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清掃員になるには?あると便利な資格や仕事内容について解説
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この記事のまとめ
- 清掃員になるには特別な資格は必要ない
- 清掃員は経験者でも働きやすい仕事である
- 清掃員の仕事内容は、オフィスやビルの清掃だけでなく窓ふきや水やりなどもある
- 清掃員になるには資格不要だが、取得していると収入アップが期待できる
- 清掃員になるには、面接で清掃業への適性や興味をアピールすることが重要
清掃員になるにはどうすればよいか知りたい方に向けて、清掃員の仕事内容や求人でよく提示される労働条件について紹介します。清掃員として働く際に役立つ資格や面接でアピールできるポイントについてもまとめました。清掃員は、未経験者も目指しやすい職種です。今後、転職して清掃員になることを検討している方はぜひご覧ください。
清掃員になるにはどうすればよい?
清掃員になるのに、特別な資格は必要ありません。清掃員は主にオフィスビルやホテル、住宅などの施設・住居を管理する会社や清掃を専門とする企業が募集しています。
清掃員になるには、まずは求人サイトや施設のWebサイト、運営元企業の求人ページなどで求人を探しましょう。清掃員の仕事は、未経験でも応募できる求人が多く見受けられるのが特徴です。
清掃員以外に一人で取り組める仕事も踏まえたうえで、どうするか検討したい人もいるでしょう。一人でできる仕事について「一人でできる仕事に正社員求人はある?タイプ別におすすめの職種をご紹介」のコラムにまとめているので、仕事探しの参考にご覧ください。
自治体のゴミ収集も清掃の仕事
自治体のゴミや廃棄物を回収する「清掃作業員」も、清掃員の一種です。しかし、公務員が清掃作業員として働くよりも、自治体が民間企業に業務委託をする例のほうが多いのが実情のようです。清掃作業員に興味がある場合、自治体が業務委託している企業が求人を出していないかチェックするのが良いでしょう。清掃員の仕事内容とは?
清掃員の仕事は、担当箇所を清掃して清潔にすることです。そのほか、物品の整理整頓やゴミ回収も行います。基本的な業務は同じですが、働く場所や主な事業内容によって細かな仕事内容が異なります。
たとえば、オフィスビルが清掃現場なら床や壁、トイレといった基本的な清掃だけでなく、各オフィスのゴミ回収も行うことが多いでしょう。ホテルが清掃現場なら、客室内の清掃に加えリネン交換も担当します。
清掃員の活躍場所
清掃員はあらゆる場所で仕事を行います。駅や商業施設など公共性の高い施設からオフィスビル、学校まで働く場所はさまざまです。現場によって業務内容も変わります。
また、勤務先の会社によって働く現場が変わることも。清掃を専門とする会社に就職すると、その会社と契約している企業を巡回しながら清掃する働き方がメインになるため、毎日~数日で清掃現場が変わるのは珍しくありません。ホテルや列車内など特定の施設の現場で清掃を担当する場合は、その施設や企業に直接雇用されることが多いようです。
また、近年では共働き世帯の増加により個人宅の清掃を行う「ハウスキーパー」も注目されています。ハウスキーパーは、派遣元となる会社に勤める以外に個人で事業として行うこともできます。
清掃員の仕事内容についてさらに知りたい方は、「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人もご紹介」もご覧ください。
清掃以外の業務もある
現場によっては、清掃以外にビル内外にある植物や花壇の管理を担当することもあります。また、駅やオフィスビルなど来訪者が多い場所では、通行人などから道を聞かれることもあるでしょう。後者は明確な業務内容として盛り込まれていないことが多いとはいえ、そうした機会がある可能性があることは考慮しておいたほうがベターです。清掃員の仕事の条件
清掃員は雇用形態によって労働条件が異なります。正社員の場合は一般的な仕事と同様に「実働8時間」「(完全)週休2日制」などがほとんどです。交通費やボーナスについては、会社によって異なります。
清掃員の収入
厚生労働省が実施した「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、清掃員が該当する「サービス業(他に分類されないもの)」の平均賃金は男性が307.6千円、女性で246.0千円でした。
