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2025.02.07

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目次

  • 広報とは
  • 広報の仕事内容
  • 広報の役割・機能
  • 広報の年収
  • 広報の将来性
  • 広報に必要な資格
  • 未経験者が広報になるには
  • 効果的に広報活動をするポイント
  • 今後重視される広報業務
  • 広報の志望動機
  • 広報に関するQ&A

広報とは

広報とは、「PR(=Public Relations)」とも表現され、自社と社会(Public)との関係(Relation)を作る仕事です。自社の認知度を上げ、商品やサービスを広く知ってもらうためにテレビや新聞、雑誌などのメディアで自社の企業活動をPRします。既存顧客や潜在顧客のほか、株主や投資家、地域住民や行政などさまざまなステークホルダー(利害関係者)に向けての発信と、「社内広報」といわれる自社の社員に向けた発信を行うのも役割です。
関係性を作るのが広報の目的なので、一方的に発信するばかりでなく、相手側の意見を聞いてコミュニケーションを取ることが求められます。

PRとの違い

広報とPRは、基本的に同じ意味をもち、企業や組織が外部とのコミュニケーションやイメージ形成を行う活動を指す言葉です。一般的には、広報とPRは同じものとして使われることがありますが、細かいニュアンスが異なる場合があります。
広報は、広く情報を発信し、企業や組織のイメージ向上や信頼構築に焦点を当てる活動のこと。PRは、公共の利益を考慮しながらコミュニケーション戦略を展開する活動を指すといえるでしょう。

広告宣伝との違い

広告宣伝は宣伝費を支払って、メディアで情報を発信してもらうこと。そのため、宣伝したい内容やターゲットを指定でき、費用対効果を期待できるのがメリットです。
一方、広報はメディア側に興味をもってもらうための活動を指します。どのようなメディアで、どのように発信してもらえるかは相手次第です。メディアとの利害関係がないぶん、消費者には信頼できる内容として受け止められるでしょう。

IRとの違い

IRは、企業が株主や投資家に対して経営や財務状況などの情報を提供する重要な仕事です。その目的は、株主との良好な関係を築き、資金調達を促進すること。具体的な活動としては、企業説明会や決算説明会を通じて経営理念や方針を説明し、事業年度終了後には財務レポートを作成します。
広報とは異なりIRの焦点は、企業の情報を正確に提供することにあり、良い情報も悪い情報も関係なく持続的に発信。この点で、情報の正確性と説明責任を果たすことがIRの目的といえるでしょう。

企画職の仕事に興味がある方は「企画職とは?仕事内容や向いている人の特徴、未経験から就職する方法も解説」のコラムも参考にしてみてください。企画職の仕事内容や求められるスキル、役立つ資格などを紹介します。

広報の仕事内容

企業の顔ともいわれる広報は、華やかさだけでなく、重要な意味合いをもちます。ここでは、詳しい仕事内容を通して、広報が果たす役割や目的について詳しく解説。将来的に広報を目指したい方に役立つ内容をまとめました。

社外広報の具体的な業務内容

広報の代表的な業務にはプレスリリースや取材対応がありますが、実際には情報収集や危機管理など、地道な業務も含まれます。

プレスリリース

プレスリリースとは、新製品発売や新事業立ち上げなど、自社の活動を正式に発表するための書面を報道関係各社に流すことです。広報は、プレスリリースの作成と発信を担います。プレスリリースを取り上げてもらうために、日ごろからメディアと関係を構築しておくのが重要です。

メルマガ、ブログ、SNS配信

プレスリリースだけでなく、自社メディアを活用した情報発信も広報の仕事の一つです。自社メディアでは、定期的な情報発信や顧客の囲い込み、消費者とのダイレクトなやり取りが実現できます。
SNSで注目を集めれば、自社の知名度が飛躍的に伸びる可能性もあるでしょう。

マスコミや関係者の取材対応

プレスリリースなどによって自社の活動に興味をもったマスコミからの取材依頼があれば、広報が自社の窓口になって対応します。
どこの取材を受けるかを選定し、資料作成や担当者のアサインなど取材の前準備をするのも広報の仕事です。記載される記事の事前確認や修正指示なども行います。

危機管理

自社での不祥事や事故などが発生した際の緊急時の対応は、広報の重要な仕事といわれています。広報の対応次第で企業のイメージが左右される場合もあるため、日ごろからリスクマネジメントを行う必要があるでしょう。緊急事態が発生した際は、速やかに事実確認を行い、メディアに情報開示をして被害を最小限に抑えます。自社のイメージダウンを防げるかどうか、広報としての手腕が問われる仕事です。

