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29歳職歴なしは手遅れではない!フリーターやニートが就職成功する鍵は?
更新日
この記事のまとめ
- 29歳で職歴なしから就職するメリットは、安定した収入や社会的信用が得られること
- 職歴なしの29歳が正社員就職を成功させるには、自己分析や企業分析を徹底しよう
- アルバイト経験がある場合は、履歴書に「職歴なし」と書かずにうまくアピールしよう
- 職歴なしの経歴に不安がある29歳の方は、就職エージェントの活用がおすすめ
「29歳で職歴なしだと就職は難しい?」と悩んでいる方もいるでしょう。職歴なしの29歳フリーターやニートの方も、正社員を目指すことは可能です。しかし、就職は年齢を重ねるほど難易度が上がる傾向にあるため、早めに行動しましょう。
このコラムでは、29歳で職歴なしの方が正社員就職するメリットや、就職を成功させるコツを解説します。フリーターやニートの方におすすめの求人の探し方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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29歳職歴なしの方が正社員就職したほうが良い理由
職歴なしの29歳の方が正社員として就職すると、「安定した収入が得られる」「責任のある仕事を通して成長できる」「社会的信用を得られる」などのメリットがあります。
ここでは、29歳で職歴なしのフリーターやニートの方が正社員になったほうが良い理由を5つ解説するので、参考にしてみてください。
29歳職歴なしの方が正社員就職したほうが良い理由
- 安定した収入が得られる
- 責任のある仕事をしながら成長できる
- 社会的信用を得やすくなる
- 30歳になると採用ハードルが上がる
- フリーター期間が長いと就職が厳しくなる可能性がある
1.安定した収入が得られる
職歴なしの29歳の方が正社員就職するメリットとして、安定した収入が得られることが挙げられます。正社員の給与は月給制である場合が多く、毎月の収入が保証されています。
また、企業によってはボーナスがもらえたり、定期的に昇給のチャンスがあったりするでしょう。金銭面や今後のキャリアの心配をせずに過ごせるのは、正社員の大きなメリットといえます。
正社員の収入について知りたい方は、「正社員の平均給料はどれくらい?フリーターとの差は?年齢別の給与も紹介」のコラムをご一読ください。
正社員と非正規社員の生涯賃金の差はどれくらい?
独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2023 生涯賃金など生涯に関する指標(正社員p.298、非正社員p.314)」によると、学校を卒業後、60歳までフルタイムで働いた場合の生涯賃金(大卒・大学院卒)は以下のとおりです。
【正社員】男性:2億5,000万円、女性:2億円
【非正社員】男性:1億4,000万円、女性:1億2,000万円
正社員と非正規社員が生涯にそれぞれ得られる賃金は、男性で1億1,000万円・女性で8,000万円もの差があります。
2.責任のある仕事をしながら成長できる
責任のある仕事をして成長できるのも、正社員として就職するメリットです。正社員は非正規社員に比べて、より責任の重い仕事を任される傾向があります。
とはいえ、「責任のある仕事に抵抗を感じる」という方もいるでしょう。しかし、責任が伴うぶん、仕事を終えた際に達成感を得られたりスキルが身についたりするため、やりがいを感じられる可能性があります。
3.社会的信用を得やすくなる
正社員は、非正規社員に比べて雇用や収入が安定しているため、社会的信用を得やすいでしょう。社会的信用が得られると、住宅ローンや自動車ローン・クレジットカードなどの審査に通りやすくなります。将来的に住宅や自動車の購入を考えている方は、正社員就職を検討してみてください。
4.30歳になると採用ハードルが上がる
20代と30代では採用市場における印象が異なり、年齢が上がるほど職歴がない状態での就職はハードルが高くなります。20代の若手は将来性を期待されやすく、ポテンシャル重視の採用が多い傾向にある一方、30歳になると業界での経験やマネジメントスキルなどが求められ、即戦力になれるかどうかをチェックされることもあるようです。
5.無職やフリーター期間が長いと就職で不利になる可能性がある
無職やフリーターである期間が長いと就職が厳しくなる可能性があります。企業によっては「働く意欲がないのでは」「その間何をしていたのか疑問」と思われてしまうこともあるでしょう。正社員を目指すためには、なるべく早く就活に踏み切ることが大切です。
正社員就職にデメリットはある?
