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中卒から正社員になれる?おすすめの求人の特徴や就職活動のやり方を解説
公開日

この記事のまとめ
- 中卒者が正社員を目指すには、自分に合った求人選びや選考対策を徹底することが大切
- 学歴や経験を問わない求人を選ぶのが、中卒者が正社員を目指すポイント
- 正社員を目指す中卒の方におすすめの仕事として、営業職や警備員が挙げられる
- 中卒からの正社員就職に役立つ資格は、高卒認定や普通自動車第一種運転免許など
- 中卒者が正社員就職を目指す方法は、ハローワークや就職エージェントを活用など
「中卒から正社員になれる?」と不安に思う方もいるでしょう。中卒者が正社員を目指すことは可能ですが、求人を選ぶ際にポイントがあります。このコラムでは、中卒者が正社員を目指しやすい求人の特徴や、就活を目指す方法について解説。中卒者が正社員として働くのに役立つ資格も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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中卒者は正社員になれる?
中卒者の就活は高卒・大卒と比べて難しい傾向があるものの、正社員になることは可能でしょう。
ここでは中卒から正社員になる割合について解説します。学歴にとらわれず、前向きな気持ちで就活に取り組みましょう。
中卒から正社員になる人の割合は35.4%
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、学歴別の正社員の割合は以下のとおりでした。
学歴 | 正社員の割合 |
---|---|
中学卒 | 35.4% |
高校卒 | 56.3% |
専修学校卒 | 66.6% |
高専・短大卒 | 66.2% |
大学卒 | 80.9% |
参照:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況(p.14)」
中卒者の正社員の割合は35.4%で、およそ3人に1人が正社員として就職していることが分かります。対して、高卒者は56.3%、大卒者は80.9%。学歴が上がるにつれ、正社員の割合が高くなる傾向があります。
中卒から正社員を目指すことは可能であるものの、ほかの学歴の方と比べて難易度が上がる可能性があることを理解しておきましょう。また、このデータは平成30年のデータで、現在は数値が変化している可能性があるため、参考程度に捉えてください。
中卒のニートの方の割合や就職するための準備については、「中卒ニートから就職できる?働くための4つの準備とおすすめの職種をご紹介」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
平成30年若年者雇用実態調査の概況
中卒から正社員になるには企業が抱く懸念を解消しよう
企業によっては中卒者に対し、「進学しないのには何か理由があるのでは」「社会人として頑張っていけるだろうか」などの懸念を抱くこともあるでしょう。
面接の場で企業側が抱く懸念を払拭するためには、「中卒ならではの強み」を伝えるのがおすすめです。中卒者は若さや柔軟性を企業から評価される可能性があります。入社意欲やポテンシャルをアピールできれば、採用担当者にポジティブな印象を与えられるはずです。「中卒は正社員になれない」「不利」といわれる理由
中卒から正社員としての就職が不利といわれる理由には、高卒・大卒と比べて求人の選択肢が減ることが挙げられます。応募要件を「高卒以上」「大卒以上」としている企業もあり、中卒者は応募できる求人が少ないと感じることがあるでしょう。
企業が応募要件に学歴制限を設けるのは、業務を行ううえで大卒以上の学力を求めたい、学歴をとおして応募者の学力・能力を測りたいといった理由が考えられます。そのため、中卒の方が応募しても、なかなか内定につながりにくいといえるでしょう。
とはいえお伝えしているとおり中卒から正社員を目指すことは可能なので、諦める必要はありません。中卒から採用を検討してくれる求人に注目すれば、より就職成功の可能性を高められるでしょう。次項では、中卒の方が正社員を目指しやすい求人の特徴について解説しています。参考にしながら、視野を広げて求人を探してみてください。
中卒から正社員を目指しやすい求人の特徴
中卒者が正社員を目指す際は、「学歴不問」「未経験者歓迎」「資格不要」などの特徴がある求人に目を向けてみましょう。以下で詳しく解説します。
1.学歴不問・未経験者歓迎の求人
学歴や経験に不安がある方は「学歴不問」「未経験歓迎」の求人を確認してみてください。
「学歴不問」とは、選考の際に学歴を問わないということです。「高卒以上」「大卒以上」などの条件が設けられないため、中卒の方も応募しやすいでしょう。
