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転職したいけどやりたいことがない!仕事探しのコツや現職の見直し方を紹介
更新日
この記事のまとめ
- 転職の際に自己分析が不十分だと、やりたいことがない状態になりやすい
- やりたいことがないときに転職先を探すコツは、多様な職種や自分の強みを知ること
- やりたいことがない場合の転職活動では、自分の理想像や転職理由を明確にしておこう
- 転職活動を進めるうちに「やりたいこと」が見つかる人もいる
- やりたいことがない場合は、転職エージェントに適職の相談をするのがおすすめ
「転職したいけどやりたいことがない…」「なぜ興味のある仕事がないの?」と悩む人もいるでしょう。やりたいことがない場合も自己理解を深めることで、転職を成功させることは可能です。このコラムでは、やりたいことがない方向けに仕事の探し方をご紹介。「やりたいことがない」と感じる理由や、転職成功のためのヒントも年代別に解説しています。転職活動をスタートする際にぜひ参考にしてください。
やりたいことがない場合でも転職は可能!
やりたいことがない場合も、転職を成功させることは可能です。やりたいことが必ずしも適職とは限りませんし、情報収集を進めるうちにやりたいことが見つかる場合もあるからです。
「転職は可能」といえる理由を以下で解説するので、前向きな気持ちで自身の今後について考えましょう。
やりたいことが必ずしも適職とは限らない
「やりたいこと」が必ずしも自分に合う仕事とは限りません。転職時は「次こそは満足できる仕事がしたい」と考え、自分のやりたいことを軸に仕事を探す人が多いようです。しかし、たとえやりたいことを仕事にできても、「思うようなキャリアが築けず、やりがいを感じられなかった」「仕事に必要なスキルより、自分が苦手なコミュニケーションスキルを活かす場面が多かった」など、やりたいことと自分ができることのバランスが取れず、退職する人もいます。
やりたいことがない・あるに関わらず、自分の特性や価値観を整理してから求人を探しましょう。
転職活動を進めるうちにやりたいことが見つかる人も
はじめは興味がある仕事がない状態だとしても、転職活動を進めるうちに自分のやりたいことが見えてくる人もいます。また、やりたいことがないからこそ、先入観なく多様な職種に目を向けられる点は、転職活動をするうえでのメリットともいえるでしょう。多くの企業や業界の情報を知ることで、自分が思いもよらなかった仕事に興味を抱く可能性もあります。
ハタラクティブの公式YouTubeチャンネルでは、「やりたい仕事を見つけるための実践型自己分析!」について詳しく解説しています。自分のやりたいことを見つけるために、まずは動画を見て学んでみるのも一つの方法です。
転職先でやりたいことに出会える場合もある
やりたいことがないまま転職した場合でも、仕事をするなかで「やりたいこと」に気づくこともあります。経験を重ねると自分でできることや得意なことが増え、それが徐々に「やりたいこと」へと変わる可能性もあるからです。
また、社風や待遇、職場環境など業務内容以外に惹かれて選んだ転職先で「思いもよらずやりたいことを見つけられた」という人もいます。焦らず自分に合った方法で転職活動を行いましょう。
「やりたいことがないまま転職するのはアリ?何から始めたら良いかを解説」では、やりたい仕事を見つける方法を詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
「やりたいこと」以外の視点から考えてみる
「やりたいこと」だけにこだわらず、いろいろな視点から仕事を探すことも可能です。ハタラクティブの独自調査「若者しごと白書(1-6. 現在の仕事に就いた理由)」をみると、「現在の仕事に就いた理由」のうち、正社員の回答で最も多かったのは「希望する仕事内容だったため」で33%でした。次いで、「福利厚生が整っているため」8.6%、「理想的な勤務時間や休日数だったため」7.7%と、労働環境で仕事を選ぶ人も一定数いることが分かります。
やりたいことがないからといって、転職のために無理をして見つける必要はありません。しかし、「風通しの良い環境で働きたい」「何でも挑戦できる仕事に就きたい」など、「どのような自分でいたいのか」といったイメージがあるのなら、それを叶えるためにするべきことを考えてみると良いでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
