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大学中退してよかった?メリットやその後の進路について詳しく解説
公開日

この記事のまとめ
- 大学中退の割合は2.04%
- 好きなことに集中できるのは、「大学中退してよかった」と思えるメリットの一つ
- 大学の友人に会う機会が減るため、「大学中退してよかった」と思えない場合もある
- 「大学中退してよかった」と思えたら、その後の進路も真剣に考えることが大切
- 就活では、「大学中退した理由」を明確にしておくことが重要なポイントとなる
「大学中退してよかった」と思える場面はあるのか不安で、進路や将来について悩んでいる方もいるでしょう。中退すると好きなことに集中できる、学費の負担が発生しない理由から「よかった」と感じられるようです。
このコラムでは、「大学中退してよかった」と思えるメリットやデメリットとあわせて、就活を成功させるコツも解説しています。大学中退した方の体験談も紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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大学中退してよかった?後悔していない理由
大学中退をする理由は人それぞれ異なります。しかし、学費や学生生活のように大学に関する悩みやストレスを抱えている場合は、中退することで解消されるでしょう。実際に大学を中退する方の割合や理由を以下で紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退者数は全体の2.04%
文部科学省の「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」によると、大学を中退した方は全体で2.04%いると分かりました。以下では、大学を含めた学生が中退した理由を表にまとめています。
順位 | 割合 | 中退の理由 |
---|---|---|
1位 | 22.0% | 転学・進路変更等 |
2位 | 16.5% | 学生生活不適応・就学意欲低下 |
3位 | 14.4% | 就職・起業等 |
4位 | 13.8% | その他 |
5位 | 13.6% | 経済的困窮 |
6位 | 7.3% | 学力不振 |
7位 | 6.6% | 精神疾患 |
8位 | 4.1% | 病気・けが・死亡 |
参照:文部科学省の「令和5年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」
中退の理由で一番多かったのは、転学や進路変更でした。次いで、就学意欲の低下や就職、経済的困窮など、人によって大学中退を選択する理由はさまざまだといえます。
参照元
文部科学省
学生支援
「大学中退が最善策」と思えれば後悔しにくい
在学中に抱える悩みによっては、大学を中退しないと解消が難しい場合もあります。大学を中退せずに休学する選択肢もありますが、休学の場合は周囲の友人と学年がずれてしまい、焦りが生じてストレスを抱える可能性も。大学を中退するか悩んだら、家族に相談してアドバイスをもらうのも一つの手です。よく考えたうえで決断すれば、「大学中退が自分にとっての最善策だ」と思えるようになり、後悔しにくいといえます。
「大卒中退してよかった」と思える3つのメリット
大学を中退すると、中退したからこそのメリットが存在します。どのような点においてメリットがあるのか、以下で紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
「大卒中退してよかった」と思えるメリット
- 自分の好きなことに集中できる
- 学費を支払う必要がなくなった
- 大卒者より社会人経験を早く積める
1.自分の好きなことに集中できる
大学中退をした場合、中退後は自由に時間を使えるようになります。学生時代は講義を受けながら学生生活を送るため、好きなことに費やす時間には限りがあるでしょう。自分の好きなことに集中できるようになるのは、大学中退をしたからこそのメリットです。また、大学在学中はできなかったことにも挑戦しやすくなり、視野が広がって新しい価値観を得られる可能性もあります。
2.学費を支払う必要がなくなった
大学中退をすると、大学の費用にかかる学費を支払う必要がなくなります。国立や私立で費用は異なるものの、4年間で発生する学費や学生生活にかかる金額は大きいといえるでしょう。しかし、大学を中退することで、それ以降の費用は発生しません。負担の大きい学費が発生しないのは、大学中退をすることによるメリットの一つでしょう。
