面接に落とされるサインとは?面接官の言動から分かる合否のフラグ

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この記事のまとめ

  • 面接に落とされるサインは、「面接官の反応が悪い」「質問が少ない」など
  • 面接に受かるサインは面接官の積極的なメモや質問など、前向きな言動に表れる
  • 面接に落とされるのは、マナーや志望動機の内容などが不十分な可能性がある
  • 面接に落とされるサインはあくまでも目安ととらえ、最後まで諦めないことが大切
  • 面接に受かるための対策をするために、就職エージェントを利用する手もある

面接の結果が出る前に、落とされるサインやフラグを知って心の準備をしておきたい方もいるでしょう。このコラムでは、面接官の言動から分かる採用・不採用のサインを解説します。併せて、なかなか面接を通過できないときの対策についてまとめました。サインはあくまで目安でしかないので、「落とされるかもしれない」という不安ばかりにとらわれないことが大切です。

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面接で落とされる10個のサイン・フラグリスト

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ここでは、面接で落とされる可能性のあるサイン・フラグをリスト形式でまとめています。

1.質問に答えてもリアクションが薄い
2.質問に答えるとマイナスの言葉で返される
3.面接官と目が合わない
4.企業側の対応が冷たい
5.よくある質問しかされない
6.今後の話題がでない
7.逆質問に真摯に答えてもらえない
8.面接がすぐに終了する
9.面接が進むにつれ面接官の態度が変わる
10.入社するメリットを伝えられない

以上に挙げたサインは、企業側が採用を前向きに考えている場合、あまり出ない言動だと考えられます。面接時に兆候がなかったかを思い返してみましょう。

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落とされる?面接不合格のサイン・フラグ

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面接官が以下のような言動をとった場合、面接で落とされるサイン・フラグの可能性が高いでしょう。

企業側の反応がそっけない

質問に対して一生懸命回答したにもかかわらず、面接官の返事は「そうですか」「分かりました」といったそっけない言葉のみ。そのようなケースは落とされるサインである可能性があります。興味がなさそうだったり、話を広げてくれなかったりするのは、求職者への関心が薄い証拠でしょう。また、良いリアクションがあったとしても、上辺だけの様子があるようなら注意が必要です。

逆質問の機会がない

逆質問の機会が与えられないのも落とされるサインといわれています。また、逆質問の機会が与えられたとしても、企業側の回答が丁寧でない場合は不採用を疑っても良いでしょう。多くの面接官は就活生に対し、自社の良さを知ってもらおうとアピールするもの。アピールの機会である逆質問が省かれるのは、「不採用者にわざわざ情報を教える必要はない」と思われてしまっている可能性があります。

「向いていない」と言われる

はっきり「うちの仕事に向いていないよ」「君の性格はうちの社風に合わないよ」などと言われてしまった場合、落とされるサインの可能性があるでしょう。しかし、面接官の厳しい言葉は、いわゆる「圧迫面接」でも聞かれます。あえて「向いていない」と求職者を突き放すことで、どのような反応を見せるのか試している可能性も。諦めずに、前向きな回答で巻き返しを図りましょう。圧迫面接の対処法については、「圧迫面接の特徴と対処法とは」で解説しているので、面接に向けて参考にしてみてください。

仕事に関係のない話が多い

面接中の会話が仕事に関係のないものばかりだった場合、落とされるサインの可能性があります。「不採用にするけど、企業側に悪いイメージを持たれないよう良い雰囲気を演出しよう」と考え、あえて会話を盛り上げることも少なくないようです。

面接時間が極端に短い

面接時間が極端に短いのも、落とされるサインである可能性が高いようです。回答に対する面接官の反応が薄かったり、話が盛り上がらなかったりした結果、面接時間が短くなってしまったのであれば、それは面接官に興味を持ってもらえなかったためであると考えられます。

「最後にアピールすることはありませんか?」

面接中のアピールが不十分だったとき、最後のチャンスとして投げかけられることが多い質問です。アピール不足という意味では落とされるサインですが、回答次第では挽回できる可能性も十分あります。「落ちたかも…」とネガティブにとらえず、諦めずにアピールしましょう。

合否連絡をメールで送ると言われる

不採用をわざわざ電話で伝えてくる企業はあまり見られません。そのため「面接結果はメールでご連絡いたします」という言葉が出た場合、それは落とされるサインである可能性があります。合否に関わらず、すべての連絡をメール・書面で行う場合もあるため一概にはいえませんが、不採用になることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

