ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!

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この記事のまとめ

  • ニートが資格を取得すると、意欲のアピールや仕事の選択肢を広げるのに役立つ
  • 資格があっても、志望動機や将来の目標が曖昧だと採用されるのは難しい
  • ニートに国家資格はおすすめだが、取得に時間がかかると就職が遅れる点に注意しよう
  • ニートが資格を取るための勉強法は「通学」「通信講座」「独学」の3つがある
  • 資格がなくても就職エージェントを活用し、未経験歓迎の求人を選べば就職は目指せる

「ニートも資格さえ取れれば就職できそう」と考えている人もいるのではないでしょうか。資格はスキル不足を補う効果があり、就活で評価されやすいのは事実です。しかし、取得に時間がかかり、ニート期間が長引いてしまう恐れもあります。このコラムでは、ニートが資格を取るメリットや注意点、おすすめの勉強法をご紹介。また、資格選びのポイントについてもまとめました。本当に資格が必要なのかを見極める参考にしてください。

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ニートが資格を取得する4つのメリット

ニートが資格を取得することで、ビジネスマナーが身についていることや、就職する意欲があることを伝えられるメリットがあります。
ニートは現在正社員の人に比べて、スキルや経験、就業意欲が足りないと見なされる場合が多く、就活で不利になりやすいのが実態です。また、職歴がないため自信がないというニートの方も多いでしょう。資格取得は、それらのデメリットを補える効果が期待できます。

1.ビジネスマナーが分かる

社会人経験がなかったり少なかったりするニートの場合、基本的なビジネスマナーや言葉遣いに不安がある人は多いようです。「ビジネス実務マナー検定」や「秘書検定」の資格を取得すれば、ビジネスマナーの知識が身につき、就活でもアピールできます。ビジネスマナーは志望業界や職種に関係なく、社会人になるために必要な知識なので、勉強しておいて損はありません。
また、「採用担当者へのメールの書き方が分からない」「敬語を間違えないか心配」といった不安を払拭でき、自信を持って就活に臨める効果もあります。

2.就職する意欲が伝わる

資格取得は、就職する意欲をアピールする材料にもなるでしょう。無職期間がある人に対して、「働く意欲がないのでは」と懸念を抱く採用担当者もいます。しかし、資格によって「これから働きたい」という気持ちが示せるうえ、学力や計画性、行動力などをアピールすることも可能です。
また、ニートになった理由について「資格の勉強をして本当にやりたいことなのか検討していた」「新卒の就活で失敗したため、まずはスキルを身につけようと考えた」といった説明ができるのもメリットの一つ。ニートになってしまったものの、働く意欲がないわけではないという説明に説得力が増します。

3.仕事の選択肢が広がる

資格のなかには、その資格がなければ業務を行えない「業務独占資格」や、事業を行ううえで有資格者を配置しなければならないと法令で決められている「必置資格」があります。このような資格を持っていれば、「○○の資格必須」と書かれた求人にも応募できるため、仕事の選択肢が広がるでしょう。
ただし、難関資格も多く、取得に時間がかかる場合もあるため、今すぐに挑戦する必要があるかどうかを見極める必要があります。

4.年収アップを見込める

企業によっては、資格によって手当がつく場合があるでしょう。厚生労働省が2019年度に行った「資格・検定等の人員配置、昇格及び賃金への反映状況等に係る実態調査」によると、「月々の資格手当を支給している」という企業は 41.0%ありました。また、「昇給の際に考慮」と答えた企業は23.6%、「一時金の支給」は 20.0%、「基本給を決める際に考慮」は18.0%と、資格が年収アップにつながる企業は多いという結果が出ています。
経験やスキルが不足しているニートの場合、入社時の基本給は安い傾向がありますが、資格取得によって年収アップを目指せる可能性が十分にあるといえるでしょう。資格手当の相場については「資格手当の相場はどのくらい?収入アップにつながる?資格別にご紹介」のコラムで詳しく紹介していますので、ご一読ください。