イベントの企画・運営

企業の魅力を広く伝えるためには、イベントが重要な役割を果たします。イベントの企画・運営の業務は下記のとおりです。

・テーマや目的の決定
・スケジュールの調整
・会場の手配
・参加者の受付と対応

イベントは参加者と直接交流できるため、企業の魅力を効果的に伝える手段となります。参加者の満足度を高める企画を実行することで、企業のイメージ向上につながるでしょう。

社内広報の具体的な業務内容

社内広報の業務内容には社内報の作成や情報収集などが挙げられます。下記で詳しく紹介するので、チェックしてみてください。

社内報作成

社内報は、社内広報の代表的な業務です。たとえば、自社の経営方針や考え、今後の動き、各部署での実績確認、パブリシティ(テレビや雑誌などのマスメディアに流される自社に関連する記事)で取り上げられた記事を紹介するなど、さまざまな情報を社内全体で共有します。
社内報によって、自社が社会的にどのような評価を受けているか知れるため、組織全体のモチベーション向上につながることも。また、自社が目指す方向性を確認でき、社員が一丸となる効果も期待できます。そのほか、社内報を作成するために多種多様な社員に取材をするため、一人ひとりの熱意や思いを聞けるのも良い点です。社内報を活用して、社員のコミュニケーションを活発化させる役割も担っています。

 

情報収集

新聞や雑誌、テレビ、Webなど、さまざまなマスメディアで自社と関連する情報や業界の記事をチェックします。また、マーケティングを行い世の中の動きを調べたり、アンケートやインタビューで消費者の意向を確認したりするのも大事です。このような情報収集を行うことで、発信のタイミングや、使うべきメディアを適切に選べるでしょう。

広報が活躍する場

広報は業界や業種を問わず、多種多様な企業で活躍できます。大企業には広報部や広報室があり、社内から選出された方が活躍しているようです。また、中小企業では総務部や人事部が広報を兼任している場合もあります。
そのほか、企業の広報を代行するPR会社も活躍の場の一つです。特定の業界やサービスだけを行う「専門PR会社」と、業界を問わず広報活動の企画から実施までを行う「総合PR会社」があります。
さらに、フリーランス広報になるという選択肢も。資金が少ないスタートアップ企業やベンチャー企業は、フリーランス広報に依頼して、SNS発信やプレスリリースを行っている場合があります。

広報のやりがい・大変なところ

広報の仕事を通して人脈が増えたり、会社の顔となったりすることがあるようです。下記で詳しく紹介します。

人脈が広がる

広報の仕事は情報提供が中心となるため、日々さまざまな人と接する機会があります。情報を提供するだけでなく、拡散されなければ意味がありません。
特に、拡散の観点から見ると、マスコミ関係者との接触が頻繁になり、記者や編集者との関係を築く機会が増えるでしょう。マスコミ関係者に好印象を与えるためには、日ごろから良好な関係を築いておくことが重要です。

会社の顔として対応する必要がある

なかには、テレビや雑誌などのメディアから取材を受け、「会社の顔」として取材に応じることを誇らしく感じる方もいるようです。

一方、不祥事が起きた場合にも「会社の顔」として対応しなければならないのが広報の大変なところです。メディアからバッシングされたり、厳しい言葉を投げかけられることもあります。それでも、冷静で誠実に対応しなければならないのが、精神的につらいと感じる場合もあるでしょう。

広報の役割・機能

広報の役割と機能には、社内外でのコミュニケーションやステークホルダーとの関係づくりなどが挙げられます。下記で詳しく紹介するので、ぜひご一読ください。

社内外でのコミュニケーション

広報の主な役割は、企業とその関係者との良好なコミュニケーションの構築です。特に、報道関係やほかのメディアとの信頼関係を築くことが重要です。
また、社内では経営陣や社長と密な連携を取り、従業員に企業のビジョンを伝える役割も担います。広報は、企業の成長に向けて努力することも重要な役割の一つです。

メディアリレーションズ

メディアリレーションズは、新聞・テレビ・雑誌・Webメディアなどの担当者と良好な関係を築くための活動です。日常的に、自社の情報や業界の動向についてメディアと共有し、メディアの編集方針などを理解することで関係を深めていきます。
メディアと良好な関係を築けていれば、プレスリリースの情報が記事として掲載される可能性が高まるでしょう。このため、メディアとの関係性を維持し、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。

