ニートから公務員に一発逆転?向いてる人の特徴や目指す前に確認したいこと

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この記事のまとめ

  • 公務員の試験は学歴や職歴が問われないため、ニートの方も目指せる
  • ニートから公務員を目指す人は、年齢制限や各自治体の採用倍率を事前に確認しよう
  • ニートの方が公務員試験を突破するには、募集要項の確認が大切
  • ニートから公務員を目指すメリットは「雇用が安定する」「社会的信用が得られる」など
  • ニートの方は、公務員に限らず「自分に合った就職先を見つける」のが重要

ニートの方のなかには、「安定を求めて公務員になりたい」という人もいるでしょう。このコラムでは、「ニートは公務員になれる?」という疑問について解説します。結論からいうと、ニートから公務員になるのは可能です。ただし、年齢制限があるなどの注意点もあります。公務員試験を突破するためのコツをはじめ、ニートから公務員を目指すうえで事前に確認したいことについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ニートから公務員になれる?

ニートから公務員になるのは可能です。公務員は、「職歴がないと無理」「学歴がないと受験できない」というわけではありません。ただし、公務員試験に合格するには、選考を受けるほかの人と戦う必要があります。なかには、「試験の難易度が高いと感じる」「面接でニートの期間を上手にアピールできない」など選考で苦戦し、「ニートはほかの人よりも不利だ」と感じる人もいるでしょう。しかし反対に、「試験勉強に力を入れる」「ニートの期間を上手にアピールする」などの対策が十分にできれば、公務員になれる可能性は高まるといえます。公務員試験の効果的な対策については後述するので、ぜひ参考にしてみてください。

職歴・学歴を問わず挑戦できる

公務員は、職歴・学歴を問わず誰でも目指せます。なお、公務員とは、国民や市区町村の住民のために業務を行う公共性のある仕事のことです。採用においても公平性を重視しており、職歴や学歴で合否を分けることは差別として法律で禁じられています。そのため、ニートの方も、これまでの職歴や学歴が選考結果に直結することはありません。
ただし、公務員の合格者には大卒の割合が多いという側面もあるようです。これには、「学歴を積んできたことで勉強への抵抗が少なく、公務員試験に比較的受かりやすい」「大学生活でのアピール要素が豊富」などの理由が考えられるでしょう。前述したように、「試験を突破する」「アピール要素をつくる」などの対策が万全にできれば、公務員になれる可能性は高まるといえます。

ニートから公務員を目指すなら確認したい3つのこと

ニートから公務員を目指す人は、「年齢制限」「試験区分」「各自治体の採用倍率」の3つを事前に確認するようにしましょう。

1.年齢制限

ニートから公務員を目指す方は、年齢に注意が必要です。公務員の場合は、ほとんどの試験が30歳までしか受験できません。30歳以上で受験できる試験は非常に限られています。ただし、自治体や職種によって上限年齢を高めに設定していることもあるので、就職を目指している自治体の募集要項を必ず確認しましょう。
公務員の年齢制限について詳しく知りたいニートの方は、「高卒で公務員になるためには年齢制限がある?」をご覧ください。

2.試験区分

公務員になるには「公務員試験」に合格する必要があります。公務員試験の特徴は「学力」によって種類が分類されていることです。ニートの方も、「高卒程度区分試験」や「大卒程度区分試験」を受けて合格することで、自分の学力を証明します。試験区分について、以下で見ていきましょう。

高卒程度区分試験

高卒程度区分試験は、高校卒業程度の学力がある人が受験する試験です。自治体によっては初級試験やⅢ類試験と呼ばれることもあります。

短大専門卒程度区分試験

短大専門卒程度区分試験は、短大・専門学校を卒業した人や同等の学力のある人が受ける試験です。中級試験やⅡ類試験とも呼ばれます。

大卒程度区分試験

大卒程度区分試験は、大学を卒業した人や同等の学力がある人が対象の試験です。上級試験やⅠ類試験とも呼ばれます。

公務員試験の区分は学歴を示すわけではない!

