バイトを辞めたいけどお金がない…就活はどうしたら良い？退職金についても紹介

バイトが忙しくて就活が難しいのですがどうしたら良いでしょうか？

卒業後そのままフリーターになり、お金のために居酒屋で週4～6日バイトをしています。生活費を稼がないといけないので、お金のことを考えるとなかなか就活を始められません。忙しくて休みも取りづらいのですが、バイトを辞めずに就活はできますか？

フリーターの方が就活を行う場合、短期集中で行うと2～4週間で完了することもあります。その間生活できる程度のお金を貯めてから、集中して就活するのはいかがでしょうか。
また、就職エージェントを利用することで、選考対策がスムーズに進んだり、企業との面接スケジュールを代行してもらえたりするため、利用を検討してみるのもおすすめです。

就活アドバイザーに詳しく聞いてみました！

「バイトを辞めたいけどお金がない」「就活と両立するのは難しい」と悩む方もいるでしょう。そんなときは、あなたの状況に応じた選択肢を取ることが大切です。このコラムでは、「バイトを辞めて就活に専念する」、または「バイトと就活を両立させる」のどちらかを選ぶかのポイントを紹介します。さらに、就活のためにバイトをすぐ辞めることになった場合の給料や、退職金についても解説しています。

バイトを辞めたいけどお金がない場合の就活の選択肢

フリーターの方が就活を始める際は、「貯金してバイトを辞めるか、就活とバイトを並行しながら両立すべきか」と悩む方もいるでしょう。どちらを選択するかは自分の現在の状況や目標によって変わるため、慎重に考える必要があります。以下でそれぞれの方法を解説するので、自分に合った選択肢を選びましょう。

バイトを辞めて就活する

効率的に就活を進めたい方は、バイトを辞めて就活をするのがおすすめです。 特に、複数の企業に応募し、面接や説明会のスケジュールが多い場合、時間的に余裕がある方が柔軟に対応できるため、就活をスムーズに進めやすいといえます。

ただし、バイトを辞める前に生活費をカバーする最低限の貯金が必要。短期間で就活を終わらせるためにも、バイトをしている間は自己分析や企業研究をするのが望ましいでしょう。

また、就活で必要になる費用については、スーツや靴、バッグなどの服飾費に加え、履歴書や写真代、面接を受ける会社までの交通費など多岐にわたります。足りないものを揃えるお金を考慮して貯金するようにしましょう。

バイトを継続しながら就活をする

金銭的な余裕を持ちたい方は、バイトを継続しながら就活をするのがおすすめです。
バイトを続けながら就活を行う場合は、バイトの時間と就活の時間を上手に管理するスケジュール調整がカギ。日中のシフトを避けたり、土日にバイトに入るようにしたりと工夫しながら就活を進めましょう。

また、就活を始めた段階で、バイト先に相談するのも手です。そうすることで、シフトの提出期限の延長や出勤時間の変更など、バイト先のサポートを受けながら就活を進められることもあります。

バイトと就活を上手く両立させる方法は、「就活しながらバイトするのは無理？上手に両立させる方法を解説！」を参考にしてみてください。

バイトをすぐ辞めると働いた分のお金は支払われない？

就活のためにアルバイトをすぐに辞めることになったとしても、働いた分の給料は支払われます。なぜなら、「労働基準法 第24条」で賃金の支払に関する規定があり、「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と定められているからです。よって、たとえ働いた時間が短くても、働いた分の賃金は必ず支払われなくてはなりません。

賃金の未払いがあった場合は、まずは直接バイト先に未払いが事実かどうかを確認してください。支払いが遅れている正当な理由が見当たらない場合は、タイムカードや証拠を準備した上で会社と交渉しましょう。働いた分の給料が支払われない場合は、会社に賃金の請求ができます。

交渉がうまくいかない場合は、労働基準監督署に相談しましょう。労働基準監督署とは、会社が労働関係法令を守って運用しているかを監督している機関です。相談することで、賃金の未払いに関する相談に応じてくれるでしょう。
参照元
e-GOV法令検索
労働基準法（昭和二十二年法律第四十九号）

バイトを辞めると退職金は支払われる？

場合によっては、正社員だけでなくアルバイトを辞めた場合にも退職金が支払われることがあるようです。以下で解説します。

企業によっては支払われる可能性がある

企業によっては、正社員だけでなくバイトを辞めた場合にも退職金が支払われることがあります。ただし、退職金の支給は法的な義務がないため、バイトやパートに退職金が支給されなかったり、企業自体が退職金制度を設けていなかったりすることもあるでしょう。

バイトを辞める際に退職金があるか確認する方法

バイトを辞める際に退職金があるかどうか確認するには、「就業規則を確認する」「職場に直接問い合わせる」といった方法があります。以下でそれぞれを詳しく紹介します。

就業規則を確認する

退職金については、就業規則に記載されている場合があるので、一度確認してみましょう。
退職金が支給される場合は、金額の計算方法や支払時期などについても明記されている場合があるため、あわせてチェックしてみてください。

