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面接で気をつけることは?模擬面接もやるべき?就職成功のコツを解説
更新日
この記事のまとめ
- 面接で気をつけることは「10分前に到着する」「ドアは3回ノックする」など
- 面接で気をつけることとして、服装や髪の毛といった身だしなみを整えることも重要
- 面接で気をつけることは、模擬面接を繰り返し行うことで身につけられる
面接で気をつけることが分からず、不安や疑問を感じている方もいるでしょう。面接ではちょっとした振る舞いや身だしなみが評価に影響する可能性もあるため、事前にしっかり確認しておく必要があります。
このコラムでは、会場到着から面接終了までのマナーを解説。また、就職活動における髪や服、小物などの身だしなみの注意点もまとめています。自信をもって面接本番に挑むためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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面接で気をつけること
面接は、面接中以外にも会場到着時間や入退室のマナーなど、気をつけるべきポイントがあります。
「この会社で働きたい」と思うほど力が入り、緊張してしまうもの。本番で力を発揮するためにも、事前に「ここは必ず気をつける」という面接のポイントを押さえておきましょう。
到着時間
面接当日は、指定された面接時間の5~10分前を目安に会場に到着するようにしてください。早過ぎる到着は担当者に気を遣わせてしまうだけでなく、面接準備が整っておらず相手を急がせてしまう恐れも。時間よりも早く着いた場合は、先に会場を確認して近い場所で時間を潰しましょう。
また、面接で遅刻は厳禁。時間厳守です。公共交通機関の乱れや事故といったやむを得ない事情は考慮される場合があるものの、時間を守れないと「社会人としてのマナーができていない」と思われてしまいかねません。「道に迷った」「忘れ物を取りに帰った」など、自分の注意や準備次第で回避できる遅刻はしないように行動しましょう。
万が一遅刻してしまう場合は、分かった時点で早めに電話で連絡を入れ、到着予想時刻を報告します。連絡をしないのは無断欠席とみなされるだけでなく、会社に多大な迷惑を掛けてしまうので避けてください。
遅刻をしてしまった場合の伝え方については、「面接で遅刻した場合の謝罪の仕方は?伝え方やメール例文を紹介!」のコラムで解説しています。当日に慌てないよう、事前に目をとおしておくと良いでしょう。
受付
受付へ進んだら、笑顔で「本日、×時から面接予定の△△(名前)と申します。ご担当の△△さまにお取り次ぎ願えますでしょうか」と伝えます。受付に人がいなかったり、インターフォンやタブレット端末などを利用したりする場合もあるので、どちらの状況でも焦らず落ち着いて対応しましょう。
移動・待機室
受付が終わると、面接が行われる部屋や待機室に案内されます。待機室では人目がなく気を抜きがちですが、「すでに選考は始まっている」と意識して待機することが大切。「だらしない姿勢で待つ」「スマートフォンをいじる」などの行為は控えましょう。
また、待機室や面接室への移動時は、受付や面接官以外の社員とすれ違うことも多くあります。その際はにこやかに軽く会釈をしてください。
入室~着席まで
面接は第一印象が重要。入室・着席マナーはしっかりと確認しておきたいポイントのひとつです。下記の流れを覚えておきましょう。
- ・ドアを3回ノックする
・面接官が返事をしてから「失礼します」と声を掛けて入室する
・ドアは後ろ手で閉めず、向きなおって静かに閉める
・ドアの前で「よろしくお願いします」と挨拶し、お辞儀をする
・椅子の左側か後ろに立ち、簡単な自己紹介をする
・椅子には勝手に座らず、勧められた後に座る
・椅子には深く腰かけず、背もたれに寄りかからないように気をつける
入室時の振る舞いやしぐさが丁寧だと、マナーが身についている点を評価してもらえることも。上記以外にも、かばんや傘、コートといった小物の扱いにも注意を払うとなお良いでしょう。小物の扱いについては、「面接で入室する際のマナーは?ドアが開いているときの対処も解説」のコラムをご覧ください。
面接中
着席したら、いよいよ面接が始まります。面接中は、下記のポイントに注意してください。
姿勢を正す
面接を受ける際は、背筋を伸ばして姿勢を正しましょう。男性の場合は足を肩幅に開き、手は軽く握った状態で太ももの上に添えます。女性は膝を閉じて両足を揃えて座り、左手を上にして手を重ね、太ももの上に置きましょう。
相手を見てハキハキ話す
話し方も、面接で気をつけることのひとつ。落ち着いた態度と明るい表情を心掛け、面接官の目をしっかり見て質問に回答しましょう。一生懸命用意してきた自己PRや志望動機も、小さ過ぎる声や暗い表情では面接官に伝わらないことも。事前の準備を活かすためにも、受け答えには特に注意が必要です。
また、複数人で面接を受ける場合は、他の人が話しているときも気を抜かず、きちんと話を聞き、うなずくなどのリアクションをしましょう。