上記の区分は「学力」によるもので、最終学歴を意味するのではありません。そのため、制度上では高卒で上級試験を目指すことも可能です。ただし、難易度は、学力の区分が上がるごとに上昇していきます。合格するには、しっかりと勉強して備えることが大切です。
公務員試験について詳しく知りたいニートの方は「公務員試験って難しいの?公務員と民間企業の違いや対策法をご紹介」もあわせて参考にしてください。

3.各自治体の採用倍率

公務員試験を受ける前に、自分が就職を希望する自治体の採用倍率を確認しておきましょう。公務員の採用倍率は基本的に高い傾向があり、「試験に合格するには経歴よりも倍率が重要」という意見も見られるほど。そのため、確実にニートから公務員を目指したいのであれば、合格しやすい自治体や職種を選ぶこともポイントといえます。
たとえば、東京都職員採用の「令和3年度職員採用試験(選考)実施状況」を参考に、東京都のⅢ類採用試験(学歴不問、受験年齢制限18~21歳)の合格率を見てみましょう。

職種 倍率 受験者数 合格者数
事務 14.7倍 574人 39人
土木 2.6倍 67人 26人
電気 1.9倍 27人 14人

引用:令和3年度職員採用試験(選考)実施状況

上記の表を見ると、専門知識を問われない事務系職種の倍率の高さが分かります。同じ公務員でも、土木や電気などの技術職の方が、合格しやすいといえるでしょう。「国家公務員より地方公務員の方が難易度が低い」とイメージする人も多いようですが、一概にそうとはいえません。自分の希望と倍率の傾向を照らし合わせたうえで、就職までのプランを練るのが望ましいでしょう。

参照元
東京都職員採用
試験選考実施状況

ニートが公務員試験を突破するには

ニートから公務員を目指す場合、試験の対策が重要です。前述したとおり、公務員は、応募する自治体や職種によっては採用倍率が非常に高くなります。高倍率の選考をクリアするためにも、試験の内容や合格に近づくためのポイントを押さえておきましょう。

【一次試験】内容と対策

多くの自治体は、公務員の一次試験として筆記試験を実施します。回答形式は、択一と記述の両方です。公務員の筆記試験では、「一般知能」と「一般知識」が問われます。一般知能では、「数的処理」と「文章理解」の2つの分野に関する問題が出題。一方、一般知識では、「人文科学」「自然科学」「社会科学」「時事問題」の4つの分野から出題されます。
合格するには、およそ6割の得点が必要といわれており、「苦手分野は基礎的な勉強に力を入れる」「理数系が苦手な人は暗記分野で得点を稼ぐ」など工夫が必要でしょう。また、建築土木や機械などの技術系職種や、経済学や法律の知識が必要な行政系職種を目指す場合は、「専門科目」が出題されます。専門科目の試験に関しては、7割が合格ラインの目安です。

応募する自治体の下調べが大切

筆記試験の対策のポイントは、応募したい自治体の募集要項をよく確認すること。各自治体により、試験の出題範囲や試験の傾向が異なります。勉強を効率よくするためにも、必ず事前にチェックするようにしましょう。公務員試験の日程や大まかな試験内容を把握すれば、勉強のペースや重点的に勉強すべき部分などの計画が立てやすくなるはずです。

予備校に通って勉強するのもおすすめ

1人で公務員の試験勉強を進められるか不安なニートの方は、予備校に通うのも一つの手です。学費は発生してしまいますが、「試験に出やすいポイントを教えてくれる」「モチベーションが保たれやすい」など、独学では得られにくいメリットがあります。

【二次試験】内容と対策

公務員の二次試験では、多くの自治体が面接を実施します。ただし、グループディスカッションやプレゼンテーションなどを行う自治体もあるので、募集要項を確認しておくことが重要です。それぞれの面接形式に合った対策を取りましょう。
グループディスカッションについて知りたいというニートの方は、「グループディスカッションを行う意味とは?進め方や対策のコツをご紹介」を参考にしてください。

面接ではニートや浪人生になった理由がカギ

浪人生やニートの場合、面接で「浪人した理由」や「ニートになった経緯」を問われやすいため、対策が必要です。事前に準備しておきましょう。たとえば、ニートの方の場合、「何もせず家にいた」と述べてしまうと、面接官に好印象を与えられません。「試験勉強をしていた」「職業訓練に通っていた」など、ポジティブな説明であることが望ましいでしょう。ただし、嘘を付くのは好ましくありません。事実に基づきながら、できる限りポジティブな表現ができないかを考えてみましょう。
「空白期間を聞かれたときの対策が知りたい」というニートの方は、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」をご覧ください。

公務員の採用面接では前向きな姿勢を心掛けよう

前向きな姿勢は、公務員の採用面接において最も重要なポイントの一つです。自信をもって、ハキハキと質問に回答することで、面接官に好印象を与えられるでしょう。
ニートであることに負い目を感じて萎縮してしまうと、言動に自信のなさが表れてしまいます。しかし、多くの面接官は、やる気や自信がある人を公務員として採用したいと思うものです。二次試験にたどり着けたことに誇りを持ち、堂々とした態度で臨みましょう。

