給料振込時間は？コンビニATMでは0時になったら引き出せる？

待ちに待った給料日。
「朝一で給料を引き出せるかな？」と、振り込み時間が気になる人も多いのではないでしょうか。中には「給料日なのに振り込まれていない！」という事態に遭遇した人もいるでしょう。
このコラムでは、ATMや窓口などサービスごとの給料振込時間について解説。また、給料が振り込まれていない場合の対処法についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

給料振込時間は何時？コンビニが早く引き出せる？

労働基準法によって「給料は、給料日の午前10時には引き出せるようにしなければならない」と定められています。そのため、給料日の1週間前までには入金手続きを済ませている会社が多いです。
では、実際に給料を引き出せるのは何時でしょうか？これは、使用するサービスによって異なります。それぞれのケースを以下で見ていきましょう。

銀行窓口の場合

各金融機関の営業開始時間が給与引き出し可能な時間帯となります。もし、給料日が祝祭日にあたるときは、その前の営業日までに振り込まれていることが一般的です。

ATMの場合

ATMの場合は、給料日とされる日の午前0時までには振り込まれていることがほとんどです。そのため、コンビニなどに設置してある24時間ATMなら、午前0時以降の時間帯であれば引き出しが可能とされています。
銀行に設置してあるATMは金融機関別のサービス開始時間からの使用が可能です。

ネットバンキングの場合

24時間利用可能なネットバンキングでは、ATMと同じように午前0時以降には引き出しが可能です。ただし、各ネットバンキング会社の利用可能時間帯によって異なります。

給料日に入金されていないこともある？

給料日に振込の確認ができないときには、何らかのトラブルが発生している可能性が考えられます。たとえば、銀行側のシステムトラブルや会社側の手続きミスなど原因はさまざま。もしも、トラブルではなく会社側の支払い遅延や未払いの場合は、法律に抵触する場合があります。

賃金5原則とは？

労働基準法24条に、賃金の支払い方法に関する5つの原則があります。詳細は以下のとおりです。

・通貨で支払わなければならない
・直接労働者本人に支払わなければならない
・全額を労働者に支払わなければならない
・毎月1回以上支払わなければならない
・毎月一定期日に支払わなければならない

賃金の支払いにおいて、上記の項目が守られていない場合は労働基準法に違反します。もしも、給料の未払いや遅延があった場合には、労働基準監督署に相談しましょう。

参照元
労働基準法第24条（賃金の支払）について

一部の中小企業では、給料日当日に振り込み担当者が銀行窓口へ足を運び入金手続きをすることがあります。この場合、給料日の午前10時に引き出しは不可。15時までに給料が入金がされた場合は当日に、15時を過ぎた場合は翌営業日に振込が反映されます。

一般的な給料日

企業によって異なりますが、給料日は10日、15日、25日、末日が一般的です。中には、公共料金やクレジットカードの支払日に合わせて給料振込み日を変えたいという人もいるでしょう。しかし、給料振込み日は雇用契約で定められているため、私情で変更することはできません。ただし、クレジットカード会社であれば、支払い日を変更できる場合があります。そのため、給料日と支払い日の調整をしたい方は、利用しているクレジットカード会社に支払い日変更について確認してみると良いでしょう。

金融機関の営業時間

銀行窓口の営業時間は、9時〜15時が一般的です。ATMは設置場所によって異なり、深夜0時まで利用できるATMもあれば、17時までというところも。窓口の営業時間やATMの利用可能時間はそれぞれ異なるため、各銀行のホームページを確認しましょう。

給与トラブルの対処法について

給料が振り込まれていない場合や振り込まれた金額が間違っていた場合は、すぐに会社に確認をしましょう。詳しい対処法は以下のとおりです。

給料が振り込まれていない場合

給料が振り込まれていない場合は、まずは会社で給与支払いをしている部署へ確認しましょう。もし、問い合わせても給料が支払われない場合は、労働基準監督署に相談してくださいなお、未払賃金が請求できる期間は3年とされています。

振り込まれた金額が間違っている場合

振り込まれた給料の金額が異なるときも、まず会社側に確認を取りましょう。いつもより金額が多い場合には、何かしらの手当が支給されていることも。逆に少し金額が少ないときには、税金や保険関係の影響が考えられます。

なお、金額が多いときには注意が必要です。いつもより少し多かった振込金額を見て、「なにか手当がついたのかな？」と、確認せずに引き出すことはやめましょう。入金ミスの場合は、会社の指示により返済を求められることがあります。給料を受け取ったら、必ず給与明細と振込金額を確認するようにしましょう。

給料を振り込まれないまま会社が倒産した場合

給料を振り込まれないまま会社が倒産した場合は、「未払賃金立替払制度」という制度を利用して、未払い分の給与の一部を立て替えてもらうことが可能です。未払賃金立替払制度は、労働基準監督署に相談することで利用ができます。

給料日に振り込まれるはずのお金が入金されていないと、生活に支障をきたしかねません。給与トラブルに見舞われるのはもう嫌だ…という方は、転職を検討してみてはいかがでしょうか。
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給料日が土日の場合、振り込みはいつ？給料の疑問を解消するQ＆A

働く人が疑問に思う給料日のあれこれを、Q＆Aで解説します。

給料日が土日の場合、振り込みはいつになりますか？

前倒しで金曜日に振り込まれる場合と、後ろ倒しで翌週の月曜日に振り込まれる場合があります。
前倒しの場合、25日の日曜が給料日だとしたら、23日の金曜日に振り込まれる形です。前倒しになるか後ろ倒しになるかは企業によって異なるので、気になる方は勤め先に確認しましょう。
詳しくは、「前倒し？後ろ倒し？給料日が土日に重なったらどうなる？」をご覧ください。

一般的に給料日はいつ頃になるのですか？

給料日は企業によって異なりますが、「5日・10日・15日・20日・30日」の「五十日（ごとうび）」が一般的。中でも、15日・25日支払いの企業が多い傾向にあります。
また、国家公務員は職種によって16～18日が給料日と定められています。地方公務員の給料日は自治体によって違いますが、21日頃が多いようです。
さらに知りたい方は、「締め日や振込時間はいつ？知っておこう給料日のあれこれ」が参考になります。

給料が振り込まれる時間は何時頃ですか？

多くの企業は事前に振り込み手続をしており、給料日の朝に一斉に給料が振り込まれます。また、ネットバンクや大手銀行のATMでは、給料日に日付が変わる午前0時に振り込まれ、その時点で引き出しが可能です。
ただし、一部の小規模な企業では給料日の朝に担当者が振り込み手続きを行うため、入金が遅くなることもあります。
詳しくは、このコラムの「給料日当日、振り込まれる時間は何時？」をご覧ください。

アルバイトと正社員の給料日は違うのですか？

ほとんどの企業で、アルバイトと正社員の給料日は同じです。ただし、給料日を揃えなければならないというルールはないので、給料日が別日であってもおかしくはありません。
また、支払い体系が「日払い」「週払い」のアルバイトをしている人は、正社員の給料日とずれるのが普通。日払いではその日のうちに、週払いでは働いた週の最終日に給料がもらえます。