商品やサービスの認知度アップ

商品やサービスの特徴をターゲット層に伝えて、認知度を高めることは、広報の重要な役割です。商品やサービスの認知度向上のためには、下記の方法があります。

・プレスリリースの配信
・インターネットやテレビCMの放映
・SNSの積極的な運用
・イベントの開催

広報を行う際は、目的やターゲットに応じて、最適な手法を選択することが重要です。効果的で効率的な認知度向上の方法を選択肢し、実施するのが良いでしょう。

Webマーケティングに興味がある方は、「未経験からWebマーケティング担当になる方法!向いている人と必要スキル」のコラムもチェックしてみてください。Webマーケティングの仕事内容やその魅力、大変さについて解説します。

広報の年収

厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag「広報・PR担当」によると、広報の全国平均年収は、490万7,000円であることが分かります。
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によれば、給与所得者の平均給与は458万円なので、広報の年収は平均よりも高めといえるでしょう。
広報の仕事は、社内事情に精通していなければ務まらないため、他部署で実績を積んだ方が抜擢されるのが一般的です。そのため、平均よりも年収が高いと考えられます。

年収の定義や手取り額の目安、月あたりに換算するといくらになるかなどを解説しています。

参照元
厚生労働省
職業情報提供サイト(日本版O-NET)job tag
国税庁
標本調査結果

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広報の将来性

広報は、将来的にも必要とされる仕事と考えられています。ただし、マスメディア中心からオンラインメディア中心へと変わったり、Webマーケティングの必要性が高まったりするなど、業務内容の変化は起こるでしょう。また、WebやSNSの発展にともない、個人情報の漏洩や社員の不祥事が発覚する場合もあるため、危機管理の重要性はさらに高まると予想されます。

ニーズ

近年は、オンラインでの広報活動に対するニーズが高まっているでしょう。記者発表会やイベント、セミナーなどはオンラインへの切り替えが進んでいるようです。
そのほか、CSR(Corporate Social Responsibility=社会的責任)や、CSV(Creating Shared Value=共通価値の創造)へのニーズも高まりつつあります。CSRやCSVは、環境汚染や人権問題、自然災害といった社会課題に対し、企業が行う取り組みのことです。たとえば、アパレル会社がリサイクルのために古着を回収したり、飲食店がストローを紙製にしたりするなどの例があります。そのほか、職場環境の改善や透明性の高い経営などもCSRの一つです。
これらの取り組みは、企業のブランディングにつながるため、社会貢献として行いつつも、広報に役立てたいという場合もあるでしょう。

キャリアアップ

広報としてキャリアアップするには、得意分野をもつ必要があります。最初はアシスタントとして、プレスリリースの配信作業やイベント準備など、比較的簡単な業務からスタートするのが一般的です。そのような作業を行うなかで、仕事の流れや広報の基本を覚えます。また、先輩社員と記者発表や取材の場に行き、少しずつメディアの担当者と人脈を作るのも大切です。人脈づくりは情報収集にも役立ちます。
次第に特定の分野に詳しくなり、自分で取材を受けたり、SNSの運用を任されたりして、広報として認められるようになるでしょう。さらに、実績を挙げて管理職へ昇進する方もいます。
ただし、広報は人数が少ない部門の場合もあり、ポストが空かなければ昇進できない可能性もあるでしょう。そのため、独立してフリーランス広報になるのも、キャリアアップの一つです。

「将来性のある仕事とは?」「今の仕事がなくならないか不安」という方は「将来性のある仕事とは?これから注目したい4つの業界や職種を紹介」のコラムも参考にしてみてください。今後もニーズが見込まれる業界や業種をご紹介します。

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広報に必要な資格

広報の仕事に必須の資格やスキルはありません。ただし、資格取得のために勉強することで、知識が身につき、仕事の精度が上がる可能性はあるでしょう。
たとえば、PRプランナーやIRプランナー、商品プランナーといった資格が挙げられます。PRプランナーは、広報としての知識やスキル、職能意識があることを証明できる資格です。IRプランナーは、企業の経営を分析し、正しく情報を開示する知識と能力を身につけるための資格。商品プランナーは、商品・サービスの企画や販売促進、マーケティングのやり方を学べます。