面接に落ちる理由とは?8つの原因を把握して対策しよう」のコラムでも面接に落とされる特徴を解説しているので、併せて参考にしてみてください。

受かる可能性がある面接合格のサイン・フラグ

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面接官が以下のようなサインをした場合は、面接で落とされる可能性は低いでしょう。

面接官がたくさんメモを取る

面接官がたくさんメモを取るのは、求職者に興味があるサインといえます。求職者の情報を次の選考担当者や上司に伝えるためにメモを取っている可能性が高いので、落とされる心配がないと考えて良いでしょう。

適性があると言われる

「当社の社風に合っている」「君の性格はこの仕事に向いているね」など、企業に適性があることを示す言葉が聞かれた場合は、面接官に好印象を持たれているサインである可能性が高いです。中には「ぜひ入社してほしい」とはっきり伝えられるケースもあり、その場合は落とされる可能性が低いと考えて良いでしょう。謙遜し過ぎたり、逆に浮かれたりはせず、素直に「ありがとうございます」「恐縮です」と受け止めるのがおすすめです。面接終了まで引き続き気を抜かないようにしましょう。

面接時間が長い

回答に対し「なぜそう思ったの?」と企業側から突っ込んだ質問をされたり、会話が盛り上がったりすると、予定より面接時間が長引くことがあります。それは、面接官が求職者に興味を抱いている証拠。落とされにくいと考えても良いでしょう。
なお、前項で「面接時間が短いのは落とされるサイン」と解説しましたが、最終面接の場合は面接時間が短いことこそが、合格のサインである可能性もあります。なぜなら、すでに内定を出すことが決まっている場合、最低限の質問だけで終了することもあるためです。

次の面接のアドバイスをくれる

「もう少し志望動機を深めた方が良い」「具体的なエピソードがもっと聞きたい」など、面接官が次の選考のためのアドバイスをくれるのは合格のサイン。最終面接まで落とされることがないように、アドバイスをくれている可能性があります。面接官は多くの候補者を見てきた採用のプロです。「ありがとうございます」「ぜひ参考にさせていただきます」と素直に受け取り、今後の選考に活かしましょう。最終面接を通過するための対策は「最終面接を突破するコツは?よく聞かれる質問や受かるための対策を紹介!」で解説しているので、参考にしてみてください。

その場で次の選考のスケジュール調整を行う

その場で次の選考の日程調整が行われた場合も、落とされる可能性が低いでしょう。一般的に、次の選考のスケジュール調整は面接通過が決まった後に行われるものです。その場で次回の面接の話をされるのは、面接官が「求職者についてさらに詳しく知りたい」と考え、早めにスケジュールを確保しようとしている証拠といえます。

他社の選考状況について聞かれる

ほかに応募している企業や、選考がどの程度進んでいるかを聞かれるのも合格のサインといえます。採用したい求職者が他社に流れてしまうのを防ぎたい、という思いから発せられている可能性が高いでしょう。
「回答次第で落とされるのでは」と動揺せず、どのような質問に対しても正直に答えるのが基本です。ただし、すべての選考状況を述べる必要はありません。「ほかに受けている企業は?」と聞かれた場合、面接を受けている企業と同じ業種・職種のものを答えるのがおすすめ。なぜなら、面接中の企業と関連性がないと、志望度合いを疑われてしまう可能性があるからです。また、不採用になった企業に触れる必要はありません。落ちた企業について話すと、企業側の意向が揺らいでしまう恐れがあります。

入社日を相談される

入社日の相談をされれば、落とされることはまずないと考えられます。不採用者に対して「いつから働けますか?」と尋ねることはあまりないでしょう。同様の理由で、仕事内容や通勤時間など、入社後の具体的な話が出るのも採用のサインといえます。

入社後に上司となる人と挨拶する

入社後に上司となる人を紹介してもらった場合は、落とされる可能性が低いでしょう。さらに、具体的な仕事の説明をされたり、一緒に働く予定のメンバーについて紹介されたりするケースもあります。このような場合、内定が近づいていると考えられますが、最後まで気を抜かず丁寧に対応しましょう。

握手をされる

面接の最後に握手をされると、落とされる可能性は低いといえます。特に最終面接で見られることが多く、「ぜひ入社してほしい」「入社後も頑張ってほしい」というサインが込められることもあるようです。場合によっては「合格おめでとう」という言葉が添えられるケースも。慣れていない人は、手を差し出されて驚くこともあるかもしれませんが、企業側に不安を感じさせないようしっかり握り返しましょう。ただし、面接官の個人的な主義や企業の方針として握手をする場合もあります。「落とされる心配がない」と舞い上がらず、面接官が退出するまで気を引き締めてください。

エレベーターまでの見送りは合否のサイン?

