履歴書の送付状の書き方や封筒の選び方は?郵送マナーを詳しく解説

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この記事のまとめ

  • 履歴書を送付する際は、書類をクリアファイルに挟んでから封筒に入れる
  • 履歴書に添える送付状は、ビジネスマナーに則り作成する
  • 封筒は白色で、履歴書を折らずに入れられるサイズのものを選ぶ
  • 封筒は表面・裏面ともに、住所や会社名など略さず書くようにする
  • 封筒には「応募書類在中」もしくは「履歴書在中」と赤字で書き、四角で囲む
  • 送付時は糊付けや料金不足に気を付け、できれば窓口から郵送する

履歴書を送付する際の封筒選びや書き方に悩んだことがある人も多いはず。場合によっては職務経歴書やエントリーシートなどを同封するケースもあるでしょう。履歴書などを郵送で提出する場合は、応募書類に加え、送付状を添付する必要があります。当コラムでは、履歴書を郵送する際の送付状の書き方や封筒の選び方、郵送する際のポイントなどについて詳しく解説します。

履歴書を送付する際の封筒には何を入れる?

履歴書を郵送する際は、封筒に履歴書だけを入れておけば良いわけではありません。履歴書に同封するものには、「送付状」「履歴書以外で企業から提出を求められている書類」「クリアファイル」があります。詳しく見ていきましょう。

送付状

送付状とは、履歴書や請求書などビジネス文書を送付する際に同封する書類のこと。添え状、カバーレターといった言い方もします。「誰が」「誰に」「何を」「なんのために」送ったのかを簡潔に知らせるための書類です。

履歴書以外で企業から提出を指示されている書類

履歴書以外にも提出を求められている書類があれば、同封します。よくあるのは職務経歴書やエントリーシートなど。必要な書類はすべてそろえて提出するようにしましょう。

クリアファイル

書類をそのまま封筒に入れて送付すると、折れ曲がったり濡れてしまったりする危険性が。郵送時には、書類をクリアファイルに入れてから送付するようにします。

書類を入れる順番

書類を入れる順番は、上から送付状、履歴書、職務経歴書やエントリーシートなどの書類です。封筒にいれる際は、書類の向きにも注意しましょう。

履歴書に添える送付状の書き方

履歴書に同封する送付状は、ビジネスマナーに則って作成していけば問題ありません。一般的には、下記の項目について記載します。

日付

右上に投函日を書きます。日付は、履歴書と同じ日付にします。

宛先

企業名は(株)などと省略せず正式名称で、左上に書きます。

署名

自分の署名は日付の下に書きます。

本文

履歴書を送付する旨を書きます。頭語と結語、時候の挨拶などを忘れずに書きましょう。

記書き

中央に「記」と書き、その下に同封する書類と枚数を箇条書きにしましょう。
最後に右下に「以上」と記入します。

送付状の例

上記の内容を踏まえて作成した送付状が以下になります。

20XX年XX月XX日

株式会社〇〇
人事部 採用ご担当者様

〒100-0000
東京都〇〇区◯丁目◯番地◯号
◯ ◯◯(氏名)
電話番号:000-0000-0000
e-mail:xxxxxxxxxxxxxxx@xxx.com

応募書類の送付につきまして

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、貴社求人へ応募させていただきたく、応募書類を送付させていただきました。
ご検討のうえ、ぜひ面接の機会をいただけると幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

同封書類
 履歴書 1枚
 職務経歴書 2枚

以上

送付状の書き方については、「書類送付状には何を書く?添付する目的や注意点を解説」でも解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。

履歴書を送付する際の封筒の選び方

履歴書を選ぶ際に重視したいのは、「サイズ」と「色」です。

サイズは角形2号がおすすめ

封筒は、A4サイズの履歴書を折らずに入れられるものを選ぶようにします。履歴書を三つ折りにしないと入らないような封筒は、避けたほうが無難です。

色は白色を選ぶ

履歴書を入れる封筒は、白色のものを選ぶようにします。この際、無地の封筒を選ぶようにしてください。

封筒の選び方については、「応募書類を入れる封筒は何を選べばいい?書き方や郵送時のマナーも紹介」のコラムでも取り上げているので、ぜひご参考ください。

履歴書を送付する際の封筒の書き方

封筒の書き方にも注意したいポイントがあります。

住所や企業名などを省略しない

住所や会社名、氏名などの情報は省略せずに書きます。特に住所はマンション名やビル名はもちろん、階数や番地も正確に書きましょう。

宛名は「大きめの文字」と「正しい敬称」を意識する

宛名は住所よりも大きめの字で、封筒の中央に書きましょう。敬称は、個人宛の場合は「様」を、部署宛なら「御中」を使います。なお、「様」と「御中」の違いについては、「「御中」と「様」の違いとは?敬称の正しい使い方を解説」で解説しているので、ぜひご覧ください。

応募書類が入っている封筒であることを記す

表面の左下に赤枠で四角く囲い、「応募書類在中」もしくは「履歴書在中」と記載することで、封筒の中に重要な書類が入っていることを示すことができます。

糊付け部分に「〆」と記載する

最後に封入する書類を確認したら、糊でしっかり封をしてフラップとの境に「〆」マークをつけましょう。これにより、封筒が未開封であることを証明できます。裏面左上に投函日を記入すれば完了です。

封筒の書き方については、「封筒の正しい書き方とは?会社宛に応募書類を送るときのポイントを解説」でも詳しく取り上げています。

履歴書を送付する際の注意点はほかにも

履歴書を郵送する際は、以下の内容にも注意しましょう。

郵送代が不足していないか

最も注意すべきは料金不足です。料金不足の場合、自分に返送されたり相手に不足分が請求されてしまったりする恐れがあります。このような事態を防ぐためにも、郵送物は窓口で計量してもらうのがおすすめです。やむを得ず自分で切手を貼る場合は、料金不足のほか、切手の絵柄にも注意したいところ。キャラクター柄など、ビジネスにそぐわないものは避けた方が無難です。

封緘には糊を使用する

履歴書は大切な書類です。セロハンテープで封緘すると剥がれてしまったり第三者に開かれてしまう可能性があります。封筒はセロハンテープではなく糊で閉じるようにしましょう。

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