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フリーター5年目に正社員を目指す理由や叶えるポイントを紹介
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この記事のまとめ
- フリーター5年目の人の中には、年齢や友人との給料差を理由に正社員を目指す方もいる
- フリーターから正社員を目指す方法の一つは、仕事で活かせる資格を取得すること
- 就職を考えるフリーターの方は、正社員登用制度を活用するのも効果的
- 就職活動をする際は、諦めない姿勢と失敗を恐れないことが大切
フリーター5年目になり、正社員への就職が気になるという方もいるでしょう。年齢や友人との給料差、将来の展望を理由に、フリーター5年目に正社員を目指す方もいるようです。このコラムでは、フリーター5年目に、正社員を目指す理由について考察しました。また、フリーターから正社員を目指す方法について紹介しています。
フリーター5年目に正社員を目指す理由とは
5年目ころを境に、年齢や友人との給料差、将来の展望を理由に、フリーターから正社員就職を目指そうと考える方もいるようです。以下で詳しく解説します。
理由その1.年齢
フリーター5年目に正社員を目指す理由の1つが、年齢です。フリーターになって5年目は、高卒や専門学校卒、大学中退の人であれば25歳前後、大卒でフリーターになった人であれば27歳ころになると考えられます。20代後半になってくると、現実的な目標や将来を見据えるようになる方もいるようです。「自分はこのままでいいのだろうか?」と悩むこともあるでしょう。
また、就職は30歳を超えると厳しい傾向があるという社会的な事情も関係しています。詳しくは「30代フリーターから正社員になれる?おすすめの仕事や就職成功のコツ!」のコラムをご覧ください。
理由その2.友人との給料差
正社員とフリーターの1年目の手取り給料は、それほど大きく変わらないこともあります。場合によっては、時給制で長時間働いているアルバイトのほうが、額面は良いということもあるでしょう。しかし、年齢を重ねていくにつれて、給与差は拡大していく傾向があります。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況(p.12)」によれば、雇用形態別の平均賃金は以下のとおりです。
正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 | |
---|---|---|
~19歳 | 19万2,800円 | 17万700円 |
20~24歳 | 22万8,700円 | 19万4,800円 |
25~29歳 | 26万3,600円 | 21万6,400円 |
30~34歳 | 29万4,100円 | 22万1,400円 |
35~39歳 | 32万7,000円 | 22万500円 |
40~44歳 | 35万4,600円 | 22万600円 |
45~49歳 | 37万4,500円 | 21万7,700円 |
50~54歳 | 39万4,300円 | 22万2,200円 |
55~59歳 | 40万4,800円 | 22万1,700円 |
参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差(p.12)」
5年目ともなると、新卒で就職した場合は昇進する人も出始めるころです。昇格・昇給のある正社員は、年齢が上がるにつれて賃金も上がっていることが上記のデータから読み取れます。一方、正社員以外の雇用形態では、年齢が上がっても平均賃金はほぼ横ばいです。フリーターと正社員の間で、収入の差が出てくることがうかがえるでしょう。
フリーターと正社員の給料の差については、「26歳の就活は遅い?職歴なしのフリーター・ニートから就職する方法を解説」のコラムでも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
理由その3.将来の展望
20代後半になると、結婚する人も増えてくるでしょう。一方で、フリーターのままで結婚するのは難しい場合もあります。就職して働いている友人がどんどん結婚していくと、自分だけ取り残されている気分になる方もいるようです。また、親の介護が必要になることもあります。そうなると、自分の老後のことも考えるようになり、安定した給料や雇用を求めて正社員就職を目指す方もいます。
正社員が安定しているとされる理由については、「正社員が安定しているといわれる理由とは?契約社員との違いも解説」のコラムをご覧ください。また、将来のための資金や年齢別の平均貯金額については、「貯金額の平均はどのくらい?おすすめの貯金方法を紹介」のコラムで紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
フリーターから正社員を目指す方法
フリーターから正社員を目指すには、資格を取得したり、アルバイト先の正社員登用制度を利用したりする方法もあります。以下で詳しく紹介します。
資格を取得する
資格取得を目指す場合は、「その資格を取ってどうするのか」「就職できる見込みがあるのか」などをしっかりと検討することが大切です。資格によっては、取得さえすれば手に職をつけられるものもあります。また、資格取得のために注いだ熱意や意欲は、就活で十分なアピール材料になるでしょう。
フリーターの方が取得を目指すのにおすすめの資格は「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
正社員登用制度を利用する
アルバイトとして働いている職場で正社員登用制度があれば、それを利用して正社員を目指す方法があります。その際は、アルバイト先に正社員登用の制度や前例があることを、あらかじめ確認しておくのが大切です。また、正社員登用に条件がある場合は、自分が目指せる条件なのかもチェックしておきましょう。それらを確認したうえで正社員登用の見込みがないと判断したなら、アルバイト先以外での正社員就職を目指すのが就職への近道といえます。
フリーターから正社員就職を目指すポイントについては、「26歳のフリーターから正社員に就職できる?知っておくべき注意点と対策」のコラムで紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
諦めず失敗を恐れないことも大切
フリーター5年目から正社員就職を目指す方の中には、「就職できるだろうか」「自分にはなにも強みがない」と弱気になる方もいるようです。しかし、初めからダメだと思うのではなく、誰でも失敗はするものと考えることが大切です。また、失敗したら、なぜ失敗したのかを考えて「次からはこうしよう」と改善策を考えられると、少しずつ失敗を自分の力に変えていけるでしょう。
自信を持って就活を行うコツについては、「就活で自信をもてない理由と対策をご紹介!面接で内定を勝ち取る振る舞い方」のコラムで紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。