エレベーターまでの見送りは合否のフラグ、とは一概に言い切れません。応募者へ丁寧な対応を心がけている場合もあるでしょう。ただし、面接後の態度を見ている可能性もあります。マナーとして、面接官の後ろを歩き、ボタンは自分で押すことがポイントです。「面接でエレベーターまで見送りされた!これって合格?面接官のサインの真意」でエレベーターに乗るときの注意点を紹介しています。最後まで企業側に好印象を与えられるよう、参考にしてみてください。

面接に落とされる原因と対策

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「面接に落とされるサインが知りたい」と思っている人の中には、面接がうまくいっていないこともあるでしょう。ここでは、面接に落とされる原因と、その対策方法をご紹介します。悪い点を改善し、次の就活では面接の通過率を上げられるように参考にしてください。

1.マナーが守れていない

就活中に基本のビジネスマナーを守るのは、落とされる可能性をなくすための条件です。清潔感のある服装・髪型を心がけ、入退室の挨拶から面接中の姿勢まで気を配るようにしましょう。携帯電話や音の出る電子機器の電源をオフにしておくことも忘れずに。また、面接中は丁寧な言葉遣いで話すことが大切です。企業によっては面接官がフランクに接してくれることもありますが、それに乗じてこちらも軽い言葉を使うことは望ましくありません。常に相手への敬意を示した対応を心がけましょう。

2.志望動機に説得力がない

企業側は志望動機を通して、求職者の入社意欲や適性、自社への理解度などを知ろうとしています。重要な質問であるだけに、回答に説得力がないと「あまり真剣に企業選びをしていないのでは」や「入社できればどこでも良いと考えているのでは」と捉えられてしまう可能性も。志望動機の説得力を高めるには、企業研究が重要です。面接を受ける企業の特徴や仕事内容、社風について調べるのはもちろんですが、可能であれば同業他社との違いまで把握しておくのがおすすめ。その企業だからこそ入社したい理由を、具体的に述べられるようにしましょう。
企業研究の目的ややり方については「企業研究によって転職を成功させるやり方を解説!情報の集め方も詳しく紹介」で紹介しています。新卒・転職どちらでも企業研究は必要な要素なので、確認してみてください。

3.主体性が感じられない

就活の面接で重要なのは、自分がその企業で活躍できる人材であるとイメージしてもらうことです。志望動機に対して「御社なら○○を学べると思ったから」という回答は要注意。一見真面目な印象を残せそうですが、面接官によっては「受け身で主体性がない」と捉えて落とされる可能性があります。そこでカギとなるのが自己分析です。自分のこれまでの人生経験を振り返り、長所や短所を明確に把握しておきましょう。自分の強みと企業研究で分かった企業の特徴を結び付ければ、志望動機や自己PRのオリジナリティと説得力が高まるはずです。
自己分析の目的ややり方については、「自己分析のやり方を解説!自分をしっかり診断して転職に活用しよう」で紹介しています。自分の長所や価値観を知るための参考にしてみてください。

4.面接の練習をしていない

就活の面接では、落とされるのではと緊張してしまい、普段の自分を表現しにくいもの。そのため、自己紹介や志望動機など、面接の定番といわれる質問はあらかじめ回答を用意しておき、話す練習をしておくのがおすすめです。話し方や表情も面接官の印象を大きく左右するため、鏡を見ながら話してみたり、友人や家族、就職エージェントなどに協力してもらいアドバイスをもらったりするのが良いでしょう。面接でよく聞かれる質問は、「就職面接を成功させる方法!基本的マナーやよく聞かれる質問例などを解説」のコラムで紹介しています。併せて確認してみてください。

5.質問に答えていない

面接で質問の答えになっていないことを述べてしまうと「コミュニケーション力がない」「質問の理解度が低い」などの理由で、落とされる原因になる可能性があります。事前に用意しておいた文言にこだわり過ぎると、的外れな回答になってしまう恐れも。まずは、焦らず質問の意図を理解しましょう。そのうえで結論を簡潔に述べ、後から理由を説明するとスムーズに回答ができます。

