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高卒フリーターからサービス業へ!接客業との違いと就職しやすい職種
更新日
この記事のまとめ
- サービス業は高卒や大卒など、学歴を問わない場合が多い
- 高卒からサービス業の正社員を目指す場合、学歴不問や実力主義の企業が採用されやすい
- 高卒から就職しやすいサービス業の種類は、ホテルや飲食店などがある
- 高卒からサービス業に就職する場合、アルバイト先の正社員登用を活用するのもおすすめ
- 高卒からサービス業の就職を目指すなら、視野を広げて情報を集めよう
高卒でサービス業の正社員になれる?
高卒からサービス業の正社員になることは可能です。サービス業は特別なスキルや資格、経験が必要ないことから、高卒や大卒などの学歴も問われない傾向にあります。また、学生時代にサービス業でのアルバイトの経験があれば企業からも採用されやすく、高卒の方も多く活躍する業界といえるでしょう。
サービス業とは
サービス業とは、お客さまの要望に応える仕事を指します。特徴的なのが、提供するサービスは形がないということ。技術や知識、経験など実態のないものを販売・提供する仕事です。
サービス業と接客業の違い
接客業は、サービス業の一種です。お客さまと対面など直接のコミュニケーションを行うのが接客業。さらに、接客の目的が物品の販売なら「販売職」、飲食物の提供なら「飲食サービス」など細分化できます。
サービス業の主な職場
総務省が制定している業種分類によると、サービス業は「宿泊・飲食サービス業」と「生活関連サービス業」「複合サービス業」「サービス業(他に分類されないもの)」に分けられます。それぞれに含まれる代表的なサービス業は以下のとおりです(※一部抜粋)。
分類 | 詳細 |
---|---|
宿泊・飲食サービス業 | 宿泊業 飲食店 持ち帰り・配達飲食サービス業 |
生活関連サービス・娯楽業 | 洗濯・理容・美容・浴場業 旅行業 家事サービス業 冠婚葬祭業 娯楽業(映画館、劇場、遊園地など) |
複合サービス業 |
郵便局 協同組合 |
サービス業(他に分類されないもの) | 廃棄物処理業 自動車整備業 職業紹介・労働者派遣業 警備業 コールセンター業 |
引用:総務省「日本標準産業分類の内容」
サービス業の主な職場として、ホテル・飲食店・理美容室・遊園地・旅行会社などが挙げられます。
なかでも高卒の方が働きやすいのは、ホテルや飲食店といった仕事でしょう。「高卒の仕事探しのポイントは?希望の就職を叶える4つのコツを解説」のコラムでも、高卒者向けの就職先について紹介しています。
参照元
総務省
日本標準産業分類
サービス業に資格は必要?
接客業は正社員であっても特別な資格を必須とすることはありません。ただし、サービス業のなかでも法律事務所や行政書士、機械設計、自動車整備といった専門性の高い仕事では、資格が必要になる場合もあります。
就活を始める前に、サービス業のなかで自分が就職したい業界や職種についてしっかり研究を行いましょう。必要に応じて専門知識を身につけたり関係する資格を取得したりすることで、採用担当者に熱意を伝えることができます。
たとえば、スーパーやコンビニなどの販売に携わる仕事を希望しているなら販売士、ファッション業界を目指す場合はカラーコーディネート検定などが役立つでしょう。就職後に役立つ資格を取ることが、就職意欲のアピールにつながります。「接客の仕事に役立つ資格とは」のコラムも参考にしてください。
接客業に向いているタイプ
サービスや接客の仕事は、お客さまとのコミュニケーションが欠かせません。明るく元気な対応ができる方が向いているでしょう。また、形のないものを提供する特徴から、お客さまのニーズを察して気配りができる方や、どのようなことにも臨機応変に対応できる方は重宝される傾向です。
「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムでは、代表的な職種ごとに必要とされるスキルについて解説しています。あわせてご覧ください。
サービス業に従事するやりがい
サービス業はお客さまと直接やり取りを行うため、感謝されることをやりがいに感じる方は多いようです。また、接客スキルが仕事結果に直結しやすく、努力やスキル向上を実感しやすいのも特徴でしょう。
お客さまから「ありがとう」を直接言ってもらえる
お客さまと接する機会が多いサービス業は、顧客から直接感謝を伝えられることも多いです。やりがいや仕事へのモチベーションにも大きく影響するでしょう。
自分の能力を実感しやすい
サービス業では、自分のスキルが仕事結果に直結しやすいのが特徴です。スキル向上を実感しやすいため、仕事のやりがいにつながるでしょう。接客スキルや対応力が評価されれば、顧客満足度は上がり売上やサービス利用につながります。
毎日変化のある職場で働ける
サービス業は、仕事内容が決まっていても、来店されるお客さまも異なれば、注文される内容も違います。そのため、毎日の仕事において変化と刺激を感じることができるでしょう。同じ仕事内容であっても、つねに新鮮な気持ちや変化のある環境で働け、対応力が身につくことをやりがいに感じる方もいるようです。サービス業のやりがいをさらに知りたい方は「サービス業とは」にて、詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
高卒者の就職事情
文部科学省が発表している「令和5年度の学校基本調査 状況別卒業者数」によると、令和5年度年3月の高校新卒者のうち、就職した割合は14.2%でした。また、同調査による産業別就職者の割合は以下の通りでした(一部抜粋)。
産業 | 男女計(%) | 男性(%) | 女性(%) |
---|---|---|---|
建設業 | 9.7 | 13.3 | 3.4 |
製造業 | 40.9 | 46.1 | 32.1 |
運輸業,郵便業 | 5.1 | 5.7 | 4.0 |
卸売業,小売業 | 9.4 | 6.6 | 14.3 |
宿泊業,飲食サービス業 | 4.6 | 2.8 | 7.6 |
