美容部員になるには?資格は必要?仕事内容や給料についても詳しく解説!

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この記事のまとめ

  • 美容部員とは、お客さまにメイクアップのアドバイスを行い化粧品の販売をする仕事
  • 美容部員の主な仕事内容は、接客販売とバックヤード業務に分けられる
  • 美容部員になるために資格は必要ないが、専門学校などに通うと就職しやすくなる
  • 美容部員には高い接客スキルや協調性が求められ、語学力が必要になることもある

美容部員に憧れを持つ方も多いでしょう。しかし、美容部員になるには何をすべきか、詳しく調べなければ分からない部分があります。そこで、このコラムでは美容部員になる方法や仕事内容、求められるスキルを分かりやすく解説。働くうえで考えられるメリットやデメリットを紹介しつつ、美容部員を目指す方の疑問やお悩みを解消していきます。

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美容部員とは

美容部員とは、お客さまのメイクアップやスキンケアの悩み・要望をヒアリングし、適切なアドバイスを行って化粧品の提案・販売をする接客業の一種です。
働く店舗や勤務するメーカーによって呼び名が異なり、ビューティーアドバイザー(BA)やビューティーコンサルタント(BC)、 ビューティーカウンセラー(BC)なども美容部員を指します。

厚生労働省が管轄している「労働政策研究・研修機構の職業分類(6p)」によると、美容部員は「医薬品・化粧品販売店員」にあたります。
美容のプロとして、お客さまが満足されるようなメイクの仕方や肌に合ったスキンケア方法を紹介する、化粧品が好きな方や美意識が高い方に人気の高い職業です。
美容部員は転職先としての競争率も高く、内定を獲得するのが難しいともいわれています。詳しくは「転職が難しい業界とは?転職先選びのポイントや成功のコツをご紹介!」で解説しているので、美容部員への転職をお考えの方はチェックしてみましょう。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
第4回改訂厚生労働省編職業分類 職業分類表 改訂の経緯とその内容

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美容部員の働き方

美容部員としての主な働き方には、化粧品メーカーの社員になる方法と、化粧品専門店やドラックストアの社員になる方法があります。
化粧品メーカーの社員としての働き方は、入社後に接客マナーやメイクの知識や技術に関する研修などを受けたあとで、店舗に配属となり働くのが一般的。ブランドによって、百貨店やショッピングセンターなど、勤務地は異なります。
小売店の美容部員として就職しても、働く先はメーカーと基本的に同じ。ファッションビルや百貨店など、就職先の小売店が出店しているテナントや街中の店舗で勤務します。小売店では多くの化粧品を扱っているため、メーカー美容部員に比べて多くのブランド知識が必要になることもあるでしょう。

美容部員の勤務時間

化粧品店の多くが百貨店などのテナントのため、シフト制で働くのが基本です。勤務先の営業時間にもよるものの、早番・中番・遅番で、シフト制のため残業も少ないと考えて良いでしょう。
ただし、販売職なので繁忙期や客入りによっては残業が発生することもあります。

美容部員は女性が働きやすい仕事

美容部員の多くは女性のため、時短勤務や育児休暇など、女性が長く働きやすい制度を整えている企業が多いのも特徴です。
美容業界の仕事内容について詳しく知りたい方は、「美容業界の仕事」このコラムを読めば疑問を解決できるでしょう。

美容部員の一日

出勤したら、前日の売上確認やその日の売上目標、本社やスタッフからの連絡事項を確認。来客があれば積極的に声をかけて販売を行います。空き時間に休憩を回すほか、商品の補充やDM作成といった事務作業を担当。来店ピークは仕事終わりの夕方です。忙しいなかでも丁寧なヒアリングをし、悩みや希望に合った商品の提案を行いましょう。
早番であれば店舗内の清掃や陳列、レジ金の準備といった開店準備を、遅番であれば売上のまとめやメイク道具の洗浄、商品の補充といった閉店作業を担当します。

美容師からの転職を考えている方には、おすすめの転職先を紹介しているコラム「美容師から転職を成功させるには?おすすめの職種や履歴書の書き方を解説!」がおすすめです。