また、「未経験OK」「未経験者歓迎」と記載されている求人は、未経験者の採用を前提としているため、人柄や入社意欲を重視していたり未経験者を教育する体制を整えていたりする傾向があるようです。
2.資格なしで働ける求人
募集条件に必須の資格がないことも、中卒者が正社員を目指しやすい求人として挙げられます。「資格不要」「無資格歓迎」などの記載がある求人であれば、無資格であることが就職で不利になることはありません。
企業によっては、入社後に資格支援制度を利用して、資格取得ができる場合があります。将来的に資格取得を考えている方は、資格支援制度のある企業に応募するのも一つの手です。
3.人手不足の傾向にある仕事の求人
人手を増やすことを最優先としている場合は、学歴や経歴を問わず就業意欲や人柄を評価する傾向にあるため、中卒から就職しやすいでしょう。IT業界や福祉業界、建設業界などでは、需要に対して働き手が不足しているため、人手を増やすことに注力している企業もあります。
人手不足の業界を見極める方法は、「人手不足の業界の見極め方とは?原因やメリット・デメリットも解説」のコラムを参考にしてみてください。
中卒者が正社員で高収入を目指しやすい業界
ここでは、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類」において、所定内給与額の高い産業が含まれる業界を紹介します。
同じ業界でも職種によって給与額が変動する可能性がありますが、「専門性が高い」「将来性がある」などの理由から、高収入を目指しやすいといえるでしょう。
以下ではそれぞれの業界の特徴について解説しているので、業界選びの参考にしてみてください。
インフラ業界
インフラ業界とは、電気やガス、交通など生活に必要不可欠な業界です。生活と密接しているため景気に左右されにくく、安定して長く勤められる傾向があります。人々の暮らしを支える仕事といえ、今後も需要がなくなる心配が少ないといえるでしょう。
事務職や専門知識を必要としない技術職では、学歴不問で未経験から挑戦できることもあるため、中卒の方の選択肢の一つとしておすすめです。インフラ業界の職種や将来性については、「インフラ業界とは?主な職種一覧や向いている人の特徴、将来性などを解説」を参考にしてみてください。
建設業界
建設業界は、施設や住居、道路などの建設を行う業界です。建設業界の職種は現場スタッフや設計、デザイナー、営業、コンサルタントなど多岐にわたります。事務職や営業職などの職種は専門的な技術を必要としない傾向にあるため、中卒の方も目指すことが可能です。
資格取得により資格手当がついたり、スキルアップにより業務の幅が広がったりすることで、高収入が目指せる可能性があるでしょう。建設業界についての詳細は、「建設業界の仕事」を参考にしてみてください。
IT業界
IT業界は、情報技術を利用してサービスや技術を提供する業界を指します。IT業界では、人材不足の影響で、未経験者の人材育成に力を入れている企業が多い傾向にあるのが特徴です。そのため、学歴や経験を問わない求人もあり、中卒から挑戦しやすいでしょう。
また、IT系の技術職では、専門的な技術や資格の取得によって、高収入を目指せる可能性があります。IT業界のメリット・デメリットや、向いている人の特徴については、「IT業界の仕事」をご一読ください。
金融・保険業界
金融・保険業界とは、証券や保険、消費者金融などお金や保険に関する業界です。具体的な職種としては、保険会社や証券会社での営業職や事務職、トレーダー、保険外交員などがあります。職種によっては、金融や保険に関する広い知識が求められる場合があるため、比較的高収入を得やすいこともあるでしょう。
金融・保険業界についての現状や将来性については、「金融業界の仕事」や「保険業界の仕事」を参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
正社員を目指す中卒の方におすすめの仕事7選
ここでは、正社員を目指す中卒の方に向けておすすめの仕事を紹介します。以下を参考に、仕事探しを進めてみてください。
1.営業職
営業職とは、顧客に対して自社のサービスや商品を売り込む仕事です。不動産業界やインフラ業界、金融業界などあらゆる業界で活躍できる仕事といえます。インセンティブ制度を導入している企業では、業績次第で高収入を目指せる可能性もあるでしょう。
学歴や経験を問われない正社員求人が多く、コミュニケーション能力や人柄を重視される傾向があるため、中卒者におすすめといえます。
正社員
営業職
年収 600万円 ~ 960万円
-
未経験OK,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.警備員