職歴なしの29歳の方が正社員になるデメリットには、「人間関係に縛られる」「自由な時間が少なくなる」「やりたくない仕事もやらなければならない」などがあります。フリーターやニートから正社員を目指す方は、正社員のメリットだけでなくデメリットも理解して、後悔しない選択をしましょう。
正社員になるメリット・デメリットは、「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」で詳しくまとめています。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
ユースフル労働統計2023 ―労働統計加工指標集―
29歳職歴なしの方が正社員を目指すには早めの行動が大切
「これから正社員を目指したい」という方は早めに行動を起こすことが大切です。「30歳になると採用ハードルが上がる」で説明したとおり、30代になるとマネジメントスキルや業界での経験を求められる場合も増え、職歴なしからの就職難易度は上がる傾向に。
また、厚生労働省の「労働経済分析レポートNo.1 正規雇用へ転換した方の特徴と影響」によると、2017年における男女・年齢別の正規雇用転換者比率(非正規雇用から正規雇用になった人の割合)は以下のとおりです。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
平均 | 9.2% | 3.4% |
15~24歳 | 14.9% | 6.4% |
25~34歳 | 14.6% | 8.0% |
35~44歳 | 12.7% | 4.5% |
45~54歳 | 9.3% | 2.2% |
55~64歳 | 5.9% | 1.4% |
65歳以上 | 3.7% | 0.0% |
参照:厚生労働省「労働経済分析レポートNo.1 正規雇用へ転換した方の特徴と影響 図2 正規雇用転換者比率(性・年齢階級、産業、職種)」
正規雇用転換者比率は男性が15〜24歳・女性が25〜34歳で最も高く、その後は男女ともに減少しています。若いほどポテンシャルや就業意欲が評価されやすいため、職歴なしの29歳の方は「20代だからまだ大丈夫」と思わず、早めの行動が大切です。なお、上記の表は2017年度のものを参考にしており、現在は変動している可能性があります。あくまでも参考程度にご覧ください。
これから正社員になりたい方は、「正社員経験なしの20代が就職するには?就活のコツやおすすめの職種を解説」のコラムをチェックしてみましょう。職歴なしの20代の方が就職する方法を紹介しているので、ぜひご一読ください。
参照元
厚生労働省
労働経済分析レポート
29歳職歴なしの方が就職を成功させる5つのコツ
ここでは、職歴なしの29歳の方が正社員就職を成功させるコツを解説します。以下のポイントを参考に、就職活動を進めてみてください。
29歳職歴なしの方が就職を成功させるコツ
- 自己分析や企業分析を徹底する
- 職歴が重視されない業界・職種を選ぶ
- 「フリーター・ニート・未経験OK」の求人を選ぶ
- 「職歴なし」の理由を用意しておく
- 就業意欲やコミュニケーション能力をアピールする
1.自己分析や企業分析を徹底する
職歴なしの29歳の方が就職を成功させるには、自己分析や企業分析の徹底が大切です。自己分析をしっかりと行えば、自分の強みが明確になり、どのような仕事に向いているのかが分かるでしょう。
また、就職活動においては企業分析も欠かせません。「企業がどのような人材を求めているのか」を知ることで、的を得たアピールができる可能性があります。「自分の強みを企業のどの業務に活かすのか」を上手く伝えられれば、採用してもらえる確率は高まるでしょう。
就職活動をする際は「就職の軸」を決めることも大切
職歴なしの29歳の方が就職活動をする際は「就活の軸」を決めましょう。就活の軸とは、企業選びをする際の基準です。働き方・勤務場所・福利厚生など、ある程度の基準を定めておくと、応募企業を絞り込みやすくなります。
就職軸の決め方については、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」で解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
2.職歴が重視されない業界・職種を選ぶ
29歳で職歴なしの方が就職活動を行う際には、職歴がさほど重視されない仕事を選ぶのがおすすめです。たとえば、接客・販売職では職歴がなくても、コミュニケーション能力や「人と接するのが好き」といった人柄で採用される可能性があります。また、介護業界やIT業界は需要が伸びているため、職歴なしでも熱意があれば就職に成功しやすいでしょう。
