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デザイナーの仕事内容や種類は?やりがいや向いている人の特徴も解説!
この記事のまとめ
- デザイナーはさまざまな媒体や製品のデザインを行う仕事で、職種によって仕事内容は異なる
- 具体的な職種として、「Webデザイナー」「グラフィックデザイナー」などが挙げられる
- 平均年収は400~700万円程度だが、職種や勤務先によって異なる
- トレンドに敏感で発想力のある人は、デザイナーに向いているといえる
- 未経験からデザイナーになるには、専門学校や独学などでポートフォリオを充実させよう
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「デザイナーの仕事内容は?」「どんな職種がある?」と気になる方もいるでしょう。デザイナーとは、さまざまなメディアや製品のデザインを担う仕事で、「Webデザイナー」「インテリアデザイナー」などが挙げられます。
このコラムでは、デザイナーの具体的な職種ごとに仕事内容を紹介します。また、やりがいや平均年収、向いている人の特徴なども解説しているので、デザイナーに就職・転職を検討している方は参考にしてみてください。
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デザイナーとは
デザイナーとは、さまざまな媒体や製品のデザインを行う専門職です。「絵を描く」だけではなく、クライアントの要望や製品の機能性、ユーザーの使いやすさなどを考慮しながら、見た目と実用性を兼ね備えた作品を生み出す仕事です。
デザイナーの仕事範囲は非常に広く、Webやゲーム、ファッション、インテリアなど多岐にわたります。近年ではデジタルツールの発達により、デザイナーの活躍の場はますます広がっているといえるでしょう。
デザイナーの種類と主な仕事内容
デザイナーには多くの種類があり、それぞれ専門分野や必要なスキルが異なります。自分の適性や興味に合った分野を選ぶことが、デザイナーとして成功する鍵となるでしょう。ここでは、主なデザイナーの種類と仕事内容について詳しく解説します。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを担当する専門家です。主な仕事内容には、サイトのレイアウト設計、カラースキームの決定、画像の作成・編集などがあります。
仕事内容 | 企業、官公庁などのWebサイトの企画からデザイン、レイアウト、画像作成、公開までを行う |
---|---|
平均年収 | 483.9万円 |
向いている人 | ・デザインの基礎知識・技術が必要がある人 ・個人のスキルが重視されることに抵抗がない人 ・表現力とインターネットの特性を活かす技術がある人 |
ポイント | ・Webサイト制作会社(小規模が多い)や一般企業のWeb関連部門で働く ・締め切り前やトラブル時には夜間・休日勤務で不規則になりやすい ・簡易ツールの普及や生成AIの台頭により、高い品質と顧客ニーズへの対応力がより一層求める傾向にある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag Webデザイナー(Web制作会社)」
Webデザイナーには、ユーザーエクスペリエンス(UX)を理解し、サイトの目的に合わせた最適なデザインを提案する能力が求められます。サイト訪問者が迷わず必要な情報にたどり着けるよう、情報設計の知識も必要です。Webデザイナーの需要は高く、フリーランスとしても活躍できる分野といえるでしょう。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーは、印刷物やデジタルメディア向けの視覚的なコンテンツを制作します。ポスターやチラシ、ロゴなどの形あるものから、バナー広告などのデジタルコンテンツまで幅広く手掛けます。
仕事内容 | ロゴ、パッケージ、印刷物など、視覚的なデザイン全般を手掛け、魅力的な表現を創作する |
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平均年収 | 483.9万円 |
向いている人 | ・豊かな創造力と柔軟な発想力を持ち、新しいアイデアを生み出せる人 ・依頼主の意図を的確に表現できる人 ・色彩やレイアウトのセンスがあり、視覚的な表現力が優れている人 |
ポイント | ・デジタルツールの習得が必要な可能性がある ・消費者からの印象や、マーケティングにも関心を持つことが求められる ・在宅やリモートワークで働くこともある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag グラフィックデザイナー」
グラフィックデザイナーには、Adobe IllustratorやPhotoshopなどのデザインソフトの操作スキルが求められます。また、クライアントのブランドイメージを理解し、それを視覚的に表現する能力も重要です。長年の経験を積むことで、アートディレクターとしてキャリアアップする道もあるでしょう。
CGデザイナー
CGデザイナーは、コンピュータグラフィックスを使用して、映画やアニメーション、CM、ゲームなどの映像作品に登場する3Dモデルや視覚効果を制作する仕事です。3Dモデリング、テクスチャ作成、ライティング、レンダリングなどの工程を担当します。
仕事内容 | コンピュータを使用して、図形や絵、映像、アニメーションなどのコンピュータグラフィック(CG)を制作する |
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平均年収 | 483.9万円 |
