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履歴書の職歴はどう書く?書き方のポイントや状況別の例をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 履歴書の職歴欄は、基本的にすべての職歴を時系列に沿って書く
- 履歴書の職歴欄では、会社名や所属部署名は省略せずに正式名称で記載する
- 履歴書の職歴欄には、「正社員」「契約社員」「派遣社員」の経歴を書くのが基本
- アピール材料にできる・空白期間が長くなるなどの場合、アルバイト歴を記入しても良い
- 職歴の詳細は履歴書ではなく職務経歴書を用意して記載する
「履歴書の職歴はどこまで書けば良いの?」とお悩みの方もいるでしょう。履歴書の職歴欄には、これまでの職歴をすべて書くのが基本といえます。応募先企業に分かりやすく伝わるように簡潔に記載しましょう。
このコラムでは、履歴書に記入する職歴の書き方を解説しています。状況別で正社員以外の職歴の書き方についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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履歴書への一般的な職歴の書き方
ここでは、履歴書への一般的な職歴の書き方の例をご紹介します。正しい書き方で、自身の職歴を効果的にアピールしましょう。
記入例
履歴書に職歴を記入する際は下記の書き方を参考にしてみてください。
職歴
20××年4月 〇〇株式会社 入社
〇〇株式会社営業部配属 法人営業を担当
20××年7月 〇〇株式会社 退職
20××年8月 株式会社〇〇 入社
株式会社〇〇営業部配属 個人営業、新人教育を担当
現在に至る
以上
履歴書は手書きやパソコンで作成することが多いでしょう。どちらで書けば良いかお悩みの方は、「履歴書はパソコンと手書きのどっちで作成すべき?作り方の注意点も解説」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
履歴書の職歴欄を記入するときの9ステップ
履歴書の職歴欄には、すべての職歴を省略せず記載するのが基本です。また、会社名や所属部署名なども略さず正式名称を書きましょう。以下にて、詳しく説明していきます。
1.学歴欄から一行あけて「職歴」と記入する
履歴書に職歴を書く際は、学歴欄から一行あけ、次の行の真ん中に「職歴」という見出しを記載します。「職歴」と書いた次の行から職歴の内容を記入しましょう。
2.年号を和暦・西暦のどちらかに合わせる
職歴欄の日付を記入する際は、年号を和暦・西暦のどちらかに合わせましょう。和暦と西暦が混在してしまうと、「見にくい履歴書」と採用担当者が感じてしまう可能性があるため、履歴書の学歴・職歴、生年月日、資格・免許などは、すべて統一するのがマナーです。企業から特に指示がなければ、和暦・西暦で自分の書きやすい表記を選んで記入しましょう。
3.会社名や所属部署名は省略せず記入する
「〇〇株式会社 △△部□□課へ配属」のように、会社名、所属部署名は省略せずに正式名称で記載します。株式会社は(株)と略してしまいがちなので気を付けましょう。また、会社名を略称で覚えている可能性も考えられるため、履歴書に職歴を記載する前に会社のWebサイトや求人情報で事前に確認することをおすすめします。
4.すべての職歴を時系列順に記入する
履歴書の職歴欄には学歴と同様、時系列で記入しましょう。短期間の勤務であっても、省略せずすべての職歴を記載するのが基本的なマナーです。また、異動があった場合は、部署名・異動年月も記入しましょう。
5.簡単な業務内容を記入する
所属部署の後に続けるか、もしくは改行をしてから、これまでの勤め先で担当していた業務内容を端的に記載します。応募先に関係する仕事なら強調して書いてもOKです。詳しい職務内容は職務経歴書に記載するのが一般的なので簡潔にまとめましょう。
6.入社・退職の年月を正確に記入する
入社・退職の年月は正確に記入しましょう。故意でなくても、誤りが発覚すれば、応募先企業から「職歴の詐称をしたのではないか」と信用を無くすことにつながります。年月を正確に覚えていない場合は、退職届や源泉徴収票を確認すると良いでしょう。
7.退職理由は結論だけ記入する
何か理由があって退職をした場合でも、結論だけ記入しましょう。詳しい退職理由は面接時に聞かれる可能性が高く、履歴書の職歴欄に記入する必要がないためです。また、退職理由はネガティブな表現を避け、ポジティブな言い回しで記入しましょう。
8.経歴の最後に結びを書く
「結び」とは、締めくくりの言葉を意味します。経歴(学歴・職歴)の結びは、記載した全職歴の1番下に書きましょう。
在職中の場合、現在働いている会社の入社日を記載した次の行に、左詰めで「現在に至る」と記入します。社名と同じ行に「現在在職中」と書くのもOKです。離職中の場合は、最後に退職した企業について「退職」と記入するのみにとどめ、「現在に至る」は書かないのが一般的といえます。結びを書いたあとは、次の段に右寄せで「以上」と記載してください。
9.アルバイト歴は基本的に記入しない
「職歴」は正社員としての経歴を指すため、履歴書の職歴欄にはアルバイトやパート歴は記入しないのが一般的です。ただし、アルバイトの就業経験しかなかったり、応募先企業と関連のある業界や職種でアルバイトとして働いた経験があったりする場合は、アピール材料になるので記載しても問題ありません。
また、アルバイトの経験を記載しないと空白の期間が長くなってしまうときも、「職歴のブランク期間に何をしていたのか」と採用担当者が疑問を持つ可能性があるため、アルバイト歴を記入した方が良いでしょう。
アルバイトを職歴欄に書くなら、「職歴がアルバイトのみ…履歴書や職務経歴書の書き方を詳しく解説」のコラムも参考になります。ぜひご確認ください。
職歴が多いときはどこまで書く?