広報の仕事に就くためには、資格よりも実務経験が大事な場合も。しかし、広報は業務の幅が広いため、仕事で得た知識を体系化して落とし込むのが難しいこともあります。資格の勉強をすることで知識が整理され、実践に活かせるようになるでしょう。

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未経験者が広報になるには

広報の仕事は一般的に、経験が重視される職種です。未経験から目指すのは難しいものの、スタートアップ企業やベンチャー企業を狙ったり、今ある専門知識を活かせる業界を選んだりすれば、採用されるチャンスはあります。

就業までの流れ

広報は、勤続年数が長い方や経験者にニーズが集中しており、未経験者がいきなり広報になることは少ないようです。広報は大企業で数名、中小企業なら1名程度と人数が少ない傾向があるため、求人が少ないのも難点といえます。

未経験から広報を目指すなら、経験のある業界を狙うのがおすすめです。たとえば、IT業界でエンジニアの経験があるなら、専門知識を広報の仕事にも活かせると評価される可能性があります。
また、スタートアップ企業やベンチャー企業では、自社をメディアに売り込むため、営業経験のある方を求める場合もあるようです。
そのほかにも、まずはPR会社や広告代理店に就職して、企画力やプレゼンスキルを磨き、広報を目指す方法もあります。

プラスになるスキルや要素

相手と良好な関係を築き、自社のイメージを良くするためには、ビジネスマナーや礼儀作法、コミュニケーション能力などは必須でしょう。
そのうえで、広報の仕事に就くには社会情勢やトレンドなどにアンテナを張り、競合他社や業界の動きを一早く察知する能力が必要です。
また、SNSやWebメディアに詳しいのもプラスの要素となります。情報収集や拡散した経験があればアピールしましょう。そのほか、発想力やスピーチ力、文章力なども高評価につながるでしょう。

文章作成力

社内報やプレスリリースの配信では、文章を作成することが一般的です。近年では、SNSなどを通じて自社のアピールを行う機会も増えています。文章を執筆する際は読み手を意識し、自社のイメージアップにつながるような、質の高い文章を作成する必要があるでしょう。情報を整理し、周囲に分かりやすく伝えるスキルが重要視されているといえます。

問題解決力

問題が発生した場合は、状況を的確に把握し、適切な対応を取ることが求められるでしょう。迅速に問題を解決し、円滑な事態収拾に努める必要があります。また、異なる意見を受け入れつつ、的確な判断を下す能力も必要です。広報担当者は、問題解決に向けて、柔軟に対応することが重要といえます。

客観的に見る力

企業における問題発生時のメディア対応は、広報担当者が行うことが一般的です。トラブルには、客観的な視点と冷静な対応が求められます。企業は、事故や不祥事、SNSでの炎上など、さまざまなトラブルに直面する可能性があるでしょう。そのため、日々情報収集に努め、問題に対処できるよう準備しておくことが重要です。

情報参謀としての力

広報は企業のトップに対して、直接的な社内外の情報収集と分析のサポートを行う役割も果たします。ステークホルダーやメディアからの意見や報道状況など、経営に直結する情報や課題を経営者に伝える責任があります。そのため、経営者の視点で情報を分析し、適切なアドバイスを提供するスキルが求められるでしょう。経営者との密なコミュニケーションを築き、企業の成長に貢献する助言を行うことが重要です。

「未経験からできる仕事は少なそう」「未経験の仕事に挑戦するのは怖い…」という方は、「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムもチェックしてみてください。未経験から挑戦しやすい仕事や狙い目の求人の特徴を解説します。

広報業務の要はコミュニケーションとプレスリリース

広報の主な役割は、ステークホルダーやメディアとの関係構築です。同時に、自社の経営陣や社長との密なコミュニケーション、社内での情報収集も欠かせません。コミュニケーションスキルを活かし、各部署と協力して業務を進めましょう。
また、広報の業務においてはプレスリリースの作成も重要です。メディアが注目するようなプレスリリースを作成し、企業の認知度や信頼性の向上に努めましょう。
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効果的に広報活動をするポイント

効果的に広報活動をするポイントは、メディアや各部署と良好な関係を築くことであったり、効果を可視化したりすることです。下記で詳しく紹介するので、チェックしてみてください。