向いている人 | ・コミュニケーション能力がある人 ・協調性がある人 ・根気強く作業を進められる人 |
ポイント | ・CGに関する知識や経験があると、入職の際に有利になる ・勤務先は映像制作会社やデザイン事務所が中心だが、フリーランスで働くことも可能 ・CGの技術は年々高度になっており、高い技術とセンスのあるCG制作者が求められている |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag CG制作」
CGデザイナーには、Mayaや3ds Max、Blenderなどの3DCGソフトの使用スキルが求められます。映像の質や表現力が向上するにつれて、CGデザイナーの技術力への期待も高まっている職業です。細部へのこだわりと忍耐力が成功の鍵となるでしょう。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーは、ゲームのコンセプトやルール、キャラクターデザイン、レベルデザインなどを担当する仕事です。ゲームキャラクターなどのデザインをする人も含まれることがありますが、一般的にはゲームのコンセプトを決め、具体的な形にするための企画・構成を行う担当者を指します。企画者としての側面と、実際のビジュアルを作成するデザイナーとしての側面を持ち合わせている職業です。
仕事内容 | スマートフォンや家庭用ゲーム機、パソコンなどのゲームソフト(アプリ)の企画・開発・デザインを担当する |
---|---|
平均年収 | 591万円 |
向いている人 | ・発想力が豊かな人 ・緻密に作業を進められる人 ・トレンドに敏感で探求心のある人 |
ポイント | ・勤務先はゲームソフト開発会社やゲーム機を開発する会社が中心で、フレックス制を導入している企業も多い ・「企画担当」「グラフィック担当」「プログラム担当」「サウンド担当」などに分かれる ・アシスタントとして知識や技術を習得したあと、重要な業務を任されるようになる |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag ゲームクリエイター」
チームでの開発が基本となるため、コミュニケーション能力や他職種(プログラマーなど)との協調性も重要です。ゲーム市場の拡大に伴い、需要も増加している分野といえるでしょう。
ファッションデザイナー
ファッションデザイナーは、衣服やアクセサリーなどのデザインを行う専門家です。デザイン画の作成や素材選び、パターン(型紙)作成の指示、サンプル制作の監修などを担当します。
仕事内容 | 時代の流行を読み、人々の要望に応える衣服のデザイン・企画から製造、販売までを手掛ける |
---|---|
平均年収 | 483.9万円 |
向いている人 | ・美的センス、色彩感覚、優れた造形力がある人 ・手先が器用で物作りが好き人 ・情報収集力や時代を先取りするセンスがある人 |
ポイント | ・勤務先はアパレルメーカーが中心で、オーダーメイド店勤務や独立してショップを経営することが多い ・企業の規定により労働条件は異なり、新製品発表やショー前は残業が増える傾向がある ・自営業の場合は、顧客の要望に応じて労働時間が不規則になりやすい |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag ファッションデザイナー」
デザインセンスはもちろん、素材の知識、縫製技術の理解、マーケティングの視点も必要です。自分のブランドを立ち上げる道もありますが、アパレルメーカーやデザイン事務所に所属するデザイナーも多いでしょう。感性だけでなく、商品として売れるものを作る商業的センスも求められる職業です。
インテリアデザイナー
インテリアデザイナーは、住宅やオフィス、商業施設などの室内空間のデザインを手掛けます。家具の配置や色彩計画、照明計画、素材の選定などを通じて、機能的で美しい空間を創造する仕事です。
仕事内容 | 住宅、店舗、公共空間の室内装飾やインテリア製品をデザイン、設計する |
---|---|
平均年収 | 483.9万円 |
向いている人 | ・色彩感覚、造形能力、空間判断力などに長ける人 ・バリアフリー化や環境配慮に関心がある人 ・依頼主や施工業者とのコミュニケーションが取れる人 |
ポイント | ・特定の学歴や資格は必須ではないものの、建築やデザイン系の学校で学ぶのが一般的 ・建築士の資格は有利になり、関連資格としてインテリアデザイナー、インテリアプランナー、インテリアコーディネーターがある ・場合によっては土日祝日の打ち合わせや現場立ち会いがある |
参照:厚生労働省「職業情報提供サイト job tag インテリアデザイナー」
建築や設備に関する知識、CADなどの製図ソフトの操作スキル、プレゼンテーション能力が必要です。また、クライアントの生活スタイルや企業文化を理解し、それに合わせた提案をする力も求められます。
※ここで紹介した情報は2025年5月時点のものです。最新の情報と異なる可能性があります。
参照元:厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag」
やりがい・メリット
デザイナーには、多くのやりがいとメリットがあります。まず第一に挙げられるのは「自分の作品が世に出る喜び」でしょう。デザインした広告が街中に掲示されたり、手掛けたWebサイトが多くのユーザーに利用されたりすることは、大きな達成感につながります。自分の創造性が形になって社会に貢献する実感は、デザイナーならではの特権といえるでしょう。
また、デザインスキルはさまざまな業界で活かせる点も魅力です。
デザイナーの仕事を「つらい」と感じることはある?
