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面接官は何を見ている?アピールのやり方や想定される質問
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この記事のまとめ
- 面接官は応募者のマナーや意欲、コミュニケーション能力などを見ている
- 現場の社員が面接官を務める場合、実務に必要なスキルや経験が重視される傾向にある
- 役員が面接官の場合、応募者と会社のビジョンが合致しているかを確認する傾向にある
- 何を質問されても答えられるよう、面接前に志望動機を掘り下げておくことが大事
「面接官はどのような視点で応募者をチェックしているのだろう」と気になる方も多いはず。基本的には、社会的な常識やマナーに加え、入社への意欲・熱意、コミュニケーション能力などを見ることが多いようです。このコラムでは、面接官が配属部署の上司だった場合や役員だった場合を想定し、どのような視点で求職者を見ているかについて解説。想定される面接官の立場に合わせ、アピールしたいポイントを紹介しています。
面接官がチェックするのはどんなこと?
面接官は短い時間の中で、応募者の社会的なマナーや意欲、コミュニケーション能力などをチェックしています。詳しく見ていきましょう。
社会的な常識やマナー
常識やマナーがない人が働く仲間として歓迎されることはないと言って良いでしょう。面接室に入るときにノックや挨拶があるか、服装に清潔感があるかなど、面接官はさまざまな観点から応募者の行動をチェックしています。たとえ質問への受け答えが完璧だったとしても、髪に寝癖がついていたりシワだらけのスーツを着用したりしていては、良い評価を得ることは難しいでしょう。常識やマナーは仕事をするうえでの基本となるため、目につく箇所があると大幅な減点につながる可能性があります。
入社への意欲・熱意
「なぜこの会社に入りたいのか」「この会社に入って何をしたいのか」を自分の言葉ではっきりと述べることで、入社への意欲が伝わりやすくなります。入社に向けて学習していることや取り組んでいることがあれば、あわせてアピールしたいところです。
「どこでもいいから入社したい」という応募者に、面接官が魅力を感じることはないといえるでしょう。経験やスキルのある人材でも、やる気や熱意が感じられないと担当者は採用に二の足を踏んでしまうものです。意欲や熱意を示すためには、どうして競合他社ではなく応募企業を志望したのかについて、面接官が納得する回答を用意する必要があります。
コミュニケーション能力
社会的なマナーと同じく、コミュニケーション能力もビジネスの基礎となる部分。「挨拶ができているか」「質問の意図を理解し、自分の言葉で分かりやすく回答しているか」といった点がコミュニケーション能力を評価する基準になるようです。面接官のなかには、話し方に注目する人もいます。話し方や話しているときの姿勢には応募者の人柄が表れるためです。せっかちな話し方やぼそぼそとした話し方は、マイナス評価につながる可能性があるので注意しましょう。
面接官が配属先の上司や現場技術者の場合
配属先や現場など、実際に働く場所の上司が面接官の場合には、特にスキルを重視する傾向にあります。即戦力が期待される転職の場合、その傾向はさらに強くなるでしょう。たとえば営業職の場合、お客さまと良好な関係を築けるだけのコミュニケーション能力があるかどうかが評価の分かれ目となります。初対面の面接官を相手に笑顔で対応できているか、質問に対し的外れな回答をしていないか、マナー違反をしていないか、といった点を面接官はチェックするでしょう。
知識やスキルは具体的なエピソードを織り交ぜてアピールする
知識やスキルをアピールする際は、具体的なエピソードや実績などの数字を織り交ぜることで話に説得力を持たせることができます。仮に現在の能力がその企業が求める水準に達していなくても、将来的に活躍が期待できそうだと感じさせることができれば、面接突破が見えてくるでしょう。アピール方法については、「自己PRで転職の成否が決まる?作成する際に押さえるべきポイントとは」でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
職場や上司との相性を見られることもある
配属先の上司や現場技術者が面接官を務める場合、「応募者=将来の自分の部下」という視点で面接を行うことになります。入社後、自分の下に配属されることは分かっているため、自分やチームメンバーとの相性を考慮する可能性はじゅうぶんあります。面接ではてきぱきとした受け答えを心掛け、「一緒に働きたい」と思ってもらえるような印象を残すことが重要です。
面接官が役員の場合
最後に待ち受ける役員面接では、それまでの面接とは少し違う基準で合否を判断されることがあります。そもそも、役員面接は一次面接や二次面接をクリアしてきた人が挑むもの。スキルも人柄も申し分ない応募者が集まっていると考えて差し支えありません。では、役員面接では何を見るのかというと、「応募者の思い描くビジョンと企業の方向性が一致しているか」という点です。どれだけ能力があって活躍が見込める人でも、目指す方向が異なれば数年後に会社を去ってしまうことにもなりかねません。将来いなくなってしまう可能性の高い人を積極的に採用したいと考える企業は稀でしょう。役員面接では、最終確認の意味合いも込め、応募者の思い描く未来と会社の未来とが一致していることを確認する傾向にあります。
役員面接を突破するポイント
会社の方針やビジョンの中で自分がどのように貢献できるのかをアピールするのが大事なポイントです。「会社にとって必要な存在である」と判断してもらうことで、内定獲得がぐっと近づくでしょう。役員面接ではそれまでの面接以上に、志望動機について掘り下げた質問をされるのが一般的です。最終面接の前には改めて自身の強みや展望について考えを深め、「どんな質問がきても答えられる!」という状態に自分を持っていきましょう。「役員面接で重視されるポイントとは?失敗例や対策方法をご紹介」でも役員面接について取り上げているので、興味のある方はぜひご一読ください。
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就職活動の面接に関するQ&A
事前準備が大切な面接ですが、何を準備してどういったことに注意すれば良いのか分からないという方も多いでしょう。ここでは、就職活動の面接に関する疑問をQ&A方式で解決していきます。
面接前に注意することはありますか?
面接では第一印象も大切なため、清潔感を意識した服装と髪型を心がけましょう。面接にふさわしい服装や髪型は「正社員の面接の服装はどうすれば良い?男女ごとに詳しく解説!」に掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接会場には何分前に到着したら良いですか?
5~10分前に到着するようにしましょう。極端に早く到着してしまうと相手の迷惑になる可能性があります。「面接の流れやマナーを受付・入室・退室の場面別で解説!」では、面接時のマナーについても掲載しているので、ぜひご一読ください。
面接に持参するものはありますか?
応募書類はもちろん、筆記用具の持参はマストです。携帯電話も会場までの道順を調べたり、遅刻しそうになったりしたときに連絡を取れるよう持っていきましょう。そのほかの持参物については「面接の準備には何が必要?持ち物リストと準備のポイント」に掲載しています。
面接の入退室に決まりはありますか?
入退室時にもマナーがあります。入室時はノックを3回行い、退室時はドアの前でも挨拶するようにしましょう。詳しくは「模擬面接のやり方を知りたい!効果のある進め方やポイントを解説」に掲載しているので、参考にしてみてください。
面接の前に準備しておくことなどはありますか?
面接前には交通ルートや持ち物の確認などの準備をしておくことが重要です。また、事前に面接練習をしておくと当日落ち着いて受け答えができるでしょう。若年層向け就活エージェントの「ハタラクティブ」では、カウンセリングや応募書類の添削、面接の練習をマンツーマンで行っています。まずはお気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。