ニートが公務員になる4つのメリット

公務員になると、「雇用が安定する」「社会的信用が得られる」などのメリットがあります。「公務員は安定している」という漠然なイメージを抱いているニートの方は、ここで紹介する4つのメリットをチェックしておきましょう。

1.雇用が安定する

公務員最大の魅力ともいえるのが雇用の安定性です。「就職するなら長く働けるところが良い」と考えるニートも少なくないでしょう。公務員は、民間企業のような倒産や解雇などの心配がまずないため、安心して長く働けます。雇用が安定していることで、将来の計画が立てやすくなるのもメリットといえるでしょう。

2.給与が安定する

公務員は、給与も安定しています。勤続年数を重ねるごとに確実に昇給していき、ボーナスも支給されるため、一定の収入を得続けたいニートの方におすすめです。経済状況によって給与を下げられることがそれほどないのも、公務員の特徴でしょう。

3.退職金が受け取れる

退職金を受け取れるのも、公務員になるメリットの一つです。退職金について定めた法律はないため、民間企業の中には退職金制度を設けていないところもあります。しかし、公務員の場合は、定年まで勤めれば比較的高額な退職金が支給されるため、老後の生活にも余裕が持てるでしょう。公務員の退職金が気になるニートの方は、「公務員の退職金はどのくらい?どうやって決まるの?」をご覧ください。

4.社会的信用が得られる

雇用と給与に安定があるため、公務員になれば社会的信用を得られます。ニートの場合ハードルが上がりやすい「ローンを組むこと」や「クレジットカードを作ること」も、社会的信用が得られることで、実現しやすいでしょう。社会的信用を得られにくいことでお悩みのニートの方は、「ニートが抱える悩み…解決の糸口をつかむには?」のコラムもお役立てください。

ニートから公務員を目指すときの4つの注意点

ニートから公務員を目指すうえでの注意点は、「公務員試験合格のハードルが高い」「公務員からの転職が難しくなる可能性がある」などいくつかあります。前項では公務員になるメリットを説明しましたが、以下で紹介する注意点も把握したうえで、ニートから公務員を目指すようにしましょう。

1.公務員試験合格のハードルが高い

公務員試験に合格する難易度は高いといえます。公務員試験に合格するには、ある程度の時間を要するでしょう。初年度の試験に合格できない人も多く、「合格までには2~3年かかると覚悟しておくべき」という意見も。民間企業の選考であれば、これほどの時間を要することはないでしょう。
不合格を繰り返した結果、年齢制限により再受験できなくなったり、再びニート期間を迎えてしまったりする恐れも。合格できなかった場合のリスクも踏まえたうえで、挑戦する必要があります。

2.収入アップに時間がかかる

公務員は、実力主義よりも年功序列の傾向が強く、収入アップに時間がかかりやすいでしょう。長く勤めることで昇給や昇格はしていく一方で、個人の実力や仕事の成果が評価に反映されにくいようです。以下のグラフは、総務省「令和2年地方公務員給与の実態(第6表)」の一般行政職の平均給料を学歴別に表したものです。

勤続年数 大学卒 高校卒
1年未満 186,456円 153,712円
5年以上7年未満 225,556円 190,335円
10年以上15年未満 278,646円 237,852円

引用:令和2年地方公務員給与の実態(第6表)

長く働いていけば給料は上がるものの、それほど急激に上がることはありません。また、高卒より大卒のほうが給料が高いことが分かります。給与額に希望があるニートの方は、事前に公務員の給与を確認しておくと良いでしょう。

参照元
総務省
令和2年地方公務員給与の実態

3.仕事への満足度が低くなる場合もある

前述の「収入アップに時間がかかる」ことは、仕事の満足度の低さにも影響します。年功序列で給与や立場が上がるということは、仕事での成果や努力は昇給や昇格に反映されにくいということです。また、各自治体によっても異なりますが、公務員はマニュアルや前年度の事例をもとに業務をこなすことが多く、ルーティーンワークとなりやすい傾向にあります。
このような状況から、公務員の仕事にはやりがいがないと感じ、満足度が低くなる人もいるようです。「努力を評価してほしい」「新しいことをしたい」など、仕事にやりがいを求めたいニートの方にとっては、デメリットになるでしょう。