生活関連サービス業,娯楽業 | 3.8 | 1.9 | 7.1 |
サービス業(他に分類されないもの) | 3.8 | 3.9 | 3.6 |
参考:文部科学省「学校基本調査 卒業後の状況調査 高等学校 全日制・定時制」
上記からも、高卒者のうちサービス業や販売業に従事する人は少なくないことが分かります。
サービス業の給料
令和5年賃金構造基本統計調査結果の概況によると、他の産業に比べてサービス業の給与はやや低い傾向にあります。しかし、年齢を重ねるにつれて給与は上がり、サービス業全体で50代が最も高い結果に。就職する企業によっては、ボーナスなどを含めるとさらに高くなる可能性があります。高卒からサービス業の正社員を目指す方は、企業研究で人事の評価制度や企業に求める条件が、自分の価値観と合っているかしっかり見極めるのがおすすめです。参照元
文部科学省
学校基本調査
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒から正社員を目指せる仕事の特徴
高卒から正社員を目指せる仕事は、「学歴不問」「実力主義」という特徴があります。また、若年層の採用に積極的な業界や企業からも、高卒者は歓迎されやすいといえるでしょう。
学歴不問
求人情報に「学歴不問」「高卒可」「高卒以上」という記載がある会社は、学歴ではなく人柄やポテンシャルで採用を決める傾向があります。また、業務に必要なスキルや知識は、入社後に習得できれば良いと考える企業も多いため、初めは必要ない可能性も。未経験の高卒者も、活躍しやすい環境といえるでしょう。
実力主義
これまでの経験やスキル、学歴ではなく、労働者本人の実力で評価される業界や企業も、高卒から就職しやすい仕事といえます。代表的なのは営業やベンチャー企業。ただし、プレッシャーが大きかったり社内で競争が起こったりと、デメリットもあります。詳しくは「実力主義が向いている人は?会社の評価制度やメリット・デメリットも解説」をご覧ください。
若年層の採用に積極的
少子化の影響から、どの業界も若年層の採用に積極的になっています。そのなかでも、介護や建設、IT業界は人手不足が課題となっているため、より採用されやすいといえるでしょう。「人手不足の業界とは?原因を考察するとともにメリット・デメリットも解説」のコラムで、人手不足で歓迎されやすい業界を、チェックしてみてくださ。
高卒からサービス業の就職を目指すなら経験を活かそう
高卒からサービス業に就職する場合、フリーターの経験を活かしてアルバイト先で正社員登用を検討するのもおすすめです。就職を考えたとき、未経験の仕事の求人を探すのも良いですが、一から業務を覚えたり職場に慣れたりしなければならない場合も。アルバイト先で正社員になるメリットは、すでに職場環境や社風、仕事内容を詳しく知っているため、ミスマッチが起こりにくいことです。また、アルバイトの経験を活かし、スキルアップやキャリアアップも狙いやすいでしょう。
ただし、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」のコラムで紹介しているように、制度があっても活用されていないケースも見受けられます。また、制度を利用すれば必ず正社員になれるわけではなく、社員からの推薦や試験を設けているのが一般的。就活をして、アルバイト先とは別の企業に就職するほうが早い可能性もあるので、よく考えてから利用を検討しましょう。
高卒からの就職を成功させるポイント
高卒から正社員就職を目指すなら、固定概念にとらわれず視野を広く持つことが大切です。できるだけ多くの情報を集め、自分に合った就職先を探してみましょう。
できるだけ多くの情報を集める
「高卒だから◯◯職」など固定概念を持って就活を行うと、視野が狭くなってしまい就職のチャンスを逃す可能性が高まります。本やインターネットで世の中に存在する仕事を調べたり、興味のある業界や企業があれば積極的に説明会に参加したりしましょう。
「仕事の種類を知って適職を探そう!系統別に職業一覧をご紹介」のコラムで解説しているように、ひとつの業界のなかにも多くの仕事が存在します。できるだけ多くの情報を集め、選択肢を広げましょう。
条件を絞りすぎない
求人検索をする際に、あれもこれもと条件や希望を入れてしまうと、表示される求人は少なくなるもの。働くうえで外せない条件は誰にでもありますが、そのなかから優先順位をつけて探すと、希望の求人が見つけやすくなります。また、「絶対に外せない条件」と「妥協できる条件」に分けて探すのもおすすめです。
前向きに考える
「高卒では就職できない」などネガティブに捉えていると、就活は成功しないでしょう。高卒ならではの強みを活かし、前向きに就活に臨むことが大切です。なかには就職を諦めてしまい、フリーターとして生活することを選ぶ場合もあります。
しかし、「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」のコラムでも述べているように、フリーターは収入が安定しません。年齢を重ねてしまうと正社員からの就職も難しくなるため、正社員就職を前向きに捉えて取り組みましょう。
就活方法が分からないときは
高卒で就活の方法が分からなければ、就職支援サービスを利用しましょう。ハローワークや民間エージェントなどから、自分にとって使いやすいサービスを選ぶのがポイント。特に手厚いサポートを期待するなら、民間企業の就職・転職エージェントがおすすめです。自分の適性に合った仕事を探すには
サービス業以外にも、フリーターや高卒から活躍できる仕事や就職先はたくさんあります。就活を成功させるには、職種や業界にこだわらず、自分の適性に合った仕事を探すことも大切です。
自分に合った仕事を探すには、自己分析がおすすめ。これまでの経験を振り返り分析することで、自分が大切にしていることやどのようなことにやりがいを感じるのかが見えてきます。これらをもとに、職種や業界を絞るとよいでしょう。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。