なお、奨学金を借りている方は、中退すると奨学生としての資格がなくなるため、振り込み停止の手続きを行う必要があります。独立行政法人日本学生支援機構の「退学」の場合、在学中に借りていた奨学金の返還は、貸与終了の翌月から7ヶ月目に開始するようです。
参照元
独立行政法人日本学生支援機構
退学
3.大卒者より社会人経験を早く積める
大学中退をすることで、大学に在学中の同級生より早く社会人経験を積めるメリットがあります。就職すると、社会人としての経験を積みながら毎月安定した収入を得られるため、将来のキャリアプランも立てやすくなるでしょう。
大卒で就職する同級生と比べて、早いうちから仕事に対する知識やスキルが身につくと考えられます。
よかっただけではない?大学中退する3つのデメリット
大学中退をすると、「中退してよかった」と思えるメリットだけではなく、デメリットも存在するのが実情です。ここでは、大学中退をするデメリットについて詳しく解説します。
よかっただけではない?大学中退するデメリット
- 最終学歴が「高卒」になる
- 就活で不利になる場合がある
- 大学の友人に会う機会が少なくなる
1.最終学歴が「高卒」になる
大学中退をした場合の最終学歴は「高卒」です。そのため、就活を行う際は「高卒」として仕事を探す必要があります。一般的に、総合職や開発職、研究職といった高い専門知識を求められる仕事では、「大卒以上」を条件としているようです。また、企業が募集しているポジションによっては、応募者の最終学歴を「大卒以上」としている場合もあります。
最終学歴が高卒の場合、募集要項に「大卒以上」と記載がある求人への応募が難しいことから、大卒者よりも求人の選択肢が狭いといえるでしょう。
「大卒」と「高卒」では平均年収に違いが生じる
就職して働き始めると、「大卒」と「高卒」では平均年収に違いが生じます。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況(p.8)」によると、賃金の平均額は「大卒」が369,400円、「高卒」は281,900円でした。年収にして考えた場合、「大卒」は4,432,800円、「高卒」は3,382,000円となります。ボーナスも含めればさらに差が開くといえるでしょう。
就職して働く企業や職種によって異なるものの、一般的に「高卒」より「大卒」の方が収入は高い傾向にあると分かります。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
2.就活で不利になる場合がある
大学中退をして就活を始めると、前述したように最終学歴が「高卒」となるため、「大卒」で就活するより応募できる求人には限りがあります。また、在学中であれば大学の就職課やキャリアセンターで就活のサポートをしてもらえるでしょう。しかし、大学中退をすると学校が提供しているサポートは受けられないため、自分で就活に関して調べたり積極的に行動したりする必要があります。
3.大学の友人に会う機会が少なくなる
大学を中退した場合、入学してから学校で知り合った友人に会う機会は少なくなるでしょう。中退後も時間をつくれば会えるものの、学生生活を送る友人のリズムと自分の生活するリズムが次第に合わなくなる可能性があります。また、在学中と中退後で自分の価値観が変化し、友人と話が合わないこともあるでしょう。
大学中退してよかった!その後の進路とは
大学中退をしたら、その後の進路を決める必要があります。大学中退後は自由な時間が増えるため、自分自身と向き合う時間を作れるでしょう。以下では、その後の進路について解説していきます。
大学中退してよかった!その後の進路とは
- 期間を決めて休む
- 夢や目標に向かって努力する
- 専門学校や別の大学に進学する
- 海外留学する
- 企業に就職する
期間を決めて休む
大学中退後、具体的にやりたいことや目標が思い浮かばない場合は、期間を決めて休むのも手段の一つです。心と体を休める充電期間と捉え、ゆっくりと休みましょう。休む期間が終わったら、自分自身と向き合って今後の進路について考えてみてください。
なお、大卒中退の直後は何も思い浮かばなくても、休んでいる間に興味や関心が芽生えるものに出会えたり、目標ができたりする可能性もあるでしょう。
空白期間が長引くと就活に影響を与える可能性もある
空白期間が長引くと、就活を始めたときに企業側から「空白期間は何をしていたのか?」と質問される場合があります。空白期間をどのように過ごしていたかによっては、「働く意欲がないのでは」とマイナスの印象を与える可能性も。また、年齢を重ねると求人の選択肢が狭くなるのが一般的なので、未経験から応募できる企業が限られてしまうでしょう。
