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観光業界の仕事とは?具体的な職種や求められるスキルを紹介
この記事のまとめ
- 観光業界とは、旅行者のために移動手段のサポートや宿泊施設などの手配を行う企業の総称
- 観光業界の仕事は、「旅行会社系」「航空系」「公的機関」の3つに分けられる
- コロナ禍終了後、観光業界の市場規模は回復傾向にある
- コミュニケーション能力や語学力に自信がある人は、観光業界に向いているといえる
- 志望動機を書く際は、「なぜ観光業界か」「なぜその企業か」を明確にする
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「観光業界の職種は?」「資格やスキルは必要?」とお悩みの方もいるでしょう。観光業界には旅行会社系や航空系などさまざまな職種があります。また、語学力やコミュニケーション能力などが求められる仕事が多いようです。
このコラムでは、観光業界の具体的な職種や年収、将来性を解説しています。また、向いている人の特徴や志望動機のポイントもご紹介しているので、観光業界に興味のある方は参考にしてみてください。
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観光業界とは
観光業界は、旅行者のために移動手段のサポートや宿泊施設などの手配を行う企業の総称です。
「旅行業界」とも関わりが深く、旅行を含む幅広い観光関連サービスを提供しています。
観光業界に関連する業界とその違い
観光業界に関連する業界として、「旅行業界」が挙げられます。旅行業界は、旅行の企画や販売を行うのが主な仕事。旅行者のためのパッケージツアーの企画・販売も行っています。
以下で、旅行業界の詳しい内容について説明しているので、ご参照ください。
旅行業
旅行業界は大きく分けて「旅行業」と「旅行業者代理業」の2つに分類されます。
旅行業はさらに「第一種」「第二種」「第三種」に分けられます。第一種は海外、国内旅行の両方を企画できる業種、第二種は国内旅行のみ企画可能な業種です。また、第三種は主に特定の地域や宿泊を伴わない日帰り旅行など、条件つきで国内旅行を企画できるのが特徴です。
また、旅行業は旅行の企画が主な仕事のため、旅行の企画やパッケージツアーに関わる仕事がしたい方は、旅行業がおすすめといえます。
旅行業界が気になる方は、「旅行業界の仕事」のコラムもあわせてご覧ください。
旅行業者代理業
旅行業者代理業は、旅行業者と代理契約を結んで、商品を販売します。
旅行会社は、航空チケットやホテルを手配して旅行プランを企画し、旅行代理店やWebサイトを通して販売するのが仕事です。
提供するサービスは、航空チケットと宿泊先の手配を中心としたものや、レジャー施設や地域と連携した付加価値の高いプランなど、企業によって得意なジャンルやサービスに違いがあります。
ネット系企業はオンライン旅行会社(OTA)と呼ばれ、人件費や店舗費用が掛かる総合系企業に比べ収益性が高いのが特徴です。国内ネット系旅行会社の規模はまだまだ小さいですが、今後発展が期待される業態のひとつといえるでしょう。
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
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観光業界の代表的な就職先や職種
観光業界の仕事は、大きく分けて「旅行会社系の仕事」「航空系の仕事」「公的機関の仕事」の3つに分けられます。
ここでは、観光業界の代表的な就職先や職種について紹介するので、自分に合う仕事を見つけるときの参考にしてみてください。
旅行会社系の仕事
旅行会社系の仕事には、添乗員やツアーガイドなどの職種があります。旅行会社系は、会社で企画を行っているツアー旅行などに参加し、ツアー中の旅行の管理や調整、観光地の案内を行うのが仕事です。
また、長期間のツアーになると旅行客との関わりも深まり、旅行後に感謝の気持ちを伝えてもらえることがあり、やりがいを感じられる場面も多いでしょう。
添乗員(ツアーコンダクター)
添乗員(ツアーコンダクター)は、旅行中の旅行管理や調整を行う仕事です。添乗員になるには、旅行会社や添乗員派遣会社などに就職する必要があります。添乗員には「旅程管理主任資格」が必要ですが、旅行会社に入社後取得する場合が多いため、求職活動中に無理に取得する必要はないでしょう。
また、「旅行業務取扱管理者資格」や「観光英語検定」などを取得しておくと就職・転職活動で有利になる可能性が高いといえます。
添乗員の仕事が気になる方は、「ツアーコンダクターに向いている人とは?仕事内容やガイドとの違いを解説!」のコラムで詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
ツアーガイド
