資格手当の相場はどのくらい?収入アップにつながる?資格別にご紹介

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この記事のまとめ

  • 資格手当は、企業の指定する資格を持っていたり新たに取得したりすると支給される
  • 資格手当の給付は企業の任意なので、相場の金額幅が大きい傾向がある
  • 資格手当の相場が高いのは、建設業界やIT業界
  • 未経験で資格手当の相場が高い仕事に就くなら建設業界やIT業界、介護業界がおすすめ

資格を持っていると就職に強いといわれていますが、資格手当はどのくらいもらえるのか相場が気になる方は多いのではないでしょうか。資格手当の給付は任意のため、企業によって大きな差があります。企業の規模や業務に直結するかどうかも、金額を左右するようです。このコラムでは、主な資格に関する手当の相場をご紹介。また、資格が重視されやすい業界やおすすめの資格についても解説するので、是非参考にしてください。

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資格手当とは

資格手当とは、企業の指定する資格を持っていたり、資格試験に合格して取得したりした際に支給される手当のことです。支給は法律で定められておらず、企業の任意となっています。
資格手当が支給されているかは、就業規則の賃金規定で確認が可能です。
資格手当には毎月支給されるものと合格報奨金があり、資格手当は、企業の指定する特定の資格を持っている場合に、月給に上乗せされます。一方、合格報奨金は、資格試験に合格した際に一時的に支払われます。この特徴から、長期的な収入アップを期待するなら合格報奨金ではなく、毎月支給される手当がある資格を目指すといいでしょう。

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主な国家資格の資格手当の相場一覧

資格手当が支払われる国家資格と手当の相場は、以下のとおりです。

国家資格資格手当の相場
社会保険労務士3万円~5万円
宅地建物取引士1万円~3万円
社会福祉士1万円前後
介護福祉士5,000円~1万円
管理栄養士5,000円~3万円
中小企業診断士1万円~3万円
危険物取扱者3,000円~1万円

社会保険労務士

社会保険労務士は、労務や社会保険の専門家。資格手当の相場は、3万円から5万円といわれています。
社労士は企業が行政に提出する書類作成や賃金台帳、就業規則作成に対する独占業務資格です。そのため難易度も高いぶん、資格の希少性や特性から資格手当が高いと考えられるでしょう。独立も可能ですが、人事や労務の分野で重宝される資格です。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は不動産の取引の専門家で、契約を結ぶ際に重要事項の説明をするのが役割。資格手当の相場は、1万円から3万円といわれています。
社労士と同様に、宅建士も重要事項の説明や記名において独占業務資格となっており、さらに不動産を扱う事業所には5人に1人以上の宅建士を配置する義務があります。そのため、不動産業界をはじめ金融など幅広い業界で需要の高い資格といえるでしょう。

社会福祉士

社会福祉士は、精神的や肉体的にハンディキャップがある人に対して助言を行う仕事で、一般的にはソーシャルワーカーと呼ばれます。
資格手当の平均は1万円前後。詳しくは「就活アドバイザーが教える!社会福祉士・介護士・ホームヘルパーのお仕事」のコラムをご覧ください。

介護福祉士

介護福祉士は、介護に関する専門知識や技術を持っていることを表す資格です。資格手当の平均は9,055円で、相場は5,000円から1万円といわれています。
介護業界は需要の高まりに対して働き手が足りておらず、未経験で働きながら資格取得を目指せます。未経験からスタートした場合は、働きながら「介護職員初任者研修」を取得し、ステップアップしていくのが一般的でしょう。

管理栄養士

管理栄養士は、栄養管理や食事指導をするのが仕事です。病院や学校など、多くの人の食事を作るところでは、必ず一人配置することが求められています。
資格手当の相場は、5,000円から3万円といわれています。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営に関して助言を行う仕事。いわゆる経営コンサルタント業務を行えます。経営に関する知識が身に付き、問題点を見つけて解決法を提案できるのが特徴。コンサルタントとしては唯一の国家資格であり、難易度も高いため取得していると大きなアピールになるでしょう。
資格手当の相場は、1万円から3万円といわれています。