参照元
厚生労働省
資格・検定等の人員配置、昇格及び賃金への反映状況等に係る実態調査

ニートが資格取得を目指す際の注意点

資格は就職に役立つ可能性が高いものの、それだけで内定が獲得できるわけではありません。ニートが資格取得を目指すなら、以下の点に注意する必要があります。

資格だけでは就職は叶わない

資格があっても、志望動機や就職後の目標について明確に答えられなければ、採用されるのは難しいでしょう。企業側は資格よりも、自社を選んだ理由やポテンシャルを重視するといわれています。勉強に注力するあまり、自己分析や企業研究を怠っては本末転倒です。
資格はあくまでもアピール材料の一つ。大事なのは自分の強みややりたいこと、10年後の理想像などを考え、それが実現できそうな企業を選ぶことです。就活成功のためには、履歴書の作成や面接対策に力を入れるのが重要といえます。

就職が遅れる恐れがある

資格によっては取得までに時間がかかるため、就職が遅れる恐れがあります。就職で有利とされる難関資格ほど勉強時間が必要なので、今すぐに取得する必要があるのか見極めるのが重要です。
就職が遅れるとニート期間が長くなり、採用担当者の印象が悪くなることも。また、年齢が高くなるほど就職ハードルは上がることも念頭に置きましょう。
資格は就職後に取得することもできます。特にニート期間が長い人や、20代後半〜30代の人は、就職を優先するのがおすすめです。

実務経験を優先したほうがスキルアップが早い場合もある

「就職のために資格を取る」のではなく、「資格不要で就職しやすい仕事を選ぶ」という方法もあります。「資格不要」「未経験歓迎」と明記されている求人は、一般的に就職しやすい傾向があり、ニートの経歴が問題視されない可能性も。資格にこだわるより早く実務経験を積んだほうが、結果的にスキルアップにつながる場合もあることを念頭に置きましょう。

ニートから目指す資格選びのポイント

ニートが資格取得を目指すなら、目標・目的に合ったものを選ぶのが大事です。資格を取ることが目的ではないので、まずはゴールを設定し、そこへ到達するために役立つ資格を選びましょう

1.国家資格に挑戦する

国家資格は知名度と社会的信用度が高いため、就職で高く評価されるでしょう。
文部科学省の「国家資格の概要について」によると、国家資格は「国の法律に基づいて、各種分野における個人の能力、知識が判定され、特定の職業に従事すると証明される資格。法律によって一定の社会的地位が保証されるので、社会からの信頼性は高い。」と定義されています。つまり、民間資格に比べて専門性の高い資格で、就職後のキャリア形成や転職にも役立つといえるでしょう。
ニートから正社員を目指すのに役立つのはもちろん、手に職を身につけて安定した生活を送るうえでも有効といえます。ただし、国家資格には合格率が低いものが多く、勉強に時間がかかる恐れがある点がデメリットです。

参照元
文部科学省
国家資格の概要について

2.志望業界・職種に活かせる資格を選ぶ

まずは志望業界・職種をある程度絞り、その仕事に役立つ資格を選びましょう。「とりあえず資格を取ろう」とやみくもに選ぶと、就職で役に立たず無駄になってしまう恐れがあります。応募先企業で活かせない資格を多数保有していても、「なぜこの資格を取ったのか」「業界のことが分かっていないのでは」とかえって印象を悪くしてしまう可能性もあるでしょう。
スキル・経験に自信がないニートの場合、「就職のためには資格が大事」「多ければ多いほど評価される」と思い込んでしまう人もいるようですが、大事なのは資格の活かし方です。自分がやりたい仕事は何か、その仕事で資格をどう活かすかを最初に考えましょう。

3.学習時間がかかり過ぎない資格を選ぶ

前述の通り、ニート期間が長いほど就職は難しくなる傾向にあるといわれています。そのため、学習時間を基準に資格を選ぶのも良いでしょう。
たとえば、国家資格の一つである公認会計士は就職には有利ですが、合格するまでに時間がかかると予想されます。20代後半から目指す場合、合格するころには30代になっている可能性もあるでしょう。結果的に無職期間が長くなり、30代ニートとして就職を目指すため、正社員になるのは難しくなる恐れがあります。
会計士を目指すなら、まずは数カ月の学習時間で目指せるビジネス会計検定や日商簿記の3級を取得して、就活では「公認会計士を目指して勉強中」とアピールするのがおすすめです。