企業は、「若いうちから人材を育てて長期的に活躍してもらいたい」という理由から、若年層を採用する傾向にあります。大学中退後の就活を見据えるなら、空白期間はできるだけ長引かせないことがおすすめです。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
夢や目標に向かって努力する
「夢や目標を叶えたい」と思い、大学中退を選択する方もいます。中退後の進路が明確に決まっている場合は、自分の夢や目標に向かって努力を続けましょう。なお、夢や目標を叶えるためには、「いつまでに達成したいのか」具体的な期日を設けることをおすすめします。期日を設けると、叶えるために必要な日々の行動が分かりやすくなるでしょう。
専門学校や別の大学に進学する
「入学した大学の授業が合わなかった」「自分の想像していた内容と違った」と悩んで中退した場合は、専門学校や別の大学に進む選択肢もあります。環境が異なる場所で新たな分野の知識やスキルを身につけられるでしょう。学校によっては、在籍していた大学の単位を引き継いで編入できる場合もあるので、「専門学校や別の大学で学び直したい」と考える方は、検討してみてください。
海外留学する
大学中退をすると自由に使える時間が増えるため、海外留学にも行きやすくなるでしょう。語学力を身につけたい、日本と異なる文化や価値観に触れてみたいと考える方は、海外留学をしてみる方法も選択肢の一つといえます。
語学力が身につくと自信につながるだけでなく、業務に活かせたり海外で就職できたりする可能性もあるでしょう。海外留学で学んだことや苦労したことは、就活の際にアピールポイントにもなります。
企業に就職する
大学中退後は、就活をして企業に就職する方法もあります。中退後に会社員として働き始めると、大学の同級生よりも早く社会人経験を積むことが可能です。働き始めれば経済的な自立が叶いやすく、稼いだお金で自分のほしいものや趣味にお金を使えるようになるでしょう。
後述しますが、大学中退から正社員就職を成功させるためには、自分の適性を把握したり資格を取得したりする方法が役に立ちます。コツやポイントを押さえたうえで就活に臨むことがおすすめです。
大学中退者におすすめしたい5つの仕事
大学中退から正社員就職を目指すなら、未経験から挑戦しやすい仕事がおすすめといえます。また、求人で「学歴不問」や「未経験者歓迎」のような仕事に着目して探す方法も有効です。ここでは、大学中退から就職を目指す場合におすすめの仕事を一例として紹介します。
大学中退者におすすめしたい仕事
- 営業
- 事務
- 接客・販売関係
- IT関係
- 公務員
1.営業
営業の仕事は、大学中退から就職を目指す場合におすすめです。営業とは、顧客のニーズをヒアリングのうえ、自社の提供するサービスや商品を販売して会社の売り上げに貢献する仕事を指します。コミュニケーションスキルや、顧客が求めるものを把握するスキルが求められるでしょう。
営業の仕事では、努力したぶんの成績がインセンティブとして反映されやすく、売り上げに貢献するほど収入アップが期待できます。また、営業の仕事柄、社内外問わず人と関わる機会があるため、幅広い人脈を築けるのも魅力です。
「未経験から営業職を目指すには?就職や転職のコツも解説」のコラムでは、営業の種類や向いているタイプについても解説しています。営業の仕事が気になる方はあわせてご覧ください。
正社員
営業職
年収 600万円 ~ 960万円
-
未経験OK,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.事務
事務の仕事は種類が豊富で、大学中退から就職を目指す際も選択肢の幅が広いでしょう。専門的な知識が必要なものもありますが、未経験の場合も挑戦しやすい仕事です。主な事務の仕事には、以下の種類があります。
- ・一般事務
・営業事務
・経理事務
・総務事務
・法務事務
・医療事務
・貿易事務
・学校事務
一般的に事務の仕事はマニュアル化されていたり、ルーティン化されていたりする傾向にあるため、残業は発生しにくいでしょう。仕事とプライベートのバランスを保ちながら働けるのは、事務の仕事の魅力といえます。
「未経験から事務職になれる?求人の探し方や役立つ資格を紹介」のコラムでは、未経験から事務職を目指す方に向けて、仕事内容やメリットなどを分かりやすく紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
正社員
事務系総合職
年収 454万円 ~ 518万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
3.接客・販売関係
大学中退から正社員就職を目指すなら、接客や販売関係の仕事もおすすめです。未経験から挑戦できる仕事で、人と関わることが好きな方に向いているでしょう。仕事では直接お客さまと関わるため、正しい言葉遣いやマナー、コミュニケーションスキルが求められます。
