層の就活に特化した転職エージェントです。
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履歴書や職務経歴書の基本的な書き方のアドバイスのほか、一人ひとりに合わせた面接対策も行っています。また、所要時間1分程度で自分の適性が分かる「適職診断」もおすすめです。ハタラクティブのサービスはすべて無料でご利用いただけます。まずはお気軽にご相談ください。
高卒5年目の手取り平均に関するQ&A
ここでは、高卒5年目の手取り平均についてよくある疑問をQ&A形式にまとめました。手取りについて知りたい方や転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
高卒5年目の手取り平均はいくらですか?
高卒5年目の手取り平均の目安は、約17万円(75%の場合)から約20万円(85%の場合)で、年収にすると約209万円(75%の場合)から約237万円(85%の場合)が目安です。また、性別ごとに分けると、男性は約211万円(75%の場合)から約239万円(85%の場合)、女性は約208万円(75%の場合)から約235万円(85%の場合)が平均手取りの目安とされています。
ただし、就いている職種や企業によって、手取りの平均は変わるでしょう。コラム内の「【カテゴリー別】高卒5年目の平均手取りを比較」では、企業規模や業界ごとに分けて平均手取り目安をご紹介しているので、こちらも参考としてご覧ください。
高卒5年目から転職したいです
転職を考えているなら、エージェントに相談してみる方法がおすすめです。高卒5年目の転職でおすすめの業界や職種も紹介してもらえるため、就活に対して不安がある場合も安心でしょう。
エージェントに相談すると求人紹介のほか、応募書類の書き方に関するアドバイスや面接対策など、就活にまつわる全面的なサポートを受けられます。入社後のギャップが起きにくくなるのも、エージェントを利用して就活を進めるメリットといえるでしょう。
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。