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昇進したくない人が増加?会社での出世を望まない理由と円満な断り方とは
更新日
この記事のまとめ
- 昇進したくないと考えている人は多い
- 昇進したくない理由は、残業量増加や責任の重さなどさまざま存在している
- 昇進したくない場合には後輩が上司になる、会社に居づらくなるなどのリスクもある
- 給与のアップ、やりがいを感じられるなど昇進にもメリットがある
- 昇進したくない場合は、感謝をしつつ前向きな理由で断ろう
近年、昇進したくない人が増えているようです。会社で仕事をする以上は出世を目指すという考え方が変わりつつあり、なかには昇進を断って転職・退職を考える人もいます。
このコラムでは、昇進したくないと考える理由や昇進によるメリットとデメリットなどを解説。昇進したくない場合の断り方も例を交えて紹介します。男性女性問わず、昇進したくないと思っている方は、ぜひ参考にして慎重に決断しましょう。
昇進したくない人の割合は全体の半数以上
近年では、役職に就くと業務量が増えたり指導の立場になることから、昇進したくないと考える人が多くなっているといわれています。
男女共同参画局の「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」によると、仕事をしている人のなかで、管理職につきたくない(なかった)と考えている人は男性で56.3%、女性は82.3%にも及びました。男女問わず仕事をしている人の約半数以上が、昇進して管理職につきたくないと考えている(いた)ことが分かります。
【いずれは管理職につきたいと思っていた・いる人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ③+④ 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 15.6% | 28.2% | 26.5% | 29.8% | 56.3% |
女性 | 4.6% | 13.2% | 27.4% | 54.9% | 82.3% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
ハタラクティブが実施した調査「若者しごと白書2023」においても、昇進より人間関係や仕事の面白みといったほかの要素を重視している人が多い結果となりました。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2023」
特に、若い世代のなかでは仕事よりもプライベートに重点を置く考えがスタンダードになりつつあるため、昇進したくないと考える人が増えているのでしょう。
参照元
男女共同参画局
令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
昇進したくないと思う理由
昇進したくないと考えている人は、どのような点がネックになっているのでしょうか。昇進したくないと思う理由をまとめました。
昇進したくないと思う理由
- 仕事の量が増えて責任が増す
- 自分の時間が減ってしまう
- 家事や育児との両立が難しい
- やりたい仕事ができず不満を抱えやすい
- マネジメントの自信がない
仕事の量が増えて責任が増す
昇進すると、仕事量や責任が増えます。今は価値観が多様化し、仕事を最優先としない人も多くなっているのが現状です。
男女共同参画局の調査によると、仕事に対する考え方として「負荷の少ないことを仕事にして働きたい」とする人が、男性で74.3%・女性で83.3%でした。調査結果からみても、業務や責任が増えることを好まない傾向にあるようです。
【負荷の少ないことを仕事にして働きたいと考えている人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ①+② 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 19.3% | 55.0% | 21.2% | 4.4% | 74.3% |
女性 | 28.5% | 54.8% | 13.9% | 2.8% | 83.3% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
自分の時間が減ってしまう
仕事の量が増えると、それに伴い自分の時間が減ってしまうこともあるでしょう。部下や業務に対する責任が増えるとともに残業も多くなるイメージを持つ人が多いようです。
男女共同参画局の調査では、昇進することのイメージとして「仕事量が増し勤務時間の調整がしにくくなる」と答えた人が、男女とも約64%いることが分かりました。家族や趣味などプライベートを優先したい人にとっては、自分の時間が減ってしまうデメリットから昇進はしたくないと考えているのでしょう。
【昇進すると仕事量が増し勤務時間の調整がしにくくなると考えている人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ①+② 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 16.9% | 46.7% | 28.5% | 7.9% | 63.6% |
女性 | 20.2% | 44.4% | 26.5% | 8.8% | 64.6% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