正しい言葉遣いを確認しておこう
面接では、正しい言葉遣いで受け答えすることも大切なポイントのひとつ。面接でどれだけ素晴らしい内容の回答ができても、言葉遣いが間違っていると稚拙な印象を与えてしまうことも。普段とは異なる言葉遣いのため、事前に言葉の使い方をしっかり確認しておきましょう。たとえば、「了解しました」という言葉は、目上の相手に使うべき言葉ではありません。面接官や応募先企業の電話口で使ってしまうと良くない印象を与える可能性があるため、「承知いたしました」と言い換えるのがおすすめです。また、「参らせていただきます」「お戻りになられる」といった二重敬語も避けましょう。
就活での正しい言葉遣いについては、「就活で使う敬語とは?種類や正しい使い方を一覧で紹介」のコラムで詳しく紹介しています。
自分も選定する立場であることを意識する
面接ではつい「自分をアピールする場」と考え、それにばかり集中してしまいます。しかし、面接は本来「マッチングの場」で、どちらかが優位性をもって行うものではありません。面接を通して面接官や社内の雰囲気を観察し、「自分に合っている企業かどうか」をしっかり見極めることも大切です。
退室
面接が終了したら、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と座ったまま伝え、一礼します。その後、立ち上がって椅子の横に立ち、再度一礼。ドアまで進んだら面接官のほうに向き直って「失礼します」と伝えましょう。さらに一礼した後、ドアを開けて退出し、向き直って静かに閉めます。
特に退出後の手続きなどを指定されなければ、そのまま建物を出てください。部屋を出てすぐスマートフォンを見たり、オフィスが入っている建物を見物したりすることは止めましょう。
以上が、面接全体の流れと、それぞれの場面で気をつけることです。ただし、最近はオンライン面接を行う企業も増えています。オンライン面接のマナーや気をつけることについては、「オンライン面接の流れは?マナーやコツを押さえて就職・転職を成功させよう」のコラムを参考にしてみてください。
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身だしなみの注意点
身だしなみの注意点
- 髪の毛
- シャツ
- 小物
- 匂い
身だしなみを整えるのは面接だけではなく、社会人として当たり前のこと。面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらうためにも、髪の毛やシャツなど最低限の身だしなみに気を配りましょう。
下記に注意点をまとめたので、面接前に鏡で見て確認してみてください。自分でチェックリストを作っておくのもおすすめです。
髪の毛
髪の色は黒が無難といえます。髪色の規定は企業ごとに異なるものの、明る過ぎる色はできる限り避けましょう。前髪が目にかかると暗いイメージを与えてしまうので、ヘアピンで止めたりスタイリング剤で流したりするなど整えてください。髪の長い場合、ゴムでひとつにまとめるかハーフアップにすると、すっきりします。
ショートカットの方は、髪が耳にかかっていないか、寝癖がついていないかも確認しておきましょう。
シャツ
上からジャケットを着ていたとしても、シャツのシワや汚れは意外と見られている部分。特に袖や襟は汚れが付きやすく、相手からも見えるところなので、「黄ばんでいないか」「アイロンはしっかりかかっているか」といった点を確認しましょう。「どのくらいのシミなら許されるのだろう」と悩む場合は、新調することをおすすめします。
小物
靴やバッグ、眼鏡などの汚れも目立つポイントです。就活でずっと使っていなかった靴やバッグを使おうとする場合は、汚れはもちろん痛みや破損がないかを入念にチェックしておきましょう。
眼鏡も綺麗に拭き取っておきます。雨が降っていると雫がレンズに付着し、水垢が残ることも。面接当日、会場に到着したら慌てずに拭き取ると良いでしょう。
匂い
汗の匂いや体臭にも気を配る必要があります。ただし、「臭うかもしれない…」と不安に思った結果、香水をつけ過ぎてしまうのは良くありません。軽く香る程度の香水は気になるものではないものの、きつい匂いは相手に不快感を与えることがあるからです。
また、タバコの臭いもNG。タバコは身体に染み付いていたり、自分では臭っていることに気づけなかったりします。できれば第三者にタバコの匂いが染み付いていないか確認してもらいましょう。もちろん、面接前にタバコを吸うのは控えてください。
模擬面接や準備を入念に行うのが就職成功のコツ
面接を突破するには、模擬面接や事前準備などを行うことも大切です。
この項では、面接を成功させるために重要な面接練習のコツをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
イメージだけの練習だと不十分
面接を通過できない原因のひとつに、模擬面接を行っていないことが挙げられます。「面接対策の本を繰り返し読んだ」「イメージトレーニングをした」などの対策だけでは不十分。本を読んだりイメージトレーニングをすることに加えて、「実際の面接イメージを体験する」ことが鍵となるためです。
