大学院中退者の就活ポイントを紹介!大学院を休学していても就職はできる?

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この記事のまとめ

  • 大学院を休学する理由は、海外留学や経済的な理由などさまざまある
  • 大学院を休学して就職する場合、求職中の就活や復学して就活する選択肢がある
  • 大学院を休学して就職するのなら、情報収集を行い自分に合った企業を見つけるべき

大学院を休学や中退したのちに就職できるか不安な方も多いようですが、就活方法のコツを掴めば十分に就職は可能です。また、休学を選んだ場合は復学して新卒として就活できます。中退した場合は大学既卒としての就活になるため、新卒採用は受けられないので注意しましょう。コラムでは、大学院の休学・中退事情や就活のコツについてまとめています。

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大学院を休学する人は多い

文部科学省が平成26年9月に行った「学生の中途退学や休学等の状況について」によると、修士課程を休学する人は5863人、博士課程で7635人でした。修士・博士ともに「経済的理由」で休学する人が多くなっています(「その他」を除く)。

参照元
文部科学省
学生の中途退学や休学等の状況について

大学院を休学する3つの理由

大学院を休学する理由として挙げられるのが、前項でも多かった経済的理由。また、海外留学や研究意欲の喪失なども休学の理由として考えられます。

1.海外留学

前項で紹介したデータでも、修士課程者のうち9.4%、博士課程者では7.5%が海外留学を理由に休学を選んでいます。専攻や研究内容によっては、海外のほうが研究が進んでいることも珍しくないでしょう。

2.研究意欲の喪失

学業不振で休学する人は少ないものの、研究に対して意欲を失ったりゴールを見いだせなかったりする方も一定数いるようです。特に、「周りが進学するから」「就職に有利になると思って」「なんとなく進学した」など、明確な意欲を持たずに大学院に進学する人は、研究に対するモチベーションを維持できずに休学を選ぶことも。また、在学中に研究よりも熱意を持てる事柄ができてしまい、休学する方もいるようです。

3.経済的な事情

学生によっては、経済的な事情によって休学を選択する人もいます。
前出のデータによると、修士過程を経済的理由に休学した人は15.4%、博士課程では20.1%でした。多くの学生が経済的理由で休学を選んでいることが分かります。
学部生であれば学業の合間にアルバイトができますが、大学院生になると研究に時間がかかったり、学会に出席したりするためアルバイトとの両立が難しくなることも。やむを得ずに休学を選んでいる方もいるでしょう。

大学院を休学している人が就職する2つの方法

大学院の休学から就職を考えたときに、「新卒として就職」「既卒として就職」の2パターンが考えられます。就職の方法やメリット・デメリットについてまとめました。

1.復学し新卒として就職する

大学院を休学している人が就職する一つの方法は、復学して就活を行うものです。
この方法の大きなメリットは、「新卒」として就活を始められる点でしょう。就活において新卒は大きな武器となります。企業によっては中途採用枠がなく、新卒の学生しか採用しないことも。新卒であれば、エントリーできる企業の選択肢も広がり、就職しやすいと感じるでしょう。
一方、復学してから就職する場合、大きな問題となるのが年齢と学費です。
大学院を休学したあと復学して就活をするケースでは、大卒の新卒と比較してかなり年齢が上になってしまうでしょう。そもそも、大卒と大学院卒とでは、休学しなかったとしても2年の差があります。休学すれば、3歳以上の差になると考えてよいでしょう。年齢の高い新卒者に対して「扱いにくい」と捉える企業もあるようです。
また、復学する場合は修了までの学費が必要になります。経済的理由で休学しているなら、学費を用意してからの復学になるでしょう。

2.休学中に就活して大学院を中退する

もう一つの選択肢は、休学中に就活を始めてしまい、内定が出た時点で大学院を辞める方法です。この選択肢を選ぶ方は、大学院は卒業せず、中退することを前提に就活を進めていきます。
この方法の大きなメリットは、就活に成功しても失敗してもすぐには困らない点です。もし、就活に成功すればそのまま入社して働けますし、失敗しても復学して研究を続ける選択肢があります。焦って就職先を見つけたり、復学するかを決めたりする必要がないので将来についてゆっくり考えることができるでしょう。
しかし、休学中に就活をする場合は新卒枠ではなく、既卒。「既卒とは?新卒との違いや就活のポイントを解説!」のコラムでも解説しているように、既卒は就職が難しいといわれています。しかし、修士課程中退なら「青少年雇用機会確保指針」により、大学新卒として選考に参加できる可能性もあります。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!~「青少年雇用機会確保指針」が改正されました~

大学院中退者の就職活動

大学院を中退した場合、既卒という認識が一般的。前項でも述べたとおり、応募枠は新卒ではなく、中途になります。
新卒で評価される人柄や価値観などのポテンシャル要素に加えて、経験が評価されるのが中途採用枠の特徴です。企業に対してアピールできる材料を準備する必要があるでしょう。