メディアとの良好な関係

メディアとの良好な関係を築くことは、効果的な広報活動において非常に重要です。メディアは情報を広く伝える手段の一つであり、その内容を信頼する人も多くいます。そのため、企業や組織がメディアを通じて伝えたいメッセージが、より多くの人に届きやすくなるでしょう。
また、メディアは時事問題やトレンドに敏感な場合もあるため、企業が新しい取り組みやニュースを提供する際は、メディアとの関係性が効果的なプロモーションを実現する鍵となります。

各部署との良好な関係

社内各部署との円滑な関係を構築することで、広報活動に新たなアイデアを取り入れられるでしょう。広報チームだけでなく、さまざまな視点から意見を取り入れ、より多様性のある広報活動が展開できる可能性も。定期的なコミュニケーションを通じて、部署間の協力体制を強化しておくと良いでしょう。

 

広報活動の効果を可視化

広報活動の効果を可視化することは、結果を評価するために重要です。具体的な数字やデータを使って、広報活動がどれだけの影響をもち、目標に対してどの程度効果を発揮したかを見える化します。
たとえば、メディアでの露出量や質、ソーシャルメディアでの反応や参加度、Webサイトへの訪問者数などを測定。これにより、広報戦略の成功や改善点を見つけ、次の活動に活かせるでしょう。

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今後重視される広報業務

今後は、ESGとSDGsに焦点を当てた広報活動が重要視される可能性があります。ESGは企業の環境や社会、ガバナンスに関する取り組みを指し、持続可能な成長に欠かせない要素です。企業が環境や社会問題に取り組んだり、公平な組織文化を構築したりすることで、財政面以外の価値を示せるでしょう。

SDGsは国連が掲げる17の持続可能な開発目標であり、地球環境や社会課題、経済成長のバランスを取りながら、持続可能な社会の実現を目指すものです。

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広報の志望動機

広報の志望動機では、応募先企業を選んだ理由と、その会社のどのような点をPRしたいかを伝えましょう。志望動機では、広報に必要とされるスピーチ力や文章力が試されます。自分が広報に向いていることを伝えるためにも、志望動機で自分自身をPRするのが重要です。

広報が向いている人

なかには、「広報の仕事に向いているのはどのような人か分からない」という方もいるでしょう。ここでは、広報の仕事に向いている人の特徴を紹介します。

コミュニケーション能力

広報は会社の顔としてメディアの取材対応をはじめ、経営者や同業他社の方など、さまざまな人とコミュニケーションを図る機会があります。そのため、信頼関係を構築し、相手と良好な関係を続ける方が重宝されるでしょう。メディア関係者が集まるイベントや、広報同士のコミュニティなどがあれば参加して、人脈を作る能力も必要です。

企画力

自社の魅力をいかにして伝えるか、また自社の認知度を上げるためにどのような施策を打つかといった企画力も必要です。自社の課題を見抜き、経営目線と消費者目線を持ち合わせながら、最適な方法を考えられる方が求められます。

情報収集能力

前述のとおり、広報には競合他社や業界の動きを一早く察知する能力が必要です。さらに、細かい情報にも気を配り、ちょっとした言葉や違和感を見逃さない感度の高さが求められます。
また、情報を精査・整理し、必要なときに使えるように準備しておくのも大切です。

上記のような企画力や情報収集能力を高めるためには、好奇心も必要でしょう。日常で目にする広告に興味をもち、「なぜあの色にしたのか」と想像したり、「自社の商品ならどうするか」と考えてみたりして、ヒントを得ようとする方は広報に向いている可能性があります。
志望動機では自分が広報に向いている点をアピールし、それを裏付けるエピソードを述べましょう。

未経験者の志望動機

未経験者の志望動機で大切なのは、なぜ広報という仕事に挑戦したいのかを明確にすることです。未経験の場合、前職で身につけたスキルが活かせそうなら積極的にアピールしましょう。

「私は不動産業界でWebマーケティングを担当しました。SNSの運用で登録者数を増やし、ダイレクトメッセージでのやり取りや、セミナーの開催を通して顧客を増やすことができました。
また、SNSで注目を集めたことがきっかけでメディアにも取り上げられ、売上を○%伸ばすことに貢献しました。
この経験がきっかけで、さらにマーケティングや企画の仕事を極めたいと考えるようになり、広報を目指しております。御社は歴史の長いデベロッパーとして、不動産業界をリードする存在です。メディアの注目度も高く、イベントや記者発表などが大きく取り上げられているのを私も目にしてきました。しかし、オンライン広報には伸びしろがあると見受けられ、私の経験が活かせると考えたため応募いたしました。前職で培った不動産業界の知識と、WebマーケティングやSNS運用の経験を活かし、御社の新しい広報の形を作っていくために貢献したいと思います」