職歴が多いときも、「履歴書への一般的な職歴の書き方」で解説したように、省略せずすべて記載するのが基本です。また、昇格や部署移動など、職務に変化があった場合もすべて記載しましょう。職歴が多過ぎて履歴書の記入欄に書ききれない場合は、「入社・退職を同じ行に続けて記入する」「応募先と関連が薄いものは省略する」「職歴記入欄が多い履歴書を用意する」といった対処方法もあります。
【状況別】履歴書に職歴を書く際の具体的な例5選
ここでは、履歴書に職歴を書く際の具体的な例を状況別にご紹介します。現在の自分の状況と照らし合わせて記入しましょう。
在職中の場合
在職中の場合、履歴書の職歴欄は以下のように記載すると良いでしょう。
<記入例>
20××年4月 株式会社〇〇 入社
〇〇支社人事部配属 中途採用を担当
20××年9月 人事部 主任に昇進
現在に至る
履歴書を作成した時点で在職中の場合、職歴欄に入社情報や配属部署などを記入し、改行したうえで、「現在に至る」もしくは「在職中」と記載します。さらに改行し右揃えで「以上」と結びます。
行数が足りない場合は、「現在に至る」を左揃え、「以上」を右揃えで記入しましょう。
退職予定日が決まっている場合
退職予定日が決まっている場合は、以下の例を参考に記載しましょう。
<記入例>
20××年4月 〇〇株式会社 入社
〇〇株式会社営業部配属 法人営業を担当
現在に至る(20××年××月××日 退職予定)
在職中で履歴書を作成する時点で、退職予定日が決まっている場合、先述のように、職歴欄に職歴を記入し、改行後に「現在に至る(20××年 ××月××日 退職予定)」と記入しましょう。最後に一度改行し、右揃えで「以上」と結びます。
また、いつから就業可能か日程が分かっている場合は、「現在に至る(20××年 ××月××日 退職予定)」から続けて、「20××年 ××月××日より就業可能」のように記入すると、採用担当者にいつから働けるのか伝えやすくなります。
職歴が正社員以外の場合
前項では、基本的に職歴欄に書くのは正社員としての勤務歴のみと説明しましたが、契約社員と派遣社員については職歴欄に記載して問題のない雇用形態です。また、アルバイト経験しかない場合や、応募先の企業と関連が深いアルバイト経験がある場合なども積極的に記載することをおすすめします。職歴を記入する際は、どのような雇用形態で働いていたのかを必ず記載しましょう。
アルバイト・パートの職歴経験
アルバイト・パートの職歴がある方は、以下の例のように記載すると良いでしょう。
<記入例>
20××年4月 株式会社〇〇 入社(パートタイムとして勤務)
〇〇店配属 接客業務を担当
20××年9月 〇〇株式会社 退職
現在に至る
アルバイト・パートの職歴についても、「履歴書への一般的な職歴の書き方」で解説した書き方と同様で問題ありません。「〇〇株式会社 入社(パートタイムとして勤務)」「〇〇株式会社 入社(アルバイトとして入社)」のように雇用形態をしっかり明記するのがポイントです。また、多数のアルバイト経験がある場合は、漏れなく時系列順に記入しましょう。
契約社員の職歴
契約社員としての職歴は、以下の例を参考に記載すると良いでしょう。
<記入例>
20××年4月 株式会社〇〇 入社(契約社員として勤務)
〇〇営業所総務部配属 事務を担当
20××年7月 同社、正社員採用
現在に至る
契約社員の場合も「〇〇株式会社 入社(契約社員として勤務)」または「〇〇株式会社(契約社員)」のように、勤務形態をしっかり記入します。契約社員から正社員に採用された場合は、「同社、正社員採用」と忘れずに記入しましょう。契約社員から正社員への採用が認められた実績は、評価の対象になります。
派遣社員の職歴
派遣社員としての職歴を記載する際は、以下の例を参考にしましょう。
<記入例>
20××年4月 〇〇株式会社に登録
株式会社〇〇 入社(派遣社員として勤務)
〇〇支店営業部配属 法人営業を担当20××年3月 契約期間満了につき退職
現在に至る
派遣社員の場合、派遣会社の会社名を記入し、「入社」ではなく「〇〇派遣会社に登録」や「〇〇株式会社にて事務職として勤務」、あるいは簡潔に「〇〇株式会社に派遣社員として入社」と記載します。 退職した際は、「契約期間満了につき退職」と記入しましょう。
