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最終面接の逆質問で好印象を与えるには?やりがいを聞く際のコツもご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 最終面接での逆質問は「入社への意欲」「スキル」「本気度」をアピールできる
- 最終面接の逆質問は企業に自分をアピールできる最後のチャンス
- 最終面接では、役員や社長が参加するので改めて印象をつける場にする
- 最終面接の逆質問でやりがいなどを聞く際は、聞き方を工夫することがポイント
「面接の逆質問でやりがいなどを聞いて、入社への意欲をアピールしたい」と考える人もいるでしょう。面接での逆質問は自分を企業に印象づける最後のアピールタイム。単に「やりがいがあるか」を確認するだけでなく、好印象につながる内容を質問するのがおすすめです。このコラムでは、面接の逆質問で何をチェックされているかや、必要な準備を解説。やりがいをはじめ好印象に繋がりやすい逆質問の例も紹介します。
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企業は最終面接の逆質問から何を確認している?
一般的に、最終面接を担当するのは、社長や役員などの会社の上層部です。そのため、最終面接では、経営者の立場から応募者が自社に適切かを判断しているといえます。逆質問を通して、応募者の人間性や企業への関心の高さ、将来性を確認していると考えられるため、これらをアピールできる逆質問を準備しておきましょう。「最終面接に受かるには?矛盾しない回答や逆質問のコツも解説」のコラムでは、逆質問だけでなく最終面接について包括的にまとめています。こちらも参考にしてください。
最終面接の逆質問の特徴
最終面接は企業に対して自分の魅力を知ってもらう最後のチャンスです。その中でも逆質問は印象を左右する重要な要素といえます。必ず事前に質問内容を準備するようにしましょう。また、最終面接は社長や役員など、採・不採の最終判断を下す経営サイドが面接を行うのが一般的。社会人としての長期的なビジョンを持っているかなど、掘り下げた質問が多い傾向があることも覚えておきましょう。最終面接の逆質問で応募者がアピールすべきポイントは、「入社への意欲や熱意」「経験やスキル」「社風や職場環境に対する質問」の3つ。自分が逆質問を通して伝えたいことを整理して、面接官の心に響く回答を準備しましょう。
1次面接や2次面接と最終面接の逆質問の違い
1次面接や2次面接で行われる逆質問は、質問力やコミュニケーション能力といった基礎的な部分に加え、業務理解が十分かどうかも判断されているといえます。一方、最終面接は社長や役員など経営陣が面接官になるため、1次面接や2次面接と同じような逆質問ではふさわしくないでしょう。経営や企業理念といった、経営陣にしか聞けないことや企業側の姿勢や取り組みを逆質問にするのがおすすめです。最終面接での逆質問に関しては、「転職に効く逆質問のおすすめ例文!1次・2次・最終面接で何を聞けば良い?」のコラムで詳しく紹介しています。1次や2次面接と最終面接の違いや意味に関しても記載しているので、参考にしてみてください。
最終面接の逆質問の準備
最終面接でどのような逆質問をすれば良いのか悩む人もいるでしょう。以下で、最終面接の前に行っておきたい準備や逆質問の内容についてまとめました。
逆質問の目的を考える
まず、なぜ逆質問をするのかを考えてみましょう。逆質問は、「企業側に聞かれるから」ではなく、自分がその企業で働くにあたってビジョンやイメージに相違がないか、確認するのが目的のはずです。また、逆質問には、就職意欲や強みをアピールできるチャンスともいえます。逆質問を考えるときは、質問の意図やアピール不足な点はないかを考えてみましょう。
質問を複数用意する
最終面接は個人で行うため、ほかの応募者と逆質問がかぶることはないでしょう。しかし、近年では逆質問の時間を長めに設ける企業もあるようです。1つの逆質問を終えたあとに「ほかに質問はありますか?」と聞かれる可能性も考えて、質問は複数用意しておきましょう。
逆質問に対する質問を想定する
逆質問に質問で返される可能性も考えられます。逆質問の内容と質問されたことへの回答がブレてしまうとマイナスな印象を与えてしまう恐れも。自分のなかで逆質問の目的を明確にしておきましょう。
好印象に繋がる逆質問の例
面接の逆質問を考える際は、「自分が入社したら」「自分はこう思う」といった観点から考えてみましょう。逆質問は、自分の持つスキルをアピールできる内容や、業界や企業研究を深く行っていることが伝わる内容がおすすめ。以下では、好印象を与える逆質問の例をいくつか紹介します。逆質問を考える際の参考にしてみてください。
意欲や熱意を伝えるための質問
・入社までに勉強や準備しておくべきことがあれば教えてください
・御社で活躍されている社員のみなさんに「共通する特徴」はありますか
・御社の社員として最も必要な資質はどのようなものでしょうか
経験やスキルをアピールするための質問
・本日は私の取得している資格を紹介させていただきましたが、入社後営業で活躍するためには、ほかにどんなスキルを身に付ければよいでしょうか。
・〇〇さま(面接官)が20代のうちに経験できてよかったと感じている業務はなんでしょうか