「29歳ニートから就職するコツ!職歴なし・無職から就活を成功させるには?」のコラムでも、職歴なしから狙い目の仕事を紹介しているため、こちらもあわせてご覧ください。
「マニュアルあり」の求人もおすすめ
初めて正社員に挑戦する場合は、「マニュアルあり」「ルーティンワーク多め」といった仕事から始めるのもおすすめです。求人サイトの「仕事内容」の欄にそのような文言を記載している求人もあるので、チェックしてみましょう。
3.「フリーター・ニート・未経験OK」の求人を選ぶ
正社員就職を目指す職歴なしの29歳の方は「フリーター・ニート・既卒OK」や「未経験歓迎」の求人を選ぶと良いでしょう。フリーターやニート、職歴がない方の求職者を歓迎している会社は、入職後の成長を期待して採用する傾向があるようです。
そのほか、「新店舗オープン」や「業務拡大」といった記載のある求人は、早めに採用したい事情があることも考えられます。そのため、職歴なしであってもポテンシャルをアピールすれば、正社員就職できるチャンスは十分にあるでしょう。
ただし、常に求人を出している会社や待遇が良過ぎる仕事はブラック企業の恐れがあるため、慎重に選ぶことも必要といえます。
「即戦力になれる人」と書かれた求人は避けるのが無難
求人に「即戦力になれる人を求めています」と書かれている場合、職歴なしのフリーター・ニートの方が採用される可能性は低いでしょう。そのような求人では、同業界・同職種での実務経験を求めており、職歴なしの場合は不十分と見なされる可能性があります。
4.「職歴なし」の理由を用意しておく
職歴なしの29歳の方は、面接に備えて「29歳まで職歴がなかった理由」を考えておくのがポイントの一つです。採用担当者は、職歴がない理由を聞き、「働く意欲があるのか」「入社後は長く働いてくれそうか」などを判断します。そのため、今後はどのような意識で業務に取り組みたいのかを前向きにアピールすれば、好印象を与えられるでしょう。
なお、面接や履歴書内で嘘をつくと「経歴詐称」となり、内定取り消しにつながる場合もあるため要注意です。
5.就業意欲やコミュニケーション能力をアピールする
29歳・職歴なしの状態で就職活動をする方は、面接で就業意欲やコミュニケーション能力をアピールするのがおすすめです。
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況 6 フリーターについて(3)フリーターを正社員として採用する際に重視した点」によると、企業がフリーターを正社員として採用する際に最も重視するのは、以下の表のとおりです。
職業意識 勤労意欲 チャレンジ精神 | マナー 社会常識 | コミュニケーション能力 | |
---|---|---|---|
15~34歳 | 68.7% | 59.8% | 52.5% |
35~44歳 | 64.0% | 52.5% | 46.0% |
参照:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況 6 フリーターについて(3)フリーターを正社員として採用する際に重視した点」
企業がフリーターを正社員として採用する際に最も重視するのは、15~34 歳、35~44 歳ともに「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」でした。次いで、「マナー・社会常識」「コミュニケーション能力」が重視されていることが分かります。
その中でも、就業意欲や、コミュニケーション能力は面接でアピールしやすいため、「入社したらどのように働きたいか」「仕事上でどのような目標があるか」などを積極的に伝えることがおすすめです。
参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査(若年者雇用実態調査):結果の概要
面接は清潔感のある身だしなみで臨もう
面接に臨む際は、清潔感のある髪型や服装を意識するのが基本です。面接での第一印象を良くするのも就活成功のポイントの一つ。スーツだけでなく、小物にも気を配ることが大切です。
面接にふさわしい身だしなみが知りたい方は、「フリーターの正社員面接でよくある質問は?ふさわしい服装についても解説」も参考にしてください。
職歴なしの29歳フリーターの履歴書のポイント