適職が分からなくて不安な人は多い
転職活動を始める際、自分の適職が分からず不安を感じている人は多いようです。ハタラクティブの独自調査「若者しごと白書2023(3-9. 就職活動・転職活動を始めるときの不安度)」によると、正社員587人のうち「自分に向いている仕事(適職)がわからず不安」と回答した人は、全体の約56.2%でした。
このように、明確に就きたい仕事があって転職活動をしている人はそこまで多くないといえるでしょう。「やりたいことがない」と悩んでいるなら、まずは自分のできることから始めてみるのがおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023
「転職したいけどやりたいことがない」という状態になる理由
「転職したいけどやりたいことがない」という状態になる理由
- 自分で適性を見極められていない
- 転職を失敗してはいけないと思っている
- 仕事で「なりたい自分」のキャリアビジョンがない
-
周囲の意見を優先している
- やりたい仕事の理想が高い
「転職したいけどやりたいことがない」となる理由には、「適性を見極められていない」「周囲の意見を優先している」「理想が高い」などが挙げられます。
今の状況から抜け出すには、自分の中の「転職したいけどやりたいことがない理由」を整理していくことが大切です。
以下で詳しく解説するので、「何がしたいか分からない」「興味のある仕事がない」と感じている方は、自分に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
1.自分で適性を見極められていない
「やりたいことがないけど転職したい」と考えている方は、自己分析が不十分なために長所・短所、得意・不得意、好き・嫌いなど、自分の特性を把握できていない可能性があります。
自分に合わない職種で働いていると、せっかく持っている自分の特性・スキルに気づかないばかりか、仕事にやりがいを見出せなくなることも。今の仕事に意義を感じられなければ、「やりたいことがないけれど、とりあえず転職したい」という気持ちが芽生えてしまうでしょう。
転職後のミスマッチを避けるには、客観的な視点で自分自身を見つめ直すことが重要です。
2.転職を失敗してはいけないと思っている
やりたいことがないと感じる人の中には、「転職に失敗してはいけない」という過剰なプレッシャーによって、本当にやりたいことに蓋をして選択肢を狭めている場合もあります。「今より好条件でなければ」「満足のいく転職ができるとは限らない」と転職に対するハードルを上げてしまうと、なかなか行動に移せなくなる恐れも。
転職をきっかけに現状をすべて解決しようとするのではなく、「少しでも状況が改善できればOK」と捉えて一歩踏み出してみることも大切です。
3.仕事で「なりたい自分」のキャリアビジョンがない
仕事に対して将来のキャリアビジョンがないと、今何がしたいか分からず「やりたいことがない」という状態になってしまうでしょう。
また、キャリアビジョンが曖昧なまま仕事をすると、どの職種でもやりがいを見出せず転職を繰り返す可能性も。応募する企業を選ぶときは、「この企業でどのように成長したいのか」「10年後どんな仕事をしていたいか」をイメージしてみましょう。
4.周囲の意見を優先している
転職時にやってみたい仕事があっても、「あなたには向いていない」「どうせ続かない」などと周囲に反対され、自分の気持ちに蓋をしている人もいるでしょう。周囲の意見を取り入れていくうちに、結果的に「自分にはやりたいことがないのかも?」「自分のやりたいことが分からない」といった状態になってしまうようです。
他者の意見に耳を傾けることは大切。しかし、自分がどうしたいか見失っている場合は、一度心の声に正直になって転職先を探してみるのがおすすめです。
5.やりたい仕事の理想が高い
やりたい仕事の理想が高過ぎると、転職先に求める条件が多くなり「転職したいけど求人がない」「自分がやりたい仕事がない」といった不満につながる場合があります。また、やってみたい仕事はあるものの、それを転職で実現するのは難しいと決めつけている人も。
自分の理想に合う職種や企業を見つけようとするあまり、「やりたいことがない」という状況に陥ることがあるようです。