ツアーガイドは、旅行先でツアー客に観光地の案内をする仕事です。旅行先によっては、その国や土地の文化や風習も案内するため、幅広い知識が求められるでしょう。
ツアーガイドになるには、添乗員と同じく旅行会社などに就職するのが一般的です。ツアーガイドに特別必要な資格はありませんが、国や土地の文化や風習を伝えるのが仕事のため、旅行地理検定や歴史能力検定などの資格をもっておくと、業務で役に立つでしょう。
航空系の仕事
航空系の仕事には、キャビンアテンダントやグランドスタッフなどの職種があります。
航空系の仕事は空港か飛行機内で働くことが多く、飛行機に乗る利用客の手続きやサポートが主な業務です。空港は国内外の多くの人が利用するため、語学力や適応能力、コミュニケーション能力などが求められる仕事といえるでしょう。
キャビンアテンダント
キャビンアテンダントは、機内の保安とサービスを提供するのが仕事です。機内のサービスとして、機内食や飲み物の提供を行います。また、利用客の安全や体調管理をするのもキャビンアテンダントの仕事であり、機内でトラブルや体調不良者が出た際に迅速に対応する能力も求められるでしょう。
キャビンアテンダントになるには短大や専門学校、大学以上を卒業し、航空会社の客室乗務職に就職するのが一般的です。必要な資格はありませんが、海外の利用客の接客を行うことも多いため、英語力を証明できるTOEICや英検を受験しておくと就職で有利になりやすいでしょう。
グランドスタッフ
グランドスタッフは、空港で飛行機を利用する人の接客を行います。飛行機に搭乗するまでのチケット発券や荷物のお預かり、手荷物検査などが主な業務です。機内ではなく空港内で働くことがほとんどですが、キャビンアテンダントと同じく、語学力やコミュニケーション能力が求められる可能性が高いでしょう。
短大や専門学校、大学を卒業後、旅客ハンドリング業務を行っている会社に就職するのが一般的です。グランドスタッフも必要な資格は特にありませんが、空港内で外国の利用客と接する機会が多いため、語学力を身につけてTOEICや英検を受験しておくと業務で役に立つでしょう。
航空系の仕事に興味がある方は、「航空業界の仕事とは?具体的な職種や志望動機の書き方を解説」のコラムをご一読ください。
公的機関の仕事
公的機関の仕事には、日本国政府観光局(JNTO)職員や観光庁職などがあります。
公的機関は、国内だけでなく海外との橋渡し役になる仕事も担っているため、日本を代表して働いている責任感とやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。
日本国政府観光局(JNTO)職員
日本国政府観光局(JNTO)職員は、海外向け観光情報の発信や、各種販売促進・誘致などを行っています。海外に向けて日本の観光地のPRやイベントなどの誘致、来日旅行の企画などの業務を主に行うため、企画やイベントが好きな方に向いている仕事といえるでしょう。
日本国政府観光局(JNTO)職員になるには、大学・大学院を卒業した後、日本国政府観光局に入構するのが一般的です。そのほかにも、海外の政府観光局の日本スタッフとして働くこともできますが、ほとんどが経験者採用のため日本の政府観光局職員として入構するのが無難といえます。
日本国政府観光局(JNTO)職員に必要な資格はありませんが、基本的に海外の方を相手にする仕事が多いので、高度な語学力が求められるでしょう。
観光庁職員
観光庁職員は、自治体や民間企業と連携した観光地作りや観光地の支援を行うのが仕事です。観光庁職員として働くには、国土交通省に入省するのが第一段階のため、まず国家公務員試験と官庁訪問と呼ばれる面接を受ける必要があります。試験と面接に合格すると国土交通省には入省できますが、必ずしも観光庁に配属されるとは限りません。
しかし、希望を出すことは可能なので、面接や入省後に観光庁に対する強い思いを伝えることをおすすめします。
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観光業界の年収
「観光業界の年収はどれくらい?」と気になる方もいるでしょう。
ここでは、厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtagを参考に、前述した観光業界の主な職種の平均年収を紹介します。
職種 | 平均年収 |
---|---|
ツアーコンダクター | 3,960,000円 |
観光バスガイド | 5,624,000円 |
客室乗務員 | 5,961,000円 |
空港グランドスタッフ | 5,060,000円 |
参考:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「ツアーコンダクター」「観光バスガイド」「客室乗務員」「空港グランドスタッフ」
ただし、就業する地域や雇用形態によって年収は異なるため、応募票に記載されている賃金をよく確認しておきましょう。