20代のニートにおすすめの職種と資格

20代のニートは、スキル・経験が不足していても就職しやすい年齢です。一般的に20代は、柔軟性が高く新しい職場に馴染みやすいうえ、長期的な教育プランを立てられるので採用側のメリットが大きいと考えられています。そのため、難易度の低い資格を取得して、すぐに就活を始めるのも良いでしょう。
一方、20代前半のニートなら、資格取得に時間がかかったとしてもまだ若く、正社員になれるチャンスがあります。そのため、難関資格に挑戦して就職成功の確率を高めるのも方法の一つです。

プログラマー

プログラマーは人手不足のため、ニートの就職におすすめの職種です。経済産業省の「IT人材需給に関する調査(概要)」によると、今後もIT人材の不足は加速し、2030年には約59万人もの不足が見込まれています。そのため、未経験歓迎の求人や、資格取得支援制度が整っている企業も多いようです。
ただし、実務経験がなくてもある程度の知識は求められるため、以下のような資格を取得しておくと安心でしょう。

・ITパスポート

プログラミングに特化した資格ではありませんが、IT系職種に役立つ基礎知識が身につくためおすすめです。難易度はさほど高くないものの、国家資格なので信頼度も高いでしょう。

・C言語プログラミング能力認定試験
C言語とは、汎用性が高いといわれるプログラミング言語の一つです。この試験には1級・2級・3級があり、就職に役立つのは2級以上といわれています。実際にプログラムを書く問題が出るため、この資格を持っていると実務に役立つスキルがあると、一定の評価を得られるでしょう。

・基本情報技術者試験
独学で挑戦しやすい国家資格です。プログラマーやシステムエンジニアに必要な基礎知識が身につくため、初心者のニートにおすすめ。経営やマネジメントについても出題があるので、社会人としての知識も得られます。

未経験からプログラマーを目指す方法について「プログラマーを未経験で目指すのは厳しい?きついのは本当?求人の探し方」のコラムで詳しく紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

参照元
文部科学省
IT人材需給に関する調査(概要)

看護師

看護師は取得するのに学費と時間がかかりますが、就職に有利なのはもちろん、将来の転職や収入アップにも役立ちます。看護師国家試験を受験するには、高校卒業後、看護大学や専門学校などで3年以上の教育を受けなければなりません。ハードルが高いように感じる人もいるようですが、働きながら定時制の専門学校で3年間学び、実際に看護師になる人も。
少子高齢化の影響で医療従事者も人手不足といわれているため、看護師の資格があればニートから脱却できる可能性は高いでしょう。資格取得に時間がかかるため、20代だからこそおすすめできる職種といえます。

公務員

公務員は学歴や経歴に関係なく、誰でも挑戦できる仕事です。公務員試験と面接にさえ通れば、正規職員として仕事に就けます。ただし、試験によっては年齢制限があり、地方公務員は自治体によって25歳までの試験もあるので注意が必要です。
また、公務員試験は出題範囲が幅広く、ある程度の勉強時間が必要になります。自分の年齢と試験のタイミングによって、受ける試験を選びましょう。公務員試験の内容や難易度については「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」のコラムで解説していますので、ご覧ください。

事務職

事務職はどのような企業でも必要なため、求人数が多い傾向にあります。未経験歓迎の求人が多いため、ニートが挑戦しやすい職種の一つです。事務職には、一般事務や営業事務、経理事務などさまざまな仕事があります。

・MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ワードやエクセル、パワーポイントなど、マイクロソフトオフィス製品の技能を証明する資格です。どのような事務職でもパソコンスキルは求められるため、MOSの資格を取得しておくと実務にも役立つでしょう。この資格があるだけで就職が有利になるわけではないものの、パソコンスキルのレベルを証明するのにおすすめです。

・日商簿記
経理事務を目指すなら、日商簿記2級を取得しておくと良いでしょう。日商簿記を勉強すると、経理事務に必要な会計知識を得られるだけでなく、経営や財務を理解できるようになります。日商簿記は国家資格ではなく省庁が認める「公的資格」になりますが、知名度・信頼度が高いためニートの方におすすめです。

事務職は挑戦しやすいものの、人気があるため企業によっては倍率が高いです。ライバルに経験豊富な転職者がいるとニート経験のある方は不利になってしまうので、資格によってアピール材料を増やすのが良いでしょう。事務職の仕事内容やメリット・デメリットを「事務員ってどんな仕事?事務職のメリット・デメリットを解説」のコラムで解説していますので、参考にしてみてください。