6.職種や業種の知識が浅い
世の中の職種や業種に関する知識が浅く、「これはきっと自分に合わないだろう」と憶測で判断してしまい、結果「やりたいことがない」と諦めてしまう人もいるようです。
転職先を探すときは、知名度や興味・関心のあることについ目が行きがちになるもの。「業務内容を詳しく知らないから」というだけで選択肢から除外してしまうのは、一つの可能性を手放すことになるかもしれません。
先入観に囚われず、知識の浅い職種や業種についても積極的に調べてみましょう。また、視野を広げるためには家族や友人、先輩など周囲の人に聞いてみるのもおすすめ。自分では知り得なかった仕事に出会える可能性があります。
転職への想いが先行し「やりたいこと」を見失う場合も
職場でパワハラを受けていたり、心身に支障をきたしていたりする場合は、今すぐに仕事を辞める必要があります。しかし、前述のような理由もなく、明確な目的もないまま「とにかく仕事を辞めたい!」という勢いだけで行動を起こすのは避けたほうが無難です。
「転職をきっかけに何を叶えたいか」「企業に何を求めているか」など、考えがまとまっていない状態で転職活動を進めると、なかなか内定が決まらなかったり、転職後にミスマッチが起きたりする恐れがあります。
何がしたいか分からなくなったときは、転職したいと思った原因を振り返り、転職の目的を明確にしましょう。転職に先立ってやりたいことを見つける方法を知りたい方は、「仕事でやりたいことが見つからない…興味のある業務の探し方とは」もあわせて参考にしてください。
「気持ちは転職したいけれど、キャリアビジョンが思い浮かばない…転職活動の進め方がわからない…」といった場合は、就職・転職サポートをしているエージェントに相談してみるのも一つの方法です。
やりたいことがないときに転職先を探すコツ7選
「やりたいことがないけど、自分に合った仕事を見つけたい」という場合は、世の中にどのような職種があるか調べたり、未経験分野に挑戦したりする方法があります。
以下で仕事の探し方のコツを7つ紹介するので、転職活動で求人を選ぶ際の参考にしてみてください。
やりたいことがないときに転職先を探すコツ
- 社会にどのような仕事や求人があるか調べてみる
- やりたくない仕事や求人をピックアップする
- モチベーションの高まりを基準にしてみる
-
未経験の仕事や興味のある分野に目を向ける
- 身につけたいスキルから仕事を探す
-
自分の強みやできることを基に仕事を探す
- 第三者に話を聞いてみる
1.社会にどのような仕事や求人があるか調べてみる
「やりたいことがない…」「どんなキャリアパス(キャリアの道筋)がありそうなのか…?」と悩む方は、転職に際して情報収集が十分でない場合もあります。世の中には多様な業界・職種があるので、どのような仕事やキャリアパスがあるかを調べると視野が広がり、やりたいことに出会える可能性を高められるでしょう。
業界や職種を調べるときは、ハローワークや転職サイトのほか、転職サポートのプロが在籍するエージェントを利用するのも一つの方法です。実際に転職サイトの求人を見ていくと、企業が求める人材や応募条件などに自分の経験を当てはめてみることができ、「やりたい仕事」をイメージしやすくなる可能性があります。
2.やりたくない仕事や求人をピックアップする
やりたいことがない場合は、「やりたくない仕事」「苦手なこと」をピックアップし、やりたい仕事を導く方法もおすすめです。たとえば、チームワークが苦手な方は一人作業が多い仕事、「厳しいノルマがある営業はやりたくない」のであれば、営業以外の職種が転職活動の軸になり得ます。
なお、やりたくない仕事に焦点を当てるときは、「やりたくない理由」を深掘りすることが大切です。やりたくない仕事を知ると、自分が「大切にしたいこと」が見えてくるでしょう。
3.モチベーションの高まりを基準にしてみる
「やりたいことがないけど転職したい」というときは、モチベーションの高まりを基準に仕事を探してみる方法もあります。自分が得意なこと・楽しく取り組めたことを振り返り、転職活動に活かしましょう。
たとえば、「目標を達成するまで忍耐強く取り組める」「人の役に立てたときにやりがいを感じる」、あるいは趣味やプライベートで褒められた経験でも構いません。自分の強みを活かせたり、モチベーションを高められたりする分野に転職すれば、仕事に意欲を持って取り組めるでしょう。