広報の経験はないものの、広報に近い業務を経験し、実績も残している点が評価される内容です。広報の仕事に就きたい理由も説明できており、説得力があります。WebマーケティングやSNS運用のスキルがあるので、応募者を採用するメリットが感じられるでしょう。

経験者の志望動機

広報経験者の場合は、これまでの経験を踏まえて学んだことや得意になったこと、スキルを活かしてどのようなことに挑戦したいかなどを分かりやすく伝えることが大切です。

「私はスタートアップ企業で広報を担当してきました。1人体制だったため、社外広報・社内広報・IR広報とすべてを経験しております。プレスリリースの作成や取材対応、イベント企画など、さまざまな業務を担当したため、スケジュール管理能力やスピード感が身につきました。
また、会社の知名度を上げるため取材を積極的に受けたので、コミュニケーション能力が高まり、メディアへの人脈づくりもできました。
仕事にやりがいは感じていたものの、御社のCSR活動を知ったときに、気候変動に対する私の問題意識と方向性が合致し、転職を決意いたしました。
御社も設立5年目のベンチャー企業なので、前職での経験が活かせると考えております。御社の素晴らしい活動をより一層アピールし、ブランディングに貢献いたします」

スタートアップ企業からベンチャー企業への転職なので、活かせる要素が豊富にあるのがポイントです。即戦力になれると期待されるでしょう。
志望動機の書き方については「履歴書の志望動機の書き方とは?例文とともに転職時のポイントを解説」のコラムでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

「志望動機の書き方が分からない」「1人での就職活動が不安」という方は、就職・転職エージェントの利用がおすすめです。一般的に就職・転職エージェントは、書類の書き方や面接対策など、就職活動に関するさまざまなアドバイスを行っています。仕事探しやスケジュール調整を代行してくれるうえ、非公開求人の紹介も受けられる場合があり、就職活動が初めての方にも心強い存在といえるでしょう。

「広報の仕事に興味があるけど、未経験から挑戦できるか不安…」という方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは20代の若年層に向けた就職・転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりの希望条件や適性に合わせて、あなたにピッタリな求人をご紹介します。
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広報に関するQ&A

ここでは、広報の仕事に関する疑問をQ&A方式で解消します。広報に必要なスキルや求人の探し方についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

広報に英語力は必要?

企業によっては必要でしょう。海外へ事業を展開している企業や、外資系企業では英語によるプレスリリースの作成や取材対応を行う可能性もあります。企業によっては英語力を必要としない場合もあり、広報を目指すうえで必須というわけではないでしょう。

広報誌とは何ですか?

企業が自社の活動をPRするための発行物です。広報誌を作るにはコンセプトを決め、ターゲットの設定や予算策定のほか、デザインやライティングを広報が担当する場合もあります。未経験から広報を目指す方は、デザインやライティングのスキルがあるとアピール材料になるでしょう。「未経験からデザインの仕事は厳しい?おすすめの職種や目指し方を解説!」のコラムでは、デザインの仕事に役立つ資格を紹介していますので、ぜひご一読ください。

広報に必須のスキルとは?

ビジネスマナーやコミュニケーション能力は必須です。会社の顔である広報がマナーを知らないと、企業のイメージダウンにつながる可能性もあります。また、コミュニケーション能力が不足していては、ステークホルダーと信頼関係を構築するのは難しいでしょう。「その敬語間違ってない?正しいビジネスメールのマナーとは」のコラムでは、敬語の使い方の例を紹介しているので、自分が正しく使えているかを確認してみてください。

広報の求人の探し方は?

求人サイトやハローワーク、転職エージェントを活用しましょう。希望に合った求人が見つからない方は、条件を絞り過ぎている可能性があります。特に広報の求人は少ないので、譲れない条件を決め、そのほかは可能な範囲で妥協するのも必要です。「いい求人がない…ハローワークやエージェントで希望の仕事を見つけるコツ」のコラムで、就活アドバイザーによる求人探しのアドバイスを紹介しているので、あわせてご覧ください。 1人での求人探しに不安がある方は、ハタラクティブに相談するのもおすすめです。条件に合いそうな求人を探すだけでなく、非公開求人の紹介も行っています。

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後藤祐介
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント

一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!

京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。

資格
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 国家資格中小企業診断士
メディア掲載実績
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