同調査による男性の平均賃金が350.9千円、女性が262.6千円なので、平均より低いことがわかります。アルバイトやパートなどの非正規として働く人が多く、業界全体として賃金が低い傾向にあることが要因として考えられるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
総務省
日本標準産業分類
清掃員の勤務条件
正社員であれば、実働8時間・週休2日が多いです。勤務地は「清掃員の活躍場所」でも解説したように会社によって異なります。たとえば、施設に直接雇用されている場合は特定の施設、清掃会社に雇用されている場合は複数の施設で勤務します。
また、勤務地に関わらず人が少ない時間帯に作業することが多いため、一般的な仕事に比べて「朝6時から」など勤務時間帯が早いことも珍しくありません。
清掃員としての働き方やメリットについてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「清掃員は正社員で働くときつい?仕事内容やメリットを解説!」もご覧ください。こちらでは平均給与も紹介しているため、清掃員の年収が気になっている方もチェックしてみましょう。
清掃員に向いている人
清掃員は、スキルよりも体力や集中力が求められる仕事です。また、早朝や深夜に働くことも多いため、柔軟な対応ができる人も向いているでしょう。そのほか、清掃員に必要な要素をまとめました。
細かく気づく人
清掃員は、担当する施設を清潔に保つことが仕事です。特に不特定多数の人が利用する施設は清掃箇所も増えるため、細かな点にも気づいて自発的に作業できる人が向いています。
ルーティーン作業が苦にならない人
清掃員の仕事は基本的には清掃を繰り返します。また、決まった時間にゴミ回収に行くなどルーティーン化されている業務も多いので、画一的な作業が苦にならない人におすすめです。
体力のある人
重い清掃道具を運んだり、一日中立ったり座ったりを繰り返したりと、清掃員は体力を必要とします。体力面に自信のある方は、挑戦してみると良いでしょう。
一人で作業したい人
チームを組んで清掃業務をすることもありますが、基本的には自分の担当箇所を一人で清掃します。一人で黙々と作業する時間が多いので、一人で仕事をするのが好きな人やコツコツ取り組める人におすすめです。
清掃員になろうか悩んでいる方で、清掃業が向いていない人の特徴を知りたい場合は「清掃業に向いてない人とは?意外と知らない業務内容を理解しよう」もあわせてご覧ください。
清掃員になるには?持っているとよい4つの資格
清掃員におすすめの資格は「ビルクリーニング技能検定」「清掃作業監督者」などです。清掃員になるために特別な能力や資格は必要ありませんが、自分のスキルを高めるほか、収入アップにつながる可能性があります。ぜひ取得を検討してみましょう。
1.普通自動車運転免許
清掃員になるために必須の資格ではありませんが、普通自動車運転免許は持っておくと良いでしょう。業務を行う場所までは車での移動としている会社もあります。運転免許を持っていると運転要員も兼ねて優先的に任せてもらえたり、一人だけでも仕事を担当させてもらえたりするでしょう。
また、清掃にあたり、必要となる道具は多くあります。道具を会社から運ばなければならないという意味でも、運転免許のある人材は重宝されるでしょう。会社によっては運転免許が応募の必須条件になっていることもあるので、求人情報をよく確認して応募することが重要です。
2.ビルクリーニング技能士
ビルの清掃員として働く際に非常に有用な資格が「ビルクリーニング技能士」です。
ビルクリーニング技能士は厚生労働省が認定するビルクリーニング作業に関する国家資格で、3級から1級までの種類があります。3級は初心者でも受験でき、1級を取得すると清掃作業監督者として働ける資格です。
ビル清掃の知識のみならず、清掃用具や洗剤、床維持剤などの性質や用い方を習得できます。試験は学科試験と実技試験の2種類を受験しなければなりません。2級と1級は実務経験が必要となるので、実際に清掃員として働きながら取得するのがおすすめです。
3.建築物環境衛生管理技術者
商業施設やビルなどの清掃員として働くために役立つ資格が「建築物環境衛生管理技術者」です。「ビル管理技術者」「ビル管」などとも呼ばれるもので、商業施設やオフィスビルなどの清掃には必ず配置しなければならない国家資格となっています。