接客や販売の仕事は、経験を積んでキャリアアップしやすいのも魅力です。たとえば、販売員として就職した場合、仕事で経験を積むと店長やエリアマネージャーにキャリアアップできる可能性があります。目標に向かって、仕事に対するモチベーションも維持しやすいといえるでしょう。
「大学中退者に接客業はオススメ?主な職種や有利にはたらくスキルを紹介!」のコラムでは、大学中退から接客業を目指すために有利なスキルや就職する方法について詳しく紹介しています。「販売員に資格は必要?業界ごとに必要なスキルを解説」のコラムでは、販売員に役立つ資格の解説をしているので、気になる方はあわせてご覧ください。
正社員
スタッフ職
年収 304万円 ~ 426万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
4.IT関係
IT関係の仕事は、大学中退から正社員就職を目指す際におすすめです。一口にIT関係といっても、業界や職種は多様に存在するのが特徴といえます。以下はIT系の主な業界です。
- ・ハードウェア業界
・ソフトウェア業界
・通信業界
・Web業界
・情報収集業界
IT系の仕事では、専門的なスキルや知識が求められます。しかし、企業によっては「未経験可」で募集している場合があるので、初めての方も挑戦しやすいでしょう。IT系の仕事は、業務で経験を積めば専門的なスキルが身につきます。スキルが身につけば独立して働けるのもIT系ならではの魅力です。
「IT業界は未経験者も挑戦できる?おすすめな職種と転職成功のコツをご紹介」のコラムでは、IT業界への就職を成功させるコツのほか、未経験から転職した人の体験談も紹介しています。IT業界に関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
正社員
システムエンジニア
年収 370万円 ~ 571万円
-
未経験OK,賞与あり,昇給あり,諸手当あり
5.公務員
企業に入社して会社員として働くのではなく、公務員を目指す方法も選択肢の一つです。公務員になるためには、国や地方公共団体が実施する公務員試験に合格する必要があります。公務員試験の難易度や倍率は受験する種類により異なるので、スケジュールを立てながら計画的に勉強して対策を行うことが大切です。
公務員は収入が安定していて、福利厚生や特別休暇の制度も整っているため、ワークライフバランスを保ちながら働きやすい仕事といえるでしょう。
「公務員に資格は必要?就職・転職に役立つ種類や勉強方法をご紹介!」のコラムでは、公務員試験の受験資格や就職に役立つおすすめの資格について詳しく紹介しているので、気になる方は参考にしてみてください。
経験を積んで独立したり起業したりする選択肢もある
企業で会社員として働いたり、試験に合格して公務員として働いたりする以外にも選択肢はあります。たとえば、専門的な知識を身につけて経験を積みフリーランスとして独立する方法や、自分で事業を起こして起業するのも手段の一つです。組織に所属せず働けるため、自分のペースで仕事がしたい方にはおすすめといえます。ただし、独立や起業を選択した場合、税金や社会保険のような手続きは、すべて自分で行う必要があると理解しておくことが大切です。
大学中退してから就活を成功させる5つのコツ
就活を成功させるためには、コツを押さえたうえで行動することが有効といえます。大学中退から就活する場合、「中退理由」を明確にしておくと面接において役に立つでしょう。ここでは、就活を成功させるコツについて詳しく紹介していきます。
大学中退してから就活を成功させるコツ
- 大学中退した理由を明確にしておく
- 自己分析を行い適性を知る
- 就職に役立つ資格を取得する
- ハローワークを利用する
- 就職・転職エージェントを活用する
1.大学中退した理由を明確にしておく
大学中退から就活を始める際は、中退理由を明確にしておくことが重要です。就活では面接の際に企業の採用担当者から、「なぜ大学を退学したのか?」と質問される可能性があります。このときに中退した理由を答えられなかったり、ネガティブな理由だけを伝えたりすると、企業側にマイナスの印象を与えてしまう恐れがあるため気をつけましょう。
ネガティブな理由で大学中退した場合も、嘘はつかずにできるだけ前向きな理由に変換して伝えることをおすすめします。中退理由の答え方に迷ったときは「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」を参考に回答を考えてみてください。
2.自己分析を行い適性を知る