警備員は、商業施設やオフィス、工事現場などで防犯や安全対策を行う仕事です。学歴や年齢を問われないほか、経験や資格を必要としない傾向にあるため、中卒者の方が目指しやすい仕事の一つといえます。主な就職先は警備会社ですが、勤務先によって仕事内容が変わるため事前に確認しましょう。
中卒から警備の仕事を目指す際には、「中卒から目指せる警備員の仕事について解説!」のコラムもあわせてご確認ください。
正社員
セキュリティースタッフ職
年収 332万円 ~ 513万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
3.販売・接客スタッフ
販売・接客スタッフは、店頭でのお客さま対応や、会計、在庫管理などが主な仕事です。販売・接客スタッフが活躍できる場所は、アパレルショップやコンビニ、スーパー、百貨店などさまざまで、就職先の選択肢が多いといえるでしょう。
入社後は商品に関する知識が必要となる場合がありますが、学歴や資格、経験を重視しない傾向があるため、中卒者の方におすすめといえます。
正社員
店舗運営スタッフ
年収 324万円 ~ 454万円
-
大手企業,未経験OK,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.工場・倉庫の作業員
工場・倉庫の作業員は、工場や倉庫内で商品の生産や品質管理、仕分け、ピッキングなどを行う仕事です。学歴・経験不問の求人もあるため、中卒の方におすすめといえます。
業務内容や工程はマニュアルを用意している企業もあるため、未経験から挑戦しやすいでしょう。
正社員
製造職
年収 290万円 ~ 370万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
5.ドライバー
ドライバーは、目的地まで運転して人やモノを運ぶ仕事です。具体的には、タクシードライバーや配達ドライバーなどが挙げられます。インターネットショッピングが普及している昨今、配送ドライバーも働き手不足の傾向にあるため、学歴や経験を重視しない企業も多くあるでしょう。
車を運転する仕事に興味がある中卒の方は、就職先の候補として考えるのもおすすめです。
正社員
配送スタッフ
年収 330万円 ~ 420万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
6.コールセンタースタッフ
コールセンタースタッフとは、電話でお客さまの問い合わせに対応したり、商品やサービスの提案をする仕事です。主にお客さまからの電話を受信する「インバウンド」と、お客さまに電話を発信する「アウトバウンド」に分かれています。学歴や年齢を重視していない傾向があることに加え、お客さまへの対応をマニュアル化していることもあるため、未経験から挑戦しやすいでしょう。
正社員
コールセンターオペレーター
年収 378万円 ~ 432万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,プライベート重視,昇給あり,諸手当あり
7.建設作業スタッフ
建設作業スタッフは、建設現場で工事作業を行う仕事です。力や体力が必要となる傾向にあるため、学歴・経験不問で若い人材を歓迎する企業もあるでしょう。
また、建設現場のまとめ役である「施工管理職」は、「施工管理技士」の国家資格を取得することで、業務の幅が広がり、キャリアアップできる可能性があります。
正社員
施工管理職
年収 378万円 ~ 583万円
-
未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり
中卒で正社員になった場合の給与事情
厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 新規学卒者」によれば、一般労働者として働く中卒新卒者(男女計・企業規模計)の給与は18万5,400円でした。学歴別に新規学卒者の所定内給与額を表にまとめたので、ぜひご覧ください。
※企業規模計(10人以上)
学歴 | 所定内給与額 |
---|---|
中学卒 | 18万5,400円 |
高校卒 | 18万6,800円 |
専修学校卒 | 21万4,500円 |
高専・短大卒 | 21万4,600円 |
大学卒 | 23万7,300円 |
大学院卒 | 27万6,000円 |
参照:厚生労働省「賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 新規学卒者」
中学を卒業したばかりの新規中卒者の給与は、高卒よりも1,400円、大卒よりも5万1,900円少ないのが実態です。高卒と比べるとそれほど差はないものの、専修学校、高専・短大、大卒、大学院と比べると約2〜9万円の差が生じています。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
資格があれば給料アップを期待できる?