履歴書の職歴欄に記載するのは、正社員の経歴とするのが一般的です。アルバイトは正式な経歴と見なされないことがあるので、本来、記載する必要はありません。しかし、空欄で提出するとアピール不足になる可能性があるので、職歴がアルバイト経験のみの方は記載しておくと良いでしょう。
ここでは、29歳で正社員経験なしの場合、履歴書をどのように書けば良いのか解説します。
職歴なしの29歳フリーターの履歴書のポイント
- アルバイト経験をアピールする
- 短期のアルバイト経験を書くのは避ける
- アルバイト経験がある場合は「職歴なし」とは書かない
アルバイト経験をアピールする
履歴書の職歴欄にアルバイト経験を書き、アピールにつなげるのが効果的です。応募先企業と同業界・同職種のアルバイト経験は、評価される可能性があります。また、応募先企業と関連のないアルバイトでも、ビジネスマナーやコミュニケーション能力をアピールすれば評価の対象になるでしょう。
そのほか、リーダー経験があれば「責任感が強そう」と好印象を持たれたり、3年以上続いたアルバイトがあれば「早期離職はなさそう」と思ってもらえる場合があります。
短期のアルバイト経験を書くのは避ける
短期募集のアルバイトや3ヶ月未満で辞めてしまったアルバイトは、履歴書に書かないのが無難です。短期のアルバイトではスキルが身についておらず、アピールにつながる要素にならない場合があります。また、早期離職を懸念される恐れもあるため、基本的には記載する必要はないでしょう。
また、アルバイト経験が複数ある場合は、アピールにつながるアルバイトのみを記載するのがおすすめです。
アルバイト経験がある場合は「職歴なし」とは書かない
「アピールできるアルバイト経験がない」「短期のアルバイトしか経験していない」という場合でも、アルバイト経験があるのなら「職歴なし」と記載するのは避けましょう。履歴書に「職歴なし」と書くと、採用担当者から「働いていない空白期間に何をしていたのだろう」と懸念される恐れがあるためです。少しでもアピールできるポイントを見つけて、就職への意欲を示すことが大切です。
アルバイト経験なしのニートの場合はどう書けば良い?
アルバイト経験がないニートの方は、履歴書の職歴欄に「職歴なし」と書きましょう。そのぶん、志望動機や自己PR欄で「今後はしっかりと働きたい」という意欲をアピールすることが重要です。
面接では、これまで働かなかった理由を問われる可能性があります。「就職が不安だった」など正直な気持ちを伝えたうえで、今後に向けて前向きに行動をしていることをアピールする回答を用意するのがポイントです。
「ニートの履歴書の書き方を例文つきで解説!就職活動を成功に導く方法とは?」のコラムで具体的な書き方を解説していますので、参考にしてみてくださいね。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
【男女別】29歳職歴なしで正社員就職した人の体験談
この項では、「29歳・職歴なし」の状態から、就職・転職エージェントのハタラクティブを利用して正社員就職を成功させた方の体験談を紹介します。
E.O さん(29歳・女性)時給950円 → 月給25万円
私は調理師免許を持っており、以前はレストランで正社員として働いていました。しかし、激務に耐え切れずに3ヶ月で退職。その後はアルバイトで生計を立てていましたが、中学時代に仲の良かった友達と再会したのをきっかけに、もう一度就職したいと思うようになりました。夏休みに旅行の計画をしているときに、友達はボーナスを使って行くつもりだと分かったからです。
アルバイト勤務の私にはボーナスがなく、友達に置いていかれてしまう気がして、急いでハタラクティブに登録しました。29歳で再就職は厳しいと思っていましたが、アドバイザーさんから資格や職種経験をアピールする方法を教わったり、何度も面接の練習をしたりしたおかげで、すぐに病院直営の給食調理員として正社員就職できました。
K.R さん(29歳・男性)時給1,200円 → 月給27万円
自分は高校卒業後ずっと同じアルバイトをしていましたが、同級生がみんな結婚し、焦りを感じ始めていました。ただ、高卒で非正規雇用だと結婚費用を稼げないので、婚活の前段階として就活を始めました。
29歳・職歴なし・高卒という経歴に自信がなかったのですが、ハタラクティブは高卒フリーターの就活を手伝ってくれると聞いて、早速登録しました。面談を通して、担当のアドバイザーが自分の武器として見出してくれたのは、長年続けた警備員の経験でした。体力がないと続けられない仕事ですが、それを認めてもらえたことがうれしかったですね。面接では、その丈夫さを買われて流通会社から内定をいただきました。きついときもあるけれど、周りのスタッフはみんな良い人だし、仕事は楽しいので、高卒・職歴なし・29歳という状態からでも正社員就職に挑戦してみて本当によかったです。