家事や育児との両立が難しい
昇進して役職に就くと、会社によっては休みを取りづらくなるケースがあります。特に、介護を必要とする人や子どもと同居している場合、急な体調不調などでも休めない状況になることも昇進を迷う一因となるでしょう。
同じく男女共同参画局の調査では、昇進すると「家事・育児の時間が取れなくなる」と考えている人が、男女ともに約60%でした。役職に就くことで業務量やストレスが増え、家庭との両立が難しくなる可能性があることも、昇進したくないと考える理由のようです。
【昇進すると家事・育児等の時間が取れなくなると考えている人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ①+② 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 14.6% | 43.9% | 30.7% | 10.8% | 58.5% |
女性 | 20.3% | 42.5% | 25.9% | 11.3% | 62.8% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
やりたい仕事ができず不満を抱えやすい
昇進して管理職になると、現場の仕事だけでなくデスクワークや人の管理が求められます。現場仕事が好きな人は、やりたいことができず不満を抱えることもあるでしょう。たとえば、「営業職で人とのかかわりが楽しいけれど、管理職になると部下の管理や数値を確認してばかり」という場合は、昇進をためらう人もいます。
男女共同参画局の調査では、昇進することにより「会社等周りの意見を聞かざるを得なくなる」と考えている人の割合が、約67%という結果でした。
【昇進したら会社等周りの意見を聞かざるを得なくなると考えている人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ①+② 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 16.6% | 50.6% | 25.3% | 7.5% | 67.2% |
女性 | 16.5% | 49.9% | 26.2% | 7.5% | 66.4% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
一方、「自分がやりたい仕事ができる」と答えた人は約47%で、半数以下となっています。
【昇進したら自分がやりたい仕事ができると考えている人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ①+② 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 9.8% | 39.0% | 37.4% | 13.9% | 48.8% |
女性 | 8.0% | 38.0% | 41.4% | 12.6% | 46.0% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
管理職になると周りの意見を尊重しなければならず、自分のやりたい仕事ができなくなると考えている人が多いことが分かります。
マネジメントの自信がない
多くの場合、管理職になると部署を取りまとめたり部下を持ったりするため、昇進に不安を抱える人もいるでしょう。今までと違い、部署全体を管理しながら仕事をすることに負担を感じる人もいます。部下を指導・育成することに自信がない、コミュニケーション能力に自信がない、部下の失敗が自分の責任になる、などの理由から昇進したくないと考える人もいるようです。
さらに、かつてほど終身雇用・年功序列の考え方が強くなくなり、長時間労働などが問題視されている時代になっています。努力して昇進してもあまり報われない、業務や責任、残業が増えるだけで実質給与が減る、今より負担が増えたら体を壊しそうと思う人も少なくないようです。
男女共同参画局の調査でも、「役職の割に給料が上がらない」と考えている人が65%以上に及びました。
【昇進しても役職の割に給料が上がらないと考えている人の割合】
①当てはまる | ②どちらかといえば当てはまる | ③どちらかといえば当てはまらない | ④当てはまらない | ①+② 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
男性 | 22.0% | 45.5% | 23.9% | 8.6% | 67.5% |
女性 | 19.9% | 45.3% | 26.2% | 8.6% | 65.1% |
引用:男女共同参画局「令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書」
公務員も昇進したくない?
公務員は勤続年数に比例して昇給する制度を設けているため、たとえ昇進しなくてもある程度の収入アップが望めます。一方で、役職手当・管理職手当が支給されても、それ以上に業務量が増えたり責任が重くなったりすることも少なくありません。管理職手当が支給されると、残業手当の支給がなくなるケースもあるでしょう。人によっては収入が減る可能性もあり、必ずしも好条件ばかりではない背景から昇進を望まない公務員も多いようです。
参照元
男女共同参画局
令和4年度 新しいライフスタイル、新しい働き方を踏まえた男女共同参画推進に関する調査報告書
昇進しないことのメリット