資格を取得すれば、より専門的な業務に従事できたり、手当がついたりする場合があるため、給与アップにつながる可能性があります。高収入を目指したい中卒の方は、次項を参考に正社員就職に役立つ資格をチェックしてみましょう。中卒からの正社員就職に役立つ7つの資格
この項では、中卒者が正社員を目指す際に、取得しておくと有利になるおすすめの資格を紹介します。学歴に不安のある方も、資格を取得すれば自信を持って就活に臨めるでしょう。
1.高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)
高等学校卒業程度認定試験とは、高校を卒業した方と同等以上の学力があるかどうかを認定する試験で、旧大学入学資格検定のことです。中卒の方が試験に合格することによって、応募条件が「高卒以上」の正社員求人に挑戦しやすくなるでしょう。
ただし、高卒認定試験に合格しても最終学歴は中卒のままなので、「高校を卒業したこと」が応募条件の場合は選考を突破するのは難しい可能性があります。そうはいっても、高卒認定を受ければ就職の選択肢が広がるため、試験を受けておいて損はないでしょう。
高卒認定試験について詳しくは、「高卒認定試験とは?高卒とは違う?試験費用や就活での活用方法を解説」のコラムもご覧ください。
2.普通自動車第一種免許
中卒からの就職に役立つ可能性がある資格として、普通自動車第一種免許も挙げられます。正社員求人のなかには、普通自動車第一種免許の所持を応募条件としているものも少なくありません。たとえば、営業職で取引先への移動手段を車としている場合は、運転免許が求められることがあります。
また、運転免許を取得していることで、「正社員を目指す中卒の方におすすめの仕事7選」で紹介したドライバー職にも応募しやすくなるでしょう。
普通自動車免許を取得するには、主に「教習所に通う方法」と「合宿にいく方法」があります。一般的に、教習所に通う方法では2〜3ヶ月、合宿では2〜3週間ほどで取得できるようです。自動車免許の受験には学歴を問われないので、18歳以上であれば中卒者も取得できます。
3.秘書検定2級
秘書検定も中卒者の就職に役立つ可能性があります。秘書検定とは、ビジネスマナーや一般常識に関する試験です。秘書検定には3級、2級、準1級、1級の4段階があり、2級以上を取得することで就活で有利になる可能性があります。受験資格に年齢や学歴の制限はなく、中卒者も挑戦できる資格です。
単にマナーや知識を覚えるだけでなく、なぜそのようなマナーが必要なのか、どのような場面で活用するのか、といったことも学べるでしょう。
4.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)はWordやExcel、PowerPointなどのパソコンスキルを証明する資格です。事務職のように業務でパソコンを使用する職種では、即戦力として活躍できることをアピールできるでしょう。
試験には一般レベルと上級レベル(エキスパート)があります。国際資格なので、世界中で通用する資格です。受験資格は特にないので、中卒者も受験ができます。
5.調理師免許
調理師免許とは、調理に関する知識や技術を証明する国家資格です。中卒者が受験資格を得るには、「調理師法施行規則第4条に定める施設で2年以上調理業務に従事している」という要件を満たす必要があります。パートやアルバイトでの勤務歴(原則週4日以上、1日6時間以上)も実務経験になるので、飲食店で正社員を目指す人は取得しておくと良いでしょう。
6.介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は介護資格の入門として、基本の技術や知識を習得するための資格です。受験資格として学歴や年齢制限がなく、一般的には1〜4ヶ月ほどで取得できるといわれています。
無資格で介護の仕事に就くことも可能ですが、介護職員初任者研修を取得すれば仕事の幅が広がり、就職でも有利になるでしょう。中卒者が介護業界で正社員として挑戦する際におすすめの資格です。
7.宅地建物取引士(宅建士)
宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引に関する法律、税制、建築、金融など、幅広い分野の知識を証明する国家資格です。受験資格には年齢や学歴の制限がないため、中卒の方も受験できるでしょう。
比較的難易度の高い資格ですが、不動産取引の重要事項説明や契約書の作成など、宅地建物取引士の資格を持っていなければ担当できない業務もあります。不動産業への就職を目指す方は取得を検討してみると良いでしょう。
上記以外に中卒の方が取れる資格については、「中卒者が取れる資格23選!取得するメリットや高卒認定の必要性も解説」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
中卒者の正社員就職を叶える!就活のポイント
