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再就職手当とは?必要書類はいつ・どこでもらえる?
更新日

この記事のまとめ
- 再就職手当には再就職手当支給申請書・採用証明書・雇用保険受給資格者証が必要
- 採用証明書は再就職先に内定が決まり次第記載してもらう
- 再就職手当支給申請書は、ハローワークへ必要書類を提出して取得できる
- 再就職手当を申請する期限は2年間あるが、就職した日の翌日から1ヶ月以内が基本
- 再就職先の会社が必要な書類を書いてくれない場合は、ハローワークに連絡する
失業給付期間中に再就職先が決まった場合、再就職手当を申請できます。しかし、受給条件や必要書類を正しく理解していないと再就職手当の手続き自体できず、給付金対象にもかかわらずもらえない場合もあるので注意が必要です。このコラムでは、再就職手当の必要書類を取得する方法についてわかりやすく解説します。再就職手当の手続きについて知り、前向きな転職を目指しましょう。
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再就職手当に必要な書類とは?
再就職手当の必要書類は「採用証明書」「再就職手当支給申請書」「雇用保険受給資格者証」「失業認定申告書」「勤務実績の証明書類」の5つです。書類の提出期限は原則再就職した日の翌日から1ヶ月までですが、時効期間である2年の間であれば申請は可能です。
まずはハローワークに報告する必要があるため、内定が決まったときは速やかに連絡しましょう。
再就職手当に必要な5つの書類
- 採用証明書
- 再就職手当支給申請書
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 勤務実績の証明書類
採用証明書
採用証明書は、就職が決まったことを証明する書類です。自身で記載する欄は支給番号と氏名や住所などの個人情報のみ。ほかの項目は再就職先に記入してもらった採用証明書を用いて、失業給付の停止と再就職手当の申請を行います。
原則、就職する日の前日までに提出が必要なため、内定が決まった場合は速やかに再就職先に記入してもらいましょう。就職日の前日までに提出できない場合は、ハローワークへ連絡し提出予定日を伝えてください。
採用証明書について詳しく知りたい方は「採用証明書とは?必要になる状況と書いてもらうタイミング」のコラムがおすすめです。
再就職手当支給申請書
再就職手当支給申請書は、入社後に再就職先が記入する書類です。再就職先に記入してもらう項目は以下となります。
引用元:ハローワーク インターネットサービス「再就職手当支給申請書」
再就職手当支給申請書は原則、就職してから1か月以内に提出することが必要です。なお「17.雇用期間」の項目で1年を超えて雇用する見込みがないと、再就職手当を受け取れません。
参照元
ハローワークインターネットサービス
就職促進給付
雇用保険受給資格者証
雇用保険受給資格者証は、失業給付の受給資格があると認定されたことを証明する書類です。再就職手当を支給する要件や支給額を決定するために使います。記載内容は以下の通りです。
- ・雇用保険の被保険者番号
- ・離職年月日
- ・基本手当日額
- ・所定給付日数
雇用保険受給資格者証は失業給付を受け取る資格があることを証明する書類で、再就職手当の受給にも用いられます。
失業認定申告書
失業認定申告書とは、失業状態であることをハローワークに認めてもらうための書類です。失業中であることを証明するための情報や、職探しの活動状況などを記入します。
勤務実績の証明書類
勤務実績の証明書類とは、再就職先で実際に働いていることを証明する書類です。
「給与明細書」や「雇用契約書」などがあり、必要な書類は手続きの内容や提出先によって異なります。
再就職手当とは
再就職手当は、失業給付を受給している間に再就職が決まった場合にもらえる手当です。給付金額は失業給付残日数の60〜70%で、いわば「就職祝い金」の意味合いで受け取れます。失業給付を受給中の求職者が「全額受給するまで就職しないでおこう」と考えて転職の機会を逃さないようにする目的で再就職手当が支給されます。再就職手当の詳細は「再就職手当支給申請書の書き方を記入例つきで紹介!」のコラムをご覧ください。
再就職手当の必要書類はどこで取得できるか
再就職手当を申請する際に必要な5つの書類がどこでもらえるかを、それぞれ以下にまとめました。
再就職手当の必要書類の取得方法
- 雇用保険受給資格者証は受給説明会で受け取る
- 採用証明書は「雇用保険受給資格者のしおり」にある
- 再就職手当支給申請書はハローワーク窓口でもらえる
- 失業認定申告書はハローワーク窓口で取得できる
- 勤務実績の証明書類は企業の総務部や人事部でもらえる
雇用保険受給資格者証は受給説明会で受け取る
雇用保険受給資格者証はハローワークで失業給付の申請手続きを行ったあと、受給説明会に参加すると受け取れます。詳しくは「雇用保険受給資格者証とは? いつどこでもらえる?発行方法や見方も解説!」のコラムに記載しています。ぜひご覧ください。
採用証明書は「雇用保険受給資格者のしおり」にある
採用証明書は失業給付の受給説明会でもらう「雇用保険受給資格者のしおり」に入っています。紛失してしまった場合は、ハローワークのWebサイトからダウンロードできるので、必要に応じて自分で準備しましょう。
再就職手当支給申請書はハローワーク窓口でもらえる
再就職手当支給申請書はハローワークの窓口で「採用証明書」「雇用保険受給資格者証」「失業認定報告書」の3点を記入して提出すると受け取れます。また、ハローワーク インターネットサービスの「再就職手当支給申請書」からもダウンロード可能です。
失業認定申告書はハローワーク窓口で取得できる
失業認定申告書は再就職手当支給申請書と同様にハローワークで受け取り可能です。ただし、受け取れるのは受給資格の決定後、ハローワークの「雇用保険受給者初回説明会」に参加するタイミングになります。