模擬面接を行うことが大切
本番をイメージして行う「模擬面接」を繰り返し体験することで、本番でも過剰な緊張を感じず、受け答えもスムーズにできるようになります。たとえば、「マニュアルを十分理解したうえで実行したのにミスをしてしまった」という経験をしたことがある方もいるでしょう。面接も同様に、イメージだけだと本番で身体や心がついていかず、上手くいかない可能性が高まります。
また、本番の面接では予想とはかけ離れた質問をされることも。模擬面接ではそういったイレギュラーな質問も想定した対策ができるため、「すぐに答えを用意できなくても冷静に対処できる力」を身につけられます。
模擬面接のやり方や活用するコツについては、「模擬面接とは?やり方や聞かれることを解説!オンラインでも対策できる?」のコラムを参考にしてみてください。
面接の数日前には準備をする
面接前には交通ルートや持ち物の確認といった準備をしておくことも重要です。しかし、面接の当日や前日に準備をすると、不備があった際に対応できないことも。買い物をする必要が出てきても問題なく対応できるよう、ゆとりをもって準備をはじめましょう。
交通のチェック
家から面接会場までのルートを確認しておくのがおすすめです。公共交通機関を使う場合は、ダイヤや乗り換えの所要時間にも気を配ります。電車やバスなどは遅延する可能性があるほか、道に迷ってしまう恐れもあるので、面接会場につく予定時間は早めに設定しておくと良いでしょう。
持ち物の確認
会社に指定された持ち物をはじめ、筆記用具やクリアファイル、履歴書・職務経歴書のコピー、会場までの地図などが揃っているかを確認しておくことが大切です。ハンカチやティッシュ、手鏡なども持っていくと、必要に応じて身だしなみを整えられます。また、近年はキャッシュレス化が進んでいるものの、不具合によりシステムが利用できないこともあるので、現金も用意しておくと安心です。
面接で気をつけることを押さえて就活を成功させよう
面接で大切なことは、働きたいという強い気持ちを伝えること。特に新卒や既卒、第二新卒など、社会人経験やスキルが少ない場合、仕事に対する意欲や熱意が就活を成功させる鍵になります。このコラムで説明したマナーや注意点を押さえれば、「社会人として信頼できる」「意欲がある」と評価してもらえる可能性があるでしょう。
ただし、面接に馴染みのない場合、不安や悩みを抱えてしまうことも。ハタラクティブの「若者しごと白書2024 3-11. 就職活動・転職活動における選考中の不安度(p.41)」によると、フリーターと正社員の60%以上が事前の面接対策や本番でのアピール方法に不安があると回答しており、面接対策の難しさが伺えます。
面接対策は、家族や友人といった身近な第三者や就活のプロの力を借りながら、熱意をアピールできるように練習を重ねると良いでしょう。
「面接で気をつけることが多く不安」「就活の進め方が分からない」という方は、ハタラクティブにご相談ください。
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参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
面接で気をつけることに関するQ&A
ここでは、面接で気をつけることに関するよくある疑問について解説します。「新卒の就活では何に気をつけるべき?」「アルバイト経験しかなく面接準備が分からない」といったお悩みにも回答しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Web面接で気をつけることはありますか?
Webやオンラインでの面接では、「生活音が入らない静かな環境で行う」「5分前までには準備を整えてログインしておく」といった点を意識しましょう。慣れないWeb面接では、音声や通信回線の思わぬトラブルが生じることも。「web面談とは?聞かれることや服装・背景の注意点を解説」のコラムで、Web面接で気をつけることを把握しておくと安心です。
新卒が就活の面接で気をつけるべきことを知りたいです
新卒の就活面接で面接官が見ているポイントは、「応募書類が丁寧に書かれているか」「基本的なマナーが備わっているか」など。乱雑な字や丁寧でない内容は、悪い印象を与えてしまいかねません。面接官が求職者を評価するポイントについては、「面接官が見るポイントとは?合否の決め方や採用したい人の特徴を解説」のコラムで詳しく解説しています。
転職時、対面の面接で好印象を与えるコツはありますか?
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アルバイト経験しかなく、面接マナーが分かりません…
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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