文部科学省が平成26年9月に行った「学生の中途退学や休学等の状況について」の資料によると、大学院の修士課程を中退した理由で最も多くあげられたのが「その他」で38.5%、次に「就職」が26.1%、さらに「経済的理由」が12.7%、「学業不振」が7.6%となっています。

アンケートの選択肢の中で「その他」や「就職」を選んだ背景には、さまざまな事情があると推測できます。大学院を中退するなら、中退を選択した事情や心境の変化を、これまでの経緯を整理してどのような進路を目指すのか、改めて自分なりに考えて整理する必要があります。
というのも、必ずといっていいほど、大学院の中退理由は面接で聞かれることになるからです。
自分が中退するまでの経緯を思い出し、整理しながら相手に納得してもらえるような理由を説明できるようにしておきましょう。
大学院を中退するか悩んでいるなら、「大学院を中退したい!就活はどうなる?メリットとデメリットを解説」のコラムがおすすめ。中退のメリットとデメリットを理解し、自分にとって中退が良い選択になるのか改めて確認してみてください。

参照元
文部科学省
学生の中途退学や休学等の状況について

よくある大学院中退までの経緯

学部を卒業して大学院に進む時点では、専門分野で学業を極めるという強い情熱がある人もいますが、なんとなく就職に有利な気がして大学院へ進む選択をしている人も。
大学院卒業を取り巻く状況について明確にイメージできていないまま進んでしまうと後悔することも多いようです。

就活における大学院卒業という学歴は、研究職や専門職に就く場合は有利に働きますが、一般企業へ応募する場合はさほど影響しないことがほとんど。
新卒者と比べて年齢を重ね、経験があるぶん「教育しにくいのでは」「臨機応変さに欠けるのでは」というイメージを抱く採用担当者もいるようです。
大学院へ進んだ後にその現実を知ると、学業に対するモチベーションを維持することができなくなる人もいるのではないでしょうか。
もしも中退を検討し始めたら、なるべく早めに決断を。就職活動は行動を起こすのが早いほどチャンスがあります。まずは、大学院を途中でやめることになった経緯を自分なりに整理・分析して、企業に対して前向きなアピール材料に変えていきましょう。大学院での研究内容に魅力を感じなくなった場合には、企業で実践力を高めたくなったから、他の分野で力を発揮したくなったからなどポジティブに述べるよう意識してみてください。
基本的に、中退理由は正直に伝え、志望動機と一貫性のある内容であれば好意的に受け入れてもらえることが多いようです。自分の中退理由や志望動機に問題がないかどうかチェックしておきましょう。大学院中退者の就活については、「大学院中退後では就職できない?就活のコツを掴んで内定を獲得しよう」のコラムでもご確認いただけます。

企業側からみた大学院中退者とは

採用企業にとっては、大学院中退者は中途採用枠となるため、新卒のように多くの人材を採用することはないでしょう。しかし、魅力的な人材が見つかれば積極的に採用したいという企業も少なくありません。

企業側からみてぜひ採用したいと思える既卒人材とは、新卒にはない魅力を持った人といえるでしょう。
例えば、大学院での学びから何かを得ていたり、挫折の中から勝ち取ったりしたものがある人に対しては採用意欲を示してくれる可能性が高まります。実践力を発揮するための具体的なプランを持っている人も企業にとって魅力的に映ることでしょう。
こうしたことから、既卒・フリーターでの就職活動は、新卒での就職活動に新たな視点を付け加えることが必要になってきます。

大学院休学中に就職を成功させるポイントは情報収集

大学院を休学している間に就職を成功させるポイントは、情報収集です。
自分が大学や大学院で学んだことを評価してくれる企業はどこかをリサーチすることで、自分にマッチした企業を探せるでしょう。志望している企業のWebサイトや求人ページなどをチェックすると、どのような人材を求めているかをある程度把握できます。
さらに、企業研究を行うことで、志望している企業がどのような事業を行っているのかだけでなく、その業界での立ち位置や今後の展望なども見えてくるでしょう。自分がその企業にどのように貢献できるのかを具体的にアピールできれば、採用される可能性は高くなるはずです。

大学院を休学している間、一人で就活を行うのは決して簡単ではありません。情報収集のために割ける時間がない、どこから手を付けてよいかわからないこともあるでしょう。
そんな方は、転職エージェントを利用して賢く時間を使うのがおすすめ。
中退者や既卒、フリーターなどの就職支援を行ってきたハタラクティブが、大学院の休学や中退を検討している方の相談に親身に対応いたします。
「休学や中退ではイメージが悪いのでは」「応募できる仕事が見つからない」など、就職についてド相談ください。もちろん、休学や中退を悩んでいるという相談もOKです。専任のアドバイザーが状況に合わせた支援をご提供。休学や中退が不利にならない書類の書き方や面接での答え方をお伝えします。

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