参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag
観光業界に必要な資格やスキル
観光業界に必要なスキルや資格として、「英語や中国語などの語学力」「観光地の歴史や地理に関する知識」「コミュニケーション能力」などが挙げられます。
以下で詳しく解説しているので、見てみましょう。
英語や中国語などの語学力
さまざまな国から観光客が増加しているため、英語や中国語をはじめとした幅広い言語に対応できる体制や人材が求められるでしょう。
観光業界は、国内旅行者だけでなく海外からの旅行者と接する機会も多く、職種を問わず語学力が求められる傾向にあります。
観光地の歴史や地理に関する知識
「旅行会社系の仕事」の項で紹介したように、添乗員やツアーガイドといった観光地について紹介する仕事は、観光地の歴史や地理に関する知識が必要です。
添乗員やツアーガイド以外も、仕事を行うなかでその土地の風土や歴史について聞かれることがあるでしょう。そのため、観光業界を目指すのであれば、観光地の歴史や地理についての知識を深めておく必要があります。
また、外国人観光客に説明するときは、お互いの国の歴史や文化と比較できるよう日本以外の知識を習得しておくと、役に立つでしょう。
コミュニケーション能力
観光業界は人と直接関わる機会が多いため、高いコミュニケーション能力が求められるでしょう。利用客との会話から心情を読み取り、適切な案内やサービスを提供する必要があるので、相手に親身に関われるコミュニケーション能力がある人は活躍しやすいといえます。
観光業界の市場規模
経済産業省の「令和5年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」によると、旅行サービス業に含まれる観光業界の2023年度の市場規模は、2022年度より35.87%増加していることが分かります。また、ほかのサービス業と比較しても観光業界の市場規模は大きいといえるでしょう。
2020年、2021年にコロナウイルスの影響を受けた観光業界ですが、外出需要の増加とともに大きく回復したようです。
参照元
経済産業省
令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました
観光業界の現状
国土交通省観光庁の「訪日外国人旅行者数・出国日本人数」によると、訪日外国人数は以下のように推移しています。
引用:国土交通省観光庁「訪日外国人旅行者数・出国日本人数 訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移」
2024年の訪日外国人数は3,687万人で、前年比では47.1%、新型コロナウイルス流行前の2019年と比較しても15.7%増加していることが分かりました。
また、過去最高の訪日外国人数を記録しており、新型コロナウイルス流行前と比べても、日本に訪日する外国人観光客は増加傾向にあるといえます。
現在は回復傾向にありますが、2020年からのコロナ禍による影響を以下で解説するので見てみましょう。
参照元
国土交通省観光庁
訪日外国人旅行者数・出国日本人数
コロナ禍による影響
新型コロナウイルス感染症が拡大する前まで順調に成長していた観光業界ですが、新型コロナウイルス拡大後は大きな影響を受けました。感染を防ぐために外出禁止令や国内外の移動自粛要請などが行われたため、旅行客が大きく激減し各施設や店舗など経営が厳しい状況に。
また、観光庁の「観光の現状と今後の方向性 インバウンドの増加と新型コロナの影響(p.1)」によると、コロナ禍前の2019年には年間3,200万人の訪日外国人旅行者がいたにもかかわらず、コロナ禍の2020年には412万人に減少したことが分かりました。コロナ禍の観光業界に関する影響はとても大きく、コロナ禍で経営が難しくなり、倒産や閉店した施設も少なくありません。
参照元
観光庁
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観光業界の課題
観光業界の課題は、「人材の不足」「オーバーツーリズムの発生」などが挙げられます。さらにコロナ禍による影響を受けた部分の課題解決も必要となるでしょう。
以下で、観光業界の今後の課題について詳しく解説します。
人材の不足
観光業界は、コロナ禍以前から離職率が高い傾向にあり、人材不足の状況が続いていました。離職理由としては、休日の不定期さや低い賃金水準、労働環境の厳しさなどが挙げられます。
さらに、コロナ禍に入り、出勤数減少による人員削減などが行われた影響で退職した人材も多く、人手不足の状況が続いています。しかし、現在観光業界は需要回復に向かっているため、これから観光客の増加が予想され、さらなる人員不足が課題となるでしょう。