昇進を断ることで今と同じ業務を続けられるため、現場での仕事を望む人にはメリットになり得るでしょう。また、プライベートとの両立を重視する人にとって、業務量が変わらないことはメリットといえます。
現場の仕事を続けられる
昇進を断れば、今まで通り現場での業務を引き続き担当できます。第一線で働く人材として、現場や顧客のリアルな意見を取り入れながら実践的なスキルアップを狙えるでしょう。顧客との関わりに魅力を感じている営業職の人や、モノづくりに関わる専門職のなかには、昇進をためらう人も多いようです。
プライベートの時間を確保しやすい
昇進しなければ、これまでのように、プライベートと仕事のバランスを保ちながら働けます。現状維持となるため、業務量や勤務時間が大きく変わることはありません。仕事よりも趣味や家族との時間を大切にしたい人にはメリットといえます。
昇進により期待できるメリット
昇進に対してあまりメリットを感じない人が増えているようですが、昇進することにメリットがないわけではありません。昇進するメリットとして挙げられるのは、以下のとおりです。
昇進により期待できるメリット
- 仕事にやりがいを感じられる
- 昇給により年収アップが望める
- マネジメント能力が身につく
仕事にやりがいを感じられる
昇進すればできる仕事の幅が広がり、自分の能力も上がる可能性があります。組織や部下を自分で動かすことにやりがいを感じることもあるでしょう。昇進して経験を積めば、転職を考えた際のキャリアにもつながります。
キャリアアップについて知りたい方は「キャリアアップとは?意味や具体的な方法などを紹介」にも目を通してみましょう。
昇給により年収アップが望める
役職による昇給が期待できることは、大きなメリットといえます。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、非役職者の賃金が29万1,100円なのに対し、部長級の役職者は59万6,000円です。年齢や勤続年数の差もあるものの、給与差は大きいことが分かるでしょう。
さらに、課長級は49万800円、係長級が37万800円であることから、役職が上がるごとに賃金も約10万円上がることが期待できます。
※男女計
賃金 | 年齢(歳) | 勤続年数(年) | |
---|---|---|---|
部長級 | 59万6,000円 | 52.8 | 22.5 |
課長級 | 49万800円 | 49.2 | 20.9 |
係長級 | 37万800円 | 45.4 | 17.6 |
非役職者 | 29万1,100円 | 41.2 | 10.6 |
引用:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(7) 役職別にみた賃金」
なお、年収アップは転職でも叶います。詳しくは「転職で年収アップはできるの?職種や企業の選び方・ポイントを解説」で解説しているため、あわせてご覧ください。
マネジメント能力が身につく
昇進すれば指導の立場に立つこともあり、マネジメント能力を身につけやすくなります。管理職になるとチームや部署の管理を行ったり、これまでより規模の大きな仕事に携わったりする機会が増えるもの。マネジメントスキルは業界や職種を問わず評価される能力なので、社会人としてスキルアップできるチャンスになるでしょう。
昇進にはメリット・デメリットの両面があります。昇進したくないと思っている人も、昇進しないことによるリスクを考慮したうえで、自分のキャリアについて考えることが必要です。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
どうしても昇進したくないときの断り方
昇進や管理職登用は、仕事に真面目に取り組み一定の評価を出すと打診されるようになります。しかし、昇進が必ずしも良いことにつながるわけではありません。人によっては、昇進するよりも現状維持が良いこともあるでしょう。
ここでは、昇進の話を断るときの伝え方や例文を紹介します。
家庭やプライベートを優先したいとき
昇進の話を家庭事情やプライベートを大事にしたいという理由から断る場合は、正直に理由を話しましょう。特に、子どもや介護などの理由がある場合は、職場に対してはっきりと現状を伝えることが大切です。
なお、昇進の話を受けた場で断るのではなく「一晩、考えさせてください。」などと伝えておくと、考えたけれども難しい現状であることがよく伝わるでしょう。
例文
「昇進のお話をいただき、誠にありがとうございます。
私事で恐縮ですが、現在の勤務時間や形態のほうが、子育てをするうえで最適と考えております。大変心苦しいのですが、今回は辞退させていただきます」
自己評価が低いと感じているとき
自己評価が低い場合も昇進を断ることが可能です。自己評価が低い場合は、管理職になった際の自信にも影響を及ぼすでしょう。
打診を受けて本当に自分に務める自信がなければ、上司に相談のうえ断っても良いといえます。
例文
「昇進のお話をいただき、誠にありがとうございます。
しかし、正直に申しますと、昇進をしても任せていただける仕事内容で結果を出し、期待に応えられる自信がありません。誠に恐れ入りますが、今回は辞退させていただきます」
現状の仕事に満足しているとき
現状に満足している場合も、正直に伝えるのが良いでしょう。家庭事情や自己評価などを理由にして辞退する方法もありますが、嘘や偽りを入れてしまうと今後の働き方に影響が出る恐れがあります。
例文
「昇進のお話をいただき、誠にありがとうございます。