T.S さん(29歳・男性)時給1,000円 → 月給22万円
大学時代から旅行が好きで、居酒屋のバイトで旅費を貯めては海外を放浪し、お金が底をつくと帰って来てまたバイト、その繰り返しでした。それがライフスタイルだと思っていたし、若いころは楽しいだけで良かったのですが、気づけば30代目前の29歳。今までさんざん好き勝手やってきたし、ここでけじめをつけようと思ったものの、29歳・職歴なしで受けられる求人がなかなか見つからず。
そんなとき、ハタラクティブの存在を知り、登録してみました。面談では担当の方が親身に相談に乗ってくれ、今働いている旅行会社の求人を紹介してくれました。書類の書き方から面接の対策まで、自分一人では気づかないような点をアドバイスしてもらい、心強かったですね。今は海外旅行のツアープランニングをしています。大好きな旅に関わる仕事で、これまでの経験も活かせているし、あのときハタラクティブに登録して正解でした。
こちらでご紹介した体験談は、「みんなの就職エピソード」でご紹介しています。ほかの体験談も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
職歴なしで就職するのが不安な29歳の方へ
お伝えしているように、できるだけ早く行動すれば、正社員を目指すことは可能です。それでも、「職歴なし・29歳という状態で就活するのが不安…」という方もいるでしょう。ここでは、将来について考えるヒントをご紹介しているので、不安な方はチェックしてみてください。
「職歴なし」のままでいることはリスクを伴う
職歴なしの29歳の方が就職を先延ばしにすると、正社員になれるチャンスが減っていくことが考えられます。勇気を出してすぐに行動を起こさなければ、いざ就職しようと決めたときに「なかなか就職先が決まらない」となる恐れがあるでしょう。
「新しい挑戦に不安はつきもの」と割り切り、正社員就職に向けて一歩踏み出してみることをおすすめします。
仕事は慣れればできるようになる
職歴なしの29歳の方のなかには、「就職できても仕事についていけるか不安」と考える方もいるでしょう。しかし、仕事には徐々に慣れてくるため、心配する必要はありません。初めから完璧にできる人は少ないので、焦らずに目の前の仕事を着実にこなす姿勢が大切です。
就活しながら資格を取得するのもアリ
職歴なしの状態での就活に抵抗がある方は、就活しながら資格を取得するのがおすすめです。応募先企業に役立つ資格であれば、面接で効果的なアピールになる可能性があります。資格の難易度が高く、29歳のうちに取得できない場合でも、勉強している旨を伝えれば評価してもらえる場合もあるでしょう。
ただし、業界や職種によって強みとなる資格が違う可能性があるため、自分の就活の軸に合わせて勉強を行うことが大切です。「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」のコラムでは、資格取得のメリットや注意点・おすすめの資格などを詳しく解説しています。ぜひ一読ください。
29歳職歴なしの方が正社員になる手段
この項では、29歳職歴なしの状態から正社員になるための、具体的な方法を4つ挙げてご紹介します。「29歳職歴なしでは就職できないのでは…」と不安を感じている方は、以下の方法を試してみてください。
29歳職歴なしの方が正社員になる手段
- アルバイトから正社員登用を目指す
- 求人サイトから直接応募する
- ハローワークに登録する
- 就職エージェントを活用する
アルバイトから正社員登用を目指す
職歴なしの29歳の方は、アルバイトとして入社してから正社員登用を目指すのも一つの手です。アルバイトの採用面接は正社員よりも難易度が低い傾向にあるため、気になる企業に入社できる可能性が高まります。
ただし、正社員登用制度を導入している会社であっても、必ず正社員になれるわけではない点に注意が必要です。正社員登用制度の有無だけでなく、実績があるかどうかもきちんと確認しましょう。
求人サイトから直接応募する
求人サイトで求人を探し、直接応募するのも方法の一つです。求人サイトは、自分のタイミングでいつでも閲覧できるのが便利なポイント。「未経験歓迎」「経歴不問」といった条件を指定すれば、該当の求人を見られます。また、多種多様な求人が掲載されているため、世の中にどのような仕事があるのか調べることで、幅広い求人を探すことが可能です。