調理師

調理師免許は国家資格のなかでは比較的取りやすいといわれており、飲食業界への就職を希望するニートの人におすすめです。厚生労働省が指定する専門学校を卒業した場合は、試験を受けずに資格が取れます。専門学校へ行かずに受験する際は、2年以上の実務経験が必要です。ここでいう実務経験とは調理業務を指し、飲食店のホールや皿洗いは対象外なので注意してください。
調理師免許がなくても飲食業界の正社員になることはできますが、資格があると栄養学や食品衛生の知識があることを証明でき、就職で有利に働く可能性が高いようです。20代のうちから修行を積めば、将来は自分の店を持つ夢も叶えられるでしょう。

普通自動車免許の取得もおすすめ

普通自動車免許は勤務地や職種によっては必須です。たとえば、地方の企業で営業職に就くと、外回りでは車を使うことが多いでしょう。また、不動産業界の営業職や介護業界への就職にも、普通自動車免許は役立ちます。仕事の選択肢が増えるため、ニートにおすすめの免許の一つです。

30代のニートにおすすめの需要が高い資格

30代ニートの場合、20代に比べて就職ハードルは高くなります。30代の就職では即戦力が求められることが多く、ライバルには社会人経験が10年以上の人がいることも。そのため、資格を取るなら就職に直結するものを選ぶのが良いでしょう。ただし、年齢が高くなるとさらに就職が難しくなるため、資格取得にかかる時間には注意が必要です。

介護職員初任者研修

介護職で利用者の身体に触れる「身体介護」を行うために必要な資格です。そのため、この資格があれば訪問介護の仕事に就くこともできます。
介護職員初任者研修に受験資格はなく、約130時間の研修を受けて修了試験に合格すれば資格が認められるので、介護業界へ就職したいニートの方におすすめ。また、介護業界は人手不足のため未経験でも採用されやすいといわれており、30代のニートが正社員を目指すのに適しているといえます。
ただし、介護職員初任者研修は独学で取得することはできません。40.5時間の座学は通信講座で学習可能ですが、最低90時間は実習を受けるのが必須のため、スクールへ通う必要があります。

PHP技術者認定試験

PHPとはプログラミング言語の一つで、Web開発、システム開発、ゲーム制作など、さまざまな業務に使われています。試験には「初級」「上級」「認定ウィザード」の3段階があり、初級は初心者でも合格しやすいようです。
前述の通りIT人材は人手不足が深刻なので、30代未経験のニートも正社員を目指しやすい仕事です。ただし、実力主義の仕事なので、未経験でもある程度のIT知識が求められます。まずは初級に合格し、就活では「上級を目指して勉強中」とアピールすれば、基礎知識があることと学習意欲の高さをアピールできるでしょう。最上級の「認定ウィザード」に合格できれば、プログラミングのスペシャリストとして、将来の転職や独立にも役立ちます。

30代ニートが正社員になるためには、資格だけでなく「就職しやすい業界・職種を選ぶ」「就活支援を受ける」といったコツがあります。30代ニートが正社員になる方法について「30代は就職できない?フリーターや未経験でも就活に成功する方法を解説!」のコラムで詳しく解説していますので、こちらも併せてご覧ください。

ニート全般におすすめする国家資格

この項では、年齢に関係なくニートからの就職に役立つ国家資格を紹介します。志望業界・職種がある程度絞れている人は、以下の国家資格を目指すのも良いでしょう。

宅地建物取引士

「宅建」の通称で知られる国家資格です。不動産取引における「重要事項説明書面の記名と押印」「重要事項説明書面の内容説明」「契約書面(37条書面)の記名と押印」は、宅建の有資格者でないと行うことができません。そのため、不動産会社では宅建の有資格者の設置義務があるので、この資格を持っていればニートも就職で有利になりやすいでしょう。そのほか、住宅ローンを扱う金融業界や、建築会社でも需要が高いようです。
ただし、難易度が高く、平均的な学習時間は300~350時間といわれています。独学で目指すのも可能ですが、参考書や通信講座を活用し、計画的に学習するのが重要です。
宅建の仕事については「宅建の仕事内容とは?事務でも働ける?資格の取得法も解説」のコラムで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