デザイナーの仕事には、やりがいとともに「つらい」と感じる面もあるのが現実です。なかでも多く挙げられるのは、締め切りのプレッシャーでしょう。クライアントの要望変更や急な仕様変更にも対応しながら、限られた時間内で質の高い作品を仕上げなければならないこともあります。特に繁忙期には残業が続くこともあるため、ワークライフバランスを崩しやすい職種といえるでしょう。
また、クライアントとの認識のずれも、デザイナーを「つらい」と感じる点として挙げられます。デザインは主観的な評価が入りやすいため、何度も修正を求められることもあるでしょう。明確な指示がないまま「なんとなく違う」と言われ続けるケースも少なくないのです。
これらの課題に向き合いながらも、自分のスキルを磨き、効率的な働き方を模索することが、デザイナーとして長く活躍するためのポイントとなるでしょう。
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デザイナーの働き方
デザイナーの働き方は多様で、自分のライフスタイルや志向に合わせた選択が可能です。ここでは、デザイナーの働く場所とスタイルについて詳しく見ていきましょう。
働く場所
デザイナーが働く場所は、その専門分野や雇用形態によってさまざまです。主な勤務先としては以下が挙げられます。
- ・デザイン事務所/制作会社
- ・広告代理店
- ・企業のデザイン部門
- ・フリーランス(自宅やコワーキングスペース)
ほかにも、アパレルメーカーやゲーム開発会社、アニメーション制作会社など、専門分野に特化した企業で働くことも可能です。近年では、リモートワークの浸透により、在宅勤務も可能になっています。
働くスタイル
デザイナーの働くスタイルには、大きく分けて以下のような形態があります。
- ・正社員
- ・契約社員/派遣社員
- ・パート/アルバイト
- ・フリーランス
どのスタイルが合うかは、個人のスキルレベルや生活スタイル、キャリアプランによって異なります。キャリアの段階に応じて働き方を変えていく人も少なくありません。
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デザイナーの平均収入
デザイナーの収入は、専門分野や経験年数、勤務形態、勤務地域によって大きく異なります。ここでは、年収や月収、賞与について一般的な相場を紹介します。
なお、以下で紹介する年収・月収・賞与は、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概要 (5) 産業別にみた賃金」などから算出した参考値です。金額は参考程度に捉え、求人情報や企業の公式サイトなどからも情報を収集しましょう。
平均年収
デザイナーの平均年収は、職種や経験年数によって異なりますが、一般的には400~700万円程度となっています。
なお、ここで紹介する年収は後述する平均月収をもとに、正社員は12ヶ月分(賞与2回分を含む)、アルバイト・パートや契約社員などの非正規雇用は12ヶ月分(賞与は含まない)として算出したものです。
男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
---|---|---|---|---|
20代 | 440万円 | 250万円 | 420万円 | 250万円 |
30代 | 632万円 | 269万円 | 523万円 | 269万円 |
40代 | 778万円 | 288万円 | 559万円 | 288万円 |
50代 | 854万円 | 307万円 | 570万円 | 307万円 |
※ここで紹介した金額は、平均月収を年収に換算したものです。実際の求人情報と異なる場合があります。
アートディレクターやクリエイティブディレクターなど、管理職的な役職に就くと、年収900万円を超えることもあります。また、フリーランスの場合は、案件数や単価次第で収入に大きな差が生じるでしょう。
平均月収
デザイナーの平均月収は、25~45万円程度です。なお、ここで紹介する正規雇用の平均月収は、同資料における「学術研究、専門・技術サービス業」の数値から算出したものです。また、非正規雇用の月収は、東京都のデザイナーの時給相場(1,300〜1,600円)から算出しています。
男性(正規雇用) | 男性(非正規雇用) | 女性(正規雇用) | 女性(非正規雇用) | |
---|---|---|---|---|
20代 | 28万円 | 20万円 | 26万円 | 20万円 |