4.未経験の仕事や興味のある分野に目を向ける
やりたいことがない状態で転職を考えている人は、未経験の業界や興味のある分野に挑戦してみるのも一つの手です。プライベートでイベントやセミナーへ参加したり、趣味を増やしたりするなど、気になることには積極的にチャレンジしてみるのがおすすめ。今は仕事でやりたいことがなくても、興味のある物事に目を向けることで、自分の向き不向きが見えてくるはずです。
「この業界に転職したい」「趣味なら良いけど仕事にはできない」など、さまざまな発見を得られるでしょう。実際に、未経験からチャレンジできる求人でどのようなものがあるか気になる方は、下記を参考にしてみてください。
5.身につけたいスキルから仕事を探す
身につけたいスキルがある方は、それを実現できる職種に転職するのも一つの手です。「専門性を高めたい」「苦手分野を克服したい」などの希望に合わせ、自分のスキルを磨ける企業を探してみましょう。なかには、未経験で入社し働きながらスキルを身につけたり、資格取得のサポートを受けられたりする企業もあります。
「やりたいことがないけど転職したい」「転職したいけどスキルがない」と思ったときは、企業の研修制度をチェックし、どのようなスキルを身につけられるか確認してみるのもおすすめです。
6.自分の強みやできることを基に仕事を探す
「やりたいこと」からではなく、自分の強みやできることを基に転職先を探す方法もあります。自分の得意分野を活かせる職種であれば、仕事で活躍できる機会も増えるでしょう。実績を積めば、周りから評価されたり給与が上がったりする場合も。自分が会社や社会に貢献していると実感できると、やりがいやモチベーションアップにもつながります。「やりたいことがない…」と悩んでいる方は、改めて「自分の能力を発揮できる職種は何か?」を考えてみましょう。
「仕事にやりがいを感じない原因とは?対処法も合わせて紹介」のコラムでは、やりがいを感じられる仕事を探す方法を紹介しているので、チェックしてみてください。
7.第三者に話を聞いてみる
転職したいけどやりたいことがないときは、勤務先や周囲の人と話をしてみるのも有効です。同じ会社で活躍している先輩や同僚に仕事への考え方を聞いてみましょう。異なる価値観に触れて視野が広がれば、「今の状況を打破する方法」や「自分がやりたいこと」に気づく可能性があります。
また、相談しやすい家族や友人などに「私の強みは何か」と質問してみるのも良いでしょう。第三者による評価を通して、自分では当たり前と思っていたスキルが強みになると気づくことも。自分に合った職種を見つけられる可能性があるほか、転職せずに今の会社で活躍する方法を見出せる場合もあります。
やりたいことがない場合は適職診断もおすすめ
「やりたいことがない」と悩んでいる方には、適職診断サービスで自分の価値観や強み、特性を活かせる職種を調べるのもおすすめです。「やりたいことがない人向け!仕事探しで適職診断を活用してみよう」では、適職診断の活用法をはじめ、やりたい仕事に出会う方法を解説しているので、あわせてご確認ください。
このコラム上段からも、適職診断をお試しいただけます。所要時間1分程度で性格から分かる職種を無料診断!空いた時間で簡単にできるので、ぜひお気軽にご利用ください。
年齢別!やりたいことがない人が転職活動を進めるヒント
ここでは、やりたいことがないと悩む20代・30代・40代の方向けに、企業の採用ニーズを踏まえた転職活動のやり方を年代別に紹介します。
転職活動をするときは、企業からどのような人材が求められているか把握することも大切です。「やりたいことがないけど転職したい」という方は、下記を参考にしてみてください。
20代の転職の場合
20代は働いた経験や携わった職種の少なさから、「転職したいけどスキルがない」「明確にやりたいことがない」と悩む方もいるようです。
20代の転職では、専門的なスキルや実績よりも意欲やポテンシャル、柔軟性の高さを企業から評価される傾向にあります。そのため、選考で自分の強みや意欲を上手にアピールできれば、採用してもらえるチャンスがあるでしょう。
「なんとなく興味がある」「今の仕事で得意な業務と似ている部分がある」と感じる場合は、未経験の業界・職種にも積極的に挑戦してみるのがおすすめです。「スキルなしでも転職できる?年代別のやるべきことや転職市場を詳しく解説!」では、20代・30代・40代の転職事情を詳しく解説しているので、あわせてご参照ください。