自己分析を行って自分の適性を知る方法は、大学中退からの就活を成功させるために有効な手段の一つです。自己分析ではこれまでの人生を振り返り、エピソードを深く掘り下げていくことで、自分の強みや弱み、大切にしている価値観が見えてきます。
時系列に分けて行うと、自己分析がしやすくなるのでおすすめです。「嬉しかった出来事」「目標を達成するために努力したこと」「困難に直面したときの対処法」のように、これまでの振り返りをしてみましょう。
「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムでは、自己分析を行うメリットとあわせてやり方の解説も行っています。気になる方は参考にしてみてください。
3.就職に役立つ資格を取得する
就活に向けて、就職に役立つ資格の取得を目指す方法も有効といえます。資格を取得すると企業にアピールできるうえ、知識や技術を活かして業務に取り組めるのでおすすめです。就職に役立つと考えられる資格には、以下の種類があります。
- ・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
・TOEIC
・秘書検定
・日商簿記
・ITパスポート
・普通自動車
資格の種類によって難易度が異なるため、取得するまでにどれくらいの時間が必要になるのか確認しておきましょう。なお、資格取得に至らなかったとしても、試験に向けて努力した点は企業にアピールできる材料となります。気になる資格があれば取得を目指して挑戦してみましょう。
就職に役立つ資格について詳しく知りたい方は、「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
資格手当を支給する企業もある
何らかの資格を取得している従業員に対し、資格手当の支給を行う企業もあります。「日商簿記2級保有で3,000円支給」「ITパスポート保有で5,000円支給」のように、毎月の給与とあわせて資格手当が支給されるため、収入アップが期待できるでしょう。また、企業によっては資格に合格すると、お祝い金を支給しているところもあります。就活では、資格手当制度について着目しながら仕事を探してみるのも一つの方法です。
4.ハローワークを利用する
大学中退から就活を成功させるためには、ハローワークを利用する方法もおすすめです。ハローワークは厚生労働省が運営する就職支援機関で、仕事探しや職業相談などのサービスを無償で利用できます。
ハローワークは全国に500ヶ所以上の拠点があり、就職活動の際に利用しやすいのが魅力です。基本的には平日のみ開庁しているものの、なかには土曜日に利用可能な場所もあります。利用する際は、近くにあるハローワークの開庁時間を確認してみましょう。
「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでは、ハローワークで受けられるサービスや利用するときの流れを分かりやすく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
5.就職・転職エージェントを活用する
就職・転職エージェントは一般企業が提供するサービスで、求職者の就活支援を包括的に行っています。キャリアアドバイザーが適性に合った求人を紹介してくれるため、自分に向いている仕事が分からない場合も安心です。
履歴書や職務経歴書の作成方法を教えてもらえたり、面接対策をしてもらえたりするのもエージェントの魅力といえます。大卒中退後の就活を円滑に進め、就職を成功させたい方におすすめです。
就職エージェントについて知りたい方は、「就活エージェントを利用するメリットとは?どんな人におすすめ?」のコラムもぜひご覧ください。
大学中退者の今とは?2人の体験談をご紹介
ここでは、実際に就職・転職エージェントのハタラクティブを利用して、大学中退から正社員就職を成功させた方たちの体験談を紹介します。大学中退をして、これから就活を始めようと検討している方はぜひ参考にしてみてください。
アルバイト経験を活かして就職を成功させたC.Kさん
22歳のC.Kさんは、プロのスポーツフォトグラファーを目指して大学に入学したものの、撮影を学べる授業数の少なさを理由に大学を中退しました。中退後はコンビニやファミレスのアルバイトをしながら、自分でカメラの勉強を続けていたそうです。周りの友だちが就活する時期に差しかかったことや、カメラは趣味で続けていくと区切りをつけたことで、正社員就職を目指す決意をしました。
お客さまに長い期間寄り添いたいと考え、営業職を目指すと決めたC.Kさん。就職エージェントを利用して、面接のアドバイスをもらいながら自分自身の気持ちも整理できたそうです。最終的には、保険会社の営業職に就職を成功させました。C.Kさんのように、就職したいと決意した場合は就職エージェントに相談して就活を進めるのも手です。