求人サイトをこまめにチェックして、自分に合いそうな仕事を探してみましょう。
未経験からチャレンジしやすい業界・職種については、「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ハローワークに登録する
就活をサポートしてもらうために、ハローワークに登録するのもおすすめです。ハローワークは求人紹介のほか、書類添削や面接練習といったさまざまな就活サポートを行っています。ハローワークで紹介する求人は地域の中小企業が多い傾向にあり、地元で働きたい方におすすめです。
また、職業訓練の相談もできるため、「就職前にスキルを身につけておきたい」という方はハローワークの利用を検討すると良いでしょう。
就職エージェントを活用する
「29歳・職歴なし」という経歴に自信がない方は、就職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーからのサポートを受けましょう。就職エージェントは、求人紹介をはじめ、応募書類の添削や面接対策、企業とのやり取りなどを行ってくれます。エージェントによっては入社後もサポートしてくれたり、書類選考免除の求人を紹介していたりするので、自分に合った就職支援を見つけてみてください。
「フリーターは就職支援機関を活用しよう!おすすめのサービスを紹介」のコラムでは、4つの就職支援サービスをご紹介しています。就職活動は自分に合ったやり方で進めることが大事なので、ぜひ参考にしてみてください。
「29歳・職歴なしで就職活動が不安」「自分に合った求人を見つけたい」方は、ハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、若年層の支援に特化した転職・就職エージェントです。未経験歓迎の求人も多数ご用意しているので、職歴なしの方や未経験の仕事に就職したい方も安心してご利用いただけます。
専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりに適した求人の紹介はもちろん、職歴をカバーする応募書類の書き方や、面接でのアピール方法などをアドバイスするので、ぜひご利用ください。登録・利用料はすべて無料。一分程度でできる適職診断もご用意しています。
職歴なし29歳の正社員就職に関するQ&A
ここでは、正社員就職を目指す職歴なしの29歳の方が抱える悩みを、Q&A方式で解決します。
「30歳職歴なし」は手遅れになる?
就職が難しい側面はありますが、手遅れではありません。「29歳職歴なしの方が正社員を目指すには早めの行動が大切」で解説したように、就活を成功させるには早めの行動が大切です。
このほか、「30歳職歴なしのニート・フリーターは正社員になれる?就職成功のコツは?」のコラムで30歳・職歴なしでの就活対策について解説しているので、ぜひご一読ください。
29歳職歴なしで公務員になれる?
公務員試験に合格すれば公務員になることができます。公務員は経歴不問で、誰でも挑戦が可能です。ただし、受験には年齢制限があり、国家公務員の場合は30歳までとする試験が多いため注意が必要です。また、地方公務員も30歳前後を上限とする試験が多く、自治体・職種によっては29歳は受験できない場合もあります。
「高卒者の中途採用は厳しい?おすすめの仕事や正社員就職のコツを紹介!」のコラムで公務員の実態を詳しく解説していますので、ご覧ください。
29歳職歴なしの大卒より、職歴ありの高卒のほうが就職に有利?
企業にもよりますが、29歳・職歴なしの大卒の方よりも職歴ありの高卒の方が選考で有利になる可能性はあります。学歴よりも実務経験を重視する企業を受ける場合は、業務経験のある高卒者が採用されやすいでしょう。「年齢と学歴で不利になりそう」と不安に思う方は、希望する業界や職種に関する資格を取得してアピールポイントにするのもおすすめです。
「29歳・職歴なしの高卒はどうなるの?」とお悩みの方は、「高卒者の中途採用は厳しい?おすすめの仕事や正社員就職のコツを紹介!」をあわせてご一読ください。
職歴なしの29歳は就職したら人生変わる?
一概には言えないものの、正社員になると、「安定した収入を得られる」「責任のある仕事を任せてもらえる」「社会的信用を得やすい」などのメリットがあります。そのため、人によっては「人生が変わった」と感じるかもしれません。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。