契約社員と派遣社員の違い
契約社員は、企業に直接雇われる雇用形態です。一方、派遣社員は、派遣元の企業と雇用契約を結び、派遣元企業から就業先に派遣される間接契約を指します。どちらの雇用形態が自分に向いているかを判断するためには、やりたい仕事や将来のキャリアプランを定めておくことが重要です。詳しくは「派遣社員と契約社員の違いって?メリットや契約切り替え時の注意点を解説!」で解説しています。それぞれのメリットや向いているタイプを分かりやすくまとめているので、ぜひ目を通してみてください。
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書の職歴欄では伝えきれない、詳しい職歴の情報をまとめたものが「職務経歴書」です。職務経歴書には、過去に働いていた企業の情報や仕事内容、実績、身に付いたスキルなどを分かりやすく記入します。
企業によっては提出を求められない場合もありますが、自分の経験や能力を詳しく伝えたいときは、職務経歴書を記入し提出するのも良いでしょう。職務経歴書を記入する際は、応募先企業が求めている人材の共通点を把握したうえで、企業のニーズに合った内容を積極的にアピールすることが大切です。
職務経歴書に記入する主な内容
職務経歴書には、履歴書では説明しきれない業務の詳細を記載します。フォーマットに詳しい決まりはありませんが、下記の項目で構成されるのが一般的です。
- ・経歴要約
・在職していた(在職中の)企業名、入社年月日など
・所属部署、役職、ポジション
・業務内容
・身に付いた専門知識やスキル
・評価、実績
・アピールポイント
職務経歴書の詳しい書き方は「転職に向けて職務経歴書の記載方法を解説!」で解説しているので、あわせて参考にしましょう。
職務経歴書の様式
職務経歴書の様式として、時系列で書く「編年体形式」、直近の経歴から書く「逆編年体形式」、仕事内容で分ける「キャリア形式」があります。
「編年体形式」は履歴書の職歴欄と同じ書き方で最も一般的なため、業務経験の少ない人に向いています。「逆編年体形式」は直近のキャリアを強くアピールしたい人に、「キャリア形式」はアピールしたい分野が決まっている人におすすめの形式といえます。採用する様式によって相手に与える印象やアピール方法も変わるので、自分にとってベストな様式を用意しましょう。
職務経歴書の書式についての詳細や書き方は、「職務経歴書の書式とは?入手方法や書き方のポイントも解説」をご覧ください。
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履歴書の職歴欄に関するQ&A
ここでは、履歴書の職歴欄に関するよくある質問に回答しています。
働いていた期間が短くても記入する必要はありますか?
働いていた期間が短い職歴も、履歴書に記入しましょう。短期間の職歴の場合も「なぜ離職したのか」をポジティブに説明できれば、採用担当者への良い印象に繋がります。
「勤務期間が短い職歴があるとイメージが悪くなるのでは?」といった不安から職歴をごまかすと、詐称が発覚したときに採用が取り消しになる恐れがあるため、職歴は正直に記載するようにしましょう。
履歴書を提出後に職歴欄に記入漏れやミスがあった場合は?
履歴書を提出後、気付いた時点で採用担当者に連絡しましょう。謝罪の言葉とともに事情を説明し、「どのように対応すれば良いか」の指示を仰いでください。
担当者が不在の場合はメール連絡でも問題ありません。連絡手段を問わず早急に連絡することが大切です。そのうえで、履歴書を再提出したり、口頭で正しい内容を説明したりするなど、先方の指示に従いましょう。
履歴書の提出後にミスが分かった場合の詳しい対処法については「履歴書に誤字があると落ちる?ミスをしたときの対処法や防ぐ方法を解説」で解説しているので、あわせて参考にしてください。
職歴なしで履歴書が埋まらない場合は?
職歴なしで履歴書が埋まらない際は、自己PR・志望動機欄を充実させましょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。