30代 | 40万円 | 22万円 | 33万円 | 22万円 |
40代 | 49万円 | 24万円 | 35万円 | 24万円 |
50代 | 53万円 | 26万円 | 36万円 | 26万円 |
参照:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概要 (5) 産業別にみた賃金 第5-2表 産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」
フリーランスの場合、月によって収入にバラつきがあることが一般的です。繁忙期には月収100万円を超えることもありますが、案件がない月はゼロ円ということもありえます。安定した収入を確保するには、複数のクライアントをもつことや、長期契約の案件を獲得することがポイントとなるでしょう。
平均賞与
デザイナーの賞与(ボーナス)は、勤務先の企業規模や業績によって大きく左右されます。一般的には年2回(夏・冬)の支給が多く、各回で1〜2ヶ月分の給与相当額が支給されることが多いでしょう。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 55万円 | 53万円 |
30代 | 79万円 | 65万円 |
40代 | 97万円 | 70万円 |
50代 | 107万円 | 71万円 |
※ここで紹介した金額は、平均月収の2ヶ月分の数値です。実際の求人情報と異なる場合があります。
賞与は確約されたものではなく、会社の業績や個人の評価によって変動する可能性があります。また、契約社員や派遣社員、フリーランスには基本的に賞与はありません。収入アップを目指す場合は、特定の分野での専門性を高めること、マネジメントスキルを磨くこと、自分のブランディングを強化することが重要です。
参照元:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」
デザイナーのスケジュール
デザイナーの働き方は多様で、勤務先や職種、役職によってスケジュールも大きく異なります。ここでは一般的なデザイナーの年間休日と1日の業務スケジュールについて解説します。自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶ際に、参考にしてみてください。
年間休日数
デザイナーの年間休日数は、平均で110~120日程度となっています。勤務先の業種や雇用形態によって異なりますが、土日祝日に加え、夏季・年末年始の休暇、有給休暇などが付与されるのが一般的です。ただし、デザイン業界は納期が厳しいプロジェクトも多く、繁忙期には休日出勤が発生することもあるでしょう。
フリーランスの場合は自分で休日を決められるメリットがありますが、案件の納期に合わせて働くことになるため、計画的な休暇取得が課題になることもあります。仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちな点に注意が必要です。
1日の流れ
ここでは、企業に務めるデザイナーの1日のスケジュール例を紹介します。ただし、これはあくまで例であり、実際には会社や案件、役職によって大きく異なります。
時間 | 主な業務内容 |
---|---|
9:00〜10:00 | 出社、メールチェック、朝のミーティング、スケジュール調整 |
10:00〜12:00 | デザイン作業(ラフ案作成、レイアウト調整など) |
12:00〜13:00 | 昼休憩 |
13:00〜15:00 | クライアントとの打ち合わせや提案 |
15:00〜17:00 | デザイン作業、修正対応 |
17:00〜18:00 | 明日の準備、事務作業、退社 |
デザイナーの1日は、実際のデザイン作業だけでなく、ミーティングや打ち合わせ、情報収集などさまざまな業務で構成されています。納期が近づくと、残業が発生することもあるでしょう。
また、近年ではリモートワークの普及により、自宅やコワーキングスペース(共同利用のオフィススペース)での勤務も増えています。その場合は通勤時間が削減され、より効率的な時間の使い方ができるようになるでしょう。
デザイナーに向いている性格の特徴
デザイナーに向いている人には、いくつかの共通する特徴があります。以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
デザイナーに向いている性格の特徴
- コミュニケーション能力がある