危険物取扱者

危険物取扱者は、硫黄やガソリンといった危険物を扱う際に必要となる資格です。
資格手当の相場は3,000円から1万円といわれており、甲・乙・丙の3種類でもっとも広範囲の危険物を扱える「甲種」が高額。乙・丙種に受験資格が設けられていないのに対し、甲種は受験資格として実務経験や特定の科目を修了しているなど制限が設けられています。

主な民間資格の資格手当の相場一覧

主な民間資格の資格手当の相場は、以下のとおりです。

民間資格資格手当の相場
TOEIC2,500円~3万円
日商簿記検定1,000円~7,000円
ファイナンシャルプランナー1万円~2万円
秘書検定500円~1万円

TOEIC

ビジネスや日常生活での会話・文章能力を見るTOEIC。近年では資格手当の対象にする企業も多く、相場は2,500円から3万円ほどと大きな差があります。
一般的に、日系企業なら600点以上、外資系企業なら700点以上が必要といわれているため、これより低いスコアだと資格手当の対象にならないことも。また、認知度の高い資格のため「手当の支給は取得から12ヶ月以内」など期間を限定する企業もあるようです。

日商簿記検定

日商簿記検定では、3級は手当がつかないところが多いものの、試験の難易度が高くなる1級、2級に関しては付くところが多いようです。1,000円から7,000円が相場であるといわれています。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、お金や保険、不動産などの知識をもとに、アドバイスを行う仕事です。ファイナンシャルプランナーの手当は1万円から2万円といわれています。
銀行や保険会社、証券会社など、主に金融業界で必要とされることの多い資格です。

秘書検定

秘書検定の手当の相場は500円から1万円といわれています。
ビジネスマナーや一般常識を学べるため、秘書業務につかない方にも幅広く人気のある資格です。

フリーターの方で資格取得を検討している方には「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムも参考になるでしょう。

建築関係の資格手当の相場一覧

建築関係の資格手当の相場は、以下のとおりです。

建築関係の資格資格手当の相場
一級建築士3万円~5万円
施工管理技士5,000円~3万円
消防設備士1,000円~5,000円
消防設備点検技術者3,000円程度
電気工事士1,500円~5万円
電気主任技術者5,000円~3万円

建築関係は電気工事士などその資格を持っていないとできない独占業務があったり、業務に直接関係したりする資格が多いので、資格手当は比較的高額です。
一方で、国家資格が普及しているため、民間資格は資格手当が支給されない傾向にあります。
建築業界の企業は、資格取得の合格報奨金や資格取得のサポートを行っているところが多いため、新たに資格を取得したい方にはおすすめの業界です。

IT関係の資格手当の相場一覧

IT関係の資格手当の相場は、以下のとおりです。

IT関係の資格資格手当の相場
基本情報技術者5,000円程度
応用情報技術者5,000円~2万円
ITサービスマネジャー1万円~2万円
ITストラテジスト2万円~3万円
プロジェクトマネジャー1万円~2万円
ネットワークスペシャリスト1万円~2万円
エンベデッドシステムスペシャリスト1万円~2万円
システムアーキテクト1万円~2万円
システム監査技術者1万円~2万円
オラクルJava認定試験5,000円~2万円
オラクルマスター5,000円~2万円
シスコ技術者認定試験5,000円~2万円
マイクロソフト認定試験1万円~2万円

応用情報技術者やITストラテジストといった国家資格は幅広い知識に関する資格のため、資格手当が高い傾向にあります。
民間資格であるオラクルJava認定試験やシスコ技術者認定試験などは、自社製品の知識を証明するために作られた資格です。そのため、企業によって資格手当が支給されない場合もあるでしょう。
資格手当の有無は企業によって変わるため、就業規則などを確認しておくと安心です。

IT関連の資格に興味のある方は「ITパスポートで就職が有利になる?資格や試験の概要を詳しく解説!」のコラムもあわせてご覧ください。

今から資格を取るなら何がおすすめ?