美容部員の仕事内容

美容部員が日々行っている主な仕事内容は、接客販売とバックヤードの2つに大別されます。以下に、それぞれの仕事の詳細を紹介するので、参考にしてください。

接客販売

美容部員の仕事でイメージしやすいのは、対面接客によるスキンケアや化粧品へのアドバイス、商品の提案と販売ではないでしょうか。美容部員は来店されるお客さまに対して、メイクやスキンケアを施す「タッチアップ」を行い、仕上がりや色味を確認しながらさまざまな商品を提案します。ほかにも、手の甲で化粧品を試してもらい、香りや質感を確認できる「ハンドデモ」を行いながら、商品の魅力を伝えることも業務の一環。美容部員はお客さまが何に悩んでいるのか、どういった理想を持っているのかをカウンセリングで確認しつつ、美容に関する知識や技術力で要望を叶えることが求められます

バックヤード業務

化粧品の陳列や棚卸し、会計などのバックヤード業務もこなします。商品の在庫を確認して発注を行ったり、売り場の清掃も行ったりするため、ある程度の事務処理能力が必要になるでしょう。ほかにも、タッチアップで使用したブラシやパフの洗浄作業、顧客に送付するDM作成、店頭でサンプルやチラシを配布する仕事など、接客・事務仕事以外も多くを担当します。また、美容部員は接客中もバックヤードでの業務もほとんどが立ち仕事になるうえ、ヒールのある靴を履いて働くことが多いので体力が必要になります。

美容部員に資格は必要?

美容部員は資格の有無に関わらず、採用試験に合格すれば就職できる職業です。専門知識やスキルよりも接客販売を行うため、コミュニケーション能力を図られることが多いでしょう。未経験者歓迎の企業もあり、正社員や派遣社員、アルバイトなどさまざまな雇用形態で働くことができます。
入社後は美容部員としての化粧や髪のまとめ方、ヒールの高さなどブランドごとに異なる重要なルールを教わる研修があり、基礎的な知識を学べる貴重な機会。入社後の研修は数週間にわたって行われるため、研修中に接客マナーやメイク技術を身につけてから働けます。
とはいえ、日本メイクアップ技術検定や日本化粧品検定などの資格試験を受けることで、選考で有利に働くことも。熱意やスキルの裏付けのために受験してみるのも良いでしょう。

化粧品やブランドに関する知識が求められる

未経験・無資格でも就職できる美容部員ですが、化粧品や応募先のブランドに関する知識は必須です。化粧品にはたくさんのブランドがありますが、運営母体が同じ企業ということも珍しくありません。化粧品以外にもブランドの基礎知識がなければ、書類選考や面接を通過することは難しいでしょう。企業研究をしっかり行うことが採用につながるので、運営元の知識も身に付けたうえで求人に応募することをおすすめします。

学校で専門知識を学ぶ人もいる

大手企業は大卒や専門卒を募集要項に挙げていることが多いですが、企業規模にこだわらなければ学歴不問の美容部員の仕事もあります。そのため、必ずしも専門学校に通う必要はありませんが、専門知識を身につけたいのであれば、美容専門学校かメイクスクールに通うと良いでしょう。

美容専門学校

美容専門学校では、在学中に基礎化粧品やコスメの役割、美容概論など幅広い技術を学びます。ほかにも、エステティック技術や栄養学といった、キャリアチェンジ後も役立つ知識を学べるのが専門学校に通う魅力です。
また、卒業後は就職する学生が多いので化粧品メーカーへのインターンシップ制度があったり、企業説明会が行われたりする学校もあります。特定のブランドで働きたいと考えている方は、学校を選ぶ際には就職実績の有無や、インターンシップの募集があるかを確認してみましょう。

メイクスクール

メイクスクールは半年から1年程度で学べるところが多く、美容専門学校よりも実践的なメイク技術を学べるようなカリキュラムが組まれています。美容専門学校では美容師を目指す方もいますが、メイクスクールは化粧に特化しているため、メイクアップアーティストや美容部員になりたい方が集まっています。学ぶ期間が短い分学費も抑えられるので、経済的に不安がある方にもおすすめです。