- トレンドに敏感
- 発想力がある
コミュニケーション能力がある
デザイナーに求められる資質の一つは、コミュニケーション能力です。クライアントやチームメンバーと効果的に意思疎通ができなければ、どんなに優れたデザインスキルも活かすことができません。
特に重要なのは、専門用語を使わずに相手に伝わるように説明する能力です。たとえば、デザインの提案理由を「このカラースキームは若年層のターゲットに訴求力があります」ではなく、「この色使いは10代〜20代の若い人たちに好まれる傾向があります」といったように、わかりやすく伝える工夫が必要です。
トレンドに敏感
デザイナーは、常に最新のトレンドや技術動向を敏感に捉え、積極的に取り入れる必要があります。デザインの世界は日々変化しており、昨日まで人気だったスタイルが今日は時代遅れになることも少なくありません。トレンドを把握することで、クライアントに最適な提案ができるようになるでしょう。
トレンドに敏感であるためには、デザイン関連のWebサイトやSNSをチェックすることはもちろん、美術館や展示会に足を運んだり、他業界の動向にも目を向けたりすることが大切です。デザイナーとして成長するには、「常に学び続ける姿勢」が不可欠といえるでしょう。
発想力がある
デザイナーの仕事の核となるのが、豊かな発想力です。与えられた条件のなかで、ユニークで実用性のあるデザインを生み出す能力は、デザイナーにとって重要なスキルの一つといえるでしょう。
発想力を高めるには、デザイン分野だけでなく、音楽や映画、文学、旅行など、さまざまな経験を積むことが効果的です。また、「この色はなぜ効果的なのか」「このレイアウトはなぜ使いやすいのか」など、常に「なぜ」を考える習慣も発想力を鍛えるのに役立つでしょう。
デザイナーに活かせる資格
デザイン業界では実務経験やポートフォリオが重視される傾向がありますが、専門的な資格を取得することで、自分のスキルレベルを客観的に証明できるメリットがあります。特に未経験からデザイナーを目指す場合、資格取得は自己学習の指針となり、就職活動でのアピールポイントにもなるでしょう。
以下で、デザイナーに活かせる主要な資格を紹介します。自分のキャリアプランや目指す専門分野に合わせて、取得を検討してみてください。
Photoshop®クリエイター能力認定試験
Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Adobe Photoshopの操作スキルを証明する資格です。画像編集や写真加工、Web用素材作成など、デザイナーにとって基本となるソフトの習熟度を評価します。
スタンダードとエキスパートの2つのレベルがあり、ステップアップしながら学習できる点が特徴です。独学でも参考書やオンライン講座を活用して取得は可能ですが、スクールで学びながら受験すると効率的に合格を目指せるでしょう。
Illustrator®クリエイター能力認定試験
Illustrator®クリエイター能力認定試験は、ベクターグラフィック(拡大してもきれいな画像)の作成ツールであるAdobe Illustratorの操作スキルを証明する資格です。スタンダードとエキスパートの2レベルで構成され、ロゴやイラスト、図形などのデザイン制作能力を評価します。
試験ではイラストの描画やオブジェクトの編集など、実践的な技術が問われます。Illustratorは直感的に操作できない部分もあるため、独学よりも講座での学習がおすすめです。
Webデザイン技能検定
Webデザイン技能検定は、Webサイト制作に必要な知識とスキルを総合的に評価する資格です。3級から1級まであり、HTMLやCSS、JavaScriptなどの実装スキルだけでなく、Webデザインの基礎知識や情報設計の考え方も問われます。
特にWebデザイナーを目指す方にとって、キャリア形成に役立つ資格といえるでしょう。実務に直結する内容が多いため、就職・転職活動での評価も高い傾向があります。
色彩検定
色彩検定は、色に関する知識や理論、実務での活用法を評価する資格です。1~3級、UC(ユニバーサルカラー)級の4階級があり、色の基本理論からカラーコーディネーションの応用まで、幅広い知識が問われます。デザイナーにとって色彩は表現の基本要素であり、この資格はデザインの質を高めるために役立つでしょう。
色彩検定は、グラフィックデザイナーやWebデザイナーだけでなく、ファッションデザイナーやインテリアデザイナーにも有用です。色に関する体系的な知識を身につけることで、感覚だけに頼らない理論的なデザイン提案が可能になるでしょう。