職場に直接問い合わせる

「労働基準法 第15条」では、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない」と定めており、企業は退職金についても説明の義務があります。ただし、従業員が10人未満の企業は就業規則を設けていない場合があるので、職場に直接問い合わせてみるのがおすすめです。

退職金について詳しく知りたい方は「退職金は勤続年数によって変わる？計算方法や制度について詳しく解説」のコラムを参考にしてください。
参照元
e-GOV法令検索
労働基準法（昭和二十二年法律第四十九号）

フリーターが就職先を探す3つの方法

フリーターが就職先を探すには、「就職サイトを活用する」「ハローワークを利用する」「就職エージェントに相談する」の3つの方法があります。以下で詳しく紹介します。

1.就職サイトを活用する

就職サイトには、「いつでも利用できる」「多くの求人を確認できる」というメリットがあります。また、自分の気になった求人に一度で複数エントリーできるのもメリットといえるでしょう。
就職サイトは求人の多さゆえに、自分に合った仕事を探すのが大変と感じることもあるため、自分の希望条件を整理して求人を絞るのがおすすめです。

2.ハローワークを利用する

ハローワークで求人を探すのも1つの手です。ハローワークは全国に所在しており、管轄地域の求人に強いのが特徴です。
そのため、「地元で就職したい」など、希望の地域が決まっている人におすすめといえるでしょう。また、無料の就活セミナーに参加できたり、職員によるカウンセリングを受けられたりするというメリットもあります。

3.就職エージェントに相談する

フリーターの方が就職先を探す際は、就職エージェントに相談するという方法もあります。
就職エージェントは民間企業が運営する就職支援サービスで、企業ごとに支援対象や扱う業界が異なるのが特徴です。そのため、自分に合ったサービスを選ぶことで希望に近い求人に出会いやすいのがメリットといえます。また、専任のアドバイザーに就職に関する疑問や不安を相談できるのもメリットの1つです。

フリーターの方が就職活動をする場合には、自分に合った方法で就職先を探すのが成功のポイントです。やりたい仕事を探す方法については、「したい仕事がないフリーターが就職するコツとは？おすすめの職種もご紹介！」のコラムで紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

「バイトを辞めて正社員就職を考えている」「短期集中で就活を終わらせたい」と悩む方は、若年層向け就職・転職エージェントのハタラクティブをご活用ください。
ハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、利用者の経験やスキルを活かせる求人を紹介しています。
また、面接の日程調整など企業とのやり取りを代行しているので、スケジュール調整に不安がある方も効率的に就職活動を進められます。そのほか、書類の添削や面接対策も行っているので、就職活動に自信のない方もご安心ください。
サービスの利用はすべて無料です。どうぞお気軽にお問い合わせください。

バイトを辞める際にもらえるお金に関するQ＆A

ここでは、バイトを辞める際に企業から支給されるお金に関する質問に対し、Q&A形式でお答えします。

2日で辞めたバイトの給料は支払われる？

労働日数に関わらず、働いた分の給料は支払われます。「労働基準法 第24条」では、「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と定められているため、未払いがあれば企業への請求が可能です。
給料未払いへの対処について知りたい方は、このコラムの「バイトをすぐ辞めると働いた分のお金は支払われない？」をご確認ください。
参照元
e-GOV法令検索
労働基準法（昭和二十二年法律第四十九号）

バイトは退職金をもらえる？

企業の就業規則によっては、バイトにも退職金が支払われる可能性があります。
気になる方は、就業規則を確認したり、職場に直接問い合わせたりして、確認するのがおすすめです。
退職金が出るかどうかについては「退職金のもらい方の種類とは？制度の違いや受け取れる金額の相場を知ろう」も参考にしてください。

バイトを辞めたら職場が給料を支払ってくれません

バイトの給料が支払われない場合は、一度職場に問い合わせて状況を確認しましょう。
ただし、賃金の支払いを拒否されるなどのトラブルがあった場合には、労働基準監督署に相談して、対処するのがおすすめです。
働いた分のお金の未払いについては「給料未払いで生活できない！賃金の請求方法や応じないときの相談先を解説」のコラムもご参照ください。

就活でバイトを辞めるのでお金のことが心配…

就活をスムーズに進めるためにバイトを辞めるなら、最低でも就活にかかる平均期間の2～4週間は働かなくてもいい程度の貯金をしておくのがおすすめです。就活にかかるお金も考慮して、少し余裕を持って貯金しておくのが望ましいでしょう。また、就活をスムーズに進めたい方は、就職エージェントに頼ることで、サポートが受けられるでしょう。

若年層向け就職・転職エージェントの「ハタラクティブ」では、フリーターの方に向けた求職支援を行っているので、ぜひ一度ご相談ください。