旅行業務取扱管理者

旅行業務取扱管理者は旅行業界で唯一の国家資格です。旅行会社の営業所には、必ず1名は旅行業務取扱管理者を配置しなければならないため、就職で有利になります。受験資格に制限はなく、マークシート式で60%以上が合格ラインなので、旅行業界が未経験のニートも挑戦しやすいでしょう。
試験には「総合旅行業務取扱管理者試験」「国内旅行業務取扱管理者試験」「地域限定旅行業務取扱管理者試験」の3種類があります。いずれの試験でも、旅行業法や旅行業約款、宿泊約款や旅行実務について出題があり、「総合旅行業務取扱管理者試験」では英語の出題もあるようです。

登録販売者

登録販売者は医薬品を販売するための専門資格です。この資格があることで、風邪薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類のみ)について説明・販売ができるようになります。そのため、薬局やドラッグストアへの就職はもちろん、製薬会社の営業職や介護施設でも需要があるようです。
受験資格に制限はなく、独学でも合格を目指せます。試験は都道府県ごとに実施され、試験内容も合格率も異なるのが特徴です。試験日程も開催地ごとに異なるため、複数の試験を申し込めば合格のチャンスを増やせます。

通関士

通関士とは、輸出入に関わる通関手続きを行う人をいいます。通関手続きとは、書類作成や法令遵守のチェック、関税の審査などのことです。専門知識が必要なので、通関士試験に合格すると輸出入を行う商社や倉庫会社、運輸会社や物流会社などの就職に役立ちます。
通関士試験は貿易関連で唯一の国家資格で、通関士業務の仕事に就職して初めて資格が認められるものです。通関業務部門のない商社やメーカーなどに就職した場合は、通関士の資格は与えられません。そのため、就活では「通関士」と名乗るのではなく、「通関士試験に合格」と説明するのが適切です。
通関士試験は受験資格に制限はないものの合格率が低く、難関資格の一つといわれています。また、就職できたとしても、通関手続きでミスが重なると会社が業務停止処分となる恐れがある、厳しい仕事です。正確性や計算能力に自信があるニートの方に向いています。

ファイナンシャル・プランニング技能検定

ファイナンシャル・プランニング技能検定は国家検定で、この試験に合格した人のみが「ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗れる、名称独占資格です。職業としてはファイナンシャルプランナーの名で知られ、同名の民間資格もあります。
ファイナンシャルプランナーは、税金、年金、保険、投資、住宅ローンといった金融に関する知識が深く、ライフプランに合わせた資金計画が立てられる専門家です。保険会社や銀行、不動産会社などに就職したい人に役立ちます。試験には1級・2級・3級の3段階があるので、まずは3級を目指しましょう。

衛生管理者

衛生管理者とは、働く人の健康を守る役割を持つ人です。従業員数が50人以上の職場では、衛生管理者の設置が義務付けられています。難易度が高く、有資格者の確保が難しいといわれているため、この資格があればニートから正社員になる可能性を高められるでしょう。
ただし、受験資格として大卒の場合は1年以上、高卒の場合は3年以上の実務経験が必要です。実務経験とは、以下のような例をいいます。

・健康診断実施に必要な事項又は結果の処理の業務
・作業条件、施設等の衛生上の改善の業務
・自衛隊の衛生担当者、衛生隊員の業務
・保健衛生に関する業務

現在働いていなくても、過去に上記の経験があれば受験資格を得られます。
衛生管理者の仕事は、「長時間労働やストレスで健康を害している社員がいないか」「職場は清潔か」「救急用具はいつでも使える状態か」といった職場環境についてチェックと改善をすることです。この資格は、業界に関係なく必要とされるため、就職先の選択肢を広げるのに役立つでしょう。

工場や施設管理の仕事を目指す人におすすめの国家資格

工場の作業員やビル管理・商業施設管理の仕事を目指したいニートには、「エネルギー管理士」「ボイラー技士」「電気工事士」といった国家資格もおすすめです。
いずれも専門性が高く、手に職といわれる資格の一つ。特に、業務独占資格のボイラー技士や第一種電気工事士の資格があれば、就活で有利に働く可能性が高いでしょう。

ニートが資格を取るためにおすすめの勉強法

ニートが資格を取るための勉強法には「学校に通う」「通信講座を受ける」「独学」の3つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。