4.民間企業へ転職するハードルが上がりやすい

公務員の場合、「ルーティーンワークが多い」「頑張りが昇給や昇格に繋がりにくい」などの理由から、民間で必要とされるスキルが身につきにくいと考えられます。したがって、面接でアピールできるスキルや功績が少なく、転職が難しくなりやすいでしょう。公務員から転職する場合について気になるニートの方は「公務員から民間企業に転職したい!決断は早めに下そう」を参考にご覧ください。

公務員に向いているニートの特徴

「安定が大事」「決められた仕事をしたい」というニートの方は、公務員に向いているといえるでしょう。公務員になるには、「試験勉強の時間が必要」「合格するには2年や3年かかる場合もある」など、多くの時間が必要になります。そのため、公務員になってから「やっぱり向いていなかった」と思うのはもったいないことです。この項で公務員に向いている人の特徴をチェックして、後悔のない選択をしましょう。

安定して働きたい人

「安定して働くこと」を重要視しているニートの方は、公務員に向いているでしょう。前述したように、公務員は雇用や給与が安定しており、退職金制度もあるなど金銭面での心配がありません。これらにメリットを感じるニートの方は、公務員として働いてからも、仕事に対する満足度が高いといえます。

ルーティンワークを好む人

「決められた仕事を淡々とこなしたい」というニートの方は、公務員に向いているといえます。公務員の仕事は、自分の裁量で決められることが少なく、ルールに則って業務をこなすのが基本です。これを「やりがいがない」と捉える人には、公務員に向いていないといえるでしょう。
「誰かの指示に従って仕事する方が好き」という人であれば、公務員の仕事を退屈と感じることなく働けるはずです。ルーティンワークに向いている人の特徴は「ルーティンワークの意味とは?仕事内容や向いている人の特徴を紹介!」でもまとめているので、あわせてご覧ください。

ニートは公務員に限らず自分に合った就職先を探そう

ニートの方は、公務員に限らず「自分に合った就職先を見つける」のが重要です。公務員だけでなく、民間企業を検討してみるのも1つの選択肢でしょう。「自分に合った就職先を見つけたい」「公務員試験に落ちた場合に備えたい」というニートの方は、就職エージェントを利用しながら効率的に就職活動を行うのがおすすめです。視野を広く持ち、気持ちに余裕を持ったほうが、結果的に公務員試験も上手くいきやすくなる可能性もあるでしょう。

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ニートから公務員になることに関するQ&A

ここでは、ニートが公務員を目指すときの不安や疑問をQ&A方式で解決します。

ニートから公務員になれますか?

公務員試験に合格できれば、ニートから公務員になることは可能です。公務員になるのに職歴・学歴による制限はありません。公務員の試験や種類については「公務員に転職したい!応募条件や成功のポイントを解説」をご覧ください。
就職を考えているニートの方は公務員に限らず、自分に合った就職先を探すのが大事です。民間企業も視野に入れて検討してみるのも良いでしょう。若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブは、未経験歓迎の求人も豊富でニートの方にもおすすめです。お気軽にご相談ください。

中卒も公務員になれますか?

中卒の方も公務員になれます。公務員試験には「大学卒業程度」「高校卒業程度」といった区分があります。これは大学や高校の卒業が条件というわけではなく、試験問題が大学・高校卒業レベルであるという意味です。問題を解ける学力さえあれば、実際に学校を卒業しているかどうかは問われません。「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」のコラムでは、学歴と公務員の関係について、データを用いて分かりやすく解説しています。こちらもご参考ください。

公務員に年齢制限はありますか?

国家公務員では、30歳が年齢制限となる場合が多いようです。地方公務員の年齢制限は各自治体によりますが、多いのは25~30歳。同じ地方公務員でも、試験の区分で年齢制限が異なる場合もあるので、事前によく調べましょう。年齢制限については、「ニートから公務員になれる?試験の内容や面接のコツ、注意点を徹底網羅!」で詳しく説明しています。

公務員になるにはどうやって勉強すれば良いですか?

公務員試験の勉強をするには、「独学」「スクールに通う」の2つの方法が挙げられます。公務員試験は科目数が多いため、計画的に勉強することが大切です。公務員試験に必要な勉強時間の目安は、1000~1500時間ほどといわれています。「苦手な科目は早く対策を始める」というように、自分に合った年間スケジュールを立てましょう。「独学」と「スクールに通う」のどちらが良いのか気になる方は、「フリーターから公務員になれる?勉強方法や注意点もあわせて紹介」のコラムも参考になるので、お役立てください。

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