大規模な施設の清掃を請け負っている会社にとっては必要な人材なので、建築物環境衛生管理技術者を取得しておくと清掃員として応募できる求人の幅が大きく広がるでしょう。
建築物環境衛生管理技術者の取得方法は2つあり、2年以上の実務経験を積んだうえで試験に合格するか101時間の講習を受講する必要があります。実務経験が必須なので、こちらも清掃員として働きながら取得を目指すことになるでしょう。
4.清掃作業監督者
清掃員としてより一層高いスキルを得たいのであれば、清掃作業監督者の資格を取得することもできます。清掃作業監督者とは、建築物清掃業の監督として働ける資格です。資格取得自体はそれほど難しいわけではなく、2日間の講習と試験のみとなっています。
ただし、受験資格が、1級ビルクリーニング技能士もしくは建築物環境衛生管理技術者の資格を取得していることとされています。清掃作業監督者の資格取得までにはある程度の時間がかかると考えておいた方が良いでしょう。
清掃員として役立つ資格についてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「清掃の仕事に役立つおすすめの資格一覧と難易度を紹介!」もご覧ください。
清掃員の面接でのポイント
正社員の清掃員になるには、面接をクリアしなければなりません。清掃業界は人手不足ということもあり、他の業種と比べて合格率が高いといわれています。ただし、選考で絶対に落ちないというわけではありません。書類選考や面接で落ちることがないようしっかりと準備することが必要です。
特に清掃員になるための面接では、清掃業務に対する興味や関心、適性をアピールすることが重要となります。たとえば、きれい好きや掃除好きはもちろん、コツコツと物事を行うのが得意、根気強く物事に取り組むのが好きといった性格もアピールポイントとなるでしょう。
さらに、体力に自信があることや健康体であることも清掃業に向いていることをアピールするうえで重要です。清掃員の仕事は体力が必要になることも多いので、企業側にとっても魅力的な人材に映ります。将来的に資格を取得することも含めて、仕事に対して真摯な姿勢や熱意をアピールしましょう。
大学を中退していても清掃業の正社員になれるのか疑問に感じている方は「大学中退から清掃業の正社員になれる?仕事内容や求められるスキルを紹介」をあわせて確認することをおすすめします。
清掃員だけでなく、「一人でできる正社員の仕事」「ルーティーンワークな仕事」など、希望する仕事がなかなか見つからないなら、正社員就職支援を行っているハタラクティブにご相談ください。専任の就職アドバイザーが、ご希望や適性からぴったりの求人をご紹介いたします。掲載企業を訪問しているので、求人情報からは分かりにくい「業務の詳細」や「勤務条件」について詳しくお伝えできるのが強み。初めての就職でも安心できる、きめ細やかなサービスが特徴です。就職に関するお悩みなら、ハタラクティブにお気軽にご相談ください。
清掃員になりたい方に向けたQ&A
ここでは、清掃員になるには何をしたら良いか悩んでいる方に向けて、疑問や不安にQ&A方式で回答していきます。
清掃業には資格なしでも就職できますか?
清掃員になるために特別な資格はいりません。学歴不問の求人も多いため、未経験でもチャレンジしやすい仕事といえます。しかし、資格を取得すると年収アップや転職に役立つケースもあるため、必須ではなくとも取得するのがおすすめです。
清掃員のやりがいは何ですか?
汚れていた部屋がきれいになると達成感があります。また、清掃スキルが身につくため普段の生活でも活かせるようになるでしょう。丁寧に心を込めて清掃を行っていると、お客さまから感謝の言葉をもらえることもあります。お客さまが満足する清掃を行うこともやりがいの一つといえるでしょう。
清掃業の中でも特殊清掃員とはどんな仕事ですか?
特殊清掃員とは、亡くなった人の遺体があった部屋の清掃を行う仕事です。専門的な技術が必要な仕事で、専用の機材を用いて部屋の清掃を行います。また、業務によっては害虫駆除や臭いの除去、滅菌から、遺品整理やご供養の手配も必要です。
特殊清掃員をはじめとした少し珍しい仕事を知りたい方は「珍しい職業32選!高収入&正社員として働ける職種や求人の探し方も紹介!」もあわせてご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。