30代の転職の場合
30代は20代よりも仕事の実績を評価されるため、転職活動の際はこれまでの経験をアピールすることが重要です。「やりたいことがない」「何がしたいか分からない」と感じている30代の方は、20代のころに得たスキルと実績を洗い出し、「自分の経験を活かせる仕事とは何か」を具体的に考えてみると良いでしょう。
なお、30代であっても未経験の業界・職種へ挑戦することは可能です。30代から未経験職種へ転職したい方は、「30代から未経験分野に転職するのは厳しい?おすすめの業界と成功のコツ」も参考にしてみてください。
40代の転職の場合
40代から転職をするなら、自分が培ってきた知識やスキルなどを整理することから始めましょう。これまで経験を積んできた分、自分のアピールできる要素はどれなのか客観的に分からなくなることがあります。転職先で強みになるスキルや専門性の高いスキルなど、転職活動で活かせるスキルの棚卸しをすることがポイントです。
また、40代はマネジメントスキルを求められることも多くなるので、部署をまとめたり人材教育を担当したりしたことがある方は、積極的にアピールしてみましょう。「マネジメント経験とは?転職時にアピールするコツや例文を紹介」では、転職時にマネジメントスキルをアピールする方法について詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
やりたいことがない場合の転職を叶える3つのポイント
転職時にやりたいことがないときは、「能力や経歴を洗い出す」「『将来なりたい自分』を考える」「転職したい理由を明確にする」の3つのポイントを意識することが大事です。
以下の内容を参考にして転職活動をスタートさせましょう。
やりたいことがない場合の転職を叶える3つのポイント
- 自分の能力や経歴を洗い出す
- 将来的に「どのような自分になりたいか」を考える
- 「なぜ転職したいか」を明確にしておく
1.自分の能力や経歴を洗い出す
転職時にやりたいことがない場合は、自分の能力や経歴を洗い出してみましょう。「営業でコミュニケーションスキルを身につけた」「新人教育を担当した経験がある」など、これまでのキャリアを見つめ直してみると、自分に合う企業を選択しやすくなります。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(22p、表21-1)」によると、転職者が今の仕事を選んだ理由として「仕事の内容・職種に満足がいくから」と回答した人が全体の41%、「自分の技能・能力を活かせるから」が36%でした。この結果から、転職先に自分のスキルを活かせる仕事を選ぶ人が一定数いることが分かります。
転職活動の際は、「自分の能力を発揮し会社に貢献したい」とアピールすれば、評価を得られる可能性が高まるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況
2.将来的に「どのような自分になりたいか」を考える
やりたいことがないけど転職したいときは、自分の理想とする将来像をイメージしてみましょう。「半年後」「3年後」など、具体的な時期を設定して考えてみるのがおすすめです。
実現したいことや目標が見えてきたら、それを叶えられる職種や企業を探してみましょう。転職活動の際、将来の目標や理想像をしっかりとアピールすれば、「前向きに仕事をしてくれそう」「入社後の活躍が期待できそう」といったプラスのイメージにつながります。
「やりたいことがない…」と悩んでいる方は、「仕事で何がしたいか分からない…自分に合った仕事を探す方法を解説」もご参照ください。
3.「なぜ転職したいか」を明確にしておく
やりたいことがない場合は、転職したい理由を明確にすることも転職を成功させるためのポイントです。「給料を上げたい」「スキルがないから身につけたい」など、思いつく事柄を書き出してみましょう。転職理由を可視化することで、自分が仕事や企業に何を求めているかが見えてくるはず。転職活動における求人選びや選考対策もしやすくなります。
面接では転職理由を聞かれる可能性が高いため、事前に回答を考えておくことが肝心です。「転職理由の書き方を解説!面接で本音を伝えて良い?好印象を与える例文」のコラムを参考にしながら、なぜ転職したいのかを考えてみましょう。
ポータブルスキルがあれば転職でアピールできる!