適性に沿った求人へ応募するのがポイント

面接を成功させるには、自分の強みと業務内容がマッチした企業へ応募することがポイントです。たとえば、コツコツと作業するのが得意な方が接客系の仕事に就職すれば、途中でミスマッチを感じて続けていくのが難しくなる可能性があります。企業研究や自己分析をしっかり行い、適性に沿った業種へ応募することがおすすめです。また、転職目的の場合は、前職の強みを活かせる企業を探すと良いでしょう。

合否サインで落ちたと確信するのは早い

新卒・転職やパート・アルバイトなどの面接で見られるサインはあくまでも目安であり、「絶対」ではないことを心にとめておきましょう。落とされるサインが見られたからといって、面接の途中で諦めてはいけません。挽回のチャンスがあっても、自信のなさや後ろ向きな姿勢が見えることで、取り返しがつかなくなってしまうこともあるでしょう。

逆に、合格のサインに浮かれることも避けてください。油断や気のゆるみは面接官に伝わってしまうもの。せっかく好印象を与えていたにもかかわらず、浮かれてしまったことで内定が遠のいてしまう恐れがあります。また、合格と思い込みながらも不採用になってしまった場合、一気に就活・転職へのモチベーションが低下してしまうでしょう。合否サインに振り回されず、最後まで誠意をもって面接官に向き合うことが大切です。

面接で落ちてしまった場合は…?

どれだけ対策を行っても、面接に落とされる可能性はゼロではありません。不合格になってしまった場合は「縁がなかった」「たまたま相性が合わなかった」と考え、早めに気持ちを切り替えることが大切です。また、不合格の経験から得られるものもあります。落ち着いて面接の内容を振り返ると、面接官の反応が悪かった部分や、言葉に詰まってしまった部分など、改善点が見えてくることも。なぜ不採用だったのかをしっかり反省したうえで、前向きな気持ちで次の就活に挑みましょう。

「面接に落とされる不安ばかり先立ってしまう」「一人で面接対策ができない」とお悩みの方は、就職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
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面接に落とされるサインに関するQ&A

就活の面接で落とされるサインについて、想定される疑問にお答えします。面接で印象を良くするコツも紹介するので、参考にしてください。

面接の合格サインはある?

面接の合格フラグといわれるものには、「他社の選考状況を聞かれる」「面接時間が長くなる」「面接官がメモをとる」といったものがあります。「応募者のことを詳しく知りたい」という気持ちが現れた面接官の質問や行動は、合格サインの可能性があるでしょう。 合格サインの詳しい具体例は、このコラムの「受かる可能性がある面接合格のサイン・フラグ」でも紹介しています。

不合格のサインはどんなものがある?

面接時間が予定より大幅に短かったり、簡単な質問しかされなかったりするのは、落とされるサインと予測できます。面接官がすでに不採用を決めており、時間をとる必要がないと判断されている可能性があるからです。「落とされる?面接不合格のサイン・フラグ」では、よくある不合格のサインをまとめているのでご覧ください。

不合格のサインを感じたらどうする?

落とされるサインがあったからといって、必ずしも不採用になるわけではありません。たとえば、面接時間が短くても、「企業側がすでに採用を決めていたので面接が早く終わった」という可能性も。落とされるサインを感じても、面接中は気にせず最後まで冷静に回答を続けましょう。自信を失わずにアピールを続けることで、面接官の評価を変えられる可能性もあります。

面接に受かるときの特徴は?

面接に受かるときは、「企業側が求めるスキルや経験の条件を満たしている」や「求められる人物像に沿ったアピールをしている」「意欲が伝わる受け答えをしている」といった特徴があります。面接前には企業研究を行い、企業がどのような人材を求めているのか、何をアピールするのが効果的なのかを考えましょう。

面接で落ちる可能性を減らすには?

就活中には基本的なビジネスマナーを守ることや、第一印象を良くすることが大切になります。面接開始前に、スーツにシワや汚れがないか、髪型に乱れがないかを確認しましょう。面接中は姿勢を正し、明るくはきはきと笑顔で話すのがポイントです。敬語に苦手意識があっても「~です」「~ます」を徹底して丁寧な言葉遣いで話しましょう。ハタラクティブでは、サービスの一環として面接対策のアドバイスを行っているので、面接に不安がある方はぜひご利用ください。

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