C.Kさんの体験談について詳しく知りたい方は、「コンビニバイトの経験を活かし、カメラの道から保険会社営業に」のコラムを参考にしてみてください。
「変わろう」と決めて就職を成功させたOさん
24歳のOさんは、小学1年生のころから打ち込んでいたダンスを仕事にしたいと考えていました。より真剣にダンスと向き合うため、両親から反対されるも大学は中退したそうです。大学中退後は、フリーでダンスの仕事をしつつ居酒屋でアルバイトする生活を2年半送っていました。
周りの人が就職して働いていたため、「変わろう」と思ったそうです。ダンスは仕事から趣味に戻して、就活を始める決意をしたOさん。ダンス以外にやりたいことはなかったものの、就職エージェントのアドバイスを受けながら「自分は接客の仕事がしたい」と思うようになり、ヘルスコーディネーターとして内定しました。Oさんのように、自分の好きなことやアルバイトでの経験を活かして就職できる可能性があるでしょう。
「ダンスとバイト漬けの生活。気づいたら同い年の人たちがみんな働いていた」のコラムでは、Oさんの体験談について紹介しています。
大学中退してこれから就職したいと思ったら
大学を中退してから就職したい場合は、しっかりと対策したうえで就活を始めましょう。就活では、企業側に「大学を中退した理由」について尋ねられる可能性があります。就活を始める前に、中退した理由は明確にしておきましょう。
ほかにも、就活の対策として自己分析への取り組みや、役立つと考えられる資格の取得も有効といえます。円滑に就活を進めたいなら、就職サポートを行っているハローワークや就職・転職エージェントの利用もおすすめです。
「学歴に自信がなく、就活がうまくいくか不安…」「自分一人で就活を進められる自信がない」とお悩みの方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにお任せください。ハタラクティブでは、就職に関する希望やお悩みを、キャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングします。就職・転職をサポートしてきた数々の経験をもとに、あなたに合った求人を厳選して紹介するため安心してご利用いただけるでしょう。
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大学中退してよかったに関するQ&A
「大学中退してよかった」と思えるか気になったり、その後の進路を考えたりしたときに生じる疑問に対してQ&A形式で回答していきます。ぜひ参考にしてみてください。
大学中退してよかった理由には何がありますか?
大学に関する悩みを抱えていた場合、中退を選択すると問題が解決するため「よかった」と思えるでしょう。ほかにも、大学を中退すると学費を支払う必要がなくなり、経済的な負担がなくなるメリットもあります。在学中の友人より早く就活できるため、社会人経験を積んで知識やスキルを身につけられるでしょう。
大学中退したら人生終了って本当ですか?
大学中退を選択しても人生終了ではありません。中退すると自由に使える時間が生まれることで、自分自身と向き合い将来について深く考えられるでしょう。また、将来を見据え専門資格の取得を目指して勉強する方法もあります。ほかの学校に入学したり海外留学したりするなど、大学中退後も選択肢の幅は広いといえるでしょう。
大学中退して専門学校に通うのはありですか?
専門学校に入学しないと学べない内容の場合は、中退も選択肢の一つです。ただし、大学中退を検討するなら、「本当に中退して後悔しないか」をよく考えましょう。また、大学の学費を家族に負担してもらっている場合は、家族にも自分の気持ちを伝えて相談することをおすすめします。 「大学中退後に専門学校へ行くケースはある?就職事情も解説」のコラムでは、大学中退後に専門学校へ進学するケースとあわせてメリットやデメリットの解説をしているので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。
大学中退から正社員就職を目指せますか?
大学を中退した場合も、正社員就職は目指せます。就活する際は、まず「大学中退の理由」を明確にしておきましょう。就活を成功させるには、自己分析をしたり就職で役に立つ資格を取得したりする方法も有効です。また、ハローワークや就職・転職エージェントを利用してみるのもおすすめといえるでしょう。 就職・転職エージェントのハタラクティブでは、キャリアアドバイザーが求職者の適性に合った求人を紹介します。包括的に就活のサポートを行っているので、就活に悩む方はお気軽にお問い合わせください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。