中卒者の正社員就職を叶える就活のポイントとして、「基本的なビジネスマナーを身につける」「自分の状況や希望にマッチした求人を選ぶ」などが挙げられます。以下で詳しく見ていきましょう。
中卒者の就活のポイント
- 基本的なビジネスマナーを身につける
- 自分の状況や希望にマッチした求人を選ぶ
- 履歴書の作成に力を入れる
- 面接対策をしっかり行う
1.基本的なビジネスマナーを身につける
中卒の方の正社員就職を叶える就活のポイントとして、基本的なビジネスマナーを身につけることが挙げられるでしょう。具体的には、「相手に失礼にならない言葉遣いや振る舞いをする」「清潔感のある身だしなみを整える」などです。日々の生活やアルバイトなどを通じて、あいさつや言葉遣いなどのマナーから身につけていきましょう。
「仕事を任せても大丈夫そうだ」と採用担当者に思ってもらえれば、内定にぐっと近づけるはずです。就活に役立つ社会人としてのマナーは「社会人の立ち振る舞いのマナーとは?仕事や就活でのポイントを紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.自分の状況や希望にマッチした求人を選ぶ
中卒者の就活のポイントとして、自分の状況や希望にマッチした求人を選ぶこともポイントです。たとえば、「中卒で資格を持っていない」という方であれば、「学歴不問」「資格不要」と記載されている求人に絞って応募することで、学歴や資格の有無が評価の基準となりにくく、選考をスムーズに進めやすい可能性があります。
また、「○○職が良い」「家から通える距離が良い」という希望条件にマッチするかどうかも、応募する求人を判断するポイント。このとき、希望条件をすべて叶えようとすると、応募できる求人数が限られてしまうため、妥協できる条件とできない条件を明確にして求人探しをすることが大切です。
3.履歴書の作成に力を入れる
履歴書の作成に力を入れることも、中卒者が就活する際のポイントの一つです。企業や職種に合った志望動機や自己PRを記載したり、手書きの場合は丁寧な字で記入したりしましょう。
また、正社員経験がなくても、アルバイトの経験がある場合は、職歴欄に雇用形態を明記したうえで記載すると就活でのアピールになります。業務で身につけたスキルと、可能であれば成果や実績も自己PR欄に記載しましょう。
4.面接対策をしっかり行う
面接対策をしっかり行うことも、中卒者が就活をするうえで大切なポイントの一つです。自己PRや志望動機など、面接でよく聞かれる質問に対する回答を用意しておきましょう。
面接では「なぜ高校に進学しなかったのか」といった質問をされる可能性があります。中卒になった理由がやむを得ない事情なのか、それとも自身の問題だったのか、真摯に回答しましょう。たとえ伝えづらい事柄であっても、ポジティブな表現になるように工夫することが大切です。
面接でスムーズな受け答えができるよう、「面接でよく聞かれる質問集!想定されるものを状況別に紹介」を参考に、定番の質問への回答をあらかじめ準備しておきましょう。
中卒から正社員としての就職を目指す方法
中卒者が正社員を目指す方法は、「ハローワークに登録する」「バイトや契約社員から正社員登用制度を利用する」「就職・転職エージェントを利用する」が考えられます。以下で詳しく解説するので確認してみてください。
ハローワークに登録する
ハローワークは、国が運営する就職支援機関で、無料で利用することが可能です。ハローワークの特徴は、地域に密着した求人情報が豊富な傾向にあること。就職活動のアドバイスや求人紹介などもしてもらえます。
35歳未満の人を対象とした「わかものハローワーク」もあるので、一度利用してみるのがおすすめです。ハローワークの使い方は、「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
ハローワーク
アルバイトや契約社員から正社員登用制度を利用する
アルバイトや契約社員、派遣社員として働きながら正社員を目指すのも一つの手です。企業によっては正社員登用制度を導入しており、非正規雇用社員から正社員登用してもらえる場合があります。正社員登用制度の利用を希望する際は、企業に「正社員登用制度があるか」「正社員登用した実績があるか」を確認するようにしましょう。
正社員登用については「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」で解説しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
就職・転職エージェントを利用する
民間の就職・転職エージェントサービスを利用するのもおすすめです。就職・転職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが求人紹介や応募書類の添削、面接対策といったサポートをしてくれます。就職・転職エージェントのなかには、一般公開していない非公開求人を扱っている場合もあるので、応募の選択肢を広げられるのがメリットの一つです。
