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貿易事務の仕事に役立つ資格とは?求められる能力などとあわせて紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 貿易事務とは、輸出入に関する事務処理を行う仕事
- 貿易事務に必須の資格はないが、取得していると就職や転職で有利に働く可能性がある
- 貿易事務の仕事に役立つ資格には「貿易実務検定®」「通関士」などがある
- 「貿易実務検定®」は、貿易事務を目指す人の登竜門のような検定
- 「通関士」は、貿易事務としてキャリアアップしたい場合におすすめの資格
「貿易事務に資格は必要?」「難易度はどの程度?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。貿易事務の仕事に、必須の資格はありません。しかし、資格を取得していると、就職・転職活動の際に、有利に働く可能性があります。このコラムでは、貿易事務の仕事に役立つ資格を紹介。貿易事務に求められる能力などとあわせて解説しています。貿易事務の仕事に挑戦したいとお考えの方は、参考にしてみてください。
貿易事務とは
貿易事務とは、通関手続きや関税の納付など、輸出入に関するさまざまな事務手続きを行う仕事を指します。貿易事務の業務は企業の業態によって幅がありますが、共通していえる特徴は以下の4つです。
・国内外とのやりとりがメイン
・同時にいくつものタスクを抱える
・納期という形で業務の締切が存在する
・専門的且つ重要な書類やデータを扱う
貿易事務について詳しく知りたい方は、「貿易事務の仕事」でも、仕事内容や年収、将来性、やりがいなどを解説しているので、チェックしてみてください。
貿易事務に求められる能力や経験
貿易事務として働くには、どのような能力や経験が必要なのでしょうか。以下では、貿易事務に求められる能力を解説していきます。
語学力
貿易事務に必要な能力として、まず挙げられるのが語学力です。業務上メインで使用するのは英語が多いでしょう。一般的に、TOEICスコア600~700以上がビジネス英語を問題なく読み書きできる目安とされています。また、近年ではアジア諸国との取引も増えているため、中国語やベトナム語など多言語スキルを持っている人は評価されやすいと考えられます。
コミュニケーション力
国内外の関係者に対して交渉や提案をしていく場面も多いため、相手に合ったコミュニケーションを取れる力も求められるでしょう。また、業務上、突発的な変更や軌道修正が出ることもあるため、臨機応変に対応できる力も必要です。仕事で必要なコミュニケーション能力については「知っておこう!仕事に必要なコミュニケーション力を解説」でも解説しているので、参考にしてみてください。
スケジュール管理力
マルチタスクでありながら、締切を意識した仕事の進め方が求められる点も貿易事務ならでは。自分の処理能力に応じて、業務の進捗管理やスケジュール管理をする能力が求められます。そして、業務上重要な書類や申請手続きを行うことが多く、ちょっとしたミスが重大な事故を招きかねないという点も貿易事務の仕事の特徴です。決められた納期に向かって正確な対処ができる能力が貿易事務には大切だと考えられます。
貿易事務に役立つ資格とは
貿易事務として働くために、必須の資格はありません。しかし、資格を取得していると、就職や転職活動において、有利に働く可能性があります。以下では、貿易事務におすすめの資格を紹介しています。
貿易実務検定®
貿易事務に求められる能力として、英語や中国語などの語学力を挙げましたが、それ以外に評価されるものとして「貿易実務検定®」があります。貿易に関する経験や知識ごとにA~C級に分かれていて、貿易事務を目指す人の登竜門的な検定です。C級からスタートして基礎を固め、実務をしながら上級レベルに挑戦していくのが一般的。実務未経験であれば、まずはC級の取得を目標にスタートしてみると良いでしょう。科目やレベルなど、各級ごとの特徴は以下の通りです。
科目
・A級/B級:貿易実務、貿易実務英語、貿易マーケティング
・C級:貿易実務、基礎的な貿易実務英語
実務に関してはB級とC級の出題範囲は同じですが、B級は1つのテーマに対して深い内容の出題が多くなるため、難易度が高くなるようです。また、A級ではより複合的な内容になり、事例式の問題など高度なレベルの問題が出題されます。
A級
実務経験概ね3~4年以上のレベルの試験で、貿易実務で判断業務を担うことができます。各回毎の基準点(3科目の合計)が合格点です。受験料は11,600円(税込12,760円)です。
B級
実務経験概ね1~3年以上のレベルの試験で、貿易実務経験者の中堅層を対象としています。3科目の合計210点(70%)を基準として、試験委員長の定める点に達すると合格です。受験料は6,800円(税込7,480円)です。
C級
実務経験概ね1~3年以上のレベルの試験で、定型業務をこなすために必要な基礎が身についていることを証明できます。2科目の合計160点(80%)を基準として、試験委員長の定める点に達すると合格です。受験料は5,700円(税込6,270円)です。
参照元
日本貿易実務検定協会®
JTBA貿易実務検定®
通関士
通関士とは、決められた国際物流の手続きを輸出入者に代わって行う人に必要な国家資格のことです。税関の「令和5年第57回通関士試験受験案内(8p)」によると、年間7000人弱の人が受験しています(2022年の受験者数は6,336人)。この資格を取得しておくと、メーカーや貿易会社だけでなく、流通業(空運・海運・陸運、倉庫業)にまで活躍の場が広がるでしょう。ここ数年は合格率10%台を推移しており、難易度の高い国家資格ですが、前述の業態の企業でキャリアアップを目指すなら取得しておきたいところです。以下では、通関士試験の概要について解説していきます。
試験科目
税関の「令和5年第57回通関士試験受験案内(1p)」によると、通関士試験の試験科目は、以下の3つです。
・関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)
・通関書類の作成要領その他通関手続きの実務
・通関業法
応募資格
通関士試験は、年齢や学歴、経歴を問わず誰でも受験が可能です。
参照元
税関
令和5年第57回通関士試験受験案内
貿易事務は未経験・資格なしで挑戦するのは難しい?
上述したように、資格を取得しておくと就職や転職活動、キャリアアップなどで有利に働く可能性があります。貿易事務の仕事は、専門知識や語学力、経験で身につけたセンスが必要となる場面も多く、未経験から挑戦するのは難しい傾向にある仕事です。しかし、企業によっては経験や能力を問わず、人柄重視で採用する場合もあります。また、貿易事務は非正規雇用のアシスタントの求人も多いため、アルバイトや派遣からスタートして、実務経験を積むのも良いでしょう。「貿易事務に未経験から挑戦するのは難しい?正社員を目指すコツを解説!」では、未経験から貿易事務に挑戦したい方に向けて、就職するコツや志望動機の書き方などを解説しています。参考にしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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