人材不足について詳しく知りたい方は、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムで解説しているのでご一読ください。
オーバーツーリズムの発生
オーバーツーリズムとは、観光地に予想以上の観光客が訪れることや、それに地域が対応できない状況のことをいいます。オーバーツーリズムが発生すると、観光地だけでなく周りの地域住民や自然環境などに影響を及ぼす可能性があるでしょう。
この問題は日本だけに限らず、コロナ禍以前から世界中で問題となっていました。しかし、コロナ禍が明け、行動制限がなくなったため旅行者が増加し、さらに深刻な状況になる可能性が考えられるでしょう。
オーバーツーリズムが深刻化すると、渋滞や騒音、観光客によるマナー違反などが起こる可能性も。近年では、その対策法として、IoTやクラウドなどの最先端技術を利用した「スマートツーリズム」が注目されています。スマートツーリズムを使用すると、観光客のニーズに合わせた情報提供や観光サービスを提供することが可能になり、オーバーツーリズム対策になると考えられているようです。
観光業界の将来性や今後の動向
観光業界の将来性や今後は、コロナ禍終了による需要の増加やサステナビリティツーリズム(SDGs)の実現などが進んでいくと考えられるでしょう。
以下で観光業界の将来性や今後の動向について紹介します。
コロナ禍終了による需要の増加
コロナ禍が終了し、GoToトラベルや全国旅行支援などの支援策で観光業界の需要は戻りつつあります。さらに2023年5月には、厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る 新型インフルエンザ等感染症から5類感染症への移行について」により新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更されたため、更なる需要の増加が予想されるでしょう。
参照元
厚生労働省
新型コロナウイルス感染症について
サステナブルツーリズム(SDGs)の実現
観光業界の今後の動向としては、サステナブルツーリズムの普及を目指しているといえます。
サステナブルツーリズムとは、土地の文化や環境の保護や安全を優先的に考える観光手法です。前述にもあった、オーバーツーリズムなどによる文化や環境の破壊を阻止し、その土地柄を活かした観光地作りを行い、観光を活性化させます。
サステナブルツーリズムの例としては、観光地の伝統や歴史に親しむ体験や、自然環境などを活かしたアクティビティなどがあり、その取り組みをとおして観光客に地域の魅力を知ってもらうのが目的です。
近年では、世界でもサステナブルツーリズムの取り組みが行われており、国連では観光に対するサステナビリティを測る指標として国際認証を設けています。今後日本でも、サステナブルツーリズムが普及すると予想されるでしょう。
観光業界のメリット・デメリット
ここでは観光業界のメリット・デメリットについて紹介します。
観光業界への就職・転職を考えている方は、観光業界のやりがいだけでなく大変なところもよく理解して臨みましょう。
魅力とやりがい
観光業界の魅力として、「利用客の反応を直に感じられる」「好きな観光地や地域に関われる」「多くの人と出会える」などが挙げられます。観光業界は、職種に関係なく利用客と直接関わる機会が多いため、利用客が喜んでいる姿を見られたり、観光地を案内して感謝をされたりすることもあるでしょう。
旅行が好きな人は、自分の好きな観光地や地域で働けるメリットもあり、モチベーション高く働けるためやりがいを感じやすいといえます。
大変なところ
観光業界の大変なところとして、「勤務時間が不規則」「年間休日が少ない傾向にある」「景気に左右されやすい」などが挙げられます。
観光地は主に土日祝に観光客が訪れることが多いため、土日祝は基本出勤で平日が休みになる場合が多いでしょう。連休や旅行シーズンは忙しくなるため、なかなか休みが取りづらかったり、出勤しなければいけなかったりする可能性も高いといえます。
また、観光業界は景気に左右されやすく、不景気になると旅行客が減り観光業界自体の需要も減ってしまう点を知っておく必要があります。
観光業界に向いている人の特徴
観光業界に向いている人として、「語学力に自信がある人」「コミュニケーション能力に自信がある人」などが挙げられます。
以下で詳しい内容について見てみましょう。
観光業界に向いている人
- 語学力に自信がある
- コミュニケーション能力に自信がある
- 好奇心旺盛な人
- 裏方で人を支えられる人
- 人の話をしっかりと聞ける人
語学力に自信がある
観光業界は、語学力が必要とされる職種が多いようです。そのため、語学力に自信がある人は観光業界に向いているといえます。
特に、航空系の仕事や日本政府観光局職員などはほかの職種に比べ、英語を使用する場面が多い傾向にあるでしょう。
コミュニケーション能力に自信がある