今から資格を取るのであれば、知名度が高く需要も高いTOEICやファイナンシャルプランナー、宅建がおすすめです。

1.TOEIC

TOEICのスコアが高ければ、英語力を重視する求人も応募の視野に入れることができます。年間の試験回数も多いため、自分のペースで資格取得できる点も魅力。すでに紹介したように資格手当を設けている企業も多く、取得しておくと選べる業務の幅が広がるでしょう。

2.ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、保険業界などで活かせる資格です。まずは3級から取り組んで、2級を目指すとよいでしょう。1級は非常に難易度が高く取得が難しいですが、持っていればお金や保険、不動産に対する知識があることの証明になり、企業からも高い評価を受けられるでしょう。

3.宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産取引に関する知識を得ていることの証明になります。独学で取り組むことができるうえ、取得すると不動産業界の就職では評価されやすいのでおすすめです。ただし、試験は1年に1回しかないため、十分な準備をして挑戦しましょう。

資格を活かして収入をアップを狙える3つの業界

資格を活かして収入アップを狙える業界は、以下の3つです。

・IT業界
・建設業界
・介護業界

就職する際の業界選びの参考にしてみてください。

1.IT業界

IT業界では資格がスキルや業務に直結するので、資格手当や合格報奨金を支給する企業が多いです。資格取得が評価されやすいので、コツコツと資格を取って収入を上げたいという人に向いているでしょう。
また、IT業界は未経験者を受け入れる企業が多いのも特徴です。これまでIT業界での経験がなくても働きながら仕事を覚えられ、資格取得で業務の幅が広がっていきます。

2.建設業界

建設業界では資格が業務に直結するうえに独占業務も存在するので、資格が重要視されます。建設業界は人手不足といわれており、IT業界同様に未経験者でも受け入れる企業が多いようです。まずは現場で経験を積み、その後資格を取得しながらキャリア形成ができる点は大きなメリットといえるでしょう。

3.介護業界

介護業界も、ITや建設と同様に未経験者を受け入れる土壌があります。現場で働きながら技術を身に付け、経験をもとに資格を取ってキャリアアップが狙えます。また、高齢化社会の影響や、近年政府が介護業界の待遇改善に力を入れていることから、これから活気づいていく業界といえるでしょう。先述した介護福祉士以外にも介護初任者研修、介護実務者研修の資格に対しても手当を支給する企業が多いようです。

資格手当を支給しない企業も多いなかで、これらの業界では業務に直結することから資格を重視し、手当を支給する企業が多いのが特徴です。資格手当で収入アップを目指したいという方は検討してみてはいかがでしょうか。

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資格手当の相場に関するQ&A

ここでは、資格手当の相場に関してよくある質問と回答をまとめました。

資格手当にはどんなものがありますか?

企業から給付されるものには、資格手当と合格報奨金の2種類があります。資格手当は、資格を取得していると毎月の給料に上乗せされるもので、合格報奨金は資格を取得したときに支払われるものです。資格手当の支給は企業の任意なので、その有無や金額はそれぞれ異なります。

資格手当の相場が高い業界はどこですか?

資格手当の相場が高い業界は、建設業界といわれています。建設業界では資格が業務に直結するので、資格手当や合格報奨金を給付する企業が多いようです。また、人手不足といわれているので、他の業界より資格手当を充実させる企業が多いのも理由でしょう。建設業界の就職に関しては「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムもご参照ください。

今から取れるおすすめの資格はありますか?

TOEICやファイナンシャルプランナー、宅建がおすすめです。これらの資格は独学で取得しやすいうえに、取得しておくと就活の際に評価される可能性が高いからです。TOEICなら英語を使用する業務、ファイナンシャルプランナーは保険業界、宅建は不動産業界でそれぞれ評価される傾向があります。宅建に関しては「ニートが宅建の資格を取れば就職できる?試験に受かる勉強法も紹介!」のコラムも参考にしてください。

資格手当を支給する企業に就職したいです

資格手当を支給する企業に就職したいのであれば、未経験から挑戦でき、働きながら資格を取るのを奨励してくれる傾向がある業界を選ぶとよいでしょう。たとえば、IT、建設、介護といった業界があたります。資格手当が充実している企業がなかなか見つからないとお悩みの方は、ハタラクティブにご相談ください。専任の就活アドバイザーが、あなたに合った求人を厳選してご紹介します。

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