美容部員として働くメリットとデメリット

化粧品やスキンケアが好きな人にとって美容部員は理想の職業といえますが、一方で膨大な商品知識を学ぶ必要があったり、身だしなみに厳しい意見をもらったりすることも。ここでは美容部員になりたい方のために、働くうえでのメリット・デメリットをご紹介します。

美容部員のメリット

美容部員として働くメリットとして挙げられるのは、高い美意識を持って仕事に取り組めること。もともとメイクや美容が好きな方なら意欲的に仕事ができたり、自社製品を安価で購入できる福利厚生があったりするためメリットが大きいといえます。

自社製品を安価で購入できることがある

化粧品メーカーなど美容部員が働く職場では、福利厚生の一環として「社員割引制度」を採用しているところが多いです。実際に利用すると、使用感などより具体的な意見や感想を顧客に伝えることができるだけでなく、日々使用する化粧品を安く購入できるのはメリットでしょう。

高い美意識を維持できる

美容部員は常に新しいメイク技術を学び、美意識を高められる職業です。周りのスタッフも美意識が高いため、お互いに良い影響を与えながら美容に関するスキルやセンスを磨けます。

平日休みが多い

勤務先によって異なりますが、多くの美容部員はシフト制勤務のため平日でも休みが取れます。平日に休めるメリットは、公的な手続きのために仕事を休まなくて良いことや、土日祝日に混雑する場所で快適に過ごせることです。「平日休みのメリットは?土日休みとの比較や仕事の例をご紹介」のコラムでも、平日休みについてまとめています。

美容部員のデメリット

美容部員は基本的にシフト制のため、勤務時間が日によって変わる点をデメリットと捉える方も。また、美容業界では常に新しい技術などが生まれるため、知識をアップデートする必要があります。美容部員として働くにあたり、ブランドの顔という意識が求められるため身だしなみや立ち居振る舞いに配慮するのが大変、という意見もあるでしょう。

勤務時間が不規則になりやすい

美容部員は販売職のため、前述した通りシフト制で働きます。一般的にシフト制では固定の時間のみの勤務はできないため、日によって勤務時間が異なることをデメリットと捉えることもできます。さらに、接客や入店の状況によっては休憩時間がずれたり残業が発生したりと、不規則になることもあるでしょう。

大変な接客対応があることも

自社の商品が肌に合わないなど、美容部員はセンシティブな意見を受けることも度々あるようです。基本的には各社で定められた接客マニュアルが用意されているようですが、なかには大変な接客対応が必要なことも。美容部員に限らず、接客業全般にいえるデメリットでしょう。

必要な知識が多い

美容部員は商品名や新しいメイクの仕方、美容に効く成分など働くうえで覚える知識が多くあります。お客さまに間違った情報を伝えないように、新しい情報にアンテナを張って日々勉強しなければなりません。また、限定商品や新モデルへの切り替えがあればその都度情報が増えるので、柔軟な対応力と勉強熱心な姿勢が求められます。仕事中でなくとも新しい知識を学び続けなければならないことをデメリットと捉える方もいるでしょう。

常に見られている意識が必要

美容部員は接客を伴う販売職なので、美容のプロとして常に身だしなみに気を遣わなくてはいけません。メイクの技術やヘアスタイルがきれいなのはもちろん、透明感があり、キメの整った美しい素肌が求められることも。潤いのある肌質を保つために普段から努力しなければならず、神経質になったり、気疲れしてしまったりすることもあるでしょう。

ノルマがある場合はプレッシャーになることも

企業によっては日ごとや月ごとに店舗での売上ノルマが設けられており、積極的にお声掛けや販促を行う必要があります。売上目標やノルマ達成のために、店舗独自のキャンペーンを行ったり、リピーター獲得のために接客スキルを磨いたりすることが求められます。目標があることで達成感ややりがいを感じることもできますが、プレッシャーを感じてストレスを抱えてしまう美容部員もいるようです。