中卒から正社員を目指すうえで、悩みを聞いてもらえたり必要なアドバイスや情報を得られたりすることもあるので、ぜひ利用を検討してみましょう。
ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒といった若年層向けの就職・転職エージェントです。経験豊富なキャリアアドバイザーが個別にカウンセリングを行ったうえで、あなたの適性や要望に合った求人をご提案。「学歴不問」「未経験者歓迎」などの求人も多く取りそろえています。
マンツーマンで対応するため、「こんなこと聞いてもいいのかな」といった不安を抱える方も相談しやすい環境です。
応募先企業の傾向を踏まえた面接対策や履歴書作成のアドバイス、1分程度でできる適職診断など、就職活動を一貫してサポートいたします。サービスはすべて無料でご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。
ハタラクティブを利用して正社員になった中卒者の体験談
ここでは、若年層向けの就職・転職エージェントであるハタラクティブを利用して、中卒から正社員就職を叶えた方の体験談をご紹介します。「中卒から正社員になりたい」「就職活動の雰囲気を知りたい」という方は、参考にしてみてください。
D・Iさん(17・男性)の体験談(時給900円→月給24万円)
自分の店を持つために正社員就職を目指しましたが、仕事の選び方が全く分かりませんでした。 高校を中退してからは、ずっと飲食のアルバイト生活。最初は単純に遊ぶお金のためでしたが、徐々に自分のお店を持つことが夢に。そこから正社員就職を目指すことになりました。
飲食業界の正社員として経験を積みながらお金を貯めようと思っていたものの、なかなか仕事が見つからない。そんなとき、ハタラクティブに登録しました。キャリアアドバイザーが、「数年後にどうなっているといい」という話から始めてくれたので、自分の進むべき道がすんなり見えました。今は、しっかり稼ぎながら数年後の開店を夢見る毎日です
ほかにもハタラクティブの体験談は、「中卒から正社員へ 体験談」でご紹介しています。中卒から正社員として就職を成功させるヒントをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
中卒から正社員を目指す際によくあるQ&A
ここでは、中卒で正社員を目指す際によくある疑問や不安をQ&A形式で解決していきます。
中卒者は正社員になれないですか?
中卒者もしっかりと就活対策を行うことで就職を目指せるでしょう。学歴を気にし過ぎず、「自分に合った仕事はある」とポジティブな気持ちで就職活動と向き合うことが大切です。資格取得や面接の練習、業界研究などの基本的な就活対策を行い、自信を持って選考に臨めるようにしましょう。
中卒の就職事情については、「中卒の就職率は?高卒や大卒などの学歴に比べて高い?低い?」を参考にしてみてください。
中卒で15歳ですが正社員になるにはどうすれば良いですか?
中卒者が正社員になる可能性を高める方法には、「学歴不問や未経験歓迎の求人を選ぶ」「希望する仕事に活かせる資格を取る」などがあります。若さやポテンシャルを評価してもらいやすい求人に応募したり、志望する職種に関わるスキルを身につけたりすることで、正社員としての就職に近づけるでしょう。
中卒者のメリットや就活を行うポイントは、「中卒者のメリットとは?強みを活かして就職活動を行おう」も参考にしてみてください。
中卒者が正社員として住み込みで働ける仕事はある?
住み込みで働ける仕事の例として、「宿泊施設のスタッフ」「工場作業員」などが挙げられます。住み込みで働ける仕事には、家賃や生活費を節約できるメリットや、住居を自由に選べないデメリットがあるでしょう。メリットとデメリットを把握して就職することが大切です。
住み込みで働ける仕事に関しては、「住み込みの仕事はきつい?その理由は?働くメリットや求人選びのコツも解説」で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
中卒フリーターから正社員になるメリットは?
中卒のフリーターの方が正社員になるメリットは、「収入が安定する」「社会的信用を得やすい」「解雇のリスクが減る」「賞与・昇給ありの場合が多い」などが挙げられます。フリーターから正社員になることで、決まった月収がもらえたり、無期雇用に切り替わったりするでしょう。
フリーターから正社員になるかどうか迷っている方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。プロのキャリアアドバイザーが、就職活動を一対一でサポートいたします。ぜひご活用ください。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。