勤務実績の証明書類は企業の総務部や人事部でもらえる
勤務証明書の発行は、企業内で従業員の人事情報や個人情報を管理している総務部や人事部などでもらえます。記載事項に給与金額がある場合は、給与計算も担当している部署も関係あるため、注意しましょう。
参照元
ハローワーク インターネットサービス
就職促進給付
再就職手当申請に必要な書類を提出するときの流れ
再就職手当の申請書類を提出するときの流れについて、分かりやすく説明します。大きく分けて4ステップで完了します。
1.採用証明書をハローワークに提出する
内定が決まり次第、再就職先に採用証明書を記入してもらい、ハローワークへ提出しましょう。採用証明書は失業給付の支給残日数を割り出すために必要な書類です。再就職手当を受給するには、失業給付の支給残日数が3分の1以上である必要があります。
申請期限があるので注意
再就職手当の申請期限は、再就職した日の翌日から1ヵ月以内です。ただし、就職日の翌日から2年以内は時効期間に設定されているため申請可能です。内定から入社まで慌ただしく申請し忘れてしまった場合でも、手続き可能です。
なお、失業給付の支給残日数に応じて再就職手当は支給されます。一般的に、支給残日数が3分の1以上残っていれば60%、3分の2程度残っていれば70%の金額がもらえるでしょう。
2.ハローワークから再就職手当支給申請書を受け取る
採用証明書・雇用保険受給資格者証・失業認定報告書の3点をハローワークの窓口へ提出し、再就職手当支給申請書を受け取ります。提出が完了すれば、失業手当の支給は終了です。
3.再就職先に再就職手当支給申請書を書いてもらう
再就職先に入社後「再就職手当支給申請書」を記入してもらいましょう。加えて、再就職先が前の会社や派遣先と関連がないことを証明する書類や、勤務実績を証明する書類も記入を依頼する必要があります。再就職手当のために勤務実績を証明する必要書類は、タイムカードの写しでも問題ありません。
再就職手当の書類を会社が書いてくれないときは
再就職手当に必要な「採用証明書」や「再就職手当支給申請書」を会社が記入してくれないときは、ハローワークへ連絡しましょう。特に「採用証明書」は、入社後でないと記入してくれない会社もあるようです。提出が遅れても申請を受け付けてもらえる可能性があるので、ハローワークへ記入してもらえない事情を伝えて指示を仰いでみてください。
4.ハローワークに申請書と雇用保険受給資格者証を提出
「再就職手当支給申請書」と「雇用保険受給資格者証」をハローワークへ提出しましょう。併せて、再就職先に記載依頼していた、前の会社や派遣先と関連がないことを証明する書類や勤務実績を証明する書類も提出します。
各書類は再就職手当の認否を判断するために使用されます。書類がそろうまでは時間がかかるため、申請は余裕をもって行ないましょう。なお、郵送で再就職手当の必要書類を提出する場合は返信用封筒の準備も必要です。退職や休職をしていないとなれば、支給条件はクリアになります。その際に「就業促進手当支給決定通知書」が自宅に届きます。
再就職手当はパートや契約社員ももらえる?
再就職手当はパートや契約社員も受給できます。ハローワークインターネットサービスの「就職促進給付」によると、再就職手当の受給に雇用形態は問われないので、パートの場合も受給できます。ただし、再就職手当の受給には必要な条件があるため注意しましょう。「再就職手当はパートももらえる?受給の条件や計算方法を徹底解説!」では受給条件について解説しています。
参照元
ハローワークインターネットサービス
就職促進給付
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再就職手当に関するFAQ
再就職手当に関する疑問や悩みをQ&A方式でお答えします。
再就職手当を満額もらうには?
失業給付を1度も受給せずに再就職が決まった場合、再就職手当を満額取得できる可能性はあります。
満額もらえる可能性が高いのは、失業給付が受給できると決まり、7日間の待機期間終了後すぐに内定を獲得したケースです。満額受給の方法は「再就職手当の計算方法とは?基本手当日額や算出の仕方について解説!」のコラムでも触れています。
再就職手当の計算方法を教えてください
再就職手当の受給金額は「失業給付における基本手当の支給残日数×基本手当日額(一定上限あり)×給付率」で決まります。
給付率は失業給付の支給残日数が3分の1以上なら60%、3分の2以上なら70%の金額です。
再就職手当をもらうための条件は?
再就職手当をもらうには、以下8つの条件をすべて満たす必要があります。
- ・雇用保険の加入
- ・1年を超えて雇用されるのが確実
- ・過去3年以内に再就職手当を受給していない
- ・離職した事業所への再就職ではない
- ・待機期間7日終了後の就職
- ・離職先と再就職先が密接な関係にない
- ・失業保険の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上
- ・自己都合の退職後、待機期間後1ヶ月内でハローワークまたは職業紹介事業所の紹介により就職する
- 非正規の方も、条件を満たしていれば支給対象になります。詳細は「ハローワークで再就職手当をもらう条件は?必要書類や申請方法などを解説」のコラムでご確認ください。派遣社員の方は「再就職手当は派遣社員ももらえる?受給条件や必要書類、手続きの流れを解説」のコラムも確認しておきましょう。
参照元
厚生労働省
Q&A~労働者の皆様へ(基本手当、再就職手当)
再就職手当を多く受け取りたいけれどすぐ就職が決まるか不安です…
再就職手当のために、焦って就職先を決めるのはおすすめできません。なぜなら、急いで入社を決めた会社が自分と合わず、早期離職となってしまうリスクがあるからです。再就職のために急いで決めるのではなく、長く続けられそうな企業をしっかり考えて選びましょう。企業選びに不安の残る方はハタラクティブへご相談ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。