美容部員に向いている人

美容部員に向いている人は、メイクやコスメが好きな人です。また、接客が好きでお客さまに喜んでもらいたい、困っているお客さまの手助けがしたいと思える人が向いています。美容部員はお客さまのメイクやコスメの悩みを解決する仕事なので、ニーズを把握し、悩みを解決に導ける人が向いています。また、美容部員は一人ではなく売り場スタッフとの連携も求められるため、協調性があったり、チームワークを重視したりできる人が向いているといえるでしょう。

美容部員の給料

厚生労働省の職業情報提供サイトによると、美容部員(化粧品販売員)の平均年収は約347万円です。「日本人の平均収入の実態を紹介!手取りとの違いや年収を上げる方法も解説!」のコラムで解説しているように、日本人の平均収入はおよそ440万円なので、低めと捉えておきましょう。
ただし、就職先の企業によって給料は異なります。また、資格があると手当金がついて収入がアップすることもあるようです。

参照元
厚生労働省
情報職業提供サイト

美容部員のキャリアプラン

美容部員のキャリアアップ先は多く、経験の積み方やスキルによってさまざまな可能性を広げられます。たとえば、店頭で接客や販売を行ってきた経験を活かして、店舗マネージャーや運営責任者などの役職に就くことが可能です。ほかにも、メイクの技術を磨いてメイクアップアーティストになったり、現場で働いた経験を活かして商品開発に携わったりすることもできます。語学力が高ければ、活躍の舞台を海外に移すことも可能でしょう。
このように美容部員の仕事はキャリアアップ先が多く、キャリアチェンジも可能です。美容部員になりたい方は、ぜひ求人を探してみましょう。

美容部員の具体的なキャリア

入社1~2年ほどは新人美容部員として、現場で実務経験を積むのが基本。3~4年ほど経つと、副店長などのポジションになる方が多いようです。新人の教育や店長のサポートなど、個人成績以外の業務も増えるでしょう。美容部員として5年ほどの経験を積むと、店長や売場責任者として店舗全体の運営管理を行う立場に。売上管理だけでなく、採用活動や本社とのやり取りも行います。
その後は、現場で働いたり本社で商品開発に携わったりと、人によって選択するキャリアはさまざま。ブランドによっては、より優れたスキルを持つ美容部員を「トップメイクアップアーティスト」といった役割に置き、イベントへの参加やSNSへの露出を行うこともあるようです。

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美容部員に関するお悩みQ&A

美容部員として就職を目指す方に向けて、よくある質問をQ&A形式でまとめました。疑問の解決にお役立てください。

美容部員になるために資格は必要ありますか?

無資格でも就職できますが、資格があったほうが有利になることがあります。
コラムの「美容部員に資格は必要?」でも解説しているように、美容部員は無資格で就職できます。
ただし、美容やメイクに関する資格があるとスキルや知識のアピールとなり、採用されやすくなる可能性も。資格手当なども期待できるでしょう。

美容部員の勤務先は?

百貨店をはじめとする化粧品売り場がメインです。
化粧品メーカーの美容部員として就職すれば、百貨店やファッションビルのブランドコーナーが主な勤務先になります。小売店の美容部員でも、基本的には百貨店やファッションビル、ショッピングセンター内のテナント店舗が主な勤務先です。

美容部員は接客だけが仕事?

接客が業務の中心ですが、事務的な仕事も担当します。
美容部員は接客業ですが、販売以外にも「商品知識の勉強」「在庫や売上の管理」「店内や備品の清掃」といった裏方的な業務も多いのが特徴です。

美容部員にノルマはありますか?

美容部員に明確なノルマがあるケースは少ないですが、売上目標が設定されている企業や店舗は多いようです。
そのため、お客様にリピーターになってもらえるようお声がけをしたり、店頭に立って呼び込みを行ったりなど、売上を上げるための行動が大切になってくるでしょう。

接客業について詳しく教えて下さい

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