しかしながら、現状の仕事内容に大変満足しております。また、まだまだ上司のもとで学ぶべきことが多いと感じております。勝手な都合で大変恐縮ですが、今回は辞退させていただきます」
昇進しなかった場合に起こりうるリスク
昇進を断る前に、昇進しないリスクも考慮して検討しましょう。単に「仕事量が増えるのが嫌」「責任を負いたくない」といった理由で昇進を断ると、長きにわたって後悔する可能性もあります。昇進しなかった場合の将来についても考えてみましょう。
昇進しなかった場合に起こりうるリスク
- 周囲に対して劣等感を抱くことがある
- 年齢を重ねても給料が上がりにくくなる
- 会社に居づらくなる場合がある
- 昇進を断ると出世コースに戻れなくなる
周囲に対して劣等感を抱くことがある
昇進したくないからと断れば、同期や後輩が上司になる可能性は十分あります。自分の意思で昇進を断ったとしても、同期が出世して役職に就くと、劣等感から人間関係が難しくなることもあるでしょう。劣等感が強くなれば、仕事のパフォーマンスや自己評価にも影響が出る可能性があります。
同期に劣等感を感じてしまわないか心配な方は「同期に劣等感を感じるときはどうしたら良い?嫉妬する理由と対処法を解説」のコラムにも目を通してみてください。
年齢を重ねても給料が上がりにくくなる
昇進したくないからと出世を断ると、年齢に応じたスキルや経験、肩書が身につかずに給料が上がりにくくなる可能性があります。このコラムの「昇給により年収アップが望める」のデータを見ても、年齢や勤続年数を重ねるにつれて昇進し、給料が上がっているのが一目瞭然です。
近年は年功序列制度ではなく、実力・能力に対する評価で給料が決まる企業も珍しくありません。昇進したくない人のなかには成長や変化にネガティブな印象を持つ人もいるため、現状維持を続けると今より給料が下がる可能性もあるでしょう。
会社に居づらくなる場合がある
昇進を断る社員に対して、「成長意欲がない」とマイナスイメージを抱く企業もあります。年齢に見合った役職や肩書がなければ、周囲から「年齢の割に成果を持っていない」「年齢だけ高くて扱いづらい」と思われる可能性も高まるでしょう。
30代、40代と年齢が上がるにつれて、周囲からの評価も厳しくなる傾向があります。会社に居心地の悪さを感じても、相応の成果や経験がなければ転職も難しいでしょう。
昇進を断ると出世コースに戻れなくなる
会社にもよりますが、昇進を一度でも断ってしまうと、その後は出世コースに戻れなくなることがあるようです。打診があったときの気持ちや環境だけで回答するのではなく、10年後や20年後を見据えて答えを出しましょう。
昇進したくない人の選択肢は?
昇進したくない人が働き続けるための主な選択肢は、以下のとおりです。
- ・非役職者として働きつづける
・専門スキルを身につけてスペシャリストになる
・転職を検討する
まず「非役職者として働き続ける」ことは、前項の「昇進しなかった場合に起こりうるリスク」で述べたように、リスクの高い選択肢ということが分かるでしょう。
昇進せずに今の会社で働き続けたいなら「専門スキルを身につけてスペシャリストになる」のがおすすめです。「この人にしかできない」「この人が担当すれば問題ない」と思われるように、現場で活かせる専門スキルを身につけられます。会社にとって必要な人材になれば、役職がなくても長く働き続けられるでしょう。
昇進が断れないなどの場合は、転職をして新たな職場へ移ることも考えてみてください。ただし、新たな職場であれば、前職での評価はリセットされた状態から始まります。再び昇進という話が出るまでは時間がかかることは認識しておきましょう。
現代は、考え方や働き方など多様な考え方が存在しています。一つの企業や仕事で一生を終えるだけではなくなりました。昇進をすることから逃れるために転職するのも良いでしょう。昇進したくない人のなかには、職場の評価制度が不明確だったり、業務が能力に見合っていなかったりといった問題があるかもしれません。
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昇進と転職に関するFAQ
ここでは昇進したくないと考える方から多く寄せられる質問に回答します。
昇進したくない場合、断ってクビになることは?
そのようなことはありません。
ただし、普段から勤務態度が悪かったり仕事でのミスが多かったりする場合、昇進とは別に進退が問われる可能性があります。仕事をクビになるのが心配な方は「仕事をクビになる理由は?どんなときに解雇される?」も参考にしてください。
昇進したくないことを上司に伝えにくい場合は?
上司や人事に時間を設けてもらい、一対一で話す機会を作ってもらいましょう。緊張する場合は、事前に自分の考えを紙にまとめて手渡す方法もおすすめです。
昇進により厳しい上司の期待に応えられるか不安で迷っている方は、「厳しい上司の心理を知ろう!向き合い方や対処法なども詳しく解説」のコラムで紹介している、上司との上手な付き合い方に目を通してみてください。
昇進したくないことを理由に退職するのはありですか?
昇進したくないからといって、すぐに退職するのはおすすめできません。一度昇進したくない旨を上司に伝え、それでもうまくいかない場合は転職を検討しましょう。
昇進を辞退したあとも今の会社を続けるべきか迷う方は「仕事をやめて転職したいけど不安しかない…原因から解消法を紹介」もご覧ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。