多くの利用客と関わる観光業界では、コミュニケーション能力に自信がある人が活躍しやすいといえるでしょう。
観光業界では、観光客を楽しませたり、利用客の心情を読み取り適切な対応が求められることも。相手の気持ちを考えて行動できる、コミュニケーション能力の高い人に向いているといえます。
好奇心旺盛な人
観光業界の仕事は、旅行やイベントに興味をもち、自ら新しい知識や情報を取り入れるような好奇心旺盛な人に適しているといえるでしょう。
取り扱うツアーの情報はもちろん、一歩踏み込んだ情報を提供できるような人が求められています。
裏方で人を支えられる人
観光業界のカウンター営業や法人営業では、利用客のために航空券やホテルを手配するなど、裏方作業が中心です。
目立つ仕事ではありませんが、目的地の情報を集めたり細かなスケジュールを立てたりと、人のためにコツコツと動ける人に適しています。
人の話をしっかりと聞ける人
観光業界の仕事は、「利用客のニーズを知ること」が大切です。そのため、利用客の話にしっかりと耳を傾ける必要があります。たとえば、営業職では利用客の目的や予算などを詳しく聞くことで、希望に沿ったプランを作成できるでしょう。人の話をしっかりと聞き、それに合わせて臨機応変に対応する力のある人が向いているといえます。
観光業界の志望動機
ここでは、観光業界の志望動機を経験者と未経験者別に紹介しています。
自分はどちらに当てはまるかを確認し、以下の志望動機例を参考にしてみましょう。
未経験者の志望動機
志望動機を書く際は、「なぜ観光業界を目指したのか」「なぜその企業を選んだのか」を明確にしましょう。また、これまでの経験から観光業界で活かせるスキルや経験をアピールするのも重要です。
未経験者の志望動機は以下のとおりです。
私は、今までに国内は10ヶ所、海外は5ヶ所ほど旅行した経験があります。
それぞれに、計画段階では分からなかった素晴らしい場所があることを知り、これから旅行を希望する人に自分の知識や経験を紹介したいと思うようになりました。御社を希望した理由は、国内外問わずさまざまな旅行プランを提案しているため、幅広い選択肢からニーズに合ったプランをお客さまへご紹介できると感じたからです。
また、何かと困りがちな海外旅行のサポートを充実させ、お客さまに安心して旅行を楽しんでもらおうとする姿勢に魅力を感じました。観光業界未経験ですが、現在△△について勉強中です。いち早く観光業界の基礎や商品に関する知識を身につけ、御社で活躍する1人になりたいと思っています。経験者の志望動機
経験者の志望動機では、「なぜその企業に応募したのか」を明確にすることに加えて、自分がこれまでどのような業務を担当し、どのようなスキルや経験を身につけてきたかを明確にしましょう。
経験者の志望動機は以下のとおりです。
私は以前、△△の観光地で販売員として働いていました。その際に、御社のツアーガイドの方が観光地を案内している様子を見て、私も観光客の方に観光地の歴史や文化を伝えるツアーガイドの仕事をしたいと思い、応募いたしました。
また、御社は資格取得支援制度があり、入社後もスキルアップを目指しながら働けるという点に魅力を感じました。
今まで観光地で働いていた経験を活かし、観光客の方々が知りたいことやツアーガイドに参加してよかったと思えるような情報を発信できるツアーガイドになりたいと思っています。志望動機の詳しい書き方は、「志望動機の書き方はどうする?履歴書で使える例文を新卒・転職別に紹介」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
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観光業界に関するQ&A
ここでは、観光業界に関する疑問をQ&A方式で答えています。
観光業界で交通機関系の仕事はどんなものがある?
観光業界の交通系の仕事には、「観光タクシー」「航空・鉄道会社の企画営業」などが挙げられます。観光地までの移動や観光ルートの相談をされることも多いため、観光地に関する知識や情報が求められる仕事といえるでしょう。
観光タクシーの仕事が気になっている方は、「タクシー運転手の年収や仕事内容を解説!やめとけといわれる理由は?」のコラムもあわせてご覧ください。
観光業界で内勤の仕事はある?
観光業界の内勤の仕事は、「ツアープランナー」「ランドオペレーター」「公的機関職員」などがあります。観光業界といえば接客業のイメージがある方もいるでしょう。しかし、内勤として観光業界を支えている仕事もあるので、内勤として働きたい方にはおすすめです。 観光業界の内勤の仕事が気になっている方は、当コラムの「観光業界の代表的な就職先や職種」をご覧ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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