1.学校に通う

専門学校や資格スクールのメリットは、勉強する環境が整っている点です。テキストやカリキュラムが用意されており、ある程度の学習計画は学校側が立ててくれます。また、分からないことがあれば講師に直接質問できるので、資格取得に不安のあるニートにおすすめです。
また、通学は社会人生活の練習にもなります。ニート期間が長く、昼夜逆転の生活や人との関わりがないことに慣れてしまった人は、「時間に合わせて行動する」「人とのコミュニケーションに慣れる」といった練習のためにも、通学するのが良いでしょう。

2.通信講座を受ける

「すぐに生活を変えるのは不安」「学費がない」というニートには、通信講座がおすすめです。通信講座は通学に比べて学費を安く抑えられることや、自分のペースで勉強が進められるといったメリットがあります。学校のように不明点をすぐに質問することはできませんが、Webサイトやメールを活用したバックアップ体制が整っている講座が多いようです。
通信講座はどこにいても受講できるので、「近くの学校に希望の講座がない」「自分に合った先生を選びたい」と考える人には良いでしょう。

3.独学で勉強する

計画性や忍耐力に自信がある人は、独学で資格取得を目指すのも方法の一つ。独学は学習方法のなかで最もコストがかからないのがメリットです。ただし、分からないことがあっても自分で解決しなければならず、試験日程の確認やスケジュール管理もすべて1人で行わなければならない厳しさがあります。「1人でモチベーションを保てる自信がない」「どの参考書を選べば良いのか分からない」という人には向いていないでしょう。
勉強を習慣にして独学での資格取得に挑戦したいニートの方は「習慣化することで得られるメリットとは何か」のコラムで紹介している、習慣化のコツをご覧ください。

資格に頼らずニートが就職に成功するコツ

資格がなくても、ニートが就職に成功するコツはあります。自分の年齢やニート期間の長さを考慮し、資格よりも早めの就職を目指したい人は、以下の4点に着目しましょう。

1.ニート期間を少しでも短くする

前述の通り、ニート期間は短いほうが就職には有利です。ニート期間が長いほど「働く意欲が低い」「辛いことがあるとすぐに辞めそう」といった懸念を抱かれやすくなります
ニート期間が短ければ、ニートになった理由を明確にすることで採用担当者の懸念を払拭できるでしょう。また、「本当は働きたかったが、事情があってニートになった」という説明も通用します。
年齢的にも若いほうが就職しやすいので、少しでも早く就活を始めるのが大切です。

2.未経験歓迎の求人を選ぶ

未経験歓迎の求人には、「幅広く人材を確保したい」「ポテンシャル重視で採用したい」といった背景があるため、資格がないニートも採用される可能性があります。
また、このような求人を出す企業は、入社後の教育制度や資格取得支援制度が充実していることも多く、スキルアップを目指したいニートに向いているでしょう。面接では、「これからは真面目に働きたい」「スキルを身につけて企業に貢献したい」といった意欲を示すのがポイントです。

3.雇用形態に関わらず職歴を作る

いきなり正社員になるのが難しい場合は、アルバイトや派遣社員からスタートするのも方法の一つです。ニート期間を長引かせるより、まずは職歴を作ったほうが正社員を目指しやすくなる場合もあります。また、正社員登用制度のあるアルバイトや紹介予定派遣なら、就業先で正社員として採用される可能性もあるでしょう。
どのような雇用形態であっても、働くことで実務が分かり、ある程度のスキルも得られます。社会人としてのマナーやコミュニケーション能力も身につくので、ニート生活を続けるよりもメリットは大きいでしょう。

4.就職支援サービスを活用する

ニートが資格なしで就職を目指すなら、就職支援サービスを活用するのがおすすめです。就職支援サービスには、公的機関のハローワークや民間の就職エージェントがあります。求人紹介だけでなく、就活方法や書類作成、面接などについて個別相談ができるほか、ビジネスマナー講座やスキルアップセミナーなども受講可能です。
民間の就職エージェントのなかには、特定の業界に特化したものや、ニートを対象としたものもあります。また、求人サイトには出ていない非公開求人を紹介してもらえる場合もあるので、就職の選択肢を広げられるのもメリットです。

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