カラーコーディネーター
カラーコーディネーターは、東京商工会議所が認定する色彩の専門家としての資格です。スタンダードクラスとアドバンスクラスの2つのレベルがあり、商品開発やブランディング、空間デザインなど、ビジネスの現場で色彩を効果的に活用する能力を証明します。
この資格は、特に商品企画やブランディングに関わるデザイナーに役立ちます。色を戦略的に活用するスキルは、消費者の心理に影響を与え、商品の魅力を高める上で重要です。また、資格取得を通じて習得した色彩知識は、デザインの説得力を高め、クライアントへの提案力強化にもつながるでしょう。
デザイナーになるには
デザイナーになるには複数の道筋があり、自分に合った方法を選ぶことが重要です。必ずしも美術大学や専門学校を卒業していなくても、独学やオンラインコースで必要なスキルを身につけ、ポートフォリオを作成することでデザイナーへの道を開くことができるでしょう。
まず決めるべきなのは、「どの分野のデザイナーになりたいか」です。Webデザインやグラフィックデザイン、ファッションデザインなど、分野によって必要なスキルセットが異なります。興味のある分野をいくつか体験してみて、自分に合った領域を見つけるのもおすすめです。
どの道を選ぶ場合も、重要なのはポートフォリオ(作品集)の作成です。採用担当者は学歴よりも実際のデザイン能力を重視する傾向があり、魅力的なポートフォリオがあれば未経験からチャンスをつかむことも可能でしょう。
デザイン業界は常に変化しているため、学び続ける姿勢が大切です。最初は完璧でなくても、継続的な学習と実践を通じて成長していくことが、デザイナーとしての長いキャリアを築く鍵となるでしょう。
デザイナーのキャリア形成
デザイナーとしてのキャリアは、個人のスキルや目標、市場のニーズによってさまざまな選択肢があります。ここでは、デザイナーのキャリアアップ・チェンジの例を見ていきましょう。
未経験からのステップアップ図
未経験からデザイナーとしてキャリアを築く際には、段階的なステップアップが重要です。以下で、一般的なキャリアパスの例を見ていきましょう。
デザイナーのキャリアアップ例
- 0〜1年目:入門期(基本ツールの習得、簡単な制作物でポートフォリオ作成)
- 1〜3年目:成長期(専門分野の絞り込み、業界知識や関連スキルの習得)
- 3〜5年目:発展期(独自のデザインスタイルの確立、後輩の指導・育成)
- 5〜10年目:専門期(チームリーダーやマネージャーへのステップアップ)
- 10年目以降:キャリア拡大期(アートディレクターやクリエイティブディレクターへの昇進)
このキャリアパスは一例であり、個人の適性や目標によって異なります。たとえば、途中でフリーランスへと転身したり、特定の業界(ファッション、ゲーム、エンターテインメントなど)に特化したりするケースもあります。重要なのは、常に新しい技術やトレンドに対応し、自分の知識やスキルを更新し続けることです。
異業種・異職種へのキャリアチェンジ例
デザイナーとしてのキャリアは、ほかの職種へのキャリアチェンジの可能性も広がっています。デザインスキルを基盤に、関連する分野へと活動の場を広げるケースも増えているでしょう。以下は、デザイナーからのキャリアチェンジの代表例です。
- ・アートディレクター
- ・専門学校の講師
- ・企画職
- ・マーケティング職
- ・IT業界
デザイナーとして身につけた「問題解決能力」「視覚的思考」「ユーザー中心の発想」は、多くの職種で活かせるスキルです。キャリアチェンジを考える際は、これまでの経験とスキルを整理し、次に目指す分野で必要とされる追加スキルを計画的に習得していくことがポイントになります。
デザイナーの仕事内容に関するまとめ
デザイナーは、視覚的な問題解決をとおして価値を生み出す仕事です。この仕事には、コミュニケーション能力や発想力、トレンドへの感度が不可欠といえます。
デザイナーになるにはさまざまな道がありますが、最も重要なのは実際のデザインスキルを示すポートフォリオを充実させることです。継続的な学習でスキルを磨き、アートディレクターや企画職など多様なキャリアを目指すことも可能。自分の強みを活かせる分野を見つけることが、成功への鍵となるでしょう。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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