本気度を伝えるための質問
・〇〇さま(面接官)にとって仕事をする上でのやりがいや魅力を教えていただけますでしょうか
・御社の一員として、〇〇さま(面接官)が誇りにしていらっしゃることはありますか
・ライバル社との差別化を図る上で、御社が一番大切にしていらっしゃることはなんですか
上記のような質問は、熱意ややる気を伝えるためには効果的であることが多いですが、説明会や面接中に、すでに伝えられた内容を質問しないように注意しましょう。面接官の印象に残る逆質問をする方法については、「面接で聞いてはいけない逆質問とは?失敗を回避して就職を成功させよう」のコラムでも紹介しているので、あわせて読んでみてください。
逆質問でやりがいを聞く際のコツ
逆質問でやりがいを聞くとき、シンプルに「仕事のやりがいはありますか?」と聞いてしまうと面接官からの回答は「はい」もしくは「いいえ」で終わってしまう可能性があります。逆質問をする際は、面接官と上手くコミュニケーションを取ることも大切です。「仕事でやりがいを感じるのはどのような点でしょうか?」というように、面接官から具体的な情報を得られる聞き方をすると良いでしょう。回答が「はい」もしくは「いいえ」で終わってしまうクローズド・クエスチョンについては、当コラムの「逆質問のNGパターン」でもまとめているので、ご覧ください。逆質問のNGパターン
最終面接に限らず、逆質問で避けるべき内容をまとめました。どうしても質問したい場合は言い換え例を参考に、マイナスなイメージを与えない聞き方を心がけましょう。
給与や福利厚生についてストレートに聞く
「有給休暇は自由に取れますか?」など、労働条件や福利厚生面についてストレートに聞くことはあまりおすすめできません。「仕事より待遇面が大事なのか」と思われてしまう可能性があります。ただし、求人や面接の中で労働条件について知りたい情報が得られなかった場合は、逆質問が最後のチャンスともいえます。以下のように、ストレートな表現は避けつつ、知りたい情報を引き出せるような聞き方を工夫しましょう。
・前職では月◯時間程度の残業をしてきましたが、御社での平均的な残業時間はどのくらいでしょうか
・私と同年代の社員の方は平均年収はどのくらいでしょうか
・仕事の繁忙期はいつですか?部署ごとに異なるのでしょうか
意図が分からない、面接官が返答に困る質問
入社意志の強さや意欲をアピールしようと、経営戦略など企業の根幹に関わる部分を質問する方もいるでしょう。しかし、1次や2次面接の面接官は、人事部か募集職種の部署に所属する社員である可能性が高いため、避けた方が無難です。一方、最終面接が役員面接の場合は、このような質問は好印象といえます。失礼にならない表現で積極的に質問すると良いでしょう。また、「〇〇(職種やポジション)には何年でなれますか?」「自分の能力が活かせるポジションを約束していただけますか」など、面接官が判断できない質問も避けたほうが無難です。面接はあくまで応募者が会社に合う人材かどうか見極める場だということを頭に入れておきましょう。
事前に調べれば分かるもの
公式HPや求人を確認すれば分かることを質問してしまうと、「事前に調べてこなかったのか」と疑われ、良くない印象を与えてしまう可能性も。企業の基本的な情報について最終面接前に知っておくことは大前提です。応募先の企業のホームページなどで事前にしっかり情報収集しておきましょう。なお、企業の情報を調べた上での逆質問は好印象に繋がる可能性があります。その場合は、「HPを拝見したのですが、◯◯については…」と、事前に調べてきたということを伝えたうえで質問すると良いでしょう。
YES/NOの返答で終わってしまうもの
前項で解説したとおり、YES・NOの回答で終わってしまうクローズド・クエスチョンはNGです。このような質問はコミュニケーションの点から見ても、キャッチボールが成立せずに終わってしまうため、避けた方が良いでしょう。効果的な逆質問をするためには、「どのような・どうやって」という点に着目するのがポイント。その点に注意して、クローズド・クエスチョンを言い換えてみると、以下のような形になります。
キャリアアップについて確認する場合
改善前:「キャリアアップした人はいますか?」
改善後:「今回の募集職種でキャリアアップした方のモデルケースについて教えてください」
研修の有無について確認する場合
改善前:「研修はありますか?」
改善後:「入社後に受ける研修の概要について教えていただけますか」
応募者にとって最終面接は、最後のアピールの場です。逆質問の内容はもちろん、立ち居振る舞いや面接での受け答えも重要な評価ポイントになります。最終面接を突破するためにも、入念に事前準備を行っておきましょう。
どうやって最終面接の準備をすればいいか分からない方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、専任の就職アドバイザーが面接練習をしっかり行います。また、書類の添削や自己アピール内容のチェックなど、面接以外も全面的にサポート。「なかなか就職・転職活動の結果が出ない」とお悩みの方は、アドバイザーのカウンセリングを受けてみませんか。適性や希望に合った企業選びのコツや、企業に好印象を与えるポイントをお伝えします。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。