ポータブルスキルとは、コミュニケーションスキルや情報収集能力、課題設定・解決能力といった、業界や職種に関わらず仕事で活かせるスキルのことです。また、仕事に取り組む姿勢や対応力など、社会人として必要なスキルも含まれます。
ポータブルスキルについては、厚生労働省のWebサイトで診断ツールを公開しているので活用するのもおすすめです。「やりたいことがないけど転職したい」「未経験の業界・職種に転職したい」という場合は、面接の際に自分が持っているポータブルスキルをアピールすると良いでしょう。
参照元
厚生労働省
ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)
やりたいことがないなら転職エージェントの利用がおすすめ
転職活動の際は、これまでの経験を洗い出したり、多様な職種・企業の情報収集を行ったりして応募先企業を絞る作業が必要です。そのため、「転職したいけどやりたいことがない」「やってみたい仕事があるけど転職できるか不安」と感じている方は、エージェントを活用するのも良いでしょう。
転職エージェントには経験豊富なアドバイザーが在籍しているので、カウンセリングを通じて自分に合う求人を紹介してもらえます。また、自己分析のやり方や履歴書の添削といった、転職活動にまつわるさまざまなサポートが受けられるのが特徴です。求人サイトや企業のWebサイトで情報を得るとともに、エージェントを利用すると視野を広げられるでしょう。
若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求人紹介をはじめ、面接対策や効果的な自己アピールの方法、企業との交渉など内定確定までを一貫してサポートしています。専任のアドバイザーが希望の転職先や転職活動における悩みを丁寧にヒアリングし、的確なアドバイスを行うのが特徴です。
サービスはすべて無料なので、「興味のある仕事がない」「転職したいけど何がしたいか分からない」という方も、ぜひ一度ご相談ください!
転職したいけどやりたいことがない方のためのQ&A
ここでは、「やりたいことがないけど転職したい!」という方が抱きやすい疑問にQ&A形式で回答していきます。
やりたいことがない場合はどうやって転職すれば良い?
自分が楽しいと感じることや、興味を持っていることに関連する仕事を探してみましょう。
また、自分が得意なこと、周りから褒められることを基に仕事を調べるのもおすすめです。反対に、嫌だったこと・やりたくないことから自分の適性を探る方法もあります。自分に向いている仕事をお探しの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブもぜひご活用ください。
やりたいことがなくても転職活動して良い?
やりたいことがない状態から転職活動をスタートしても問題ありません。
なぜなら、転職活動を進めるうちに、やりたいことが明確になる場合もあるからです。多くの求人に触れるなかで、「この企業で働けたら楽しそう」「この勤務条件には合わない」というように、自分が働くうえで何を重視しているかが分かるようになることも。また、面接で実際に企業に行くことで、自分が求める職場環境がイメージできる可能性もあるでしょう。
転職活動は在職中と退職後のどちらにするのが良い?
在職中に転職活動を行うのがおすすめです。
退職後に転職活動をすると、収入がない期間が生じるため、経済的な不安から焦って転職先を決めて後悔するリスクが考えられます。また、転職活動でほかの企業を見ているうちに、改めて今の職場の良さに気づく可能性もあるでしょう。転職時期の選び方については、「転職活動は在職中と退職後のどちらですべき?伝えるタイミングはいつ?」も参考にしてください。
やってみたい仕事があるけど未経験です。転職できる?
未経験者を歓迎している企業なら転職が可能です。
業界・職種の経験がない場合は、どの職種にも通用するポータブルスキルをアピールすると好印象を与えられるでしょう。とはいえ、未経験職種への転職は年齢を重ねるごとに選択肢が狭まるのも事実です。「転職に年齢の壁はある?未経験者が希望の職種につくためには」では、20代・30代・40代以降の年代で企業から求められることをまとめています。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。